菅野智之
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スポーツ 2020年09月30日 11時05分
巨人・原監督に「そこまでやるか?」 格下相手にも容赦ない攻勢をせざるを得ないワケ
「そこまでやるか!?」 原巨人が同点に追いつき、逆転にも成功した3回表、ネット裏で戦況を見守っていたプロ野球解説者や他球団のスコアラーたちがそうこぼしていた。 先発・菅野智之は開幕から12連勝で球団新記録達成、通算99勝目。100勝に到達すれば、平成生まれでは第一号となる。しかし、そんな絶好調のエースよりも関係者が着目していたのは、同日の原采配だった。 「出塁した走者を次々と走らせ、3番の坂本にまでエンドランのサインを出しました。貪欲に1点を取りに行く野球です。こんな言い方は失礼になるが、(対戦チームの)広島の先発は遠藤ですよ。高卒3年目でまだプロで通算3勝しか挙げていません。格下のピッチャーを相手にチーム総出でツブシに掛かっていくような…」(プロ野球解説者) 同試合で先に失点したのは菅野の方だったが、巨人打線が広島・遠藤を捉えるのは時間の問題と見られていた。なのに、原辰徳監督はバントエンドラン、ヒットエンドランなど機動力を絡めた作戦に出て、一気に試合主導権を握った。「格下相手にそこまでやるか?」の声が出たのも当然だろう。 >>巨人・畠、低迷の原因は精神面にアリ?「崩れる流れがいつも同じ」堀内元監督の指摘に賛否の声<< 同日、原監督はモニターによる共同取材も断っているので詳細は分からない。しかし、こんな声も聞かれた。 「日本シリーズを意識しているのだと思う。特にソフトバンクが出てきた場合、千賀を始めとする好投手を相手にしなければなりません。長打での得点は望めないので、機動力を絡めた攻撃に活路を見出そうとしているのだと思います」(前出・同) マジックナンバーも点灯している以上、その先にある日本シリーズを意識したとしても、おかしくはない。決して早すぎることもない。とは言え、巨人ベンチを見ていると、はしゃいでいる感はしない。むしろ、勝ち続けるに従って、口数も少なくなってきたような印象だ。 「菅野は試合後のインタビューで勝ち続ける重圧を口にしました。主力選手の疲労がピークに達しており、もし菅野で試合を落とすようなことになったら、チームが連敗する可能性もあります」(ベテラン記者) 10連戦の初日でもあった。菅野が初戦を落としていたら、ヤバイことになっていたかもしれない。また、菅野は初回に失点することが多い。連勝記録の重圧とも戦っており、前半戦で見せた完投を意識したピッチングスタイルではなくなった。 「連戦が続くので、長いイニングを投げさせたくないようです。救援投手陣も連日の登板で疲労が蓄積していますが」(前出・同) 格下相手にえげつない攻撃を仕掛けたのは、「日本シリーズを見越して」ではなく、主力選手がバテる前に早く優勝を決めてしまいたいと思ったからではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年09月20日 17時30分
巨人・小林、一軍復帰は阿部二軍監督のおかげ? ファームでの“配慮”は元パートナーにも好影響か
ノンフィクションも多く残している作家・海老沢泰久氏のスポーツ小説の中に、ベテラン選手を扱った作品がある。故障で戦線を離脱したベテランがチームに復帰した時、全く別のチームになっていたという感想を持った。故障前と変わらない、同じメンバーと試合をしているのに、だ。疎外感を持ち、それで引退を決めたと――。 巨人・若林に「やり方が汚い」ファン激怒 守備妨害を誘った“トリックプレー”に賛否、篠塚氏は「うまく演技してます」 巨人・小林誠司捕手の一軍復帰は、チームの優勝に間に合うのだろうか。 原巨人にマジックナンバーが点灯した9月15日、小林はファーム戦でスタメンマスクを務め、同じく一軍昇格をめざす藤岡貴裕投手と奮闘していた。 「試合前の練習を見ても、骨折した左尺骨の影響は全くないようです。一軍に呼ばれても大丈夫だと思いますが」(取材記者) しかし、同時点では小林の昇格話は聞かれなかった。打撃好調の大城卓三はエース・菅野智之と連勝街道を突き進み、炭谷銀仁朗も結果を残している。第3捕手の岸田行倫も「円陣番長」と呼ばれるなど、先輩野手たちに可愛がられていた。 