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料金未納で電気止められた男が、送電再開狙い他の世帯のメーター盗む

 なんとも、おバカな男がいたものである。

 滋賀県警長浜署は4月7日、電力会社から停止された送電を再開させようともくろみ、他の世帯の電力計(メーター)を盗んだとして、窃盗容疑で、派遣社員の男(46=長浜市八幡中山町)を逮捕した。

 男は「(電力)メーターを付け替えれば、(電気の)送電が復活すると思っていた」と驚くべき供述をしている。

 逮捕容疑は、2月12日、自分が住む長浜市のアパートの外壁に取り付けられていた、他の世帯の電力メーター1個を取り外し、盗んだ疑い。

 男は昨年12月頃から電気料金を滞納し、関西電力が送電をストップした。このため、「今、電気が使えているメーターに付け替えれば、自分の部屋で電気が使えるようになる」と考えて、他人のメーターを取り外したという。

 そうすると、アパート内の数世帯でブレーカーが落ちてしまい、住人が関西電力に停電の問い合わせをして、犯行が発覚した。

 その後、男は一時逃走していたが、このアパート内の知人宅に身を寄せていたところを、同署が突き止めて逮捕した。

 関西電力広報室によると、当然のことながら、「停止された送電が、他の世帯のメーターに付け替えても、再開されることはない。メーターを取り外す行為は危険なので、マネはしないでほしい」としている。
(蔵元英二)

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