アメリカ・コロラド州で、59歳の父親が当時13歳の息子に自身の恥ずかしい写真を見られたことで動揺し、息子を殺害した事件で、父親に有罪判決が言い渡されたと海外ニュースサイト『THE Sun』と『The Daily Star』などが7月18日までに報じた。
報道によると、2012年11月、息子は感謝祭のため父親の元を訪れていたという。感謝祭とは、収穫や恵みに感謝する祝いの行事で、感謝祭の日はアメリカでは家族や親類らで集まり食事をする慣習がある。息子の父親と母親は離婚しており、息子は母親の元で育てられていたが、感謝祭の日は離婚時の法的な取り決めにより、父親と過ごすことになっていた。父親が一人暮らしであったのか、当日、息子と父親のほかにも誰かいたのかなど具体的なことは明かされていない。
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息子は感謝祭のため父親の家を訪れたが、その際、父親の家で父親がブラジャーを身につけ、おむつについた便を食べている写真を見つけた。息子がどこで写真を見つけたのかは不明である。父親は息子に自分がブラジャーを身につけ、おむつについた便を食べている写真を見られたことで、動揺し、精神をコントロールできなくなって息子を殺害したという。詳しい殺害方法は不明であるが、父親は自宅の居間で息子を殺したと見られている。
息子が感謝祭の後、行方不明になったことで警察は息子が失踪したとして捜査を開始した。息子が失踪したことを誰が警察に相談したのかについては不明である。息子が父親の元を訪れてから約2年後の2014年、息子の遺体が父親の家の近くの森林で見つかった。その後、警察が父親の自宅を捜査し、父親の自宅から息子の血が見つかったことなどを理由に父親は事件から4年後の2016年に殺人の罪で逮捕されたという。
逮捕後、裁判は10回以上延期されたが、2021年6月に再開され、検察官側が提示したなんらかの証拠によって息子が父親の恥ずかしい写真を見たこと、そして恥ずかしい写真がきっかけで父親が息子を殺害したことが証明された。その後、7月に評決が下され、父親には有罪判決が言い渡されたという。裁判が延期になった具体的な理由は明かされていないが、父親側は、息子は森でクマやライオンにかみ殺された可能性があるとして、無罪を主張し続けていたそうだ。刑は10月に宣告されるが、父親は最大で48年間の刑務所行きの刑が下される可能性があるという。
このニュースが世界に広がると、ネット上では「どんなことがあったとしても親が子を殺すなんてあり得ない。父親は異常」「確かに恥ずかしい写真だけど、殺すなんて父親はプライドが高すぎる」「無罪を主張していたこともあり得ない。罪の意識がない」「自分の恥ずかしい写真を見られたことが原因で息子を殺すなんて、父親にとってはよほど隠しておきたかったことなのだろう。そういう趣味があること自体気持ち悪いけど、だったら写真なんて撮って残しておかなければよかったのに」「どこで息子が写真を見つけたのかは分からないけど、息子が見つけられる場所に写真を置いておくべきではなかった。それさえなければ殺人なんて起きなかったのかも」などの声が挙がっていた。
どのような理由があるにせよ殺人は許されることではなく、親が子を殺すことなど卑劣で理解に苦しむ犯行である。
記事内の引用について
「REVENGE 'MURDER' Dad ‘killed son, 13, after boy confronted him about disgusting photos that showed father eating FECES from a diaper’」(THE Sun)より
https://www.the-sun.com/news/3136004/dad-killed-son-confronted-over-photos-feces-diaper/
「Dad 'killed 13-year-old son after boy found pics of him in women's underwear eating poo'」(The Daily Star)より
https://www.dailystar.co.uk/news/latest-news/dad-killed-13-year-old-24374736
「Boy, 13, killed by dad after he found 'disgusting' snaps of him eating poo in underwear」(The Daily Star)より
https://www.dailystar.co.uk/news/world-news/boy-13-killed-dad-after-24556836