スマホに限らず、今はじっとしている時間が増えています。デスクワークでは椅子に座ってパソコンに向かうことが多いと思いますが、同じ姿勢や動作を続けすぎると筋肉や関節に疲労や炎症が起きて痛みが生じます。疲労を起こすといわれる乳酸がたまったり、酸素や栄養の不足も同時に起こります。
簡単なことですが、同じ姿勢を続けないようにすることが何より大事です。スマホやパソコンを連続して長時間使用するのを控えるのがベストです。1時間に1回程度、数10秒でよいので、首や肩を回したり、腰を伸ばしたりしましょう。緊張した筋肉や関節がほぐれて柔らかくなり、血行がよくなります。仕事がオフの時にはウオーキングや簡単な体操で筋肉をほぐして血行をよくし、気分転換するのも、さらなる予防につながります。
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監修/井尻慎一郎先生
井尻整形外科院長。医学博士。著書・監修書に『痛いところから分かる 骨・関節・神経の逆引診断事典』(創元社)、『筋肉のからくり 動かし方を変えるだけでコリと激痛が消える!』(宝島社)などがあるほか、論文、講演、テレビ出演などで活躍中。井尻整形外科HPはhttps://ijiri.jp