コーチ経験のあるプロ野球解説者が一軍選手と二軍選手を入れ換えるタイミングについて、こう説明していた。 「二軍の誰が絶好調だという情報は、2番なんです。1番に来るのは『一軍にいる誰を落とすか』なんです。ある一軍選手の調子が良くない、その選手を二軍で再調整させると決まったら、誰を昇格させるかという話になるんです。小林が実戦復帰し、奮闘しているとの情報はすでに原辰徳監督にも届いているはずです」 通常、一軍登録する捕手は3人。大城、炭谷、岸田が頑張っているとなれば、昇格候補として小林は考えにくい。こうした状況が「小林トレード論」につながっているのだろう。 「今季、小林は国内FA権を取得する予定でした。昨年オフ、小林の流出を阻止するため、複数年契約を交わした(3年)との一報も出ましたが、それを否定する声もあるんです」(球界関係者) 小林が早期の一軍昇格を果たすとすれば、それはチームが連敗した時だろう。スタメン捕手を代えることで、チームをリフレッシュすることができるからだ。原巨人が負けることはあるだろうが、大型連敗はちょっと考えにくい。 「いや、近く、小林の一軍昇格がありそう。15日のスタメン出場は阿部慎之助二軍監督の愛情とも解釈できます。先発の藤岡は今後も続く一軍の連戦に備え、近く昇格するとの情報も出ています」(前出・プロ野球解説者) どういう意味かと言うと、プロ野球の世界では「投手と捕手の相性」を重要視する。藤岡が二軍で調整している時に「マスクをかぶっていたのが小林」となれば、その藤岡が一軍でも本領を発揮できるよう、「二軍での状態を知っている小林と一緒に」となるからだ。 小林は菅野、山口俊とパートナーを代えて最優秀バッテリー賞に選ばれている。投手の長所を引き出すセンスは高い。 藤岡とのバッテリーは、一軍復帰したときに疎外感を持たせないための阿部二軍監督の配慮だったようだ。 元パートナー・菅野は11連勝でマジックナンバーを点灯させたが、その9月15日は6回3失点と決して調子は良くなかった。菅野での敗戦はチームに悪影響を及ぼす。それを阻止するにはパートナー・チェンジも一案だろう。同日、二軍戦でマスクをかぶった小林が「優勝の最後のピース」になりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年09月09日 11時35分
巨人・菅野、快挙の裏に原監督の策略? 他球団も続くか、常識を覆した「捕手複数制」
「同じピッチャーに何度もやられるわけにはいかないし…」 巨人・菅野智之が1938年春のスタルヒン以来となる開幕10連勝を達成した(9月8日)。原辰徳監督も川上哲治氏が持つ監督通算勝利数・1066勝まで、「あと1勝」に迫った。 >>トレードの巨人・澤村、学生時代の因縁が再燃? 指導者に反抗的な態度に懸念、対照的な美馬のサポートはあるのか<< 単なる勝利ゲームでも、こうした“附帯事項”やメモリアルが付くと、チームは活気づいていく。独走はもちろん、マジックナンバーの点灯も時間の問題となりつつある。そして、敗れた中日サイドから出たのが、冒頭のセリフ。エース・大野雄大を立てて敗れたショックも大きいが、結果論とは言え、ここまで菅野と3試合対戦して全部無得点、25イニング連続の無得点である。「菅野対策」を急ぐ必要も出てきた。 「菅野は『立ち上がりが悪い、配球を変えて抑えてきた』と一部のTVインタビューで語っていましたが、好調な原因はそれだけではありません。原監督のキャッチャーを固定しない采配も研究しなければなりません」 チーム関係者の一人がそう言う。 今季、菅野が登板する日は大学時代の後輩にもあたる大城卓三がマスクをかぶってきた。しかし、田口、戸郷、サンチェスらが投げる試合では炭谷銀仁朗がスタメン・マスクを務める試合もある。 「炭谷も侍ジャパンに選出された好捕手。炭谷と大城では配球パターンが異なるのはもちろんですが、どうも、大城が用心深い炭谷の配球を模倣する場面もあれば、炭谷が右バッターと左バッターでウイニングショットを変える大城の配球を真似してくる時もありました」(前出・同) 菅野、戸郷以外の先発スタッフが安定しないにも関わらず、巨人は勝ち続けてきた。継投策が成功していることも大きいが、捕手を代えることで配球のバリエーションを増やしてきた。