スポーツ
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スポーツ 2023年04月12日 11時00分
大谷翔平、「投手だけで二刀流」を実現? ピッチ・クロック対策には深刻なデメリットも
エンゼルス・大谷翔平選手が翌日の投手出場に備え、ブルペンでの投球練習を行った。 その4月10日(現地時間)、AP通信が“興味深いデータ”を報じた。今季から導入された新ルール・ピッチクロックの劣等生の一人が大谷だという。 「5日のマリナーズ戦で、投手と打者の両方で『違反』を取られました。ペナントレースが開幕して2週目時点でのデータとして、『違反2』が最多。『違反2』はMLB全体で16人もいましたが、投打の両方で取られたため、『違反=大谷』の印象も強いようです」(米国人ライター) しかし、現地メディアによれば、大谷は投打の両方で“遅延行為”を取られたマリナーズ戦のことは、「気にしている様子はない」とのことだ。 >>侍ジャパン・吉田、シーズンでの不安明かし心配の声「調子狂いそう」 退場者も出た新ルール・ピッチクロックに適応できず?<< また、AP通信はピッチクロック導入により、MLB全体の平均打率が1分6厘アップの2割4分9厘となり、試合時間も「昨季の同時期と比べて31分も短縮された」と伝えていた。 「ルール導入の目的は、試合時間の短縮と攻撃力のアップ。米国ではバッティングが野球の面白さだと判断しているので、効果はあったと判断しています」(前出・同) ピッチクロックとは、投手はボールを受け取ってから「走者ナシの場面では15秒以内に投球モーションに入る」、打者は「計測されたタイムの残り8秒前には投球に備える」などを徹底されるもの。その是非はともかく、同日の大谷のブルペン投球は、ルールに適応しようとしたものだった。 「左足を後方に引いてから足を上げる新モーションに改造していました。ボールのスピード、コントロールに影響は出ませんでした」(現地メディア) 「左足を後方に引く」動作を加えたのは、主審に「投球モーションを始めました」と明確に伝えるため。5日のマリナーズ戦では「投球モーションを始めた」「始めていない」でモメているのだ。 新モーションを短期間で習得できるのは、大谷の適応能力の高さだが、こんな指摘も聞かれた。 「投手・大谷の武器が一つ消えたと思います。彼は牽制球も巧いピッチャーです。近年、MLBにやって来た日本人投手全員に当てはまることでもありますが、一塁走者に言わせると、セットポジションの時、バッターに向かって投げるのか、牽制球を投じるつもりなのか、分からないと。大谷は盗塁を奪うのが難しい投手なんです」 ア・リーグ中部地区チームの関係者がそう言う。 「左足を後方に引く」ということは、牽制球の有無を一塁走者に分からせてしまうリスクも考えられる。 大谷は新フォームでのブルペン投球後、球場の外野へ移動し、フェンスにボールをぶつけての反復練習も行った。前出の現地メディアによれば、「左足を引かない旧フォームでも投げていた」とのこと。新フォームは走者のいる時だけ使うつもりなのだろう。投打だけではなく、投球フォームでも「二刀流」ということになりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2023年04月11日 19時45分
巨人・原監督の采配に「必要ない!」球団OBが苦言 “日替わり打線”では勝てないと断言、固定打順の提案も
野球解説者・江本孟紀氏(元阪神他)が10日に自身の公式YouTubeチャンネルに投稿した動画に、野球解説者・柴田勲氏(元巨人)が登場。巨人・原辰徳監督にまつわる発言が話題となっている。 今回の動画で柴田氏は9日終了時点でセ・リーグ5位(3勝6敗)、5連敗中の巨人の現状や課題について複数選手の名を挙げながら話した。その中で、原監督が“日替わり打線”を組んでいることを問題視した。 今季の巨人は3月31日の開幕戦から4月9日まで9試合を戦っているが、原監督はこの9試合で実に8通りの打順を組んでいる。位置が変わっていないのは4番・岡本和真、5番・中田翔、9番・投手の3枠のみで、その他の6枠は流動的な起用が続いている状況だ。 >>巨人・原監督、広島戦中の表情に驚きの声「ブチギレてないか」 逆転直後の一場面が物議、敵打者のファールも影響?