菅野智之
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スポーツ 2021年09月09日 11時00分
巨人・菅野が期間限定でクローザーに? ビエイラ抹消で転向説が急浮上、原監督が苦悩する課題解決にも追い風か
リリーバーの総動員か、それとも、エースの意地にチームの運命を委ねるべきか…。 DeNAにも連敗を喫した9月8日の試合後、宮本和知投手チーフコーチが発言のニュアンスを変えた。試合前、守護神・ビエイラが2試合連続でベンチ入りから外され、そのことを聞かれ、「ちょっと疲れている部分がありますから」と説明していた。 ところが、である。ビエイラが一軍登録も抹消されることが判明。同コーチは「大事を取って」と、言い直したのだ。 >>巨人・ビエイラが敵打者を挑発?「煽ってるとしか思えない」阪神ファン激怒、巨人ファンからは“過剰反応”と反論も<< おそらく、「大事を取って」の発言は本当だろう。ビエイラは試合前の練習をこなしている。「9月下旬から天王山になりそう。同24日からの阪神との3連戦で優勝の行方が決まるのでは」(プロ野球解説者) 24日からの3連戦が大一番になるとの読みは、阪神サイドからも出ていた。 最終決戦に向け、守護神を万全の態勢で臨ませたいとする采配は間違っていない。とは言え、それは最終決戦の舞台まで巨人が優勝戦線に踏み止まっていることが大前提となる。 ビエイラ不在は大きなハンディだ。「リリーバーの総動員」を予想する声も各方面から聞かれた。 「中川皓太を9回に登板させる継投策になると思う。デラロサはまだ本調子ではないので」(ベテラン記者) それだけではない。先発ローテーションに入っている投手の配置換えもありそうだ。 「菅野智之の暫定クローザーも一部で囁かれていました」(前出・プロ野球関係者) そもそも、原辰徳監督は今季の不振の原因は、球速が落ちたことだと思っている。年齢的なものではなく、投球フォームが変わったことによる悪影響であり、 「クローザーとして、1イニングを全力投球させれば、復活のきっかけにもなるのでは」 とも進言されているそうだ。 「ビエイラの再登録が可能になるのは、10日後。菅野が先発ローテーションを2回外れるだけ。先発陣への影響は無視できません」(前出・同) 菅野にもエースとしてのメンツがある。このままチームに貢献できないままシーズンを終えてしまえば、精神的ダメージが残る。そのダメージは来年のペナントレース開幕まで続く。そう考えると、菅野の暫定クローザーは、決して悪い話ではないだろう。 「菅野がリリーバーとして連投できないのなら、その時は中川で9回を締めてもらえば良い。今は打線全体が不振なので、僅差のゲーム展開は避けられません。ヘタに『リリーバーの総動員』なんて言ったら、チームが浮足立ちます。代理のクローザーは誰になるのか、しっかり決めておいた方が良い」(前出・同) 巨人が最も必要としているのは、連敗で沈みがちなチームの雰囲気を変える起爆剤だ。「エースの臨時登板」、新外国人選手の一軍昇格よりもインパクトがある。原巨人は最終決戦まで生き残ることができるだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年09月08日 17時00分
巨人・菅野、不可解な降板シーンに心配の声「あんな様子は見たことない」 原監督は軽症強調も、故障を隠しながら投げていた?
