菅野智之
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スポーツ 2021年01月08日 18時55分
MLB移籍断念の巨人・菅野に「もう違う考えなんだ」上原氏ら球界人から驚きの声 本人は来オフの再挑戦を示唆?
昨年12月8日にポスティング申請し、今オフのMLB移籍をめざしていた巨人・菅野智之。8日、その菅野がMLB移籍を諦めチームに残留すると球団が発表し、複数メディアもこれを報じた。 球団公式サイトの発表によると、菅野はポスティング制度の交渉期限である8日午前7時(現地時間7日午後5時)までに、来季もチームに残留することを決意したと球団側に連絡したとのこと。公式サイト上には「悩み抜いた末に残留を決断してくれ、感謝します」という山口寿一オーナーのコメントも掲載されている。 また、報道では菅野と巨人が結んだ契約についても詳細が伝えられている。それによると、菅野は4年4000万ドル(約41億5000万円/推定)という超大型契約で巨人との残留に合意したというが、契約の中には菅野側が1年ごとに契約の続行可否を判断できる、いわゆるオプトアウト(契約破棄条項)の条項が含まれているとのこと。また、菅野は順調にいけば2021年シーズンに海外FA権を取得するため、来オフに改めてMLB移籍を目指すのではとみられている。 >>日本ハム・有原、巨人・菅野を差し置いてMLB移籍に成功したワケ「交渉決裂」現地メディアの報道に原監督は一安心?<< 菅野の残留を受け、複数の球界OBが自身のSNSを通じコメントしている。元巨人・上原浩治氏は8日に自身の公式ツイッターに「巨人にとっては嬉しいニュース」、「必ず行くからポスティング、って思ってたんだけど、もう違う考えなんだね」と投稿。菅野の残留は巨人にとっては追い風とした一方、海外FA権の取得を待たずにポスティングに踏み切り、最後まで獲得に動いていたパドレスをはじめ複数のMLB球団と交渉しながら結果的に残留を選んだ菅野の決断に驚いている。 元阪神・藤川球児氏は同日に自身の公式ツイッターに投稿し、「セリーグの対戦チームは脅威になるだろうけど 弱気な発言は聞きたくない」、「素晴らしい投手と素晴らしい対戦を期待します」とコメント。セの他5球団は菅野の残留に気後れすることなく、対戦時に打ち崩せるように頑張ってほしいと激励した。 今回の菅野残留については、ネット上にも「今オフの退団、MLB行きは既定路線という雰囲気だったから残留はびっくり」、「コロナ禍の影響でいい契約は引き出しにくいし、そもそもシーズンがまともに行われるかも分からないから決心つかなかったのかな」、「来オフにまた再挑戦できるよう、文句のつけようがない数字を残してくれることを期待したい」「菅野本人は残念だろうけどNPBにとっては朗報、セ他球団は打倒菅野、打倒巨人を目標にレベルアップしてほしい」といった反応が多数寄せられている。 残留についての報道の中では、「原監督やチームメイトたちと日本一奪還を目指し、今シーズン後に改めて自分の夢、将来を考えたいと思っています」とコメントしたことが伝えられている菅野。来オフのMLB再挑戦に向け、今季はどのような成績を残すのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について読売巨人軍の公式サイトよりhttps://www.giants.jp/top.html上原浩治氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/TeamUehara藤川球児氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/kyuji22fujikawa
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スポーツ 2021年01月08日 11時30分
日本ハム・有原、巨人・菅野を差し置いてMLB移籍に成功したワケ 「交渉決裂」現地メディアの報道に原監督は一安心?