しかも、その捕手陣が成功した配球案も共有し、情報交換もしているとなれば、対戦チームは対策を講じにくくなる。 「90年代のヤクルト・古田敦也氏に代表されるように、優勝するチームには絶対的な正捕手がいました。阿部慎之助が現役だった巨人も同様です」(プロ野球解説者) 『捕手複数制』が先発投手難のチームを独走させた勝因の一つだとすれば、他球団も捕手の起用法も検討してくるかもしれない。 試合前の巨人で恒例となっている光景がある。第3捕手の岸田行倫が円陣の中央に呼ばれ、笑いを誘いながら声出しをしている。「円陣番長」なるアダ名も付けられたそうだが、チームの雰囲気が明るければ、選手同士の情報交換はやりやすくなる。 「岸田は試合中もブルペンに行き、救援投手の好不調を確認し、炭谷らに報告もしています」(前出・同) 古田氏、阿部のような好捕手はなかなか現れない。無い物ねだりをするよりも、レギュラークラスの捕手を使い分けた方が得策だ。菅野の連勝記録は「捕手陣の総合力」によって生み出されたものでもあるようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年08月26日 11時40分
巨人・菅野、打撃開眼は原監督のおかげ? 昨オフの意味深な発言、他球団選手への影響もあるか
「ピッチャーに打たれすぎ」ではないか? 神宮球場で行われた東京ヤクルト対巨人の一戦は、ピッチャー・菅野智之のバットが僅差のゲーム展開に終止符を打った(8月25日)。そう言えば、同球場で行われた2日前の東京ヤクルト対阪神も、逆転の適時打を放ったのは、ピッチャーの小川泰弘だった。さらに遡れば、巨人対阪神の開幕カードで、西勇輝が先制本塁打を放っている。 指名打者制のないセ・リーグではピッチャーも打席に立つ。しかし、ピッチャーが打席に立った際は「主に送りバント」、2アウトの場合は“バットを振る気配ナシ”でそのまま三振し、次イニングのピッチングに専念するというのが、ファンの見慣れた光景だった。 「菅野は最初から打つ気満々でした。開幕戦で阪神・西に打たれたので、その時の悔しさをバットで晴らすつもりでした」(スポーツ紙記者) 7回表、二死満塁。逆転に成功し、菅野に打席が回ってきた。スタンド席から見た限りでは、ホームベースから少し離れたところに立っていたので、「打つ気満々」とは思えなかった。ヤクルト外野陣も前進守備を敷いていたが、菅野の打球はヤクルトの中堅・山崎の左側を抜け、走者一掃の適時打となってしまった。 「外野手が通常の守備位置に守っていたら、シングルヒットでした」(プロ野球解説者) ピッチャーにトドメの一撃を食らうと、打たれた側はガクンと来る。戦意喪失の感は守っている野手にも伝わり、「今日は、もう負けた」となってしまう。 >>巨人・原監督「お前もう一生料理するな!」 甥っ子・菅野への激怒に賛否、致命的な怪我を負った選手も?<< 今季、セ・リーグのピッチャーは真剣にバットを振ってくるケースが多い。その理由は昨秋の原辰徳監督にあるようだ。 「セ・リーグも指名打者制を導入すべきという持論を展開しました。交流戦、日本シリーズで『パ・リーグ優勢』が続いており、原監督の発言は関係者に一石を投じるものとなりました。でも、捉えようによっては、ピッチャーが『9番目の野手』の役目を果たしていないとも解釈できます」(前出・同) 原監督は指名打者を加えた打線がより攻撃的になること、そして、「ピッチング専念すること」による投手の成長を語っていた。ピッチャーのバッティングが不甲斐ないとはひと言も言っていない。 「指名打者の導入論を聞いて、ピッチャーの打撃力の不甲斐なさを痛感した関係者もいました。菅野は原監督の話を聞き、打撃力のアップも必要だと思ったのでは」(前出・同) 一般論として、投げる側の投手心理だが、ピッチャーが打席に立つと、「助かった。アウトカウント1つが自動的にもらえる」と解釈する。手抜きのできない場面でも、「長打はない。どうせ打ってもシングルヒット」とナメてかかる。そういった手抜きができないとなれば、セ・リーグの試合は緊張感に満ちたものとなり、「パ高セ低」の現状もいずれ変わっていくだろう。 菅野が走者一掃の適時打を放った後、二塁ベース上でガッツポーズを見せていた。いろいろな意味で菅野の連勝は、セ・リーグに波紋を呼びそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年08月19日 11時50分
