アメリカ・ミシシッピ州で39歳のトランスジェンダーの女が、整形手術をするため銀行強盗をはたらいたと海外ニュースサイト『The Daily Star』『New York Post』などが5月13日までに報じた。
報道によると、女は2019年2月、同州内の銀行に強盗に押し入ったという。女は窓口にいたスタッフに「1分で金を用意するか、それとも死ぬか」と書いたメモを見せた。スタッフが4800ドル(約52万円)を渡すと、女はその場から逃走したという。なお、銀行強盗をはたらいた当時、女は男性から性転換し、女性になっていた。
その後、女は銀行で盗んだ金を使い、メキシコで顔を女性化する整形手術をした。警察は女のスマートフォンにアクセスし、GPS機能で追跡していた。『The Daily Star』によると、女はほほと唇をふっくらとさせる手術を受けたという。この手術は男性から女性へと性転換した人に人気があるそうだ。
銀行強盗をはたらいてから約1カ月後、女はメキシコからアメリカ・ヒューストンの空港に戻ったが、ヒューストンの空港で強盗の疑いで拘束されたそうだ。警察は女がメキシコで整形手術を受けたという情報をつかんでいた。ヒューストン到着時、顔に包帯が巻かれていたことも逮捕の決め手になったという。『New York Post』は逮捕時と思われる、顔に包帯を巻いた女の顔写真を公開しているが、鼻全体を覆うように茶色のテープ状の包帯が巻かれている。また鼻の下から上唇にかけても包帯があった。女の唇は1.5倍ほどの大きさに膨れ上がっている。
この度、女の裁判が行われ、女には15年の刑務所行きが言い渡されたという。なお、女は2009年にも銀行強盗の容疑で逮捕されており、51カ月間刑に服して釈放されていた。
>>面接官に外見を笑われ9回の整形手術をした男性、動画を公開して話題に<<
このニュースが世界に広がると、ネット上では「整形のために銀行強盗をするなんて凶悪。銀行のスタッフは怖かったことだろう」「整形後の包帯が巻かれたままの顔で空港に行くなんて、警察はある程度見当をつけているだろうし捕まるに決まっている。詰めの甘さからも罪の意識がないのかと思ってしまう」「銀行強盗をした女が間違いなく悪いけど、トランスジェンダーの人は整形費用などお金がかかることは事実。資金繰りに苦しんでいたのだろう」「過去にも逮捕されているのに反省していないとしか言いようがない」などの声が挙がっていた。
一部では整形費用がかかることなど、トランスジェンダーの人に対する同情の声もあったが、強盗はもちろん罪。深く反省すべきだろう。
記事内の引用について
「Bank robber who stole to pay for gender reassignment surgery given away by bandaged nose」(The Daily Star)より
https://www.dailystar.co.uk/news/world-news/bank-robber-who-stole-pay-24095890
「Iconic Facce gets 15 years for robbing bank to finance plastic surgery」(New York Post)より
https://nypost.com/2021/05/13/plastic-surgery-bank-robber-puts-money-where-mouth-is/