7日に行われた巨人対DeNAの一戦。「2-8」で巨人が敗れたが、試合結果以上に話題となったのが巨人のプロ9年目・31歳の菅野智之の途中降板だった。 >>巨人・井納に怒りの声「三軍に落とした方がいい」 阿部二軍監督の一喝も効果ナシ? 背信投球に歯止めがかからないワケは<< アクシデントが起こったのは、「2-5」と巨人3点ビハインドの5回裏1死二、三塁の場面。打席の山本祐大にスクイズを仕掛けられた菅野は、正面に転がってきた打球を奪取しながらのグラブトスで捕手・小林誠司に送球するも間に合わずに失点。その直後、菅野は本塁付近で両ひざに手をつくと、左ひざの裏側付近を押さえるような仕草を見せた。 これを受けベンチを出て菅野の元へ駆け寄った桑田真澄一軍投手チーフコーチ補佐は、再度左ひざ裏付近を押さえる仕草を見せた菅野にベンチへ下がるよう指示。直後に原辰徳監督が審判に投手交代を告げたため菅野は降板となったが、試合後には原監督が「(問題)ないと思うよ」と軽症を強調したことが伝えられた。 菅野の途中降板を受け、ネット上には「スクイズ処理した時に足でもつったのか? まあそこまで大事じゃなさそうで幸いだな」、「ベンチ帰る時も自分で歩けてはいたし、戦線離脱とかは無さそう」、「痛みがある中で投げてもしょうがないから、大事をとって降板させたんだろうな」といった反応が寄せられている。 一方、「今日の投球を見る限り問題が無いとは全く思えない、あんな様子の菅野はほとんど見たことないぞ」、「元々痛みがあったのを隠してたのか? 投球内容はそれぐらい酷かったぞ」、「開幕直後の故障が再発した可能性もありそう、だとしたら腰に続く爆弾を抱えたことになるが…」と、深刻な事態を懸念するようなコメントも複数挙がった。 「4回途中で負傷降板した形の菅野ですが、この日は『4.1回7失点・被安打7・与四死球5』と今季ワーストの失点を喫していました。そのため、スクイズ処理後に初めて左ひざに痛みが発生したのではなく、もともと痛みを抱えながら投げていたのではないかと考えているファンも少なくないようです。なお、菅野はプロ生活の中で複数回腰痛による戦線離脱を経験するなど腰に爆弾を抱えていることが知られているのですが、今季は3月30日に足の違和感で一時登録を抹消(4月9日に一軍復帰)。こうした経緯もあってか、今回の途中降板を受け新たに足にも爆弾を抱えたのではと状態を心配する声も複数見られます」(野球ライター) 試合後に「ゲームを作れなかったので、次の試合は作れるように頑張ります」と反省を口にしつつも、左ひざの状態については特にコメントしたとは伝えられていない菅野。次戦以降の登板でファンの不安を払しょくする投球を見せることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年09月02日 11時00分
巨人・菅野、先輩・内海のおかげで復活? 二軍降格中に密かに踏襲していた調整スタイルとは
9月1日、巨人・菅野智之投手が勝った。前日、16安打8得点を挙げた好調なヤクルト打線を「8回被安打1」に封じ込めた。複数のプロ野球解説者が「完全復活」を口にしており、 「2位阪神とのゲームは『0・5』。でも、終盤戦に入ってのエース復活は物凄く大きい」 と、巨人の連覇を予想する声も聞かれた。 >>巨人、中田を外さないと優勝争いは厳しい?「さっさと二軍に落とせ」打率0割目前の不振に降格待望論が浮上<< 「前回登板(8月26日)で復活のきっかけみたいなものも見られました。ホームランも食らったけど、100球近くを投げ(95球)、直球のキレも戻りつつあったので」 投手出身のプロ野球解説者の言葉だ。 素人判断だが、その前回登板と1日を見比べると、直球のスピード、キレは全然違う。1日の投球は別人であり、「短期間でこんなにも変わるものなのか?」という感想を持った。 「捕手の小林誠司の配球も勝因です。カットボールを多投させ、今まで見せたことのない配球でした。ヤクルトの各打者も『読み』が外れたというか」(前出・同) 短期間で菅野を蘇らせたのは、「配球」だけではないようだ。 チーム関係者によれば、二軍調整中は良い意味で“お節介な一面”も見せていたという。 「二軍や育成のピッチャーに自分から話し掛け、アドバイスも送っていました。若手からすれば、雲の上の存在。菅野にアドバイスされ、若手は緊張していました」 自身が不振な時こそ、チームのためになることを探し、行動する――。これは、埼玉西武に移籍した内海哲也投手のスタイルだ。巨人時代の内海は、投手陣全体を牽引してきた。その姿に触発された若手の一人が菅野であり、不振で調整している間、内海を模倣していたという。 「でも、練習の大半は一人でした。室内練習場を締め切って、ネットに向かっての投球練習ばかり。担当コーチやブルペン捕手だけが入室を許され、投球フォームをチェックしていました」(前出・関係者) 二軍調整中は取材も完全NGだったので、詳細は不明だが、「若手時代の練習もやっていた」との情報も聞かれた。 その若手時代の練習とは、バドミントンのラケットを使ってのシャドーピッチング。肘を高く挙げるためで、菅野もピッチングスタイルについて色々と思い出すことも多かったようだ。 「昨季、上半身を先に動かす投球フォームに変えました。不振の間、直球の威力を取り戻そうとし、コーチスタッフと話し合いながら微調整を続けていたら、最終的に元の投球フォームに戻ってしまいました」(前出・プロ野球解説者) 試合後、原辰徳監督は「次の登板も楽しみ」と言っていたが、次回登板の結果を見て復活がホンモノかどうかを判断するというニュアンスに聞こえた。 しかし、球場を後にする巨人ナインは明るかった。エースが勝つと、チームが活気づくというのは本当のようだ。次回登板の結果次第では、ペナントレースの今後も見えてきそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年08月27日 11時00分
巨人・菅野の後半戦復調は絶望的か 復帰戦で致命的な劣化を露呈、昨季の“改造”も伏線に?
