逮捕された女は、今年2月22日から23日にかけ、自宅の電話から宇治市消防本部に119番を計61回掛けた。その全ては不要不急で、そのほとんどは無言電話や腹痛といった救急車を必要としないもの。ただし、3回は救急隊員が駆けつけており、その際は「タクシーで行くから帰れ」と追い返すこともあったという。
このニュースに、ネットユーザーからは「超迷惑行為。これをすることによって、本当に困った人が救急車を利用できなくなる」「救急隊員はいたずらとわかっていたとしても、ある程度必要性を感じれば駆けつけざるを得ない。そんな気持ちに付け入る最低の行為だ」と怒りの声が上がる。
また、「不要不急の用事で救急車を利用する人間は一定数存在する。規制を掛けてもいいのではないか」「以前、テレビで居酒屋に行く時、『マイ救急車』を用意すると発言して干された女優がいた。そういう認識の人間がまだまだいるのでは」「ちょっと酷すぎないか?防ぐ手立てを考えるべきだ」と言う指摘も。
一方で、「認知症だったのでは?」「精神に異常をきたしていたのではないか」と女の精神状態を案ずる声もあった。
救急車については「不要不急な対応依頼」が社会問題化しており、「有料化するべきだ」という声は常にある。しかし、そうなると、「お金がないから救急車が呼べない」という事態も発生してしまう。現在のように、「困っている人に無償対応する」システムが理想と言える。
一部のならず者によって、救急車が有料になってしまっては、多くの日本国民が困ることになる。女のしたことは、決して軽い罪ではない。