パトスへの両入口シャッターを完全閉鎖の監禁オールナイトで、非常時以外は原則外出不可。同イベントには先日ロカルノ国際映画祭で「東京公園」で金豹賞審査員特別賞を受賞した青山真治監督、邦画界の名バイプレイヤーであり、カーペンター監督を愛してやまない山本浩司、日本で唯一のカーペンター研究家である鷲巣義明氏が参加。カーペンター監督について白熱のトークショーを行った。
トークショー中、このイベント用にカーペンター監督が自ら編集したサプライズメッセージ映像も上映。カーペンター監督は以下のようにコメント。「(日本語で)ニホンノミナサン、コンニチハ。シネパトスヘヨウコソ。(英語で)今夜はご来場ありがとうございます。日本は美しい国です。なんといってもゴジラ、ラドン、キングギドラ、そしてAKB48が生まれた国です。皆さんの友情と応援に感謝しています。それでは私の作品を楽しんで下さい。また近いうちにお目にかかりましょう」
それを受け3人は「感無量。なんて良い人なんだ。カット割のスピード感も良い。編集もご自分でしたのでしょう。素晴らしいですね。カーペンターが撮るAKB48のPV、素晴らしいものができるでしょう」(青山監督)。「良い人過ぎますね。ホラー、SFだけではなく、カーペンターってコメディセンスもありますよね」(山本)。「インタビューで伺ったのですが息子さんの影響のようです。息子さん、日本に住んでらしたのですが今年帰国されて日本のカルチャーとしてカーペンター監督に渡したのがAKB48のCDとのことです」(鷲巣)とそれぞれ語った。
スリーショット:左から鷲巣義明氏、青山真治監督、山本浩司