もう一度、ゼロから身体を作り直さなければならないだろう。 8月26日の広島戦、巨人・菅野智之投手が56日ぶりの先発マウンドに立ったが、初回から2本のホームランを食らうなど苦しい立ち上がりとなった。結果は、6回被安打6失点5。原辰徳監督は後半戦のキーマンとして菅野の名前を挙げていただけに、終盤戦の首位争いにも影響してきそうだ。 >>巨人の中田トレード獲得、稲葉監督や梨田氏が根回ししていた? 電撃移籍の舞台裏を原監督が大久保氏に明かす<< 何人かのプロ野球解説者にこんな質問をした。「阪神と巨人、どちらが有利ですか」――。彼らは異口同音に「巨人」と答えるのだが、その予想の根拠は「菅野がいるから」とのこと。フルメンバーで戦っている阪神に対し、巨人はピッチャーでは菅野、野手陣では梶谷隆幸外野手が控えており、「戦力のプラス要素があるから」と説明していた。 しかし、26日の菅野を見る限り、今季中の復調は厳しいのではないだろうか。 「球速? 140キロ台前半でした」 直球のスピード、威力のダウンについては専門家の間で様々な指摘もされている。技術的な説明は割愛するが、最終的に行きつく原因は、「身体作り」ということらしい。 「昨季、投球フォームを変えましたよね。上半身の力を使った投球フォームにしたのは、メジャーリーグ挑戦を視野に入れていたからです。日本の球場のマウンドはメジャーリーグほど高くありません。下半身主導の投球ができるように、もう一度、身体を作り直さないと…」(球界関係者) 試合後、宮本和知投手チーフコーチは「95球投げられたのはプラス材料。次は100球以上」と、“復調の兆し”があったことを強調していた。 しかし、「身体作り」という点で、ちょっと気になった点もあった。前回登板の7月1日と比べ、菅野は少し痩せたように見えた。 二軍降格後、相当量の走り込みをしたのではないだろうか。 選手名鑑では菅野の体重は「92㎏」となっていた。過去3年遡っても同じ数値だったが、今年の菅野はどう見てもお腹が出ていた。春季キャンプ中の話になるが、その件をチーム関係者にぶつけたら、「筋肉が付いてそう見えるだけ。菅野はチームで1、2を争う練習熱心な選手」と反論していた。 「今年の菅野は絶対に92㎏ではない」と思ったが…。 チーム関係者の証言通りだとすれば、筋肉の付けすぎで“身体のキレ”を失ったのではないと思われる。お腹、上半身の筋肉が付きすぎたのも、メジャーリーグ挑戦を意識しての肉体改造によるものだ。お腹周りが少しスリムになったのは、本人もこのままではヤバイと思ったからだろう。 宮本コーチの話しぶりからして、菅野にはもう一度、先発のチャンスが与えられそうだ。次も失敗したら、ダイエット命令も出されそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年07月02日 11時00分
巨人・菅野に侍ジャパン辞退の可能性が浮上? 千賀に続く追加招集に他球団は戦々恐々か
東京五輪を戦う侍ジャパンは、メンバーの登録期限を7月5日に予定している。巨人・菅野智之投手のKO劇は、代表メンバーの“最終登録”にも影響してきそうだ。 「侍ジャパンの稲葉篤紀監督が福岡でソフトバンクと埼玉西武の試合を視察し、巨人戦には腹心である建山義紀投手コーチが訪れました。菅野は代表メンバーの24人が発表されてから初めての登板となります。建山コーチを派遣したということは戦力としてアテにしている、そして、心配もしているからでしょう」 プロ野球解説者、取材陣の多くがそんなことを話していた。 >>侍ジャパン・稲葉監督、五輪メンバー選考基準を明かし驚きの声「そういう面も重視してたのか」 過去の気苦労の影響指摘も<< 菅野は3回途中で降板。僅か32球で失点4、巨人・原辰徳監督と侍ジャパン首脳陣の期待を裏切ってしまった。 「稲葉監督はソフトバンクの工藤公康監督と話もしています。千賀滉大投手の状態を確認したことも認めており、彼が三軍戦に投げた29日、建山コーチに視察をさせています。千賀の代表入りは間違いないでしょう」(球界関係者) 侍ジャパンの課題は、骨折で代表入りを辞退した巨人・中川皓太投手の代役を探すことだった。左足の故障より、今季公式戦での登板は1試合のみ。国際試合での実績は十分だが、実戦から遠ざかっている千賀の選出にも驚きだ。このままだと、「菅野の辞退」ということも十分にあり得る。 