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アンタレスS(GIII、京都ダ1800メートル、26日) 砂は無傷 ウォータクティクスが6連勝で重賞獲りへ

 ダート界に新星誕生の予感。「第14回アンタレスS」(GIII、京都ダ1800メートル)に、将来のGI候補生がスタンバイしている。破竹の5連勝と勢いに乗るウォータクティクスがそれだ。キャリアわずか6戦ながら、初戦に芝で敗れた以外は、すべてダートで完勝している。スタートから一人旅を決め込む果敢なスピードは、重賞初挑戦でもむしろ上位。一気にスターダムへとのし上がるか。

 底知れないものを感じる。時折、圧倒的なパワーと強さを誇る王者が誕生する砂の世界だが、ウォータクティクスにはそれら先輩に肩を並べる…いや、凌駕(りょうが)してしまいそうな迫力が漂っている。
 「前走はさすがにオープンへの昇級戦。楽な競馬はさせてもらえず最後はハナ差まで詰め寄られたけど、勝ったあたりはさすが。5連勝ですからね」と池江寿調教師はうなずいた。
 キャリアはわずか6戦。芝のデビュー戦こそ3着に敗れたが、ダートに矛先をかえた未勝利戦から無傷の5連勝で重賞のステージまで上がってきた。しかも、間に長期休養を挟んでいるだけに、馬の素質、地力、そして陣営の仕上げの確かさが光る。

 2月のアルデバランSを勝った後は、宮城の山元トレセンへ放牧に出た。リフレッシュ効果はてき面。「暖かくなって硬さが取れて、歩様も随分良くなった」と調子はさらに上向いているようだ。
 今回は鞍上が初騎乗の川田騎手になるが、そのあたりの不安もない。「中間のケイコで感じをつかんでもらっているからね」と準備は万端だ。
 父はサンデーサイレンスの後継種牡馬として期待されたウォーエンブレム。ただ、牝馬にあまり興味がないという欠点から産駒は決して多くない。しかし、生まれた子どもたちには、少ないながらコンスタントに高い能力を伝えている。なかでもタクティクスは代表産駒になりそうなほど、素質は高い。
 「これでもまだ馬は若く、かなり奥がありそう。重量でも勝ち負けになるのは間違いないし、あとはうまく自分をコントロールできるかどうか、自分との戦いじゃないかな」
 もはや、ライバルは眼中にない。

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