<< 原監督は打線が開幕9試合で24得点(リーグ3位/1試合平均約2.7得点)にとどまっていることもあり試行錯誤を続けているとみられている。また、2014年に144試合で113通りの打線を組んで優勝するなど、過去の成功体験の影響も少なからずありそうだ。 ただ、柴田氏は「野球選手には器っていうのがあるわけ。1〜8番って打順の中で」と選手には打順の適性というものがあると主張。その上で「絶対に打順をそんなに変える必要はない!」と日替わり打線にNOを突きつけた。 柴田氏は続けて「打てようが打てまいがしばらくは1番吉川(尚輝)、2番丸(佳浩)、3番坂本(勇人)、4番岡本(和真)、5番中田(翔)、6番ブリンソン(は固定すべき)」と、1~6番は固めた方がいいと提案。「その6人は(相手投手が)左だろうが右だろうが関係なくスタメンは変えない」、「それ以上の選手はいないんだから。はっきり言って。調子が悪いからってくるくる変えてちゃ全然ダメ」と、現状の巨人はこの並びが最適解だと持論を展開した。 「それで負けるかもしれない。でもね、絶対にそういうふうに(決まった形が)あった方が巨人らしいし、巨人の野球も楽しいと思うよ」と、役割を決めて起用した方が長期的にはプラスになるのではとみる柴田氏。「(自分が)コーチなら首賭けてでも言うね」とまで口にしていた。 柴田氏の発言を受け、ネット上には「昨日は2番、今日は8番とか言われたらどうしても混乱するよ」などと日替わり打線への苦言に同調する声が上がった。一方、1~6番の固定提案には「いや、この面子を固定はさすがにキツい」、「今の坂本と丸くっつけるのは無謀すぎる」、「だったら若手を我慢強く使う方がマシだろ」といった反対意見も寄せられた。 柴田氏が提案した並びは吉川(.192)、坂本(.115)、丸(.097)が打率1割台以下、岡本(.441)、中田(.267)、ブリンソン(.310)が2割後半~4割台と好不調がくっきり分かれている。クリーンアップの前に走者がたまらず得点につながらないというリスクも少なくないように見えるが、原監督がこの並びの打順を採用することは今後あるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について江本孟紀氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/@emoyan_tsumamigui
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スポーツ 2023年04月11日 17時30分
巨人・門脇、坂本からレギュラー奪取失敗? 球団OBの苦言に「最低限すらできてない」同調の声も、DeNA戦で犯した致命的ミスは
野球解説者・江川卓氏(元巨人)が10日、自身の公式YouTubeチャンネルに動画を投稿。巨人のドラ4ルーキー・22歳の門脇誠にまつわる発言が話題となっている。 今回の動画で江川氏は9日終了時点でセ・リーグ5位(3勝6敗)に沈む巨人の戦いぶりについて、複数選手の名を挙げながら解説。その中で、門脇がプロ初先発した5日・DeNA戦で見せた打撃に苦言を呈した。 江川氏が問題視したのは、「0-2」と巨人2点ビハインドで迎えた7回表無死一、二塁でのこと。同点・逆転のチャンスで打席に入った門脇は3球目を逆方向に打ち返すも、結果はライナー性の左飛で走者も進めず。ベンチ内で戦況を見守っていた原辰徳監督が、右手でベンチ前のフェンスをたたいて悔しさをあらわにしたことも話題となった。 >>巨人・原監督、広島戦中の表情に驚きの声「ブチギレてないか」 逆転直後の一場面が物議、敵打者のファールも影響?<< このシーンについて江川氏は「これがレギュラー獲れるかどうかの境目だった」とした上で、「門脇さんの打撃は外側のボールを打ったので悪いということじゃないんですけど、基本的に、チームが勝つためにはあそこはどうやっても引っ張らなきゃダメ」、「外の球でも引っ張って二、三塁にしておけば1点入る、(あるいは)試合に勝つという可能性があるところだった」とコメント。最低でも進塁打にしなければいけない場面だったと指摘した。 江川氏は続けて「コーチから『あそこは絶対に引っ張らなきゃダメなんだ』、『本塁打、ヒット以外だったら走者を進めなきゃ絶対ダメなんだ』と、チームとしてはそういう場面だったということを多分説明されるでしょう」と、首脳陣も苦言を呈しているのではと推測した。 