「彼と同棲を始めて、気付いたことがありました。彼は、なんでも“ちょっと開ける”のです。例えば、洋服ダンスなど、全段ちょっとずつ開けっ放しにします。トイレも同じで、いつもドアをちょっと開けながら用を足していました。
>>太ももに名前を刻まれて~女がドン引く瞬間~<<
また、ある日一緒に出かけた時。彼が途中でトイレに行き、戻ってきた際、ファスナーが少し開いていました。いつものことだろうと放っておくと、あとで彼が気付いて、“早く教えてくれよ”と言ってきました。それは怒るんだなと思いました」
気になる部分がありながらも、しばらく同棲生活が続いたという。しかしある時、彼女は衝撃の場面を目撃してしまったそう。
「私が仕事から帰って来た時です。すでに彼も帰って来ているようでした。プライベートの部屋がそれぞれにあり、彼は自分の部屋にいる気配がありました。見てみると、いつものようにドアがちょっと開いていました。
私に気付いていないようだったので、いきなり入って驚かせてやろうと思い、隙間から中を覗きました。すると彼はパソコンの前に座って、何やら会話をしていました。リモートで仕事でもしているのかと思ったけど、相手は女性で、しかもイチャイチャした会話をしていました。完全に浮気でした。
私がしばらくジーッと覗いていると、彼が気付いて振り返り、“なに覗いてんだよ!”と言ってきました。“お前が開けてるからだろう”とケンカに。そのまま別れ話になり、破局しました」
なんでもちょっと開けて隙間を放っておく人間は、心にも隙があるということなのかもしれない。
写真・Stella Dauer