「12球団の監督、コーチの関心は『2人目の追加投手は誰なのか』に移っています」(前出・同) 先発投手を送り出すとなれば、所属球団の監督、コーチは五輪での疲労も加味し、ローテーションの順番も変更しなければならない。救援投手であれば、登板過多にさせないため、他のリリーバーを連投させることも考えなければならないだろう。 「稲葉監督はメディアの前では視察した投手を指して、『候補の一人』とコメントしていますが、裏では何も言ってくれません。代表入りの可能性が本当にあるのなら、所属球団に内々にそう伝えるべきですが、それがないんです。ギリギリまで考えたいとする気持ちも分かりますが」(前出・同) もっとも、「菅野は五輪で投げる」という声も聞かれた。「五輪本番までの1か月弱で再調整できる」と、彼のキャリアと経験値に期待してのコメントだったが…。 「4月以降、公式戦で投げていない千賀が選ばれるんですよ。菅野の不振が故障によるものでなければ、稲葉監督が辞退させませんよ。菅野、千賀を投手陣の軸として考えているようです」(ベテラン記者) 菅野の状態だが、オンライン取材が始まる前のことだ。宮本和知投手チーフコーチは私見と前置きした上で、「次回登板は厳しい」との見解を伝えた。「厳しい」とは、二軍再調整という意味だ。 「試合後、原監督は菅野を呼び、話し合いをしています。宮本コーチも同席したようですが、登録抹消を予想する声を覆すような新情報は入っていません」(前出・同) “2人目の追加投手”に怯える他球団にすれば、菅野には五輪で投げてほしいと思っているのかもしれない。菅野は原監督に何を伝えたのか、金メダル獲得にも影響してきそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年06月07日 20時30分
巨人エース・菅野のクローザー転向を提案? 高木氏の主張に「もったいなさすぎる」賛否、過去の前例から期待の声も
野球解説者の高木豊氏(元横浜他)が6日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。動画内での発言が、ネット上の巨人ファンの間で物議を醸している。 今回の動画で高木氏は、2日から正守護神・デラロサが故障離脱している巨人をテーマにトーク。ビエイラ、畠世周、中川皓太といった代役候補たちも立場を確立するには至っていないが、高木氏はエース・菅野智之がクローザー不在を解消する一番の適任者だと主張した。 高木氏は抑え投手に求められる要素として「気持ちが強い」、「球が速い」、「特殊(な)ボール(変化球)がある」、「三振が取れる」、「連投が利く」と5つの要素を挙げる。その上で、「(クローザーに適しているのは)菅野なんだよ。精神的に強いし三振も取るし、故障(右ひじ違和感)があるから連投は利かないだろうけど球も速い」と、巨人投手陣で最も抑えに必要な要素を兼ね備えているのは菅野だと主張した。 高木氏は続けて、デラロサ、ビエイラ、中川の3名には足りない要素があると主張。デラロサには「気持ちの不安が表情や態度に出る」、ビエイラには「球は速いけどちょっと違う。(三振が取れるかが)不安定」、中川には「特殊ボールがない」とそれぞれ指摘した。 一方、畠については足りない要素には触れずに、「(首脳陣が)『失敗してもいいからやってこい』って言うんだったら、クローザーに育つぐらいの素質はあると思う」とコメント。ただ、「巨人は待ってられないでしょ。そこで失敗してたらアウトだもん。阪神が走っちゃう」と、阪神を追わないといけない現状では畠を育成する余裕はないのではと推測していた。 高木氏は動画で菅野に次いで抑え適性を備えているという投手や、抑え候補を新助っ人獲得でまかなう可能性についても話している。 >>巨人・小林、交流戦後にトレード移籍? 有力候補はロッテ・楽天か、高木氏が二軍暮らしの不自然さ指摘も賛否<< 今回の動画を受け、ネット上には「2ケタ勝利は固い菅野を抑えに回すのはさすがにもったいなさすぎる」、「菅野にも足りない要素があるのに適役というのはなんか矛盾してないか?」、「右ひじ故障から復活したばかりなのに、抑えで使ってたらまた壊れる気しかしない」といった苦言や批判が多数寄せられている。 一方、「上原(浩治氏/元巨人他)みたいに適性広がるメリットもあるだろうし案外悪くない話では」、「クローザーもできればMLB側の評価も上がるだろうから、菅野は意外と快諾しそうな気もする」、「山口(俊/3日にNPB復帰の意向を表明)の獲得が実現したら検討する価値はあると思う」といった賛同の声も複数見受けられた。 