「それをレギュラーになるためにはやらなきゃいけないということ。ちょっと厳しいんですけど」と、今求められているプレーをできないようではレギュラー獲りは難しいと主張した江川氏。「(相手)バッテリーは絶対引っ張られないところに投げますから」、「だから簡単に引っ張れる球は来ないんですけど、それをどう打つかというのがレギュラーへの近道」と、相手側の警戒をかいくぐって最善のプレーをできるかが今後のカギと語った。 江川氏の発言を受け、ネット上には「あのDeNA戦はせめて引っ張ってくれよと自分も思った」、「最低限すらできない選手は使いづらいわ」、「新人だからこそ進塁打、犠牲フライとかをきっちりこなすのは大事だと思う」、「確かに境目だったかも、門脇ここからあんま試合出てないし」といった同調の声が寄せられた。 門脇は5日のDeNA戦で「3打数1安打」とプロ初ヒットをマークしたものの、翌6日からは9日まではわずか5打席(ノーヒット)しか出場機会をもらえていない。プロ17年目・34歳の坂本勇人の後釜になり得る遊撃手として期待されているが、原監督ら首脳陣の信頼はまだまだのようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について江川卓氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/@egawasuguru
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スポーツ 2023年04月11日 11時55分
西武・松井監督、“WBC後遺症”で低迷? 山川・源田の代役候補にも不安要素アリ
「災難」ではある。しかし、松井稼頭央新監督がめざすチーム像に近づけるチャンスなのかもしれない。 埼玉西武ライオンズ・山川穂高内野手、登録抹消--。 鹿児島へ遠征中の4月9日時点で、「山川が1打席も立たずに交代した」というショッキングなニュースが駆け巡っていた。だから、翌10日の抹消の一報には驚かなかったが、松井監督はベストメンバーを組んで試合に臨んだことが一度もない。ファンの間では“WBC被害者”とも言われている。 「右手小指を骨折している源田壮亮選手は開幕戦からチームを離れ、別メニューでの調整が続いています。山川と一緒に昨季の最優秀中継ぎ投手である水上由伸投手も出場選手登録を抹消されました」(スポーツ紙記者) 外崎修汰選手もスタメンを外れた試合があった。 >>WBC、森保監督始球式で一部客に「日本の恥」と批判! 中継カメラに映った問題行動が物議<< 源田の骨折はWBC韓国戦で被ったもの。山川は「ふくらはぎを…」と話していたそうだ。山川も侍ジャパンの打線を牽引した一人、「源田に続いて山川も」となれば、“WBCの後遺症”が懸念されるのも当然だが、こんな指摘も聞かれた。 「松井監督が掲げたチームスローガンは『走魂』、山川の一発に頼らなくても得点を挙げられるチームになろうとしています」 パ・リーグの試合中継を担当することが多いプロ野球解説者がそう言う。 2018年、19年に西武が連覇を果たした時、原動力となったのは打線。チーム打率、総得点ともにリーグトップで、投手陣も「多少の失点なら、打線がカバーしてくれる」と安堵し、投打の相乗効果につながった。しかし、浅村栄斗内野手(現・楽天)、秋山翔吾外野手(現・広島)などの看板選手が相次いでフリーエージェントで退団。昨年オフも森友哉捕手(現・オリックス)がFA流出してしまった。「長打に頼る攻撃パターン」を変えるのは避けられなかったわけだが、松井監督は、単に「走る野球」に舵を切ったわけではない。 「ここまでの試合を見ていると、相手投手にたくさんボールを投げさせようとしています。たとえ凡打に倒れても、2ストライク以降、ファールで粘った選手をベンチで労ったりして」(前出・同) 山川のような一発の脅威を秘めたバッターなら、自由にフルスイングさせた方が良い。だが、失敗した時は「攻撃」が淡白になり、また、全員が“山川になる”必要もない。 山川、源田の離脱がチーム変貌を加速させるかもしれないが、 「開幕戦、新人の青山美夏人投手を1点リードの9回に投入し、失敗しました。その後の試合で、経験豊富な増田達至投手がセーブを挙げています。源田の代役でショートを守る山村崇嘉選手、児玉亮涼選手らですが、不慣れな印象も否めません」(球界関係者) と厳しい意見も聞かれた。 つまり、山川や源田に頼り切った状況から抜け出そうとしても、若い選手にそれだけの力が養われていないというわけだ。松井監督、球団ともに山川の復帰時期に関してノーコメント。WBCへの選手派遣とその補填について話し合う必要もありそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2023年04月10日 23時30分
オリックス開幕9試合9投手が先発も負け越し!中嶋監督「なんとか自分たちで打開していかないといけない」
埼玉西武ライオンズとの3連戦(埼玉・ベルーナドーム)を2勝1敗で勝ち越したオリックス・バファローズ。舞台を本拠地に移した4日からの6連戦は、先発の駒不足に悩まされた。【2023オリックス・バファローズ戦績 4.4-4.9】対 福岡ソフトバンクホークス大阪・京セラドーム大阪4.4●オリックス(田嶋)1-6(石川)福岡ソフトバンク○4.5●オリックス(黒木)0-5(和田)福岡ソフトバンク○4.6○オリックス(山本)7-2(高橋礼)福岡ソフトバンク●対 北海道日本ハムファイターズ大阪・京セラドーム大阪4.7○オリックス(宮城)4-2(上原)北海道日本ハム●4.8●オリックス(村西)2-6(上沢)北海道日本ハム○4.9●オリックス(ニックス)2-7(金村)北海道日本ハム○※カッコ内は先発投手。※4勝5敗の4位。1位の福岡ソフトバンクホークスとは2.5ゲーム差(2023.4.9現在) まず開幕から負けなしの3連勝で京セラに乗り込んできた福岡ソフトバンク打線に、昨年9勝の左腕、田嶋大樹は5回まで粘り強く投げていたが6回に捕まってしまう。終わってみれば5点差をつけられて大敗。 中嶋聡監督は「田嶋は今年初めての登板で、慎重な部分もあったと思いますが、いい感じで入ることができたと思います。5回までよかっただけにホームランのところですよね。警戒している中でのホームランなので、もう一度やっていかなければいけないなと思います」 「打線は序盤ですね。チャンスはあっただけに何とか先に点を取ることができたらというのはありますが、ちょっとボール球に手を出しすぎてしまいました。最後、0で終わるよりは絶対にいいと思いますし、切り替えて明日に向かっていかなければいけないと思います」と前を向いていた。 しかし、翌日もプロ初先発の黒木優太が首脳陣の期待に応えられず。打線も7安打を放つも無得点で連夜の大敗を喫した。 中嶋監督は「黒木は、今まではランナーを出しても簡単に後続を打ち取っていたのですが、今日は立ち上がりの先頭を出してバタついてしまったと思います。中継ぎでの経験はありますが、これが先発の難しさなのかなと」 「打線は、相手ピッチャーが要所でギアを上げたときですね。どのように対応するのかというところで差し込まれてしまったと思います。チャンスの場面でどうやってランナーをかえしていくかだけなので。そこが今の課題でもありますし反省点です。茶野(篤政)は積極的にしっかりと打ちにいけているというのはいいと思います。このままズルズルいってはいけませんし、シーズン最初の難しさをどこかで断ち切らなければいけないので。なんとか明日、しっかりと戦っていきます」と再び前を向いた。 続く6日の福岡ソフトバンク戦は、エースの山本由伸が、7日の北海道日本ハム戦は左のエース、宮城大弥のWBC出場組が無失点の好投を見せて連勝。 中嶋監督は宮城について「心配してたけど、普通通りでしたね。よかったです。横で見てても、切れのあるボールというか、非常に良いときの宮城かなと思っていた」 と称賛。「まだまだ問題はある」としながらも、先発陣の連夜の好投に「先発がゲームをつくってくれたらいい形になりやすいと思う」と満足げだった。 しかし、8日は村西良太が、9日は新外国人のニックスが先発するも、いずれもゲームを作れず。 中嶋監督は村西について「いつも(四球が)多いですけど、あそこまでは我慢したじゃないですか。皆さん心配してくれますけど、よく頑張ったんじゃないですか。ただ、連続になったときにどうなのか、って話で。それ以外、何もないですね」とバッサリ。 ニックスに関しては「そんなに四球を出すタイプではないので、いつもの制球力ではなかったですね」とストライクゾーンの認識に問題があったと感じているようだ。 2番手で前の週に先発していた山岡泰輔がロングリリーフしたが「山岡はきょう投げる予定だったが、予定より早く投げることになってしまった。打線は、ヒットは出ていますし、チャンスは作っているんですけど、あと一本をどうつなげていくかですよね。なんとか自分たちで打開していかないといけないので、やっていくしかないです」と来週からの巻き返しを誓っている。 開幕9試合で、9人の投手が先発を務めたが、借金1という結果となってしまった。WBCに二大エースを送り出したことにより、変則的なローテーションを組まざるを得なかったため、こういう結果になってしまった。 だが来週には開幕戦で好投を見せた山下舜平大も再び先発可能となり、抹消されてファームで調整中の選手も上がってくるはず。ペナントレースはまだ始まったばかりなだけに、今後の戦いに期待したい。(どら増田)
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スポーツ 2023年04月10日 20時45分
日本ハム・加藤、新庄監督の一言で覚醒?「勝負しようと思ったきっかけ」大記録にもつながった裏話明かし驚きの声
日本ハムのプロ8年目・30歳の加藤貴之が、9日深夜放送の『GET SPORTS』(テレビ朝日系)にVTR出演。番組内での発言が話題となっている。 番組では、2月の日本ハム春季キャンプを訪ねた番組MC・南原清隆(ウッチャンナンチャン)が、加藤の投球術に迫るべくインタビュー。その中で、加藤は昨季の活躍の裏にあった新庄剛志監督の言葉を明かした。 昨季の加藤はプロ野球史上最少のシーズン与四球数11個(従来の記録は14個)を記録するほどの制球力を武器に、「22登板・8勝7敗1ホールド・防御率2.01」といった好成績をマーク。南原から「ご自身の中でもコントロールは生命線だと思ってるんですか?」と質問された加藤は「そうですね、僕の中では一番大事にしてます」と即答した。 >>大谷翔平、開幕前に同僚を一喝?「優勝できるわけない」 球界OBも驚愕、栗山監督が明かした日本ハム時代の裏話が話題<< この後、南原は他球団の主軸であるソフトバンク・柳田悠岐、楽天・島内宏明がそれぞれ加藤の投球の印象を語るVTRをその場で加藤に見せる。柳田は「全部いい球なんですけど、それをいいところに投げてくる」、島内も「特にコントロールがいいなと思いますね。そろそろ真ん中に投げてほしいですね」と制球力を称賛した。 VTRを見終わった加藤は「ほんとっすかね?うれしいです」と表情を崩した後、「去年に関しては本当(新庄)監督のおかげもあると思う」、「『四球出すより本塁打の方がいい』っておっしゃってたので」と、制球力改善は新庄監督の助言のおかげと説明した。 加藤はプロ入りした2016年から2021年までの通算与四球が164個(年平均27.3個)と元々制球力は悪くないが、2021年までは際どいコースを意識し過ぎた結果、四球になってしまうこともしばしばだったという。ただ、昨季開幕前に新庄監督の助言を聞いてからは「(四球)出すより打たれた方がいいんだ」として、多少甘いコースにも臆せずに投げ込むことができるようになったという。 新庄監督の助言で意識改革がもたらされた結果、与四球数を2021年(21個)からほぼ半減させ大記録を樹立した加藤。「大胆にストライクゾーンで勝負しようと思ったのがきっかけでだんだん自分の(投球が)よくなった」と、登板を重ねるごとに手応えが大きくなっていったと振り返った。 加藤の発言を受け、ネット上には「新庄監督がターニングポイントだったのは知らなかった」、「言葉自体はシンプルだけどそれでそんなに投球変わるのか」、「打たれても監督の責任ってニュアンスだったのもデカいんだろうな」、「ヒット上等のストライク先行が打者側を焦らせた面もありそう」といった驚きの声が寄せられた。 加藤は今季も9日終了時点で与四球数1個(2登板・14回)と制球力は健在。投球成績は「0勝2敗・防御率3.21」と勝ち星には恵まれていないものの、安定した投球で今後もローテーションを守っていくことが期待されそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年04月10日 19時30分
巨人・原監督、広島戦中の表情に驚きの声「ブチギレてないか」 逆転直後の一場面が物議、敵打者のファールも影響?
9日に行われ、巨人が「2-4」で敗れた広島戦。巨人・原監督が試合序盤に見せた表情が話題となっている。 注目が集まったのは、「1-0」と巨人1点リードの3回裏でのこと。この回巨人は先発・赤星優志が1死一、三塁のピンチを招くと、秋山翔吾(タイムリー安打)、マクブルーム(犠牲フライ)にそれぞれ得点を奪われ逆転を許す。なおも2死一塁と走者が残る状況で打席に西川龍馬を迎えた。 西川へのカウントが「1-1」となった後、中継カメラは自軍ベンチ内前列に座り戦況を見守る原監督をアップで映す。サングラスを着用していた原監督は腕を組みながら、険しい表情で何かを口走っていた。 >>巨人・坂本の深刻不振、4年前の“覚醒”が原因か 二軍送りに現実味? 球界OBが指摘した致命的問題は<< この原監督の表情を受け、ネット上には「原監督がなんかブツブツ言ってる…」、「何言ってるか分からんがブチギレてないか」、「これ逆転食らって相当イライラが募ってるな」、「西川のファールに怒ってるっていうレアパターンもあるのでは」といった驚きの声が寄せられた。 「3回裏の巨人は赤星が1死から菊池涼介、野間峻祥に連打を浴びピンチを招いたところから秋山、マクブルームに得点を奪われましたが、赤星が打たれた球はどれも際どいコースの低めの変化球で、制球ミスで痛打を食らったというわけではありませんでした。そのため、原監督が『投げているコースは悪くないのに』といったように、フラストレーションをためていたとしてもおかしくはないでしょう。また、西川の打席では2球目のシュートに対して止めたバットにボールが当たり、巨人ベンチにライナーで飛び込むという事態が発生。ベンチに打球が飛ぶのは不可抗力で誰が悪いという話には基本ならないのですが、今回は試合展開が展開だっただけに、原監督をイラっとさせた可能性も決してゼロではないのでは」(野球ライター) 敗れた巨人は同一カード3連敗、前カード・DeNA戦を含めると5連敗となり借金は3に。原監督は試合後に「やっぱり追加点を含めて、流れがやっぱり良くない。何とか辛抱のところはある」と歯がゆさをにじませたというが、ストレスがたまる日々はしばらく続きそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年04月10日 17時30分
DeNA・戸柱、打撃好調&さえるリードで4連勝に貢献! 8年目キャッチャーが存在感放つ
「サイコーです!!」もうファンの間ではすっかりとおなじみとなった、ベイスターズのキャッチャー・戸柱恭孝がヒーローインタビューで繰り返す言葉。最初は何を聞かれても「サイコーです!」を繰り返すが、突然トーンを変えて真面目な回答を始めるところは笑いのツボも心得ており、実際スタンドからは大きな笑い声が響き渡る。 そんなファンにとっても最高な機会が、地元横浜での5戦目・4月9日に早くも訪れた。ここまで3連勝中と波に乗るベイスターズは、初回の攻撃からエンジン全開でドラゴンズ先発・福谷浩司に襲いかかり、トップバッターの佐野恵太の内野安打から送りバントを挟み、絶好調の宮崎敏郎がタイムリーで先取点ゲット。その後も打線の勢いは止まらず桑原将志、ネフタリ・ソトのタイムリーで3点を追加し、続く戸柱が「フルカウントでしたが自分のスイングで仕留めることができました」と自画自賛した打球はトドメとばかりに青く染まったライトスタンドに突き刺さった。 6点の大量援護を受けた石田健大はスイスイと6回無失点ピッチングで今シーズン初勝利を挙げ、公私共に仲のいい戸柱とお立ち台に上がった。その際に石田は「横の戸柱さんにしっかりと良いリードしていただきました」と感謝。ホームランについて振られた戸柱は「僕のことは正直どうでもいいんです」と謙虚に答えた後「チームが勝ったのと、本当に健大に勝ちがついたので良かったなぁと思ってます、はい」と“勝てるキャッチャー”をめざす戸柱らしいコメントを残した。三浦大輔監督も「カーブも低めに集めてました」と緩急をつけたピッチングを評価し、バッテリーで引き寄せた勝ち星に満足げな表情を見せていた。 昨年一番マスクを被った嶺井博希はチームを去り、ベイスターズでの在籍年数が一番長くなった戸柱。ここまで打率.400、OPS1.371、得点圏打率10割と絶好調のバッティングとインサイドワークに加え、ゲームに出ないときでも献身的にチームに貢献する“ハマの金剛力士”。この男の存在感は、とてつもなく大きい。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2023年04月10日 15時30分
中日バッテリーの早期交代に「当然」球界OBが苦言 DeNA戦の重大ミス指摘、ベンチにも落ち度アリ?
9日放送の『プロ野球ニュース』(フジテレビONE)に、野球解説者・高木豊氏が生出演。中日のプロ11年目・32歳の福谷浩司、プロ8年目・31歳の木下拓哉にまつわる発言が話題となっている。 番組で高木氏はこの日行われたセ・パ6試合について複数選手の名を挙げながら解説。その中で、同日のDeNA戦でバッテリーを組んだ福谷、木下に苦言を呈した。 同戦の中日は先発・福谷が1回裏1死二塁から宮崎敏郎にタイムリー二塁打を浴び先制を許すと、そこから桑原将志(タイムリー安打)、ソト(2点タイムリー二塁打)、戸柱恭孝(2ラン本塁打)にも痛打を食らい一挙6失点。これが立浪和義監督の怒りを買ったのか、2回裏に福谷、捕手・木下ともに交代となった。 >>中日・田島の制球難にクレーム?「イラっとしてました」元中日・谷繁氏が暴露、ヤクルト戦終盤の解説が話題<< 高木氏はまず、6点を追う2回表無死二塁で、木下が初球を引っ張り遊ゴロに倒れた場面に着目。「6点(差)あって自分が返しにいこうと思ったのかも分かりませんけども、まだ2回ですよ?」、「初球だったら右方向に強い打球でヒットを打ちに行き、それが失敗することによって進塁ができるということを、捕手の脳を持ってるんだったらなぜそうしなかったのか」と、最低でも走者を進めるために逆方向に打つべきだったのではと指摘した。 同氏は続けて、戸柱に2ラン本塁打を浴びた1回裏2死二塁の場面を問題視し、「4点取られてて、臭いところ(際どいコース)にはいけないですよ。(福谷に)それだけの調子があったら0点に抑えてますよ」、「それを選択させたベンチもどうだったのかなという感じはしますけども、やっぱり分からなきゃいけないですよね。次(の打者)が投手だったら」とコメント。次打者が投手、一塁も空いている状況で戸柱と勝負する必要はあったのかとバッテリー、ベンチに苦言を呈した。 初回に大量失点を喫した中日は結局「0-8」で今季4度目の完封負け。開幕8戦で完封負け4回は球団史上初だというが、高木氏は「バッテリーごと代えられるのは当然。こういうことをやってるとやっぱり勝てないですよね」と、バッテリーが序盤から精彩を欠くようでは勝つのは難しいと話を締めた。 高木氏の発言を受け、ネット上には「いきなり試合壊したらそりゃ下げられるよね」、「ただでさえ打てないのに初っ端から6点も取られたらゲームセット」、「確かに戸柱とわざわざ勝負したのは理解に苦しむ」、「木下は一気にじゃなくコツコツ点を返す意識を持つべきだった」といった同調の声が寄せられた。 今季の中日は9日試合前時点でチーム得点数がリーグ最下位(12得点)、本塁打数も最下位タイ(1本)と深刻な貧打に苦しんでいる。それだけに、初回からいきなり大量失点というのは絶対に避けなければならなかったが、それを犯してしまった福谷、木下のバッテリーに高木氏も物申さずにはいられなかったようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年04月10日 11時00分
阪神・佐藤、巨人3連戦ではスタメン落ち? 岡田監督は浜地のセットアッパー起用も再考か
指揮官も「吹っ切れたら」と思っているはずだ。 4月9日、甲子園球場で行われた東京ヤクルトとの一戦は“4時間29分の死闘”となった。延長12回裏、代打・森下翔太選手が三塁ライナーに倒れ、ゲームセット。しかし、岡田彰布監督の怒りは、ネクストバッターズサークルにいた佐藤輝明選手にぶつけられた。 「いやあ、そら。うーん…。余計に目立つわな。あそこでチャンスが回ってくるからな、結局は」 同日の佐藤は5打席ノーヒット。第2打席で四球を選んだが、4三振を喫している。 トータルでの打率は1割6分、本塁打ゼロ。「得点圏打率.000」、同日も二度の得点好機で打席を迎えたが、結果は残せなかった。 >>「阪神・青柳は僕を恨んでいる」元DeNA選手がドラフト裏話を暴露 ドラ5指名予定が突然白紙、運命の分かれ目に驚きの声<< 不振は誰にでもある。しかし、岡田監督は「タイミングの取り方が遅れている」と何度も指摘しており、そんな佐藤の状況を改めて質問されると、「もうそれはずっとよ。ずっと言い続けていることやから。渡邉(諒)がいないんよ。それだけよ」 と、佐藤のスタメン落ちも匂わせた。 阪神OBのプロ野球解説者がこう続ける。 「岡田監督はスタメンに不振選手が出たら、暫くはガマンしますが、『打順を下げて』という対処法はしません。レギュラーの、それもクリーンアップの中核選手の打順を下げたら、試合開始前に弱点を教えるのも同じと考えています」 佐藤の代役として、名前が挙がった渡邉諒内野手だが、このヤクルト3連戦の初戦(7日)、発熱等を訴えて特例措置で出場選手登録を抹消されている。詳細は発表されていないが、 「試合前、三塁の練習にも加わっている」(在阪メディア) との情報も聞かれた。 岡田監督は「よほどのことがない限り…」と言い続けてきたが、同日に出た主軸外しの発言は“本気”のようだ。 一方、佐藤だが、ベンチ裏の通路でぶら下がってきた記者団に「切り替えて頑張ります」と返すだけ。不振脱出の兆しが見えなければ、渡邉の回復が遅れても、11日からの巨人3連戦で「スタメン落ち」ということも十分にあり得る雰囲気だった。 その巨人戦について、こんな声も聞かれた。 「トラ指揮官として、岡田監督は2008年以来の巨人戦です。最大13ゲーム差をつけて首位を独走していたのに、巨人に逆転優勝を許してしまい、退任しました。宿敵をガツンと叩いて、『悪夢』も払拭しておきたいところ」(前出・プロ野球解説者) 悪夢を払拭する起爆剤が佐藤となれば、最高なのだが…。 “不安要素”は佐藤だけではない。ヤクルト3連戦の初戦、山田哲人選手に決勝の2ランを浴びたリリーバーの浜地真澄投手について、「しんどいかもしれん」とこぼしていた。浜地をセットアッパーから外す可能性も高い。 「引き分けに終わった9日、ベンチ入りさせた投手9人のうち6人を投入する接戦でしたが、浜地の出番はありませんでした」(前出・在阪メディア) 岡田監督は投打に不安要素を抱えながら、敵地・東京ドームに乗り込む。(スポーツライター・飯山満)
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