“エース残留”が、巨人にとって最高の戦力補強なのだが…。 「まだ、何も発表がありません。ギリギリまで交渉するつもりなんでしょう」 米東部時間・1月7日午後4時半(日本時間/8日午前6時半)、巨人・菅野智之投手の代理人であるジョエル・ウルフ氏の動向を追っていた米国人ライターがそう答えた。 新型コロナウイルス禍により、今オフの米球界のフリーエージェント市場も大きな影響を受けた。まず、各球団の編成トップ、代理人が一堂に集まるウィンターミーティングは中止された。そのため、交渉はオンラインや電話となり、代理人は“空気”が読めず、球団側との駆け引きができなかった。球団、代理人双方とも、いったん、持ち帰って改めて返答するとしたため、全ての交渉が遅延したそうだ。 「オンラインが菅野の交渉を遅延させた一因と目されていました。交渉期限の1月8日午前7時(日本時間)が近づくにつれ、菊池雄星(マリナーズ)が渡米した時の『4年総額5600万ドル(約57億7000万円)』以上という、金銭的な話も出てきましたが」(スポーツ紙記者) プロにとって、メンツ、評価はカネだ。しかし、「菊池以上でなければダメ」とする情報を詳しく聞いてみると、今オフの異常事態がまた一つ見えてきた。 >>大谷翔平に「ラストチャンス」MLB公式の真意は古巣日本ハムも危惧?本人だけに収まらない二刀流の弊害とは<< 「有原航平がレンジャーズと2年620万ドル(約6億4000万円)で、菅野よりも早く契約にこぎ着けました。ここで、日本人投手に対する相場が高騰したというか…」(米国人ライター) 菅野と有原は、代理人が同じだ。巨人に未練を残した菅野と、米球界挑戦を熱望していた有原とでは交渉の内容も異なる。「行きたい!」と強く思っている有原が先に決まるのは当然の流れだが、レンジャーズが条件提示してくる前に、別球団のアジア担当スカウトがアタックしていたそうだ。 「パイレーツのスカウトが有原に猛アタックし、有原の評価が一気に上がったんです。大半の米球団はマイナー契約を交わし、キャンプン、オープン戦を見てからメジャー昇格を検討するとしていましたが」(前出・同) その後、好条件で有原はレンジャーズと契約した。「マイナー契約もあり得る」と目されていた有原が好条件で契約できたのも、パイレーツの高額提示が影響しているという。しかし同時に、「菅野は安売りできない」との“空気”が代理人事務所にも広がり始めた。 「新型コロナウイルスは21年シーズンの日程にも影響を及ぼしそうなので、たとえ菅野であっても、メジャーリーグでまだ1球も投げていない投手にエース級の金額提示はできません」(前出・同) また、安価で菅野を契約させてしまえば、代理人がその手腕を疑われてしまう。これも、交渉遅延と決裂につながったようだ。 交渉リミットである日本時間の1月8日午前7時を少し過ぎたころ、代理人のオフィスがあるロサンゼルスの各メディアが「交渉決裂の模様」と報じた。菅野残留は原辰徳監督にとって朗報かもしれないが…。 そう言えば、菅野はプロ入りも“ドラフト浪人”で1年遅れだった。今回のメジャー挑戦もそうだが、「持っていないオトコ」なのかもしれない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年12月18日 17時00分
巨人・戸郷の新人王落選に「むしろ最高」期待の声 球団4人目の新人特別賞、菅野級のスター選手へ大成するカギは
今季「19登板・9勝6敗・防御率2.76」といった数字を残し、チームのセ・リーグ2連覇に貢献したプロ2年目・20歳の巨人・戸郷翔征。17日、その戸郷が同日に行われた「NPB アワード 2020」でセ・リーグ新人特別賞を受賞した。 今季は「18登板・10勝3敗・防御率1.91」をマークした広島・森下暢仁と熾烈な新人王争いを展開した戸郷。同日にNPB公式サイト上で発表された記者投票(投票総数313票)の結果、戸郷は9票、森下は303票と新人王には森下が選出されたが、落選した戸郷にはリーグ側から新人特別賞が贈られた。 新人特別賞は新人王に値する活躍を見せた選手が複数名いたとリーグ側が判断した場合、新人王に選出されなかった選手に贈られる特別表彰。明確な選出基準は設けられていないが、投手なら10勝前後、野手なら130安打前後をマークした選手に贈られたケースが多いため、今回の戸郷も9勝という数字がリーグ側から高く評価されたものと思われる。 >>巨人戦力外選手への“ベストナイン投票”に「ふざけすぎ」ファン激怒物議を醸す吉川大・モタへの投票、理由説明を求める声も<< 戸郷の新人王落選を受け、ネット上には「数字的には森下の方が上だけど、こんなに大差付けられての落選はガッカリ」、「戸郷は9月以降2勝しかできなかったから、この失速が森下と明暗を分けたかな」、「シーズン中から新人王意識してたし本人も相当悔しいだろうな」といった反応が多数寄せられている。 一方、「特別賞もらえたのはむしろ最高では」、「過去に受賞した先輩たちはみんなスター選手になってるから凄く期待できる」、「1年投げ抜けるスタミナをつければ、前回受賞した菅野(智之)級の投手になれるはず」と落選以上に新人特別賞受賞を喜ぶコメントも複数見受けられた。 「巨人選手が新人特別賞を受賞したのは、中日・川上憲伸との新人王争いに屈した高橋由伸(1998年)、同僚の巨人・山口鉄也に賞を持っていかれた坂本勇人(2008年)、ヤクルト・小川泰弘に受賞を阻まれた菅野(2013年)に続き戸郷が4人目。過去の3名は全員チーム、そして球界を代表する選手にまで大成しており、“新人王を逃した選手”というイメージはほとんど持たれていません。戸郷はシーズン後半の9月以降『2勝4敗』と白星を伸ばせませんでしたが、8月までの前半戦は『7勝2敗』と大きく白星を先行させていました。ですので、シーズンの最後まで息切れしないようスタミナをつければ、3名の先輩たちのように大成するだろうと今後に期待しているファンも多いようです」(野球ライター) 新人王受賞はならなかったが、わずか2登板にとどまった昨季と比べると大きな成長を見せた戸郷。落選の悔しさをバネに、偉大な先輩たちのように成長することはできるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用についてNPB公式サイトよりhttps://npb.jp/
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スポーツ 2020年12月15日 11時00分
ポスティング中の巨人・菅野、DeNAがまさかの強奪? 球団首脳は“1枠分の無駄”を覚悟か
こちらも、菅野智之投手がキーマンになってきた。 前DeNAの梶谷隆幸外野手、井納翔一投手の巨人入団会見が開かれた(12月14日)。同席した原辰徳監督は「1番・梶谷、2番・坂本、3番・丸、4番・岡本。強いパーツが一人加わり」と早くも2021年の新打線構想を語っていた。 昨年はフリーエージェント交渉に失敗。今オフは意中選手を短期間で口説き落とし、指揮官も興奮しているような口ぶりだった。 しかし、問題はこれから…。梶谷は人的補償も発生するBランク選手のため、DeNA側に28人までのプロテクト名簿を提出しなければならない。 「ベイスターズはしたたかですからね。過去、巨人は工藤公康投手(現ソフトバンク監督)を引き抜かれ、今季前半戦で活躍した平良拳太郎投手も16-17年オフ、山口俊投手(現ブルージェイズ)の人的補償で持っていかれました」(スポーツ紙記者) 三浦大輔監督も今季は二軍を指揮していたので、巨人の若手選手を見ている。何人かの将来性の高い選手を挙げているのではないだろうか。 >>巨人惨敗の日本シリーズ「ウチが出た方が勝てた」?中日・大島の“毒舌”が物議、「それは無い」阪神・藤川は即否定<< 引き抜かれる側の“待つ恐怖”もあるが、こんな指摘も聞かれた。 「菅野ですよ。ポスティングシステムを使い、米球団と交渉中ですが、本人が残留も選択肢に入れている以上、プロテクト名簿に名前を残さなければなりません。『菅野抜き』の名簿を提出し、その後、残留が決まったら、DeNAは菅野を引き抜くことも可能です」(前出・同) 会見後、巨人・大塚淳弘副代表は会見後、菅野の去就と名簿作成について聞かれ、「しっかりやります」と答えた。名簿には菅野を入れるという意味だろう。 とは言え、米球団との交渉がまとまれば、「1人分の枠」を無駄にしてしまう。名簿提出の期限は「公示後、2週間以内」と決まっている。梶谷、井納が巨人選手として公示されたのは、会見が行われたのと同じ14日。12月28日にはDeNAの球団事務所に名簿が届いていなければならない。 これに対し、菅野はポスティングシステムのルール上、来年1月8日午前7時まで米球団側と交渉することができる。 