「チームを率いる原辰徳監督は2007年、それまでエースを務めていた上原氏をクローザー不在の状況を解消するため抑えに配置転換したことがあります。その結果、上原氏は同年『55登板・4勝3敗4ホールド32セーブ・防御率1.74』と抑えとしての才能を開花させ、その後のMLB時代(2009-2017)も『436登板・22勝26敗81ホールド95セーブ・防御率2.66』と確かな実績を残しました。そのため、現エースの菅野も抑えに回せば上原氏のような活躍を見せてくれるのではと考えているファンは少なくないようです。加えて、菅野が昨オフポスティング不成立でMLB移籍を実現できなかったことを引き合いに、今オフ噂される再挑戦へ向け商品価値を高めるメリットもあるのではとの見方もありますね。また、巨人は現在山口の復帰に向けて動いていると伝えられているため、山口の復帰が実現すれば菅野のクローザー転向を試す余地も出てくるのではという意見も散見されます」(野球ライター) 今季は先発として「7登板・2勝3敗・防御率2.11」と、失点は少ないものの黒星が先行している菅野。クローザー転向となれば大きな話題を呼ぶことはまず間違いないが、果たして原監督が14年前と同じ決断を下すことはあるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について高木豊氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ
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スポーツ 2021年05月31日 11時15分
巨人・原監督がソフトバンク相手に総力戦を仕掛けたワケ 吉と出るかは菅野次第? ファームでも次の一手を準備中か
2019年6月22日以来708日ぶりの白星。交流戦、日本シリーズでの連敗を11、オープン戦を含めて14となる対ソフトバンク戦の連敗をようやく止めることができた(5月30日)。試合後の巨人・原辰徳監督は「落ち着いていた」(担当記者)そうだが、同日の采配から“6月の展望”も見えてきた。 「打撃不振の丸佳浩をスタメンから外しました。ベンチ入りメンバーを確認したら、28日に先発した畠世周も登録されていました。畠は実際にブルペンにも行っていたので、状況次第では本当に投げさせるつもりでいたんだと思います」(現地メディア) 先発・戸郷翔征も中4日での登板だった。 総力戦か? こんなスクランブル態勢の状況を聞かされると、対ソフトバンク戦の連敗脱出に懸ける思いがいかに強かったのかが窺える。しかし、この総力戦には悲壮感はなかったようである。 「菅野智之に復帰メドが立ったようです。早ければ、次々節の日本ハム戦で先発してくると思われます」(球界関係者) 菅野は5月7日のヤクルト戦で「右肘の違和感」を訴え、以後、ファームで調整を続けていた。戸郷を「中4日」で使わざるを得なかった理由も「菅野不在」によるものだが、 「メルセデスも帰って来るので、戸郷は次の先発登板を休ませるようです。だから、中4日で30日に投げさせました」(前出・同) との声も聞かれた。 その通りだとすれば、菅野、メルセデスの復帰により、「戸郷の次のローテーションを飛ばして休ませてやることもできる」と判断したのかもしれない。 「戸郷が降板した後、6人もリリーフ投手を投入しました。大竹寛が三軍戦で投げています。このクラスのベテランを三軍で投げさせたということは、一軍復帰が近いから、急いで実戦テストをさせたかったのでしょう」(前出・同) 戦線を離れていた主力投手たちに帰還のメドも立ちつつあるようだ。 「首位阪神とのゲーム差がなかなか縮まりません。菅野たちが帰還するまでの間、これ以上引き離されないようにするため、ソフトバンク戦で総力戦を仕掛けたみたい」(ベテラン記者) 阪神追撃の態勢は整いつつあるようだが、「万全」というわけではない。チームリーダー・坂本勇人についてはファームでもまだ実戦調整ができていない。 >>巨人・若林の走塁ミスは後藤コーチの責任? 原監督も激怒した暴走に苦言相次ぐ「明らかに判断ミス」<< また、昨季のシーズン途中でのトレードが功を奏し、「今年も仕掛けてくるのではないか?」