スポーツ
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スポーツ 2023年08月16日 11時00分
横綱照ノ富士、翔猿戦の負け引きずっている? ぶつかり稽古で異常事態、次場所のリベンジに闘志か
7月29日~8月27日にかけて行われている夏巡業に参加している横綱・照ノ富士。8月8日に伝えられた巡業中のアクシデントは大きな話題となった。 報道によると、照ノ富士は8日に岩手・奥州市で行われた巡業中、平幕・翔猿に胸を出し約8分間のぶつかり稽古を実施した。その稽古終了後、土俵から降りた翔猿はうずくまって動けなくなると、他力士に抱えられ花道を下がった後も症状が回復しなかったため担架で病院に搬送。救助に当たった秀ノ山親方(元大関・琴奨菊)が「たぶん熱中症と過呼吸。大丈夫です」と説明したことが伝えられた。 秀ノ山親方の言葉通り、翔猿は搬送から約2時間後に会場に戻ってくると、翌9日以降も離脱はせずに巡業に参加。ネット上には大事に至らなかったことへの安堵の一方、ぶつかり稽古の長さに驚いたファンもいたようだ。 >>関脇・照ノ富士、医者から余命宣告を受けていた?「2年近くで死にますよ」 大関から序二段転落の真相を明かし驚きの声<< ぶつかり稽古は2名の力士がぶつかる側、受ける側に分かれて行う稽古で、ぶつかる側は土俵の端から端まで受け手側を全力で押す。受け手側は右足を前に出した体勢で踏ん張ったり、受け身をとらせるために頭を押さえつけて地面に転がしたりするが、どちら側でも体力を大きく消耗するハードな稽古とされている。 元大相撲力士・臥牙丸氏(元小結)は2023年5月3日に自身の公式YouTubeチャンネルに投稿した動画の中で、ぶつかり稽古について「3分も普通のお相撲さんは持たないです。幕内でも誰も持たない。絶対持たない」と3分が限度と断言。また、安治川親方(元関脇・安美錦)も2022年2月25日に投稿した自身の公式ブログで、「あたりを受ける方も結構キツイですよ。胸や脇は真っ赤になるし、堪えると腰も痛くなるし、足の裏は擦れて皮が剥けるし」とキツさを記している。 今回照ノ富士が翔猿と行ったぶつかり稽古は、臥牙丸氏が限度としていた3分の2倍以上。翔猿がダウンするのも致し方なかったといえそうだが、ここまで稽古に熱が入ったのには7月場所の対戦が関係しているとの見方もある。 照ノ富士と翔猿は7月場所3日目に対戦しているが、照ノ富士は左の一枚まわしを掴むも、これが翔猿の胸元付近まで伸びたことで引きつけがきかず。攻めあぐねているうちに翔猿から逆襲され寄り切りで敗れると、翌4日目に「腰椎椎間板ヘルニア、腰椎椎体終板障害で1か月間の安静加療を要する」との診断書を相撲協会に提出し休場した。 照ノ富士は先場所の経緯を踏まえ、次場所以降は翔猿に苦戦しないよう巡業で積極的に肌を合わせにいった可能性はある。また、翔猿も横綱相手の稽古を貴重な機会と捉え、フルパワーでぶつかり稽古に臨んだとしても不思議ではないだろう。 お互いの稽古に対する熱量が思わぬアクシデントを招いたといえそうな8日の巡業。来たる9月場所では照ノ富士がリベンジを果たすのか、それとも翔猿が連勝を収めるのか要注目だ。文 / 柴田雅人記事内の引用について臥牙丸氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/@gagachannel2207安治川親方の公式ブログよりhttps://ameblo.jp/ami-nishiki/
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スポーツ 2023年08月15日 17時00分
巨人・原監督、ブリンソンはクビにできない? 走・攻で期待外れも、チーム内にも深刻事情アリ