姑息ではあるが、FA交渉を長引かせ、菅野の去就がハッキリするまで時間稼ぎをする方法もできなくはなかった。それでは、梶谷に“誠意”は伝わらなかったが…。 「菅野に限らず、今オフの米FA市場の交渉は遅れています。代理人、ゼネラルマネージャー、球団編成スタッフが一堂に集まるウインターミーティングがコロナ禍で中止となり、交渉はオンラインに制限されました。初めての試みであり、不慣れなことが遅延の理由です」(米国人ライター) 菅野の元には、7、8球団から具体的な金銭提示もあったという。それでも交渉が前に進まないとなれば、残留に傾きつつあるのではないだろうか。今季の推定年俸は6億5000万円。DeNAは経営基盤がしっかりしているが、お高い買い物となるのは間違いない。巨人も菅野の動向を見ながらの名簿作りとなりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年12月11日 11時15分
ポスティングの巨人・菅野、残留が濃厚? 米メディアからは異例の提言も本人が「迷っている」と漏らしたワケ
レッドソックスが獲得に向かうのは間違いない――。12月9日(現地時間)、米ボストンの地元TV局・NESNが巨人・菅野智之投手について、そう紹介した(電子版)。同局は「サンフランシスコ・ジャイアンツに決まる可能性が高い」と予想しつつも、<田中将大以来、日本から来る最高の投手。メジャー経験がない不確定要素があるため、獲得資金も抑えられる。レッドソックスは獲るべきだ>と強く主張していた。 なぜ、レッドソックスなのか? 「菅野が取材に応じてくれた時(8日)、『迷っている』と繰り返していました。巨人への愛着、チームメイトのことを話していました。金銭面以外での野球環境、チームの雰囲気などで決めるのではないかと思われます」(スポーツ紙記者) 複数の米球団が菅野に興味を示しているのは間違いないが、代理人は“苦戦”しているそうだ。マイナーを含めた米球団の全てのゼネラルマネージャー、編成、そして、代理人が一堂に集まるウインターミーティングが、今年は中止されることが決まった。 理由は新型コロナウイルスの感染防止のため。対面式ではなく、オンラインとなる交渉に関係者も戸惑っており、菅野のように詳細な環境説明を求める選手には物足りない感もあるだろう。 「昨年、DeNAからレイズに移籍した筒香嘉智選手は、代理人に任せきりにはせず、直接面談もし、質問もしていました。監督、コーチの性格、チームの雰囲気、自分に合うのか否かの問題もありますから」(米国人ライター) 渡米そのものを迷っている菅野にとって、ウインターミーティングの中止は、大きな影響を与えそうだ。 「実は、菅野と同じくポスティングシステムで米挑戦をする日本ハムの有原航平投手の代理人がいっしょなんです。有原は『行く』と決めているので交渉は難しくないでしょう。でも、菅野は各米球団の交渉内容を聞いてから考えるので、交渉の時間不足による残留ということも考えられます」(プロ野球解説者) レッドソックスのオーナー、ジョン・ヘンリー氏は投資家としても有名だ。かつて野茂英雄氏や松坂大輔投手などの日本人選手が所属していたころ、日本の大手企業数社ともスポンサー契約を交わすなどし、野球以外のビジネスも展開していた。 「レッドソックスが菅野を獲れば、日本企業とのビジネスをまた拡大できると考えるでしょう。『伝統球団・巨人のエース』の称号も大きいですし」(前出・米国人ライター) 複数の米メディアの評価を総合すると、菅野の評価は、「3年契約、年俸1000万ドル(約10億4000万円)前後」。その1000万ドルの投資による見返りまで報じるところが、ビジネスの街であり、ハイレベルな大学もあるボストンの地域性なのだろう。 ポスティングシステムのルールでは、菅野の交渉期限は1月8日午前7時まで(日本時間)。ヤンキース、パドレス、エンゼルス、マリナーズなども熱心なようだが、各本拠地での生活環境も考えなければならない。「交渉の時間切れによる残留」となりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年12月04日 11時30分
巨人・菅野に「大リーグで先発を張れる」米メディアが絶賛報道 MLB6球団が獲得検討、優先事項はとにかく“カネ”?
「残留もある」という、含みを持った米球界挑戦の真意とは――。 巨人・菅野智之投手がメジャーリーグ挑戦を決めた。海外フリーエージェント権を持っていないため、所属球団の協力が必要なポスティング・システムとなる。巨人・大塚淳弘副代表は「本人が希望すれば認める」と慎重な物言いだったが(12月3日)、すでに菅野自身の意思を確認したのだろう。 しかし、“慎重な物言い”となったのは、菅野本人の表明会見前だったせいだけではない。何度か、「残留の選択肢もある」と繰り返し、説明していた。メジャー球団の条件提示、新型コロナウイルス禍によって、来季の米ペナントレースが正常に行われるかどうか、まだ決まっていない。 菅野と代理人が米球界側と交渉した後、いったんその内容を持ち帰り、メジャーリーグに挑戦するかどうか、巨人も一緒に検討するようだ。 「米球団はコロナによる無観客試合のため、収入がガタ落ちです。契約金、年俸ともに買い叩かれる可能性もありますからね」(米国人ライター) 見方を変えれば、菅野側は“強気な交渉”に出るとも解釈できるが…。 >>巨人・山本、阪神移籍は妻のせい?ノムさん息子以来16年ぶりのトレード劇に憶測飛び交う<< 大塚副代表の発言と前後して、米メディアではこんな報道もあった。 <最後に大物を取っておいたということだ。31歳、巨人のエースは大リーグでも先発を張れると衆目が一致している> 米スポーツサイト「ジ・アスレチック」がそう伝えていた(12月2日/現地時間)。その根拠として、直球が速く、米球界では効果的な変化球とされるスライダー、スプリット(フォークボール)を得意としていることが挙げられていた。 獲得を真剣に検討している球団として、パドレス、ヤンキース、ジャイアンツ、エンゼルスが挙げられていた。また、年俸額では少し落ちるが、パイレーツ、マリナーズなども長期契約の提示で対抗してくると予想していた。 「今オフの米FA市場は好投手が少なく、菅野の価値を高めているようです」(前出・同) 菅野が米球団と契約した場合、譲渡金が発生する。昨年オフ、渡米した山口俊はブルージェイズと2年600万ドル(約6億5000万円)で契約し、その20%相当にあたる120万ドル(約1億3000万円)が巨人に支払われた(注・為替レートは当時のもの)。 「菅野の推定年俸は6億5000万円。減額での挑戦は考えにくい」(スポーツ紙記者) 穿った見方ではあるが、エースを手放すとなれば、巨人もそれ相応の投手を補強しなければならない。ルール変更により、松坂大輔、ダルビッシュ有が渡米した時のような何十億円という金額は発生しない。とは言え、米球団が提示する年俸、契約金が高ければ高いほど譲渡金もつり上がっていく。その譲渡金が補強に回されるとしたら…。“慎重”にならざるを得ないのも当然か。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年11月30日 11時25分
巨人・菅野、まさかのエンゼルス移籍? 実現なら先輩・大谷の“巨人入り”も浮上か
メジャー挑戦か? 巨人・菅野智之投手の「熟考中」という状況に、メジャーリーグ30球団もヤキモキしている。ポスティングシステムによる米球界挑戦を正式に表明すれば、今オフの米FA市場の目玉投手の一人となるのは必至。原辰徳監督も“エース流出”に複雑な思いを見せていたが、別の意味でも去就が注目されていた。 >>大補強浮上の巨人に「短絡的すぎる」と反発「ソフトバンクみたいに…」育成への注力を切望する声も<< <2年総額1200万ドル(約12億4800万円)、プラス3、4年目は球団選択権が設定され、最高で総額3000万ドル(約31億2000万円)> 年俸額、契約年数において、具体的に報じてきたのは、カナダ放送局スポーツネットワーク。昨年も山口俊投手のブルージェイズ入りを“的中”させており、有力な情報源を持っているのだろう。同局が「2年総額1200万ドルで菅野を獲る」と報じた米球団とは、ロサンゼルス・エンゼルスだ。 