との噂も絶えない。しかし、こんな声も聞かれた。 「シーズン中のトレードともなれば、交渉先の相手チームにサインを教えることになりかねません。だから、同じセ・リーグ同士ではトレードはできません。交渉先はパ・リーグ球団に限られてしまうわけですが、交流戦中なので無理」(前出・同) まずは次々節の日本ハム戦で復帰する菅野には、絶対に勝ってもらわなければならない。それでチームを鼓舞することができなければ、ライバル阪神は本当に独走態勢を固めてしまうだろう。巨人の総力戦はもうしばらく続きそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年03月24日 11時00分
巨人・原監督が中川を守護神に昇格させたワケ “9回打ち切りルール”がもたらす他球団にはない好材料とは
9回打ち切り、延長ナシの特別ルールは、原巨人にとって追い風となりそうだ。 去る3月22日、財界人の応援会合・燦々会に代わる「読売ジャイアンツ出陣式」が開催された。長嶋茂雄終身名誉監督も出席し、原辰徳監督や菅野智之投手ら巨人ナインにエールを送っていたが、関係者によれば、その長嶋氏の開幕ゲームの観戦も検討されているという。 「新型コロナウイルス禍により、今季は延長戦ナシ。9回打ち切りになるということは、救援投手陣の総力戦も可能となります」(ベテラン記者) “救援投手陣の総力戦”とは、クローザーが不調だった場合、セットアッパーを緊急投入できるということだ。 「クローザーが不調で走者を溜めてしまい、一打逆転なんて場面もあります。その時、首脳陣はクローザーのメンツに配慮し、交代させないのが一般的です。でも、内心では延長戦に突入した場合も念頭に入れ、セットアッパーをどのイニングで投入するかを考えています」(前出・同) イニングの途中で、クローザーを交代させることはほとんどない。皆無と言っていいだろう。「クローザーのメンツ」に配慮するからで、また、守っている野手たちも、そのクローザーを指して、「アイツで負けたのなら、仕方ない」と割り切っている。 しかし、今季の巨人は少し違うようだ。 >>巨人・井納の”恥ずかしい”負傷が憶測呼ぶ 原監督もあ然のアクシデントに「相変わらずの宇宙人ぶり」の声も<< 「中川皓太投手が正式にクローザーを務めることが決定しました。これまで中担ぎで頑張ってきて、それが評価されての『昇格』です」(プロ野球解説者) 中川は第3期原政権で頭角を現したリリーバーでもある。昨季は37試合に登板し、防御率1・00。今季オープン戦でも計5イニングを投げて“防御率ゼロ”とバツグンの安定感を見せていたが、他球団のクローザーとはちょっとタイプが異なる。 圧倒的なスピードボールもなければ、鋭角に落ちるフォークボールもない。他球団のクローザーは三振を狙えるが、中川は打ち損じを誘い、ゴロアウトを積み重ねていくタイプだ。 過去にもそんなタイプのクローザーはいたが、こんな指摘も聞かれた。 「菅野の東海大学時代の後輩にもあたります。菅野に『変化球に対する考え方』を改めさせられ、それがブレイクのきっかけになったと聞いています」(球界関係者) 変化球は曲がり幅の大きさを競うのではなく、「打者の手元」で曲がるから効果的だと教えられたそうだ。「小さく、鋭く曲がった方が」とも教えられ、それが今日のピッチングスタイルを作ったわけだ。 「菅野の後輩ということは、原監督の後輩にも当たります。『今日は良くなかった。だから』と、指揮官は言い切れます。クローザーに救援投手を送っても、メンツの問題にはならないし、チームの不協和音に発展することもありません」(前出・同) 中川は二軍から一軍、敗戦処理から勝ちゲームでの起用、セットアッパー、そして、今季のクローザー抜てきと階段を上ってきた苦労人でもある。頑張ってきた経歴を知るファンは飛躍の一年にしてもらいたいと思っているはず。 延長戦を意識しない投手交代は、指揮官の負担の軽減も減らす。今季の特別ルールは救援投手陣が豊富で、クローザーのメンツに配慮しなくて済む原巨人にとって、間違いなくプラス材料となる。他球団もそうだが、救援投手がペナントレースの明暗を分けそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年02月25日 17時00分
巨人ドラ1・平内、対外試合炎上は菅野のせい? 堀内元監督の持論に賛否、マー君の後輩と比較する声も
元巨人監督・堀内恒夫氏が24日に自身の公式ブログに投稿。その内容がネット上のファンの間で物議を醸している。 今回のブログで堀内氏は、23日の練習試合ヤクルト戦で「3回5失点・被安打7」と炎上した巨人ドラ1・22歳の平内龍太の投球に言及。堀内氏は11日の投稿で、平内は投球直前に下ろす右腕の位置が一定しておらず球種バレ、制球の乱れといったリスクがあると苦言。今回のブログでも、「投げ方で球種がわかって高いボールが多かったら 少々スピードが速くたってやられちゃうよ」と同様の指摘をした。 >>巨人ドラ1・平内に「勝つのは難しい」 紅白戦で無失点の好投も、堀内元監督の鋭い指摘に驚きの声<< 問題となっているのは、平内の不調の要因についての持論。堀内氏は「ドラフト1位で入団 周りの期待も大きい。やる気充分で入ってきてくれたと思う。そこでだ、キャンプで菅野が投げてるのを観たとする」、「そうすると気持ちだけが焦るわけさ。このままじゃいけない。今の自分じゃ通用しない、って」と、同僚・菅野智之との実力差に焦りが生じているのではないかと推測した。 「昨日のピッチングを観ていて焦りと疲れを俺は感じたよ」と、ヤクルト戦の投球からも平内の焦燥感が伝わってきたという堀内氏。「コーチとよく相談してフォームを改善すること」、「やたら周りと比べず 自分の特徴を早く知って自分のボールを信じて磨くように」と、他選手を意識し過ぎずに課題克服に取り組んでほしいと語っていた。 今回の投稿を受け、ネット上には「菅野の投球を見て『俺も早くそのレベルに』って焦って、オーバーワークした結果不調になったってことかな」、「巨人の開幕ローテはまだ固まってないから、それに対する焦りもあるだろうな」、「ルーキーが先輩のプレーを見て『俺やっていけるのかな…』って思うのはよく聞く話だけど、平内も自信を失ってるところがあるのかもしれない」、「菅野は9年目で通算101勝のエース。すぐに追いつけるような存在じゃないから焦らずに実力を磨いてほしい」といった反応が多数寄せられている。 一方、「その考え方は間違ってる、マー君(田中将大/楽天)の横で投げてる早川(隆久/同)は好調だろ」、「早川が開幕ローテを掴みかけてる以上、堀内さんの持論は通用しない」、「菅野は平内を高く評価してるってニュースにもなってたけど、不調を勝手に自分のせいにされたらたまったもんじゃないな」といった否定的なコメントも複数見受けられた。 「一部ファンが名を挙げている早川は、2020年ドラフトで1位指名を受け楽天入りした平内と同じ22歳の投手。今春キャンプでは田中将大(通算176勝)、涌井秀章(同144勝)、岸孝之(同132勝)、則本昂大(同85勝)といったそうそうたる先発陣に囲まれる中でブルペン投球を行うこともしばしばでした。ただ、早川は20日の練習試合日本ハム戦で『2回無失点・被安打1』と好投を見せ、22日には石井一久監督が開幕ローテ入りを示唆するなどここまでは順風満帆。もちろん、平内と早川のメンタルには差があるでしょうが、より実績のある投手に囲まれている早川は特に気後れする様子は見せていないため、平内が菅野を見て焦りを感じ苦しんでいるという堀内氏の持論に疑問を抱いているファンも少なくないようです」(野球ライター) ヤクルト戦後、「ボールの一球一球のレベルを上げていかないとこのままじゃ無理だなと思いました」と猛省したことが伝えられている平内。今後の実戦で名誉挽回の投球を見せることはできるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について堀内恒夫氏の公式ブログよりhttps://ameblo.jp/horiuchi18/
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スポーツ 2021年01月17日 11時00分
巨人・菅野、MLBでの成功は絶望的? NPBすら追われたケースも、ポスティング不成立に終わった選手の末路は
