JBCクラシックはヴァーミリアンから1秒差の4着。前走のJCダートは同じくヴァーミリアンから1秒5差の7着。もう終わったのか。だが、服部師はそんな空気を封じ込めた。
「JCダートは道中行きたがったのがすべて。こちらの指示もある程度行ってくれというものだったから難しかったと思う。前々走は出遅れて、道中は外を回る不利が響いた。いずれも力を出し切っていない」
ボタンの掛け違えのようなチグハグなここ2走。だからこそ、まだ終わっていないと断言できるのだ。
中間は順調だ。「前走から中4週あったからね。一度楽をさせてそこからじっくり仕上げられた」と師は笑みを浮かべた。23日の1週前は雨の影響で一杯の予定が馬なりに変更されたが、「大井までの輸送もあるし、心配ない」といい感じに仕上がっている。
その大井は<1101>の好成績。昨年のこのレースを制し、今春の帝王賞も2着している。「難しいコースだけど、最初のポジションをいかにスムーズに取れるか」と攻略法もしっかりインプットされている。
先日の有馬記念、中山を大得意にしていたマツリダゴッホが快勝した。コンコルドもコース実績を武器に再現を狙う。