巨人・菅野、OP戦で意味深な振る舞いが?「配球をよく考えてくれた」開幕8連勝は“捕手改造”の成果か
この完封劇は「捕手の在り方」も変えてしまいそうだ。 巨人・菅野智之が阪神打線を単発3安打に抑える完封勝利を収めた(8月18日)。開幕8連勝は自身初、球団では1990年の斎藤雅樹氏以来の快挙だが、完封勝利は早くも今季3度目となる。 「阪神打線は計3安打。巨人打線は2安打です。岡本の一発で勝利しましたが、原監督は『1対0で勝つのと負けるのとでは大きな差がある』と、いつになく興奮気味に話していました」(スポーツ紙記者) >>巨人・原監督「お前もう一生料理するな!」 甥っ子・菅野への激怒に賛否、致命的な怪我を負った選手も?<< 菅野の好投で改めてクローズアップされたのが、捕手・大城卓三だ。ここまで菅野は9度の先発マウンドに立っているが、うち8回は大城とバッテリーを組んでいる(残り1回は開幕戦の小林誠司)。正捕手・小林の離脱もあるが、経験豊富な炭谷銀仁朗がいても、菅野が投げる日は大城がマスクをかぶってきた。18日の完封劇もそうだが、結果を出している以上、「菅野-大城」のバッテリーは、しばらく続きそうだ。 「原監督の構想の一つとして、『打てる捕手』の大城をレギュラーに引き上げようとしています。背番号を46番から24番に変更したように、大城に期待しているのも本当です」(前出・同) 大城の台頭で使われるようになったのは、「東海大バッテリー」。今さらだが、菅野、大城は東海大相模、東海大の出身。原監督も歩んだ“学生野球の名門道”だ。大城を抜てきした理由に“特別な事情”もあるように報じるメディアも見られた。しかし、こんな情報も聞かれた。 「東海大時代の菅野は、一学年下の現オリックスの伏見寅威捕手とバッテリーを組むことが多く、大城とは数える程度だったはず。原監督が打撃力の高い大城を育てるため、その教育係を菅野に託しました」(球界関係者) 今春のオープン戦途中から「菅野-大城」のバッテリーが目立ち始めたが、そのころの菅野は大城の要求する球種に対し、「ストライクがほしいのか、ボールカウントでいいのかハッキリさせろ」などと“ダメ出し”もしていたという。 「菅野はエースであり、大城は社会人野球を経由してプロ入りしました。まだプロ3年目ですし、母校の先輩ということで遠慮もあったようです」(前出・同) 菅野はヒーローインタビューで「大城が配球をよく考えてくれた」と褒めていた。しかし、こうしたベンチ裏の話を聞くと、大城は菅野好みの捕手になったとも解釈できる。 「捕手には大きく分けて2通りのパターンがあります。『オレに付いてこい』のタイプと、味方投手の性格に合わせ、投げたいと思っている球種を投げさせ、ノセていくタイプです。菅野と組む時の大城は後者のタイプと言えるでしょう」(プロ野球解説者) この調子で行けば、投手タイトルもほぼ独占となるだろう。また、若手投手も菅野に助言を仰ぐなどしているそうだ。巨人が「菅野のチーム」と呼ばれる日もそう遠くないだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年08月05日 19時30分
巨人・菅野、6勝目の裏で腰痛再発?「グラブを右に動かす動作の…」堀内元監督がいくつかの“兆候”を指摘
元巨人監督で野球解説者の堀内恒夫氏が、4日に自身の公式ブログに投稿。巨人のエース・菅野智之のコンディション不良を危惧した。 菅野は同日に行われた対阪神戦に登板し、「7回2失点・被安打6・1四球・3奪三振」と好投。チームは「7-2」で勝利し、菅野はセ・リーグ単独トップとなる6個目の白星をつかんでいる。 しかし、試合を作り勝利投手となった菅野に対し、堀内氏は「何よりも心配なことがある。それは、菅野の腰だ。あんまり良くないんじゃないかな」と腰の状態が思わしくないのではと推測。 続けて、「スライダーばかり投げる。グラブを右に動かす動作の動かし方が浅い。セットの時に猫背になる」と、同戦の投球時に見受けられたという不自然な動作を複数指摘した。 「俺もね、腰が悪いからわかるのよ。ちょっと疲労がきてるかな、って」と、腰痛に悩まされた自身の現役時代と今の菅野の動作に似通っている部分があるという堀内氏。