search
とじる
トップ > レジャー > キャバクラ嬢「お持ち帰られ物語」第十夜

キャバクラ嬢「お持ち帰られ物語」第十夜

 現在は都下のあるキャバクラに在籍しているマイム嬢。今年23歳になった彼女が、新宿歌舞伎町の『B』に勤めていた19歳の頃、たった1度のアフター体験で、とんでもないトラブルに巻き込まれたことがあるという。「Tさんっていって、わりと若いのにすごいお金持ちで、考えられないくらいイイお客さんだったの」その男と知り合ったきっかけは、たまたまフリーの席についただけ。Tさんは彼女に一目惚れをしたらしく、以来、毎日のように通いつめてきた。「週に4〜5日は必ず来てたかな。だからメールや電話はほとんど毎日で、ちょっとウザかったけど(笑)、そんなに指名してくれる人、ほかにいるわけないし」ということで、彼女も営業を欠かすことはなかった。

 しばらくすると、同伴出勤も当たり前になり、ほとんど毎日、一緒に夕食をとってからお店に行くようになった。「普通のカップルより、一緒にいる時間は長かったと思う。彼氏もいなかったし、別によかったんだけど」。しかしここで気になるのは、Tさんが見せた底なしの財力。一体なにをしていた人なのかというと、「お父さんのやってる会社の役員だって。名刺も貰ったし、一度会社の近くまで一緒に行ったこともあったから、お金があるっていうのは納得できて、私も全然遠慮しなくなっちゃってたの」

 そんな関係が半年ほど続き、「強引に迫られたこともないし、全然そんな話にならなくて、ただ奢ってもらうのが当たり前って感じだった」わけだが、ある日、突然の告白を受けることになる。「告白って言っても、『付き合って』っていうより『やらせろ』って感じで、なんか違う人みたいですごくびっくりした」。しかしこれまでの経緯から、しょうがないという気持ちと情もあり、彼の要望に応えて、その日はアフターでホテルにお泊りしたという。

 すると翌日以降、Tさんはパッタリと店に来なくなっただけではなく、連絡すらもつかなくなってしまった。「その前がすごく長かったから、ポイ捨てとは思えなくて、なにかあったのかなってお店の人とも話してたんだけど…」。その悪い予感は的中し、1週間ほどが過ぎた頃、なんとお店に警察官がやってきた。「何100万っていったかな、会社のお金を勝手に遣って業務上横領で捕まったんだって。私も事情聴取で連れてかれて」罪には問われなかったものの、精神的に大きなショックを受けたのだとか。「今思えば、夢みたいな時間だったかもって。最後のアフターは思い出作りだったのかなって思うと、可哀想な気もするけど、もう会うこともないしね」

*写真は本文とは関係ありません

【記事提供】キャフー http://www.kyahoo.jp/

関連記事


レジャー→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

レジャー→

もっと見る→

注目タグ