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有馬記念(GI、中山芝2500メートル、28日) 特捜班はドリームジャーニーを指名

 毎年、世相を反映するといわれる暮れのグランプリ。今年を象徴する漢字は「変」、アメリカでは「チェンジ」が合言葉になった。「第53回有馬記念」(GI、中山芝2500メートル、28日)も、まさに変革の時。特捜班はズバリ、ドリームジャーニーの王座交代を狙い撃ちする。勝つのはダイワスカーレットでも、マツリダゴッホ、メイショウサムソンでもない。有力どころに先行馬がそろったこんなときこそ、穴をあけるのはジャーニーのような一発型の追い込み馬なのだ。

 いよいよやってきた暮れの大一番。秋になり一気に世界を覆い尽くした同時不況は、来年も底なし沼の様相だ。こんなときこそ、競馬ぐらいは少額の資金ででっかい夢を買いたい。
 財布が決して暖かくない特捜班も、寒さのいっそう増した栗東トレセンを歩き回った。そして見つけ出した穴馬がドリームジャーニーだ。
 べつに夢だからドリームとか、ダジャレで選んだわけではない。デキ、展開、能力…すべてにおいて一発大駆けの資格を有するからこそお薦めするのだ。

 まずは仕上がり。当初は天皇賞の後、香港ヴァーズへの遠征を目標にしていたが、選出漏れしてしまった。しかし、長い出国検疫などを受ける必要がなくなり、調教に関してはかえってスムーズにいったという。
 「香港を使えないと分かった時点で、目標を有馬に切り替えた。実際、鞍上の池添も状態はいいと言ってくれている。調整に狂いはありません」と池江寿調教師も自信ありげにうなずいた。
 そして、今回は展開も向きそうだ。ハイペースで逃げそうなダイワスカーレットに、これをマークしていくマツリダゴッホ。ジャパンCで脚を余したメイショウサムソンも、ラストランを悔いなく終えるため、早め先頭の作戦だろう。ほかにもアサクサキングス、コスモバルクだっている。
 これだけ実力馬が4角で我先にとひしめき合えば、追い込み馬に付け入るスキが出てくるはずだ。決め手の鋭さなら文句なくピカイチのドリームジャーニーには絶好の流れになる。
 秋の天皇賞(10着)こそ力を出せずに終わったが、「超ハイペースのうえにコーナーが二つしかなくて、息が入らず、末脚のタメが利かなかった。それに最近、左回りは内にササッて追いづらいからね」と敗因ははっきりしている。
 その点、今回は朝日杯FSに神戸新聞杯、小倉記念、朝日CCと勝ってきた得意の右回り。この条件ならGIでも勝負になる底力がある。「2400メートルの神戸新聞杯を勝っているし、コーナーが多い中山の内回りなら息も入る」と見通しは明るい。

 経済、政治と波乱続きのこの一年。有馬もきっと、乱れる。

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