事件が発生したのは、25日午前6時40分頃。複数の利用者から「(常磐自動車道)の上り線で逆走している車がいる」と通報があったのだ。県警高速隊がいわき四倉~広野インターチェンジ間で逆走している自動車を発見し、保護した。幸い事故などは起きなかった。
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問題の車を運転していたのは80代の男性で、約18キロにわたり逆走していた。事件の影響で、いわき四倉~常磐富岡間の上り線が約45分間通行止めとなった。事情を聞かれた男性は「なぜ高速道を走っていたのかわからない」と話しているという。一歩間違えれば死亡事故にもつながっていたこの事件。運転者が高速を走っていた自覚がないという事実は驚きだ。
この事件に、ネットユーザーからは「どうしようもない。やっぱり年齢で一律免許返納をさせるべきだと思う」「認知症だったのではないか。認知症がハンドルを握っていることに驚きを隠せない。家族は何をしていたのか。刑事責任を問いたいくらい」「似たようなドライバーが山ほどいる。自分も運転をしていて危ないと思ったら、運転手がジイさんだった。国土交通省は日本人の生命を守る気がない」などと怒りの声が上がる。
また、「なぜ高速道に入ったかもわからないような人間がどうして運転できるのか」「家族が監視していても勝手に車に乗ってしまう可能性もある。難しい問題」「自分がしたことを説明もできない。高齢者に若者や中年が殺される」などの指摘も出ていた。