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バカ事件fromアメリカ・コロラド州編

 【4月15日木曜日 アメリカ・コロラド州ボルダー現地時間】

 黄色いTバック一丁のトップレス姿でガーデニングするおばさんに、近隣のコミュニティーが下した判断は…一体、何が彼女におこったか?

 コロラド州ボルダー警察当局は、今年3月からキャサリンさん(52歳)に関する苦情を、彼女の近隣から受けていた。キャサリンさんは、自宅でガーデニングをするときに、トップレスで、しかもTバック一枚で作業するらしいということである。しかし、半裸でガーデニングをすることは、全く違法ではなく、キャサリンさんは何も罪に問われることはない筈であった。ところが彼女の近隣コミュニティーの住人たちは、当然彼女の特別な趣味を見過ごすことは出来なかった。とりわけ、彼女の近所に住んでいる家族たちは、これを社会問題ととらえて、警察になんとか出来ないか、と要請していたようだ。結局、これら近隣住民からの数多くの苦情に対して警察は、「Tバックの代わりに、少なくてもシャツ1枚を着るのならいいでしょう」という見解を下した。ところが、キャサリンさんの夫、ロバートさんは、「トップレスでガーデニングすることは違法ではない、と事実を知りながら妻の行為に干渉することは人権侵害である」と述べることで、逆に警察に脅威を与えた。更にロバートさんは、「ボルダー市、または全コロラド州に於いても、全裸でガーデニングすることさえ、何ら法律で規制することは出来ないはずだ」とも述べた。

 被害届を出していた近隣住民たちは、キャサリンさんが相変わらずあそこを隠す程度のTバックと、手袋だけでガーデニングをしていることで、ボルダー警察に対して深く失望している。しかし、夫婦は何も違法行為をしているわけではないので、お咎めはない。

 4月14日水曜日、ボルダー市議会は、『公衆の面前に於ける裸禁止』の項目から『トップレス』を免除し続けることを可決した。この決定に対して都市住宅局は、近隣住民の意見に反するものだ、と述べている。今回の市議会による決定以前には、都市住宅局は多くの人間から、キャサリンさんとロバートさんに対して強制退去させるように脅迫されていた。

 ロバートさんは、今回の決定に関してたいへん満足しているそうだ。

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