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安田記念 血統ビーム・亀谷敬正の本命はジョリーダンス

 今年の日本ダービーは11秒台のラップを刻んだのはラスト3Fのみ。スタートからの2F目が10秒9ではあったが、残りはすべて12秒台。
 対して、安田記念はスタートからゴールまで終始、11秒台の淀みないラップが続く。より馬に負荷が掛かる、11秒台のラップを持続し続ける能力をスタミナと考えた場合、安田記念は日本ダービーよりもスタミナが要求されるレースともいえよう。
 実際、安田記念は日本の瞬発力競馬への適性は低く、ダート血統や、欧州や豪州の長距離レースに縁の深い血統馬が馬券になっている。
 テンからスピードを持続し続ける競馬に強い米国的要素と、ラスト1Fで失速する競馬に強い欧州血統で構成された血は、今年の日本ダービーのような瞬発力競馬には弱いが、安田記念のようなレースには強い。つまり、安田記念は血統的には今年の日本ダービーで上位にきた馬よりも、欧州的なスタミナや米国的なパワーが強調された馬を狙いたい。
 本命はジョリーダンス。父ダンスインザダークはSS系では異色の欧州タイプ。欧州血統が走る豪州のメルボルンCを勝ったデルタブルースの父である。この馬を見ても瞬発力競馬は苦手だが、欧州的な要素が問われる競馬は強いことがわかる。
 母方は母父がブリーダーズCクラシック勝ち馬シガーを出したザミンストレルの系統であるように、米国のダート色が強い。本レース向きの配合だ。
 2走前の阪神牝馬Sも、公開している前日予想では本命にしたのだが、このレースも瞬発力ではなくて、持続力やスタミナが要求されるから。実際、瞬発力競馬に強いSS産駒で、断然人気のディアデラノビアは3着に敗れた。
 前走は同じコースのヴィクトリアマイルだが、このレースは牝馬同士のため、スピード、瞬発力を問うレースになる。欧州色が強く、安田記念では馬券になったスイープトウショウを軽視したのも、そのようなレースになると予想したからだ。
 逆にいえば、ヴィクトリアMは欧州的なスタミナや米国的な持続力競馬に強いジョリーダンスには不向きなレース。終始息の入らない安田記念のほうが適性は高く、前走以上のパフォーマンスも期待できる。
 香港勢では昨年、本命にしたジョイフルウイナーはもちろん、グッドババも血統適性は高い。

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