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フジに遅れをとるNHK原発報道 その2

 フジに遅れをとるNHK原発報道 その2 NHKは巻き返したのか?

 日付が変わって12日(土)午前3時過ぎーー

 経済産業省の海江田大臣、続いて枝野官房長官のそれぞれの会見が行われた。

 今度もフジがいち早く枝野会見を生中継したが、先ほどとは若干違い、NHKも解説員がその詳しい情報を伝えようと試みていた。

 まずは、フジの報道によると、福島県内のすべての原発の炉心の水位は保たれているらしい。又先ほど危険ということだった福島第一原発の水位も燃料棒の上部3.4m上まで水位がある、という続報も、両会見の後に報じられた。

 しかしそのいっぽうでNHKは、この「安全だ」、という点にはあまり触れず。
 すなわち、海江田会見の内容であった、「同・福島第一原発“1号機”の炉心の周囲を守る鋼鉄性・ひょうたん型の格納庫内の圧力レベルが通常の4から6に上がっている(8で格納庫が崩壊する危険状態。)ので、格納庫内部の圧力を下げるために、放射性物質を含む格納庫内の水蒸気を外に放出する可能性」の点について、フジよりも詳しく懸念を報じていたのだ。

 NHKアナは、「でも放射性物質を放出するんですか?」というように突っ込み、解説員は、「外部につながる排気筒にフィルターがいくつかあり、それで放射性物質を取り除きながらの作業になる」としながらも、放射性物質のレベルが人体に影響は無い、というところまでは言及せず。
 NHKとしては、あくまで注視していきたい、という報道姿勢を保ったように見受けた。

 痛ましい被害が続々明らかになっているが、このように引き続き国民に真実だけを伝える報道をも、各局で続けてもらいたいものである。

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