そして気になる今回のノミネート作品は、以下の4冊。
■赤司洋子『ネコの心がわかる本』(PHP)
<超能力によってネコの気持ちを読み、バリアをはったりハンドパワーでネコの霊障を取り除いて宇宙へ吹き飛ばすなど、常人にはちょっと無理めのノウハウ満載>
■リチャード・コシミズ『小説911』(自費出版)
<すでに9・11テロの陰謀説は全読者に認識されているという誤った前提で書かれた小説。「ビン・ラティン」「山本六十五」など無意味な仮名が爆笑を誘う。YouTubeにはコシミズ氏の動画が大量にアップされているので、こちらも必見>
■杉山徹宗『平和宇宙戦艦が世界を変える』(芙蓉書房出版)
<超巨大レーザー砲を装備した宇宙戦艦を日米共同で開発すれば、世界中のあらゆる問題が解決するという。建造費は15兆円で名前は「大和」がふさわしいだろうとペンタゴンに提案したが、陰謀により返事が来ないとか…>
■丸山修寛『500年の時を経てついに明かされたダ・ヴィンチの秘密』(幻冬舎ルネッサンス)
<ダ・ヴィンチの絵画に鏡を置いて左右対象に映しだすと「悪魔の顔」や「女性器」「M字開脚」などの真相が現れるという。しかもゴマの種にモナリザを見せると、成長が促進されるという驚異の実験結果も報告されている>
この中から、ファンの投票によって『平和宇宙戦艦が世界を変える』が「2010年トンデモ本大賞」に決定した。
また、ノミネート作品の他にも、「民主党のマニュフェスト」に1票が投じられたという。
他にも、「と学会」の創設メンバーの一人である志水一夫氏を追悼するコーナーでは、「月刊ムー・宇宙人・UFO・ノストラダムス・セーラームーン」に囲まれた遺影の前で想い出が語られ、と学会メンバーが日頃の研究成果を発表する「と学会エクストラ」や、ニコニコ動画で再生回数1万回を超える人気動画『恋戦士ラブコメッサー』の監督、伊勢田勝行氏が緊急生出演するなどのサプライズもあった。
6月22日には、公共の場では話せない裏話満載の後夜祭も開催される。
さらに、来年はいよいよ「と学会創立20周年」ということで、日本一地価の高い銀座の会場をすでに押さえてあるという。普段は結婚式場として使われるような場所なので、せっかくだからトンデモ本大賞と合同の結婚式を挙げたいというカップルも募集していた。開催時期は毎年6月なので、まさに「ジューン・ブライド」。そろそろ入籍を考えているオタクカップルは応募してみてはいかがだろうか?
●6月22日(火)
『第19回トンデモ本大賞後夜祭・本大会で出来なかったネタ全部やります!』
【出演】皆神龍太郎、唐沢俊一、きだてたく、他、と学会主要メンバー
ゲスト/米粒写経(アニメおたく×歴史・軍事おたく漫才)
OPEN 18:30 / START 19:30
前売¥2000 / 当日¥2500(共に飲食代別)
6/12「日本トンデモ本大賞」会場にて先行予約受付予定。
6/13よりローソンチケットにて販売開始、ロフトプラスワンの予約フォームでも受付ます。
http://www.loft-prj.co.jp/PLUSONE/reservation/
(会場・お問い合わせ)
新宿ロフトプラスワン
新宿区歌舞伎町1-14-7林ビルB2
http://www.loft-prj.co.jp/PLUSONE/
(「亡国コラムニスト」犬山秋彦 山口敏太郎事務所)
参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou