エジプト
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社会 2023年07月28日 06時00分
21歳母が5歳息子を殺害、遺体を茹でて食べ逮捕「永遠に一緒にいてほしかった」と供述
母親はいかなる時も子どもを愛するものだろうが、海外では愛するがゆえか、あり得ない理由で息子を殺害し悲惨な行為をした母親がいる。 エジプトのアブ・シャラビ村で、29歳の女が5歳の息子を殺害し、息子の頭部を食べた。動機について、永遠に一緒にいてほしかったからなどと供述している。海外ニュースサイト『Mirror』と『Daily Mail Online』などが5月2日までに報じた。 報道によると、女は息子の頭を少なくとも4回殴って殺害し、その後バスルームで息子の遺体を解体したという。女は頭部と他の身体の一部を、ストーブで熱した湯の中に入れゆでて、頭部の一部を食べた。なお女は夫と約4年前に離婚しており、息子と2人で暮らしていた。殺害前に女が息子に対して怒りを感じていたといった情報はなく、息子は何が起こるのか知らなかったと伝えられている。 >>ネットの流産方法試すも…覚せい剤を摂取し風呂で出産した女 泣き声に驚き新生児をバスタブに沈めて殺害<< その後、息子のおじがたまたま女の家を訪れたが、おじはそこでバケツに入った息子の遺体の一部を発見。警察に通報し、女は逮捕された。調べに対し女は、殺害を認めつつ動機について「息子に永遠に一緒にいてほしかったから」と供述した。さらに女は「精神疾患を患っている」「息子を殺すつもりはなかった」などと主張した。 一方、元夫は地元メディアの取材に対し、女は精神疾患を患っていないと発言。そして「離婚後、私は定期的に息子と会っていて息子に服や物を与えていた」と語った。しかし最近は無事を確認するために女の家族とはコミュニケーションを図ろうとしていたものの「最近、彼女(女)は私から息子を遠ざけ、私に対する憎しみの心を息子に植え付けていた。私が息子と会わないように仕向けていた」と語った。 一方、女は元夫の主張を受け「彼(元夫)は何度も家にやってきて息子を連れて行こうとしていた。私は自分と息子を彼から解放させたかった」と語ったという。 警察は女について、精神疾患を患っていない可能性があると声明を発表しているが、女は今後、精神鑑定を受けるようだ。 このニュースが世界に広がると、海外のネットユーザーからは「このニュースは信じられないほど私の気分を悪くした」「衝撃的なニュース」「殺害するのもおかしいけど頭を食べるなんてあり得ない」「女は頭がおかしい。狂っている」「元夫が不憫」といった声が上がっていた。 女は精神鑑定を受けるとのことだが、どんな結果であろうと女のしたことは許されない。罪のない息子が犠牲になったことは重く受け止められるべきである。記事内の引用について「Mum accused of hacking son, 5, to death with machete before eating his head」(Mirror)よりhttps://www.mirror.co.uk/news/world-news/mum-accused-hacking-son-5-29867869「Mother 'hacks her five-year-old son to death with a machete before boiling and eating part of his head': Shocked uncle finds body parts in buckets」(Daily Mail Online)よりhttps://www.dailymail.co.uk/news/article-12036709/Mother-hacks-five-year-old-son-death-machete-boiling-eating-head.html
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ミステリー 2023年07月02日 23時00分
都市開発か、歴史的な遺跡の維持か エジプトで "死者の都市”が都市開発で全壊の危機に
エジプトの各地には古代エジプト時代から続く様々な時代の遺跡が眠っている。首都カイロにあるモカッタム・ヒルズ麓の遺跡が、新しい道路を建設するために破壊されようとしているため地元の人々が抗議の声を上げているという。 7世紀ごろ、イスラム教徒の征服者たちがエジプトに到着し、この国の文化に多大な影響を与えた。この時の軍事作戦の指揮官だったアムル・イブン・アル・アスは後にエジプト総督となり、この地を支配した。 征服者たちに占領されてから数年間、エジプト人支配者たちはこの地に残る歴史の重要性を理解し、多くの人が眠るネクロポリスを現在「死者の都市」として知られる墓地へと広げてきた。 >>古代エジプトの謎多き王妃ネフェルティティ その墓とミイラに迫る<< 以降数百年間、ネクロポリスには王族、政治家、学者、作家などの人物が眠る墓、霊廟、建築的価値のあるものがずらりと並ぶ。墓地のいくつかはユネスコの世界遺産に登録されている。 この地域にまだ住んでいる人たちもいるのだが、彼らの土地も含め歴史的遺跡の大部分が、政府の強引な道路建設プロジェクトによって取り壊しが進みつつあるというのだ。 エジプト当局は今回の道路建設について「カイロの交通渋滞を緩和するため」と主張しているが、「この計画は単にエリートの利益のために展開されているにすぎず、労働者階級の意見にはまったく関心がない」と反対側は主張している。 この工事に関する関心が高まったのは2020年、2つの道路網の建設がネクロポリスのマムルーク朝時代の箇所を傷つけて物議を醸したときだった。 この時の被害はネクロポリス全体の1%に相当する規模だったが、それでも欧州の大規模な墓地と同等か倍以上の広さが失われたという。 この一件で国民、メディア、ユネスコから大きな反発が起こり、この道路開発プロジェクトは停止した。 しかし1カ月前になって再びネクロポリスの近くで工事が始まった。地元の人々は、この建設プロジェクトがかえって街の都市構造を台無しにしていると訴える。特に破壊されつつある何百ものイスラム建築の宝物や葬儀の美術品について懸念を表明している。 『Architecture for the Dead: Cairo's Medieval Necropolis(死者のための建築:カイロの中世ネクロポリス)』の著者で、パリの持続可能な開発研究所の研究責任者であるガリラ・エル・カディ氏は次のように語る。 「1400年前の歴史的遺産が失われたことは、とてつもない損失です。そこに埋葬された人々の墓に関する損失であり、これらの場所の記憶に関する損失であり、最後の安息の地における(死者の)安全に関する損失です」 都市開発も重要だが、歴史的な遺跡の保存や維持もまた重要。エジプトの首都で起きる都市開発問題は一体どのような結末を迎えるのだろうか。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事Treasure-trove 'City of the Dead' reduced to rubble and at risk of total destruction(The Daily Star)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/world-news/treasure-trove-city-dead-reduced-30318283
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社会 2022年09月12日 06時00分
28歳男、プロポーズを断られ19歳女性を殺害 男は自殺、直前に「彼女のために生きていた」と動画投稿
たいていの場合プロポーズは人生で最高の瞬間になるが、プロポーズの答えによっては命に関わる最悪な結末を迎えるようだ。 エジプト・ミヌーフィーヤ県で、19歳の女性がプロポーズを断ったことから交際相手の29歳の男に殺害されたと、海外ニュースサイト『Mirror』と『THE Sun』、『Birmingham Live』などが9月6日までに報じた。 >>電動アシスト自転車に2人乗りで転倒、少女死亡「自転車の欠陥」を主張し両親がメーカーを訴える<< 報道によると、女性は体育大学で学ぶ学生だったという。女性と男の交際期間は不明だが、ある時男は女性にプロポーズをした。しかし女性は拒否し、女性の家族もプロポーズを受け入れなかった。 9月3日、男は女性が家族と暮らす家を訪れ、家の外で女性を射殺。男が女性を射殺したのはプロポーズから数日たってからのこととみられている。男がどのようにして女性を外に誘ったのかなど、射殺時の具体的な状況は伏せられている。自宅には女性の家族もいたとみられる。 男は女性を射殺した後その場から逃亡したが、のちに近くの田舎道で男の遺体が発見されている。当局によると男の死因は武器で撃たれたことによるもので、女性に使用された武器と同じであったことなどから男は自殺したと断定された。 また男は自殺前に事件について語るビデオを自身のSNSに投稿していた。ビデオの中で男は「私は彼女のために息をし、生きていた」「多くの人(警察官)が今、自分のことを探しているだろう。私は犯罪者だ」「私は復讐をするんだ」などと話していた。 なお、『Birmingham Live』によると、女性がプロポーズを断ったのは男の学歴が理由だったそうだ。男の最終学歴は中等学校卒業で、これは肉体労働のみの仕事ができることを意味する。 このニュースが世界に広がると、ネット上では「プロポーズを断られただけで殺害するなんてあり得ない。短気だし精神が狂っている」「どれくらい付き合っていたのか分からないけど学生なら、相手のことを思えばプロポーズを断ると予想できる。男は自己中」「男は女性より学歴が低く、プライドが傷ついたのかも」「エジプトでこの手の事件は度々起きる。男性が女性を下に見ているようで不快だ」といった声が挙がっていた。 プロポーズを断れた人は傷つく可能性はあるだろうが、相手を傷つけていい理由にはならず、ましてや殺害するなど断じて許されることではない。記事内の引用について「Student woman, 19, shot dead by man after she rejected his marriage proposal」(Mirror)よりhttps://www.mirror.co.uk/news/world-news/student-woman-19-shot-dead-27913644「SPURNED KILLER Student, 19, shot dead in her own home after turning down marriage proposal from older man」(THE Sun)よりhttps://www.thesun.co.uk/news/19718151/student-shot-dead-egypt-rejecting-marriage-proposal/「Student, 19, shot dead in own home after turning down marriage proposal」(Birmingham Live)よりhttps://www.birminghammail.co.uk/news/midlands-news/student-19-shot-dead-home-24939359
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社会 2022年06月28日 06時00分
SNSでブロックされ怒り、大学前で女子大生を殺害 同じ大学に通う元彼を逮捕
男女のもつれにSNSが関わることは多いが、とある国ではSNSのブロック機能が大きな犯罪を巻き起こした。 エジプト・ダカハリーヤ県で、同県に通う女子大生が元交際相手によって殺害された。男の動機は女子大生がSNSで男をブロックしたことだったと海外ニュースサイト『NewsBeezer』と『The Daily Star』、『THE Sun』などが6月22日までに報じた。 >>女性が痴漢される様子の動画をTikTokに投稿した女子大生に称賛 男の発言に怒りの声<< 報道によると、女子大生と男は同じ大学に通い交際していたが、約1年半前に別れたという。破局の原因は不明だが、男は女子大生に未練を持ち、嫌がらせのような行為もしていた。男はSNSを通じて女子大生とコンタクトを取ろうとしたが女性は拒否。しつこいからと、女子大生は男をブロックした。 女子大生が男をブロックしてから経過した期間は不明だが、6月20日の朝に事件は起こった。その日、女子大生はバスで大学に向かったが、男は大学の門で女子大生を待ち伏せ。大学の門に到着し女子大生がバスから降りた際、男は持っていた刃物で女性を何度も刺したそうだ。近くに約40人がいる前での犯行だった。女子大生が倒れてからも男は飛びつくようにして首のあたりを何度も刺したという。 目撃者や大学の警備員が男を取り押さえ、警備員が武器を取り上げて拘束し、男は駆けつけた警察に逮捕された。女子大生は救急車で病院に運ばれたが救急車の中で死亡が確認されたそうだ。男は女子大生を刺した後、自殺を図ろうとしていたという報道もある。 警察の調べに対し、男は動機について「SNS(一部報道ではFacebookとされている)で女子大生にブロックされたことで腹を立て、犯行に及んだ」と話している。また別れてから精神的に追い詰められたこと、時期は不明だが女子大生に結婚の申し入れを拒否されたことも犯行の動機になったそうだ。 なお女子大生は男と別れた後、モデルとして働き始めて有名になり、SNSで多くのフォロワーを獲得するようになっていた。多くのフォロワーを獲得し始めた後に女子大生は男をブロックした。 『THE Sun』によると地元メディアのインタビューに応じた女子大生の父親は、「男は過去に2回、娘(女子大生)を脅迫した。事件が起こる前にすでに警察に報告済みだった」と話しているそうだ。 このニュースが世界に広がると、ネット上では「男は女子大生に勝手に執着して殺害。人としてありえない」「人前で殺すあたりかなりの覚悟と怨念を感じる」「SNSで自分はブロックされた一方で、フォロワーを増やす女子大生が許せなかったのかも」「警察が早く捜査を進めていたらこんなことにはならなかっただろう」といった声が挙がっていた。 SNSをブロックされたという自己中心的な考えからの男の犯行は身勝手で、目撃者を含めた多くの人を巻き込んだ罪も重いといえよう。 身近な人を刺激し犯罪に発展することもあるようだ。記事内の引用について「The accused of killing a Mansoura literature student before prosecutors: “I made a block」(NewsBeezer)よりhttps://newsbeezer.com/egypteng/the-accused-of-killing-a-mansoura-literature-student-before-prosecutors-i-made-a-block/「Model's jilted lover stabbed her to death after she blocked him on social media」(The Daily Star)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/models-jilted-lover-stabbed-death-27296722「JUSTICE FOR NAIRA Fury as student is stabbed to death in broad daylight ‘by Facebook stalker after she refused to marry him’」(THE Sun)よりhttps://www.thesun.co.uk/news/18966764/egypt-student-murder-naira-ashraf-stalker/
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ミステリー 2022年06月25日 23時00分
トトメス3世がUFOを目撃していた!古代エジプトの「トゥリ・パピルス」
世界各地の言い伝えで時折、まるでUFOや宇宙人がやってきたとしか思えない描写が出てくることがある。日本の伝説では「虚舟の蛮女」の話が一番有名だろう。他にも中世の宗教絵画でも、まるでUFOのような「人が乗り込み、空を移動する球体」が描かれることもあり、これもUFOとの関連性がささやかれたりする。 だが、歴史をさかのぼればもっと古い記録も存在する。例えば、紀元前1440年の古代エジプトで、当時のファラオであるトトメス3世の書記官が記録したとされる報告書によると、下エジプトの上空に「火のような円盤」が浮かんでいるのが目撃されたという。 >>「タイムトラベルは可能であり、他の世界を訪問するのに役立つ可能性がある」 アメリカ国防省のUFOファイルに書かれた驚きの文言<< この記録は、1933年にバチカン美術館のエジプト部門のディレクターであったアルベルト・トゥリがカイロの骨董品店で発見した、いわゆるトゥリ・パピルスに記録されていたもの。当時、トゥリ氏はその店からオリジナルのパピルスを買う金を持ち合わせていなかったため、代わりにヒエログリフの文字を写し取った。 その後、エジプト学者のボリス・ド・ラシェヴィルツ公がヒエログリフを転写・翻訳し、パピルスの内容がトトメス3世の年報の一部であることが判明。人類学者のR・セドリック・レナードによって、より分かりやすく翻訳された文面は次のようなものであった。 「22年、冬の第3の月、昼の6時、生命の家の書記たちが、奇妙な炎の円盤が空からやって来るのを目撃した。それには頭がなく、その口の息は悪臭を放っていた。その体は長さ一竿、幅一竿であった。また、声もなかった。それは陛下の家に向かっていったので、彼らは混乱し、地面に腹ばいになった。彼らは王のところに行き,それを報告した。陛下は生命の家にある巻物を調べるよう命じ、今起こっているすべての出来事について瞑想された」 「それから数日たつと、空にはかつてないほど多くのものが現れた。それは太陽の明るさ以上に天空で輝く、強力な炎の円盤であった。王の軍隊は陛下と共に見張っていたが、夕食時を過ぎると円盤は南の方角に向かい、さらに天高くへ昇った。すると天から魚などが降り注ぐという、建国以来かつてない驚異的な現象が起きた。陛下は、アメン・ラー神の心を鎮めるために香をおたき上げになった。そして、この出来事を陛下のために、永遠に記憶されるよう、生命の家の年報に記録するよう命じられた」 確かに、光り輝く円盤型のUFOが古代エジプト上空に出現したとも取れる驚きの内容だ。しかし、その後に「魚が空から降る」といった異変は起きたものの、例えば宇宙人らしき人が顔を出した、という展開にはなっていない。 実際、トトメス3世は光り輝く円盤から始まった一連の事件を太陽神の怒りによるものだと考えたようなので、このパピルスの内容も単なる異常気象の記録だった可能性が高い。空から魚が降ってきたという記述は、竜巻や嵐が関係しているかもしれない。 そもそも、このパピルスの内容が本当に正しいのか、という意見もある。当時パピルスの原本を実際に見たのは複写したアルベルト・トゥリ氏のみと考えられるため、まず出典の信ぴょう性に疑問がある。またボリス・ド・ラシェヴィルツ公に提供された複写には多くの間違いが含まれていたとされる。その後に翻訳された場合、本来の文からかけ離れた内容に訳されてしまう可能性は十分にあり得るだろう。 古代エジプトのUFO事件をつづったパピルスの原本の所在は、現在も不明のままである。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事Papyrus from Ancient Egypt may prove UFO sightings aren't just a modern phenomenon(The Daily Star)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/papyrus-ancient-egypt-prove-ufo-27243199
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ミステリー 2021年11月14日 23時00分
第二のスフィンクスが砂の中に埋もれている!?新たに発見されたという主張に賛否両論
エジプトでピラミッドのそばに鎮座しているスフィンクスもまた、古代エジプトのシンボルだ。人間の頭にライオンの胴体をした高さ20メートルの巨大な像は、過去にたびたび砂の中に埋もれつつも、古代から今に当時の王の栄光を伝えている。 >>米国ピラミッド研究団体、ギザで「有名な遺跡をつなぐ円」の中心となる謎のシャフトを発見<< しかし最近、エジプト観光・古代遺産省でギザのピラミッド地区の広報部長を務めるレダ・アブデル・ハリム氏が、「ある考古学者が第一のスフィンクスと同じような大きさの第二のスフィンクスを発掘した」と主張、論争を巻き起こしている。 ハリム氏によれば、ザガジグ大学の研究論文が「第二のスフィンクス」発見を裏付けるものとして発表されたとのこと。もし本当であれば、砂の中にもう一つの巨大なスフィンクスが埋もれていることになる。 だが、誰もがこの説に同意しているわけではない。多くのエジプト政府関係者や考古学者からは否定する意見が多く寄せられている。エジプトで有名な考古学者であり、元古代大臣のザヒ・ハワス氏はこの主張について「全くの事実無根」であり、ザガジグ大学ではそのような研究は行われておらず、発表もされていないと述べる。 「スフィンクスはエジプトでも世界でも唯一無二の存在です。類似の像の発見についての話も根拠がありません。ましてや現存する像と同じくらいの大きさで、これほどまでに探索・発掘されている地域にもうひとつのスフィンクスが存在するという証拠は、これまで一度も見つかっていないのですから。結局のところ、メディアへの話題作りが唯一の目的と言えるのではないでしょうか」 ハワス氏は、「私がギザのピラミッド地区の責任者を務めていた長年の間、私たちはエジプト人や外国の専門家、考古学者らとともに、この地区全体を調査してきました。同様のスフィンクスの像は他にはないと断言します」と述べており、古代メディアアドバイザーのネビン・アル・アリフ氏も今回の発表について「根拠のないもの」としている。 「問題の像は、この地域でずっと前に発見されたもので、本来のスフィンクスとは何の関係もありません。あったとしても、それは普通の像にすぎません」とアリフ氏は語る。 それでもハリム氏は現状では発表内容が真実であると断言している。果たして、もう一つのスフィンクスは見つかるのか、そもそも存在しているのか。今後の展開が気になるところだ。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事Controversy surrounds claim that a second Sphinx has been found(unexplained-mysteries.com)よりhttps://www.unexplained-mysteries.com/news/352278/controversy-surrounds-claim-that-a-second-sphinx-has-been-found
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社会 2021年11月12日 06時00分
新妻のすっぴん顔を見てショックを受けた夫「だまされた」と訴え、家庭裁判所に離婚申請
昨今、離婚するカップルはさほど珍しくない。海外には、驚くような理由で離婚を申請する人がいるようだ。 >>行為中に“男”と気づく マッチングアプリで出会った“男性”を殴り殺した男を逮捕「だまされた」と主張<< エジプト・カイロ市郊外で、結婚後に初めて妻のすっぴん顔を見た男性が「だまされた」と訴え、離婚を求める申請書を家庭裁判所に提出したと、海外ニュースサイト『Gulf News』『The Sun』などが11月5日までに報じた。 報道によると、エジプト在住のある男性(年齢不明)は、SNSを介して女性と知り合ったという。男性は女性(年齢不明、以下妻)と数回デートした後、結婚を決めたそうだ。2人は無事に結婚式を終えて、式の翌朝、男性はメイクをしていない新妻の「すっぴん」顔を、初めて見たという。男性はかなりのショックを受けた。メイクをしていない妻は、不細工で、まったくの別人に見えたからだ。 裁判に出廷した男性によると、男性は結婚後1カ月、妻のすっぴん顔に慣れようと努力したが、無理だったと証言。男性は、妻が厚化粧をして外見を変え男性をだましたと訴え、家庭裁判所に離婚の申し立てをしたそうだ。なお、妻は離婚を拒否していると伝えられている。裁判は現在も続いているという。 このニュースが世界に広がると、ネット上では、「女性を顔で選ぶからそうなる」「化粧美人なら、それでも悪くないと思うが」「四六時中メイクするように言えば?」「朝起きて、隣に別人の女性(ブス)がいたら、怒りたくもなる」「厚化粧ならデート中に分かる気もするが」「結婚となると、見た目は子どもにも影響する。結婚前に女性の素顔を確認しない男にも責任はある」「だまされたという主張は違うと思う」「こんな薄っぺらい男と早々離婚できて、女性にとっては逆に良かった」など、様々な声が上がった。 離婚を希望する理由は人それぞれだが、一度は結婚を決めた相手だろう。相手に対する思いやりの気持ちを持って、話し合いに臨んでもらいたいものである。記事内の引用についてEgypt: Man seeks divorce after seeing wife without makeup(Gulf News)よりhttps://gulfnews.com/world/mena/egypt-man-seeks-divorce-after-seeing-wife-without-makeup-1.83296995NO FOUNDATION I want to divorce my wife… because I don’t find her attractive when she doesn’t wear makeup (The Sun)よりhttps://www.thesun.co.uk/news/16647834/want-divorce-wife-attractive-doesnt-wear-makeup/
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ミステリー 2021年08月29日 23時00分
米国ピラミッド研究団体、ギザで「有名な遺跡をつなぐ円」の中心となる謎のシャフトを発見
アメリカの研究機関がエジプトのギザで、謎のシャフトを発見したと発表した。そのシャフトを中心に円を描くと、円周上にギザの大ピラミッド、カフラー王のピラミッド、大スフィンクスとケントカウエス女王墓に当たったという。 今回の発見はアメリカのAmerican Institute for Pyramid Research(AIP)の調査で判明した。AIPはテネシー州で登録された非営利の研究シンクタンクであり、研究活動のほかに年に数回、エジプトのツアーを行っているという。 >>古代マヤ文明の人々はアクションフィギュアを作っていた!?墳墓より出土した精巧な土偶たち<< このたびAIPが「ホーリー・シャフト」と名づけたこのシャフトを中心に半径888フィート(約270メートル)の円を描くと、クフ王の大ピラミッドの南西側の角、メンカウレ王のピラミッドの中心など、ギザの台地上に存在する主要な遺跡の多くが重なったという。誤差は30メートル程度で、他にもメンカウレ王妃のピラミッド、クフ王の衛星ピラミッドの入り口、カフラー王の衛星ピラミッド、大スフィンクスとスフィンクス神殿などが円周上に含まれたという。 AIPはこれまでにも独創的な調査を行っており、ロバート・バウヴァルによる三大ピラミッドとオリオン座の相関理論を、オリオン座のすべての星にまで拡張、ギザ台地にあるその他の遺跡とオリオン座の星を照合することにも成功している。 AIP所長のラリー・パール氏は、世界最大級のエジプト学者の集まりであるAmerican Research Center in Egypt(ARCE)の年次大会で、この研究の一部を発表している。 パール氏は「AIPのような独立した研究グループは、私たちの研究がエジプト学の分野の通常の焦点から外れた性質のものであるため、ユニークな機会を得ています。私たちの研究結果は、エジプト学の分野では広く知られておらず、その主流で広く受け入れられることはないでしょうが、より伝統的な考え方を持つ他の研究者の研究に考慮されるべきデータポイントとして成り立つのです」と述べている。 パール氏は自身のサイトで、エジプト学の主流派と、独立した「オルタナティブ」研究の間でより大きな協力関係を築くべきだと主張している。(山口敏太郎)記事内の引用についてAmerican Institute for Pyramid Research: Homehttps://greatpyramid.org/YouTubeチャンネル:https://youtube.com/c/TheGreatPyramidAIP関連記事The American Institute for Pyramid Research Announces New Discovery at Giza, Egypt(digital journal)よりhttps://www.digitaljournal.com/pr/the-american-institute-for-pyramid-research-announces-new-discovery-at-giza-egypt?__cf_chl_jschl_tk__=pmd_3W3nQenZARLRZ_Wp9LghgMTyWFLaVEi1EjuhrwHut8A-1629958402-0-gqNtZGzNAvujcnBszQil
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社会 2021年06月09日 06時00分
34歳父親、7歳息子を棒に縛り蜂蜜を塗って屋根に放置する虐待で逮捕 体には蜂が群がる
子どもに対して行き過ぎた教育をし、それが虐待へと繋がる事件は少なくはないが、海外では息子に罰を与えるため、息子に蜂蜜を塗って蜂に刺されるように仕向けた父親がいる。 エジプト・ガルビーヤ県で34歳の父親が7歳の息子の体に蜂蜜を塗り、息子を屋根の上に放置したと海外ニュースサイト『Daily Mail Online』と『THE Sun』、『New York Post』などが6月3日までに報じた。 報道によると、父親は、隣人から息子が窃盗をしたと聞かされたという。息子は何を盗んだのか、息子の窃盗が事実であったのかなど具体的なことは明かされていない。父親は息子が窃盗をしたと知り、罰として、息子を木の棒に縛り付け、息子の体に蜂蜜を塗って自宅の屋根に放置した。息子が屋根にどれくらいの時間放置されていたのかは不明だが、蜂蜜を塗ったことで息子の体には蜂や蚊の群れが集まってきたという。 『New York Post』は、息子が蜂蜜を塗られて屋根に放置された時の写真を公開しているが、息子は自身の身長ほどの長さの四角柱の木材に、手と脚を後ろで紐で縛られた状態で屋根の平な部分に寝かされて放置されている。木材の太さは縦横15センチメートルほどである。息子はシートのようなものの上にうつ伏せに置かれている。息子はTシャツと長ズボンを着ていて、靴下や靴は履いていない。肌が露出しているのは腕とくるぶしから下の足元で、腕と足元には蜂と思われる昆虫が無数に集まっている。息子の顔に蜂蜜が塗られていたのかは不明だが、公開された写真の息子の顔にはモザイクがかかっており、息子の顔に蜂が集まっているのかは分からない。 父親が息子に蜂蜜を塗り、放置していたことを知った息子の29歳の母親が、息子が蜂蜜を塗られて棒に縛られている様子を写真に撮り、地元の児童保護機関に助けを求めた。その後、警察の捜査により、父親は息子への虐待の容疑で逮捕されたという。『Daily Mail Online』によると、父親は逮捕されたものの正式に起訴されたかどうかは不明だそうだ。息子は医療機関で検査を受けたが、負傷の程度については伏せられている。 なお、報道によると、父親は以前から息子に食べ物を長期間与えない虐待を繰り返しており、母親も息子と同じように食べ物を与えられない虐待を受けていたそうだ。現在、母親と息子は父親と住んでいた自宅がある場所とは違う別の村に逃げ、そこで生活をしている。 >>36歳女、息子をだしに15歳少年を自宅に誘い性的暴行 「18歳になるまで待てない」女の呆れた言い訳に怒りの声<< このニュースが世界に広がると、ネット上では「父親は頭がおかしい。虐待の仕方も息子の恐怖心を煽るものだし、じわじわと痛みつけようとしている感じがして残酷」「息子が放置されていた時の写真を見たけど、あんなに蜂が体に寄りついていたら、数十箇所は蜂に刺されていると思う。最低な父親」「息子は以前から虐待を受けていた。母親がもっと早く児童保護機関に相談していたらと残念に思う」「母親の行動は勇気のある行動だと思う。自分も虐待を受けていたし父親のことを怖かったに違いない」などの声が挙がっていた。 父親には非難の声が多く集まっているが、父親の行動は批判を受けて当然のことであり、多くの人が父親に重い罰が下るべきだと思っているようだ。記事内の引用について「Boy, seven, is tied to a wooden pole and covered in honey to attract BEES by his Egyptian father 'as punishment for stealing'」(Daily Mail Online)よりhttps://www.dailymail.co.uk/news/article-9643621/Boy-seven-tied-pole-covered-honey-attract-BEES-punishment-stealing.html「SO CRUEL Dad arrested after ‘tying up son, 7, and covering him in honey so bees would sting him after local accused him of theft’」(THE Sun)よりhttps://www.the-sun.com/news/3002774/dad-arrested-tying-son-covering-honey/「Egyptian man arrested for tying up son, covering him in honey to lure bees」(New York Post)よりhttps://nypost.com/2021/06/03/man-arrested-for-tying-up-son-covering-him-in-honey-to-lure-bees/
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社会 2021年01月27日 06時00分
客からの依頼で特別なケーキを作った職人、形が卑猥だとし逮捕される
人気キャラクターを模したケーキや誕生日の主役の顔を模したケーキなど、工夫を凝らしたケーキが祝いの場で登場することはあるが、海外ではとある形を模したケーキを作り、逮捕されたケーキ職人がいる。 エジプト・カイロで、女性のケーキ職人が、客からの依頼で男性器や女性器を模したカップケーキを作り逮捕されたと海外ニュースサイト『THE Sun』と『The Independent』が1月20日までに報じた。 報道によると、ケーキ職人は客から写真を渡され、「こういう形のカップケーキを作ってほしい」と依頼されたという。客の性別は不明である。イラストであったのか実物であったのかは分かっていないが、写真には男性器や女性器が写っていた。ケーキ職人は依頼された通り、男性器や女性器を模した一口サイズのカップケーキを複数個作り、客に渡したそうだ。 客は50人ほどが参加するパーティーにケーキを持っていった。参加した一人がケーキの写真を自身のFacebookに投稿し、投稿は拡散された。警察は調査を開始。ケーキ職人は公の品位を侵害した罪で逮捕された。ケーキ職人はのちに5000エジプトポンド(約3万3000円)の保釈金を払い、釈放されている。『The Independent』によると、5000エジプトポンドはエジプトの平均月収に相当する金額という。 なお、『The Independent』によると、ケーキを注文した客やパーティーの参加者らは記事が公開された1月20日時点では逮捕されていないそうだ。 このニュースが世界に広がると、ネット上では「確かに卑猥だけど、ケーキ職人は仕事を全うしただけ。逮捕されるなんてかわいそう」「ちょっとした悪ふざけなのにここまで大ごとになってしまうとはケーキ職人も客も思わなかっただろう」「ケーキ職人はこんなカップケーキを作らされて、屈辱ではなかったのか。断るべきだったとも思う」「カップケーキを注文した客も罪に問われるべき」などの声が挙がっていた。 >>注文した料理に毛が入っていたと支払い拒否の客、とんでもない自作自演が発覚<< エジプトでは、とある行動が公の秩序を乱したと取られ、逮捕された人がほかにもいる。 とある女性歌手が、バナナをセクシーに食べるミュージックビデオを公開し、逮捕されたと海外ニュースサイト『Arabiya』が2017年11月に報じた。同記事によると、女性は胸元が見えるようなタンクトップを着て、バナナをセクシーに食べ、バナナに牛乳をかけるミュージックビデオを公開したという。公開後すぐに、ミュージックビデオを見た人たちから「品位に欠ける」などといった苦情が警察に寄せられた。 警察が調査し、女性は卑猥な行為で人々を挑発したとして逮捕された。 エジプトは性に対して保守的な国で、公の場でカップルが肩を抱くなどの親しげな行為をしたり、キスをするなどの行為をすると公然わいせつ罪に問われる可能性もあるという。特に女性の性的な行為には厳しく、露出度の高い服を着ても罰せられる可能性があるそうだ。こういった背景として、エジプトはイスラム教徒が多く、女性は男性より劣位にあり、保護されるべきだというイスラム教の教えがある。 他国では笑い話で済まされるようなことが罪となり、逮捕に至ることもエジプトではあるようだ。記事内の引用について「ALL RISE Female chef arrested after making cupcakes with penis decorations for Egyptian sports club」(THE Sun)よりhttps://www.thesun.co.uk/news/13789491/female-chef-arrested-cupcakes-penis-egyptian-sports-club/「Whipping up a storm: Egyptian ladies indulging in pastries with penis decorations open a Pandora’s box」(The Independent)よりhttps://www.independent.co.uk/news/world/middle-east/egypt-cakes-penis-controversy-cairo-b1789441.html「Egypt police arrest singer Shyma over racy video」(Arabiya)よりhttps://english.alarabiya.net/media/television-and-radio/2017/11/18/Egypt-police-arrest-singer-Shyma-over-racy-video
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