カナダ・ケベック州で、夜間の外出禁止措置が取られている中、妻が夫に首輪をかけ、夫を犬だと主張して外出したと海外ニュースサイト『BBC』が1月12日に報じた。同記事によると、事件が起きた当日、同州では新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、午後8時から翌朝5時まで外出が禁止されていたという。ただし、ペットの散歩は許され、ペットの散歩という理由であれば午後8時から翌朝5時までの間でも外出することができた。
妻は午後9時頃、夫に犬用の首輪をつけ、夫とともに外出した。見回りをしていた警察が妻と首輪をつけた夫を発見し家に帰るよう注意したが、妻はペットの散歩をしていると主張。妻と犬用の首輪をつけた夫は警察の指示に従うことがなかったため、警察はそれぞれに1546カナダドル(約13万4000円)の罰金を科したという。
イタリアでは、夫婦喧嘩が原因で処罰された夫がいる。
イタリア・ロンバルディア州で、48歳の夫が妻と喧嘩をしたことで家を飛び出し、新型コロナウイルスの感染拡大防止のための外出禁止令を破ったとして処罰されたと海外ニュースサイト『UNILAD』が2020年12月に報じた。同記事によると、夫は妻と喧嘩をしたことで自宅を飛び出し、約1週間以上南に向かって歩き続けたという。妻は夫が家に帰らないことで警察に捜索願を出していた。夫婦がどのようなことで喧嘩をしたのかは不明である。
約1週間後の夜、夫は自宅から約280マイル(約450キロメートル)離れた場所で発見された。夫が発見された当時、イタリアでは新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、午後10時から翌朝5時まで外出が禁止されていた。夫が発見された具体的な時間は明かされていないが、警察は夫が外出禁止の時間帯に外出をしていたことで夫に声を掛け、夫を保護したという。夫はその後、警察によって自宅に返されたが、外出禁止令を破ったことで、400ユーロ(約5万2000円)の罰金を科された。
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リトアニアでは、新型コロナウイルスの感染を恐れた夫が妻に酷い仕打ちをした。
リトアニア・ヴィリニュスで夫が、妻が新型コロナウイルスに感染した可能性を疑い、妻を浴室に閉じ込めたと海外ニュースサイト『New York Post』が2020年3月に報じた。同記事よると、妻はイタリアに旅行したという中国人と知り合ったことを夫に報告したという。妻の報告を聞いた夫は、妻の知り合いが当時、新型コロナウイルスの感染が拡大していたイタリアから帰ってきたことと、新型コロナウイルスの発祥地と言われている中国出身であることで、妻が新型コロナウイルスに感染した可能性を疑った。妻の感染を疑った夫は、妻を浴室に閉じ込めたという。
妻は浴室に閉じ込められるも、電話を持っていたため、浴室から警察に通報。妻は駆けつけた警察によって保護された。警察によると、夫は医師に電話で相談し、妻を隔離した方がいいというアドバイスを受けたため妻を浴室に閉じ込めたと話しているという。なお、妻は夫を訴えておらず夫は逮捕されるなどの処罰は受けていない。
コロナ禍で生活様式が変化したことで、戸惑いがある夫婦も多いかもしれない。しかし、それは誰しもが同じであり、法を破っていい理由にはならない。
記事内の引用について
「Husband on leash breached Quebec's Covid curfew」(BBC)より
https://www.bbc.com/news/world-us-canada-55631198
「Man Walks 450km To Cool Off After Arguing With Wife」(UNILAD)より
https://www.unilad.co.uk/life/man-walks-450km-to-cool-off-after-arguing-with-wife/
「Man locks wife in bathroom over fear she might have coronavirus」(New York Post)より
https://nypost.com/2020/03/03/man-locks-wife-in-bathroom-over-fear-she-might-have-coronavirus/