菅野は同戦の7回に阪神・梅野隆太郎の打球が右足に直撃するアクシデントにも見舞われているが、この点も含めて心配を寄せた堀内氏は「余計なお世話で終わってほしいね」と何事もないことを願っていた。 >>二軍落ちの巨人・澤村に「全て間違っていた」 堀内元監督が“クビ”を危惧、「今更何言っても変わらない」と辛らつな意見も<< 今回の投稿を受け、ネット上には「堀内さんの言ってる事が本当ならまずい、杞憂で終わることを願うしかない」、「ちょっと被安打が多いなとは思ってたけど、もし腰痛が原因ならかなり心配」、「去年みたいに何度も離脱されたら優勝争いにも関わりかねない」といった反応が多数寄せられている。 「今回堀内氏が心配を寄せた菅野は昨シーズン突如発症した腰痛が原因で3度一軍登録を抹消されており、その影響でオフのプレミア12への招集も見送られています。2019年オフの報道でも、これまでに腰を痛めたことはなく正確な原因も分からないと本人が語ったことが伝えられていました。今シーズンはここまで腰痛を再発したというような情報はなく順調に白星を積み重ねていますが、現役中、プロ2年目の1967年ごろから引退する1983年まで腰痛に苦しんだ堀内氏は『このままだといずれ再発するのでは』と危惧しているようですね」(野球ライター) 4日終了時点で「23勝12敗2分・勝率.657」と貯金を11個作り、2位ヤクルトと5ゲーム差で首位を独走している巨人。ただ、菅野が腰痛を再発し昨シーズンのような離脱を繰り返すようなことがあれば、2年連続のリーグ優勝に暗雲が立ち込めることは濃厚。試合後の報道では腰痛を再発したというような情報は特に伝えられてはいないが、首脳陣は今後細心の注意を払う必要がありそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について堀内恒夫氏の公式ブログよりhttps://ameblo.jp/horiuchi18/
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スポーツ 2020年07月22日 11時50分
巨人・菅野、2位ヤクルトが天敵に? 今季唯一未勝利の“鬼門”、東京ドーム改修にも思わぬ影響か
菅野完封で、原巨人に独走の兆しが…。 7月21日、中日に三塁すら踏ませない圧倒的なピッチングで完封勝利し、巨人の勝率はついに7割を超えた(17勝7敗1分)。2位・東京ヤクルトとのゲーム差は「3」。数字的にはそんなに開いていない感じだが、今年は120試合制である。「直接対決で3連勝する」のならともかく、3ゲーム差を縮めるのは2週間以上を要するだろう。 >>巨人・原監督「お前もう一生料理するな!」 甥っ子・菅野への激怒に賛否、致命的な怪我を負った選手も?<< 「菅野は7月3日の中日戦(東京ドーム)から23イニング連続無失点です。順調に行けば、次の登板も東京ドームなのでやってくれそうですね」(ベテラン記者) 東京ドーム。この発言は意味深い。中日打線を完封した7月21日は、今季5度目の先発マウンド。絶好調の菅野に唯一、勝ち星がつかなかった試合がある。自身2度目の先発マウンド、6月26日の神宮球場だった。菅野は「神宮球場が苦手」なのだ。 6月26日の神宮球場での対ヤクルト戦、敗戦投手にはならなかったが、6回途中で降板。それも、6回のマウンドだけで5失点という屈辱に見舞われている。同球場での通算成績を調べてみたが、計10試合の登板で1勝6敗、防御率5・76。“鬼門”と言っていい。 「神宮が苦手な理由? 菅野は東海大学の出身ですよ。同大学が所属する首都リーグでの好投し、今日があるわけです。リーグ戦の舞台だった神宮球場がキライということは考えにくい。神宮が苦手なのではなく、ヤクルト打線が苦手なのでは」(プロ野球解説者) もっとも、東京ドームや他球場でヤクルトと対戦した時、防御率、勝率ともに苦手というほど悪い数値は出ていない。本人も神宮球場で勝てないことは強く意識しているという。こうした情報を聞くと、ヤクルトが巨人の独走を阻止する可能性もある。 「神宮で痛い目にあった時のキャッチャーも大城でしたね。中日を完封した7月21日も大城。どちらも大城とのバッテリーです」(前出・プロ野球解説者) 関係者によれば、神宮でKOを食らった後、菅野は大城のリードに“注文”を出したという。