エンゼルス入りが本当に決まれば、菅野は二刀流・大谷翔平選手とチームメイトになる。 プロ野球解説者が日本人メジャーリーガーのオフの国内事情をこう説明する。 「オフの間、NPBの選手なら球団の練習施設を自由に使えます。でも、日本人メジャーリーガーは許可を取らなければなりません。最近では日本時代の旧在籍チームも好意的ですが、日本人メジャーリーガーたちの方が遠慮してしまい、自身でお金を払ってスポーツ施設を探しています」 菅野がエンゼルスと契約すれば、大谷は大歓迎だろう。日本語でホンネを語り合える“兄貴分”ができるので、「オフも一緒に練習」となりそうだ。「2人揃って、巨人の施設に」なんて光景も見られるかもしれない。 また、ニューヨークポスト(電子版)は、<ブルージェイズ、ジャイアンツ、ホワイトソックスが興味を示している>と報じていたが、「10球団以上が交渉に名乗りを挙げる」と予想する声も聞かれた。 「ヤンキースの田中将大は残留の方向ですし、また、田中と同等かそれ以上の評価をされているメッツのストローマンも残留が決まりました。米FA市場ナンバー1投手のトレバー・バウアー(前レッズ)は『日本に行きたい』なんて言い出し、メジャー各球団は混乱しています。米国内では菅野を紹介する際、田中を比較対象に挙げていました。その田中、ストローマンが残留なら、確実に投手力を補強する方法は菅野の獲得です」(米国人ライター) 菅野が決断すれば、原巨人も先発投手を新たに補強しなければならない。「シリーズ惨敗により、今オフは残留」と見るプロ野球解説者も少なくはない。いや、気になるのは、やはり、菅野と大谷がチームメイトになった時。もしそうなったら、新たに大谷との関係を構築しようとし、ヘンな輩がウロウロしなければいいのだが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年11月26日 11時15分
巨人、FA補強の優先順位を変更か 菅野のMLB挑戦も延期に? シリーズ惨敗で大変革へ踏み切るのか
昨年同様、1勝もできずに原巨人が日本シリーズで敗れた。決戦前の大方の予想では「ソフトバンク有利」、その通りになったわけだが、2年連続の大敗は来季のペナントレースが始まっても、ダメージが残りそうだ。 「福岡ソフトバンクが強いのは分かっていたが、巨人ってこんなに弱かったっけ?」 第4戦の1回裏、このシリーズで巨人が初めて先制点を奪った直後、ソフトバンク・柳田の逆転2ランが飛び出した。その打った瞬間にホームランと分かる大飛球に、こんな指摘がされていた。 「まるで、直球が来るのが分かっていたみたいなフルスイングでしたね。ひょっとしたら、ソフトバンクのスコアラー陣が巨人の各投手のクセ、バッテリーの配球パターンなどを完全分析しているのかもしれません。選手の力量もあるが、スコアラー、コーチを含めた組織全体での敗北です」(プロ野球解説者) 試合後、球場にいたメディアにも、来季の巨人コーチの配置換えの情報が伝わってきた。杉内俊哉、村田修一の両二軍コーチが一軍に昇格するという。若いコーチの昇格は、阿部慎之助二軍監督の近い将来の一軍監督就任への布石とも言えるが、スコアラーなど裏方スタッフを含めた組織改革の一環だろう。 >>ロッテ・澤村、トレードの原因はプロ2年目にあった?「どうしたのこの体」川口元コーチが投球を狂わせた誤算を明かす<< また、大敗はエース・菅野智之の去就にも影響していた。今オフのポスティングシステムによる米球界挑戦、これまで沈黙を貫いてきたのとは一変して「熟考中」という“具体的な本人の気持ち”も伝えられたが、それも変わりつつある。 「2年連続でのシリーズ4連敗って、NPB史上初ですよ。こんな屈辱的な負け方をした後にチームを去るなんて…」(ベテラン記者) 関係者によれば、昨年オフに山口俊投手を球団初のポスティングシステムで送り出した後、その手順や、書類の英文化など手続き上に必要な作業をマニュアルにしたという。