1枚目、2枚目のシングルで常にグループの3列目の最後列で歌唱していた齋藤。自身のブログで、はじめてフロントメンバーに選ばれたことについて、「怖いです。ものすごく怖いです。メンバーもみなさんの目もすべてが怖いです。それは、自分に自信がないからです」と率直な想いを語った。
これまで齋藤は、「もっと前の列に行きたいとか そういう気持ちはあまり言わないようにしてきました」とのこと。「三列目の端にいる自分に納得していた」理由について、「みんなに比べて可愛くない」「スタイルが良いわけでもない」「握手だって1番売れてない」との理由を挙げている。
今回の選抜メンバー発表で、3列目(最後列)のポジションのメンバーが発表されると、「『あ、落ちた』という気持ちと『2列目…?』という絶対にありえないけど、少し期待してしまう」との気持ちであったという。しかしその後、「2列目の発表が終わった時には『2列目かもと期待した自分がばかだったな』って思うよりも『絶望』に近い感情」であったとのこと。そして、「フロントメンバーが呼ばれていく瞬間の記憶は全くない」状態であったという。
フロントメンバーとして自身の名前が呼ばれた時、「イスから立ち上がり、ポジションへ入るまでの道程はメンバーの顔が見れなかった」「握手の人気がダントツで最下位なわたしが、フロントに立って時にメンバーに見せる顔なんてなかった」という感情であったことを告白している。しかしその後、「チャンスなんです。チャンスを与えていただけたんです」「このチャンスを絶対に無駄にしたくない」と力強い感情へ変化。さらに、今回のフロントメンバーへの抜てきを「過去の栄光にしたくない」と宣言している。齋藤の率直な熱い思いを語ったブログにファンからは「泣ける」と話題だ。
最後に齋藤ブログで、“欅坂46”というグループの素晴らしさを語り、同じタイミングで自身の“憧れの方”である乃木坂46の高山一実が同じようにグループのフロントメンバーにはじめて選ばれたことで、高山からも連絡があったことを明かしている。また、トークライブアプリ「755」で、このブログのリンクが記されたコメントを総合プロデューサーの秋元康氏がリトークしている。このことで、秋元氏もこのブログを読んだのではないかとファンの間で注目されている。
齋藤冬優花は1998年生まれの18歳。東京都出身。欅坂46に1期生として加入。特技は阿波踊り。好きな芸人は出川哲朗。1枚目、2枚目のシングルのポジションは全て3列目とすべて最後列であった。