この校長は同じ学校に勤務する部下の男性教諭に対し、挨拶を無視したほか、児童の前で叱責する、嫌味を言うなど、パワーハラスメントを繰り返していた。男性教諭はこの行動に思い悩んでいた模様で、そのことを知った家族が教育委員会に相談した。
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相談の結果、女性校長の行動がパワーハラスメントに該当すると認定。減給3か月の懲戒処分とした。福島県内の教職員がパワーハラスメントで懲戒処分を受けたのは初めてだという。事態を受けた県教育委員会は「研修会を開催するなどして再発防止に努める」とコメントした。
福島県内では今年8月、福島大学の教授が県会計年度任用職員のスクールカウンセラーとして勤務していた4月、18歳未満の少女にわいせつ行為をしたほか、今年6月にも郡山県内の男性高校教諭が準強制わいせつで逮捕され、両者とも懲戒免職処分となっている。
校長が「挨拶を無視する」など、いじめレベルの行為に及んでいたことについて、ネットユーザーからは「こんな幼稚で陰湿な行為をする人が校長、しかも減給だけで済むなんて。あり得ないね」「目の前でイジメが展開されている。こういう行為を真似する、面白がるなどする子どももいるでしょうね」「本当に陰湿。こんな陰湿な校長の下で働きたくないね」と憤りの声が上がる。
また、「こんな人材を校長として働かせる福島県教育委員会は異常」「旭川のイジメ事件もそうだけど、県教育委員会が全く機能していない。単なる天下り先になっている」と教育委員会の処分に異議を唱えるネットユーザーも多かった。