球団も「菅野の挑戦」に備えていたのだろう。 「米球界では、菅野を『田中将大と同等か、それに近いものを持っている』と評価しています。菅野の動向を確かめてから、米国内のFA市場の動きが決まるようです」(米国人ライター) 田中が米球界に挑戦したのは、13-14年オフ。“同等”と評価されているそうだが、大きな違いがある。田中は楽天イーグルスを日本一に導いた後に渡米した。今年のシリーズ大敗という事実は変えようがない。 前出のプロ野球解説者が今オフの国内FA市場について、こう説明する。 「国内FA市場ですが、巨人はDeNAの梶谷隆幸外野手、先発の井納翔一投手に狙いを変えたようです。埼玉西武のクローザー・増田達至投手にも興味があるみたいですが、交渉の優先順位は梶谷が一番で、菅野が残留したら、次が増田。米挑戦したら、先発の井納」 米球界、国内FA市場にも影響が出そうだ。 もっとも、ソフトバンク打線に痛打を浴びる度に下を向いていた巨人ナインの精神的ケアの方も必要だが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年11月24日 15時30分
中日・大野が受賞の沢村賞、該当者なしの可能性もあった? 堀内選考委員長が受賞の裏事情を明かす「ご理解いただきたい」
元巨人監督で野球解説者の堀内恒夫氏が、23日に自身のブログに投稿。自身が選考委員長を務める沢村賞の選考について苦悩を吐露した。 >>巨人・堀内元監督、横川に「上では勝てない」初先発左腕の課題を指摘、ブレークの鍵はカーブとフォーク?<< 1947年に創設された沢村賞は「登板数(25試合以上)・完投数(10試合以上)・勝利数(15勝以上)・勝率(.600以上)・投球回数(200イニング以上)・奪三振数(150個以上)・防御率(2.50以下)」という7項目の基準をもとに、選考委員会が選んだ先発投手に贈られるタイトル。今年は完投数(10試合)・勝率(.647)・防御率(1.82)をクリアした中日・大野雄大と勝率(.875)・防御率(1.97)をクリアした巨人・菅野智之の一騎打ちと目されていたが、23日に開かれた選考委員会で話し合いの結果、大野の受賞が決定した。 だが、今季の同賞選考について堀内氏は「選考基準をただ単に数字だけで判断したならば 今年も『該当者なし』そうなったかと思う」とコメント。あくまで選考基準にのっとるならば、昨年と同じように該当者なしとする方が自然だったと主張した。なお、同賞は昨年を含め、過去に5回(1971,1980,1984,2000,2019)該当者なしとなった年がある。 結果的には大野が受賞することになったが、堀内氏は「大野くんは素晴らしかった。でも、選考基準7項目中3項目しかクリアしていない そういう見方もできる」と選考基準を半分もクリアしていない点を指摘。その上で、「各選考委員の中で 今年は特別であることを加味して判断していることをどうぞ、ご理解いただきたい」と、今季が本来の143試合ではなく120試合で行われたことを踏まえた上での難しい選考だったとファンに理解を求めた。 1982年から設定された同賞の選考基準は2018年に「沢村賞の基準で定めたクオリティ・スタート(QS/7回以上を投げ自責点3点以内)の達成率を含む」という補助項目が加わった以外は変更されていないが、近年その選考基準が「時代にマッチしていない」という意見も数多く寄せられているという堀内氏。「我々も見直す時期にきている 見直すところはあると思っています」、「いたずらに基準を下げたくはないけれど 時間をかけてでも取り組んでいかなければいけない」と、将来的には選考基準の見直しに着手したいという意向も明かしていた。 今回の投稿を受け、ネット上には「今季は試合数少なかったから本来の基準をクリアしにくくなったのは仕方ない」、「確かに基準は3つしかクリアしてないが、完封も6度記録している大野の受賞には何も文句はない」、「今は投手分業制が一般的だから、完投数や投球回数は時代に見合ってない基準という気はする」、「選考基準の見直しはもちろんだが、時代に左右されない新しい賞の創設もアリなのでは」といった反応が多数寄せられている。 