だが、その後に旧統一教会との接点が明らかに。2012年に秘書とともに参加した勉強会が、旧統一教会の関連団体と関わりがあったようだ。辻元氏は政権批判の急先鋒と言えるだけに、これは「ブーメラン」なのではないかと話題となっている。
>>れいわ大石議員、更に山口敬之氏からも訴えられ寄付金呼びかけ「自分の言動の結果なのに」疑問の声も<<
辻元氏はこれまでにも2002年に秘書給与流用問題が発覚し、議員辞職。2017年に森友学園問題が起こると、隣接する野田中央公園の用地取得に関し、辻元氏の関与が取り沙汰されている。政権批判キャラが定着しているためブーメランを浴びやすく、辻元氏のSNSでもそういったコメントが見られる。
辻元氏のように、政治家の特徴を端的に表したユニークなあだ名は、ほかにも存在する。
現職の総理大臣である岸田文雄氏は、さまざまなトピックに対し「慎重に検討」といったフレーズを多様することから、「遣唐使」をもじった「検討使(けんとうし)」のあだ名が付いた。これを国会で国民民主党の玉木雄一郎代表が紹介し、話題となった。
岸田内閣では総理だけでなく、加藤勝信厚生労働大臣には「たわし」のあだ名が存在する。加藤氏の頭の髪の毛が固そうに見えるため付けられたニックネームのようだ。官房長官だった2020年当時、これを記者から問われると「しっかり磨くための道具でありますから、自ら磨いて行きたいと思います」とユーモアで返し、話題となった。
何とも不名誉なあだ名を付けられてしまったのが、小渕優子衆議院議員だ。経済産業大臣件兼内閣府特命担当大臣在任中の2014年に、政治資金規正法違反が発覚。東京地検特捜部が関係先に立ち入るも、複数のハードディスクがドリルでデータ取得が不可能な状態に破壊されていた。このエピソードから「ドリル優子」の名前が広まってしまった。
昭和の名物総理として知られる田中角栄氏(1993年に死去)は「コンピューター付きブルドーザー」と呼ばれていた。田中氏と言えば豪傑なイメージもあるが、実際はかなり頭脳明晰で数字に強い人物だったようだ。
あだ名一つとっても、政治家それぞれのキャラクターが強く表れていると言えるだろう。