問題となっているのは、キリンホールディングスが明治大学との共同研究で開発した、「塩味を感じることができる食器」を取り上げていた際の一幕。この食器は電力により味の調整ができる食器デバイスで、電源を入れるとこれまで舌では感じることが出来なかった塩味のもとであるナトリウムイオンが固まり、舌やその周辺に伝わるとのこと。
>>玉川徹氏に「慎重に発言しろ」と猛批判 宗教1世に入信を「自分で選んだ」発言で物議<<
つまり、薄味の料理でも塩味を濃く感じることができるという。
この話題に、玉川氏は「これ、もしも甘味も強く(感じられるように)なるんだったら、アルコールも強くなるかもしれないね」と将来的に甘味やアルコール度も増強させるデバイスが出る可能性に言及。「今、微アルみたいなの飲んでますけど。体にアルコールは摂りたくないけど、舌としてアルコールは感じたいわけじゃない。そういうのに応用できないのかな?」と興奮気味に語った。
さらに、玉川氏は「むしろそれをやって!」と切望し、「だったら、車の運転の前とかでも。今、微アルでもOKなんだよね?」と発言。一瞬、スタジオ出演者が戸惑うと、玉川氏は「微アルは確かいい。あれ、アルコール飲料じゃないんだもんね」と説明していたが、司会の羽鳥慎一アナウンサーが「ちょっと要確認。この場で断言できないですね」と注意していた。
「微アル」こと「微アルコール飲料」は、主に0.5%~0.9%のアルコールが含まれている飲み物。日本の酒税法においてアルコール1%未満のものは「ノンアルコール飲料」として扱われており、法律上はお酒ではないものの、飲む量や体質などでは呼気からアルコールが検出されることもある。そのため、多くの微アル商品の公式ホームページには「運転される方などは飲用をおやめください」といった注意喚起がなされている。
この玉川氏の発言に、ネット上からは「ダメに決まってるでしょ」「問題発言」「まさか普段微アル飲んで乗ってんのか?」「0%のノンアルと勘違いしてるのか?」「情報番組でこんなこと言っちゃだめでしょ」というツッコミが殺到していた。
なお、番組では直後に「運転前に微アルは飲んではいけない」という軽い訂正が入り、玉川氏は「残念でした」とおどけていた。