ただ、こうした動きにも丸山議員の見方は冷ややかだ。丸山議員は「19年、翌20年あの頃に用いなかった『不法占拠』表現遠慮の外交姿勢に象徴されるが、未だに『今後も着実に交渉を』とロシアに貢ぎ続けてる。ずっと言うとるがロシアは返す気ないしロシア側も日本側でも利権化してる」と指摘。続けて、「“戦争で取り返すのは賛成か反対か?”それで大騒ぎする日本、ほんと敗戦国の末路だな」と皮肉ツイートを見せた。
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丸山議員は、北方領土のビザなし交流の場で、酒に酔った状態で「戦争で取り戻すのは賛成か、反対か」と発言し問題となり、所属していた日本維新の会から除名処分を受けている。ただ、この指摘には一理あるという声はかねてよりあり、ネット上でも「確かに。大騒ぎする内容はない」「正しいことを言う人が、なんで非難されるばかりか、辞職を迫られないといけないのか」といった共感の声が聞かれた。もちろん、「酒がなければよかったです」といったツッコミも見られた。
丸山議員は同日の別ツイートでは「軍事訓練しても憲法改正しても何やっても経済援助してくるこいつらってアホやな〜、とロシアは高笑い。北方領土へ行きゃ如実に感じるし、行ったことなくとも盲目的な“元島民かわいそう、日露友好を”じゃなくて客観的に考えれば分かる話。国際社会は日本の様に“お人好し”な国ばかりではないんだよなぁ」とも書き込んでいる。こちらにも、共感の声とともに「主張は興味ありますが、戦争で取り戻そうは乱暴な話でもっと戦略的に考えなければいけません」と慎重な立場に付く意見も見られ、賛否両論の形となった。
北方領土交渉が膠着状態が続いているだけに、丸山議員の鋭い批判はこれからも続きそうだ。
記事内の引用について
丸山穂高議員のツイッターより https://twitter.com/maruyamahodaka