2ストライク後の配球が特にそうらしいのだが、「ウィニングショットなのか、ボールカウントでいいのか、分かるように」と伝えた。 巨人には小林、炭谷といった捕手もいるが、投手に出すサインは同じだ。同じサインを出されて、小林、炭谷からは伝わって来て、大城からは伝わって来ないものがあるとすれば、それは経験の差、大城の未熟さによるものだろう。 「大城は打撃優先の捕手です。小林、炭谷とは異なる配球をするので、他球団のスコアラーは、目下、それを研究中」(前出・プロ野球解説者) 完封劇の舞台となった東京ドームだが、菅野登板の前日(20日)、3年がかりの大型改修工事が発表された。センターバックスクリーンの超大型化、完全キャッシュレス化などがピーアールポイントとして紹介されたが、マウンドの造り(傾斜の具合)、人工芝などプレーに影響する部分に関しては“現状維持”ということのようだ。大城の教育もそうだが、菅野が投げやすいとしているマウンド、巨人は菅野のチームに変貌しつつある。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年06月15日 19時30分
巨人・原監督「お前もう一生料理するな!」 甥っ子・菅野への激怒に賛否、致命的な怪我を負った選手も?
14日放送の『Going!』(日本テレビ系)に、巨人・菅野智之が登場。番組内でのある発言が、ネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 >>巨人・菅野、『ヒルナンデス』にサプライズ登場で大反響「菅野投手でもいいよ」オードリー春日の発言が予想外の展開に<< 番組では『ベースボールスペシャルサポーター』のKAT-TUN・亀梨和也が菅野にリモート取材。菅野は自粛期間中の過ごし方や無観客試合への印象、さらには今シーズンから取り入れた新投球フォームへの手応えなどについて語った。 話題となっているのは、自粛期間中の過ごし方についての発言。同期間中は料理に積極的に取り組んだという菅野だが、実は「5年くらい前に自分の指を(包丁で)切ってから、(原)監督に『お前もう一生料理するな!』と怒られた」と、過去に料理中の怪我が理由で自身の叔父でもある原辰徳監督に激怒されたことがあると告白。 それでも、自粛期間中は外食もできないことから料理を“解禁”し、その結果「家にいる時間が多かったので料理は上達した」、「料理しているときはいろいろなことを考えるので、僕はすごく好きな時間(だった)」とのこと。今回の取り組みが原監督にどう思われているかは触れなかったが、自身の精神面には好影響だったと語っていた。 今回の放送を受け、ネット上には「ちょっと指切ったくらいで料理するなって厳しすぎる」、「投手にとって指は大事な商売道具だから原監督が怒るのもしょうがない」、「いくら菅野が自分の甥っ子だからといって、私生活を縛るのはちょっとやり過ぎじゃない?」、「5年前に一度指切って怒られてるんだから、今もしない方がよかったのでは」と賛否の声が多数寄せられている。 「自粛期間中に料理に取り組んだという選手は数多くいますが、過去には今回の菅野のように誤って刃物で指を切ってしまった投手もいます。例えば、ヤクルト・五十嵐亮太は2003年1月、自宅で食器類を洗っていた際に誤って包丁で中指の伸筋腱約3分の2を切ってしまい、回復に約1カ月を要しています。また、元ソフトバンク・ガトームソンも2007年3月、自宅で朝食を取っている際にナイフで指先を5ミリほど切ってしまい、昼に予定されていたオープン戦の登板を回避。当時の王貞治監督は『不注意は許さん!』と激怒しています。原監督が菅野を叱り飛ばしたのには、こうした選手のように無用な怪我をしてほしくないという親心のようなものもあったのではないでしょうか」(野球ライター) 2013年にプロ入りした菅野は今から5年前の2015年の時点で、最優秀防御率1回(2014)、リーグMVP1回(2014)を獲得するなど巨人のエースとして活躍していた。勝ちが計算できる菅野を余計な怪我で離脱させないために原監督は“料理禁止令”を出したものと思われるが、これにはファンの間でも賛否が分かれているようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年05月27日 11時40分
巨人、開幕戦の菅野が今後の明暗を分ける? 開幕カード変更が好条件に、2連覇への追い風となるか