その年で最も優れた先発完投型投手に贈られるタイトルであり、中継ぎ・抑えは選考対象に含まれない沢村賞。現代のプロ野球は投手分業制が定着し先発が6、7回でブルペン陣に後を託すことも珍しくないが、同賞も時代に即した基準への改正を迫られているのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について堀内恒夫氏の公式ブログよりhttps://ameblo.jp/horiuchi18/
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スポーツ 2020年10月14日 11時05分
巨人・原監督、上層部から前代未聞の評価?「明日のことで頭がいっぱい」本人はノーコメントも立場は安泰か
巨人・菅野智之の開幕戦からの連勝記録が「13」で止まった(10月13日)。前回登板の6日から「投球が全体的に高い」「フォークボールのキレが…」と“記録ストップ”を予想する声も出ていた。しかし、同日の敗戦は無駄ではなかったようだ。 同日の試合前、山口寿一オーナーが代表取材に応じ、原辰徳監督の続投を明言した。昨季から自身3度目の指揮を執ることが決まった時点で「3年契約」とも伝えられていた。まして、連覇目前の勝利監督を切るなんてことはあり得ないが、同オーナーはこんなことも話していた。 「一、二、三軍をまさに『ワンチーム』に束ねるマネジメント。コロナの特殊な状況の下でも、いい運営をやってもらっている。今年は想像していた以上に強くなった」 原監督は編成面でも“決定権”を持っている。ペナントレースが始まってから4件のトレードを成立させており、それらを指して、「場当たり的に戦力補強をしているのは違う」と、称賛していた。 >>巨人・原監督「来なくていいよ!」森野氏の挨拶に激怒?“塩対応”の裏に隠された真意は<< 「楽天から獲得したウィーラー、高梨が活躍していますからね。それ以上に評価されているのは、4件目のトレードで田中貴也を送り出したことです(金銭トレード)。『飼い殺しはしない』という考えを、多くのフロント職員が支持しています」(スポーツ紙記者) ウィーラーは敗戦濃厚だった9回裏、1点差まで追い上げるソロ本塁打を放ち、ファンを喜ばせた。一般論として、オーナーが監督を評価する時、「マネジメント」という言葉はあまり使われない。どんなタイプの選手を獲って、どう使っていくのか、原監督には明確なビジョンがあった。オーナーはそれを評価していた。 「同じく、途中加入の高梨も登板し、無失点に抑えました」(前出・同) 興味深かったのは、高梨も好投した同日の投手継投策だ。菅野を諦めた後、原監督と宮本和知投手チーフコーチが送り込んだリリーフピッチャーは、大江、高梨、ビエイラ。3点ビハインドで敗戦濃厚だったが、3人とも勝ち試合で使うリリーバーだ。チーム関係者がこう続ける。 「勝ち試合で使うリリーフ投手を送り続けたので、打線も『せめて菅野の負けを帳消しにしたい』と、最後まで諦めませんでした」 勝ちパターンの継投策が打線を奮起させたというわけだ。 澤村放出の交換要員で獲った香月も代打出場している。原監督は試合後、山口オーナーのコメントした内容を記者団に聞かされたが、「明日のことで頭がいっぱいだから分からない」とだけ返したそうだ。 連勝街道を突き進んでいたエースが負ければ、普通のチームなら、浮足立つところ。打線は「菅野のために」と最後まで奮闘した様子を見ると、原監督は負け試合にも意義を作ろうとしたのではないだろうか。そういう“ゲーム・マネジメント能力”はさすがとしか言いようがない。(スポーツライター・飯山満)
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