2012年のドラフトで1位指名を受け巨人に入団し、昨季まで「196登板・101勝49敗・防御率2.32」といった数字を残しているプロ9年目・31歳の菅野智之。その菅野のポスティング不成立・巨人残留は、今オフのストーブリーグでも屈指の話題となった。 昨年12月8日にポスティング申請し、MLB移籍をめざしていた菅野。申請直後から複数のMLB球団が移籍先の候補として浮上し、中でも今オフ、ダルビッシュ有が加入したパドレスとは最後まで交渉を続けていたが、8日に巨人は菅野のポスティング不成立・チーム残留を発表。報道では菅野が「100%、自分の中で納得できるものがなかった」と、条件・環境面で納得のいくオファーではなかったという旨を口にしたことも伝えられた。 ネット上の多くのプロ野球ファンはもちろん、元巨人・上原浩治氏も8日に自身のツイッターを通じ「必ず行くからポスティング、って思ってたんだけど、もう違う考えなんだね」と驚きを表明した菅野のポスティング不成立。今オフは日本ハム・西川遥輝もポスティング不成立によりチームに残留しているが、過去10年ではこの他にわずか3名しかポスティング不成立に終わった日本人選手はいない。 >>MLB移籍断念の巨人・菅野に「もう違う考えなんだ」上原氏ら球界人から驚きの声 本人は来オフの再挑戦を示唆?<< 2011年に「53登板・2勝0敗3ホールド・防御率4.22」といった数字を残した横浜(現DeNA)・真田裕貴は、同年オフにポスティングを申請したものの獲得に手を挙げるMLB球団は現れず同年12月8日に不成立に。その後は球団側から12月16日に自由契約としてもらった上でMLB移籍を模索したが移籍先は見つからず、結果的に翌2012年3月19日に巨人入りすることとなった。 巨人入り後の真田は右足故障の影響もあり1試合しか一軍登板がないまま2012年オフに戦力外となったが、翌2013年にプレーした台湾・CPBLの兄弟エレファンツでCPBL記録となる32ホールドをマークするなど活躍し同年11月29日にヤクルトへ入団。ただ、2014年は「12登板・0勝1敗・防御率7.71」と振るわず同年オフに戦力外となり、その後は2015〜16年にかけBCリーグでプレーした後同年12月5日に現役を引退している。 2011年に「144試合・.297・16本・100打点・168安打」といった数字をマークした西武・中島裕之(現宏之)は、同年オフにポスティングを申請。だが、獲得に乗り出したヤンキースとの交渉がまとまらなかったことから移籍を断念し、翌2012年1月10日に西武と契約を更改し残留した。 ただ、中島は「136試合・.311・13本・74打点・155安打」をマークした2012年オフに海外FA権を行使し、その結果同年12月18日にアスレチックスへの入団が決定。しかし、2013、14年とメジャーでは1試合も出場できないまま同年オフにNPB復帰・オリックス入団となり、2019年からは巨人でプレーを続けている。 広島・菊池涼介は「138試合・.261・13本・48打点・143安打」をマークした2019年オフにポスティングを申請。当時の報道ではアスレチックス、ブルワーズ、ナショナルズなど複数のMLB球団が獲得に乗り出すのではとの見方が強かったが、具体的なオファーを出す球団は現れず同年12月27日に年俸3億円(推定)プラス出来高での4年契約で残留を表明した。 MLB移籍が実現しなかった菊池は翌2020年、「106試合・.271・10本・41打点・102安打」と前年を若干下回る打撃成績に。ただ、守備では二塁手としてはNPB初となるシーズン無失策や、セ・リーグ記録となる503守備機会連続無失策など複数の記録を樹立している。 それぞれポスティングでMLB移籍を狙ったものの、実現には至らなかった以上の3名。中島は翌年海外FA権を行使してリベンジに成功したが、菊池は長期契約を結んだため今後のMLB移籍の可能性はほぼ消滅。また、真田はMLBはおろかNPBも一時追われるなど三者三様だ。 今回不成立となった菅野は順調にいけば2021年シーズン中に海外FA権を取得するため、状況としては2011年オフに不成立となった中島と酷似している。中島は翌年に3割以上の打率をマークした後改めてMLB移籍を実現させたが、果たして菅野も同様の道をたどるのか。昨季残した「20登板・14勝2敗・防御率1.97」からどのように成績が変化するかも含め、今後もその動向はプロ野球ファンの注目を集めそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について上原浩治氏の公式ツイッターアカウントよりhttps://twitter.com/teamuehara
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