巨人のエース・菅野智之が通常ローテーションを一日短縮させ、「中5日」でフル回転してくるかもしれない。プロ野球・ペナントレースは6月19日に決定したが、移動による感染防止のため、対戦カードも組み直されることになった。関西エリアで活躍しているプロ野球解説者によれば、「阪神の対戦相手は(東京ドームでの)巨人になりそう」だという。 そんな対戦カードの変更が追い風になりそうなチームと、そうでないところが出てきた。 「試合数が減るということは、開幕ダッシュに成功したチームが断然、有利です」(スポーツ紙記者) 巨人にとって、本来の対戦相手はDeNAだった。左腕・今永と菅野の投げ合いになることから、ロースコアの投手戦も予想されていた。しかし、「カード変更」と同時に飛び込んできた「対阪神」が実現したら、状況は少し変わって来る。試合中盤以降に動く。 阪神の開幕投手は西勇輝と発表されている。しかし、その西は巨人との相性が良くないのだ。 2019年、巨人戦に5試合登板、うち「クオリティースタート」が4回。防御率2・70。クオリティースタートとは、先発投手が責任イニングである6回までを自責点3以内に抑えること。そんな“好投”を表すデータが残っているのだが、西は巨人戦で1勝も収めていない。0勝2敗だ。 「味方打線の援護に恵まれない、あるいは、野手陣のエラーに足を引っ張られたということ」(在阪記者) 西個人の通算成績も調べてみたが、オリックス時代、交流戦で4度の巨人戦に先発していたが、一度も勝ったことはなかった。「運がない」「巡り合わせが悪かった」としか言いようがないのだが、こんな声も聞かれた。 「巨人はリリーフ陣にも一抹の不安を抱えています。クローザーはデラロサで固定する予定ですが、他の中継ぎ陣は投げてみなければ分からない状況です」(前出・プロ野球解説者) 菅野、西の投げ合いになり、リリーフ層の厚い阪神は中継ぎ投手を継ぎ込み、最後は藤川球児で逃げ切りを図るだろう。リリーバーに不安のある巨人は菅野を長く投げさせようとする。疲れの出始める6、7回に試合が動くのではないだろうか。 「菅野は昨年オフも、自軍の若手投手を連れて、自主トレに行きました。菅野が若手に色々とアドバイスを送っており、その菅野がいきなりコケるようなことになれば、チーム全体の雰囲気が重いものになってしまいます」(前出・スポーツ紙記者) 「あと1勝」で、巨人は球団史上通算6000勝となる。菅野で、そして、開幕戦をメモリアルで飾れば、一気に流れを掴むことになるが、失敗すればヤバイことになりそうだ。 “責任重大”な菅野の状態について聞いてみると、「投げたくて仕方ないのに、それを抑えている感じ」(関係者)とのこと。近年、どのピッチャーも大量な投げ込み練習をやらない。「抑えている調整法」は西も同じだが、見方を変えれば、オフの間に自分を追い込む体力強化の練習を終えていて、「自信がある」ということだろう。 巨人が連覇できるのかどうか、開幕戦で全てが分かりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年05月20日 19時30分
巨人・菅野、『ヒルナンデス』にサプライズ登場で大反響 「菅野投手でもいいよ」オードリー春日の発言が予想外の展開に
20日の『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)で放送された企画「ハンドメイド主婦に弟子入り」。この企画に巨人・菅野智之がサプライズ登場する一幕があった。 「ハンドメイド主婦に弟子入り」はハンドメイド作品を販売する主婦に習って、オードリー・春日俊彰、タレント・松本明子らがハンドメイドに挑戦し、フリマアプリで実際に販売するという企画。この日はゲストにモデル・山之内すずを迎え、羊毛を専用の針で刺して作る「羊毛フェルト」、リボンを用いて花の形を作る「リボンフラワー」を製作した。 菅野登場のきっかけとなったのは、春日が製作し“グローブローズ”と命名したリボンフラワー。春日は野球選手がグローブを着用する際、捕球を安定させるために人差し指をグローブの外側に出す点に着目し、その人差し指に着けられるリボンフラワーを製作。製作後、進行役のオードリー・若林正恭が「どの選手に着けてほしい?」と春日に聞くと、春日は「菅野(智之/巨人)投手でもいいよ」と回答した。 >>巨人・菅野、今オフのメジャー移籍は絶望的? “カネ”に苦しむMLB球団、東京五輪も理由に挑戦は先送りか<< 若林はすかさず「『菅野投手でもいいよ』じゃないよ。するわけないでしょそんなの」とツッコみ笑いを誘ったが、春日の発言を受けた番組側が収録後にダメ元で着用を交渉したところ菅野は快諾。番組内では春日の“グローブローズ”を着用した菅野の写真と共に「僕を指名してくれたということで光栄です。着けて投げようかと思いましたが野球では無理ですね。トゥース!」とのメッセージが紹介され、春日は「うわあ~!」と手を叩いて喜んでいた。 今回の放送を受け、ネット上には「突然の本人登場でびっくり、よくOKしてくれたな」、「何してんだよ菅野wそこは断れよw」、「菅野断るどころか快諾ってノリ良すぎだろ(笑)」、「菅野が着用してる写真あんまり違和感なくて笑う」、「トゥースまで言ってくれてるじゃん、春日良かったな」といった反応が多数寄せられている。 プロ入りから巨人(2013-)でプレーし「176登板・87勝47敗・防御率2.36」といった成績を残し、最多勝を2回、最優秀防御率を4回、最多奪三振を2回獲得している菅野。今シーズンは開幕日こそまだ決まっていないが、菅野自身は既に3年連続6度目の開幕投手を務めることが決定している。 現在は最短の開幕日として想定される6月19日に照準を合わせ、ブルペン投球などを行い調整に励んでいる菅野。その菅野が番組にサプライズ登場したことに驚いた視聴者も多かったようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ
菅野・藤浪への批判に「プロにもなれなかったへたくそド底辺が」 元ソフトB大場氏の“激怒ツイート”が物議
2020年03月24日 17時00分
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スポーツ
元巨人・堀内氏、開幕ローテ確定は「菅野だけ」 他の先発陣へ苦言、その理由に「考え方が前時代的」と反発も
2020年03月19日 17時00分
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スポーツ
元・阪神の鳥谷、開幕延期でロッテに最大のチャンスもたらす? その一方で巨人・菅野ら開幕投手は苦悩の日々か
2020年03月11日 11時45分
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スポーツ
元巨人・堀内氏、菅野のフォーム改造に疑問 復活をかけた決断、「新人がやると戻れなくなる」リスクも指摘
2020年02月04日 17時00分
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スポーツ
巨人・菅野、”変則モーション”に手応えアリ? 九州で模索した新フォーム、女房役も絶賛する投球面の変化とは
2020年02月03日 11時47分
特集
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少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
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ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
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Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
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一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
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株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分