9日に行われ、巨人が「2-5」で敗れた阪神戦。試合結果以上に話題となったのが、巨人の来日1年目・29歳のブリンソンが見せた走塁ミスだった。ブリンソンは両チーム無得点で迎えた5回裏1死の打席で、阪神先発・ビーズリーがカウント「0-1」から投じた直球を強振。打球は中堅フェンス最上段に直撃する長打性の当たりとなった。ところが、本人は本塁打を確信したのかゆっくり走っていたため二塁に到達することができなかった。 試合後の報道では、原辰徳監督がブリンソンの走塁について「あれはもう、ほんとに、志す少年たちに対して、全ての野球人に対して、なんていうか、私自身の指導不足というところで、恥ずかしいプレーでした」とバッサリ切り捨てられたことが伝えられた。また、ネット上にも批判や呆れ声が多数寄せられたが、ブリンソンが首脳陣・ファンのひんしゅくを買ったのはこれが初めてではない。 >>巨人ブリンソン、反省?「5回裏の数倍速い」驚きの声も、阪神戦終盤の走塁が話題<< 今年1月に年俸1億3000万円(推定)の単年契約で巨人入りしたブリンソンは、メジャー通算28本塁打の実績を持つ外野手。今季は9日終了時点で「69試合・.243・8本・26打点」と、確実性には欠けるもののセ・リーグ助っ人では4位となる本塁打数を記録している。 一方、走塁面については9日の試合に匹敵するようなミスがここまで頻発している。4月6日・DeNA戦では、両チーム無得点の2回表1死一塁で左中間を破る長打を放つも、三塁で止まった一走・岡本和真の動きを見ていなかったのか二塁を回ってしまう。これを見た岡本は仕方なく本塁へ向かうも憤死。さらに、この間に三塁に到達したブリンソンはアウトカウントを勘違いしたのか、ベースを離れてベンチへ帰ろうとしてタッチアウトにされた。 7月9日・DeNA戦では試合開始直後の1回裏に先頭打者としてヒットを放った後、続く丸佳浩が左飛に倒れる。この時、ブリンソンは丸の打球がヒットになると思ったのか一二塁間の中間過ぎまで飛び出しており、一塁へ戻りきれずアウトになった。 「判断ミスが相次いでいるブリンソンに対しては、巨人首脳陣も当然改善に向けた指導は行っていると思われます。ただ、原監督が8月9日試合後に口にした『指導不足』という言葉を踏まえると、コーチ陣の指導が上手く伝わっていない、もしくはブリンソンが指導にあまり耳を傾けていないといった問題が発生している可能性もあるのでは」(野球ライター) 年俸に見合わないようなプレーが続いているブリンソンだが、それでも球団が今オフ見切りをつけて放出するかは不透明な状況といえる。ブリンソンは打撃は今一つ、走塁はサッパリだが、守備では8月6日終了時点で、セ中堅手では2位のUZR(6.2/同じ守備位置の平均的な選手に比べどれだけ失点を防いだかを表す指標)を記録していることが伝えられている。 また、巨人はブリンソン以外の中堅手であるオコエ瑠偉(.235・2本・6打点)、萩尾匡也(.143・0本・0打点)、岡田悠希(.111・0本・0打点)らが振るっていない。ブリンソンが左手首痛で抹消されていた期間(7月16~27日)には、今季中堅から右翼にコンバートしている丸が中堅を務める試合もあった。 他中堅手に目途が立つまでブリンソンを使うのか、それとも放出して空いた枠に誰かを抜てきするのか。原監督や球団が今オフどのような判断を下すのかに注目が集まる。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年08月15日 11時00分
豊昇龍、次場所でカド番転落確率60%? 白鵬も故障リスク大と指摘、新大関が直面する問題は
9月10~24日にかけて行われる予定の大相撲9月場所。相撲ファンから最も大きな期待を集めているのが新大関・豊昇龍だ。 豊昇龍は12勝以上をマークすれば大関昇進目安(三役で直近3場所33勝以上)をクリアする状況で迎えた7月場所で、「12勝3敗」をマークし自身初優勝を達成。これを受けた相撲協会は7月26日に開いた番付編成会議と臨時理事会で、豊昇龍の大関昇進を満場一致で承認した。 同日に臨んだ伝達式で「大関の名を汚さぬよう気魄一閃(きはくいっせん)の精神で努力いたします」と口上を述べた豊昇龍は、7月29日~8月27日の日程で行われている夏巡業で精力的に稽古を行っている。9月場所に向けて順調に調整している様子だが、同場所では思わぬ苦境に陥るのではないかと心配しているファンもいるようだ。 >>豊昇龍、優勝なければ大関になれなかった?「厳しすぎないか」審判部長が高いハードル設けたワケは<< 角界では令和初の場所となった2019年5月場所から2023年7月場所までに、貴景勝(2019年5月場所)、朝乃山(2020年7月場所/現平幕)、正代(2020年11月場所/現平幕)、御嶽海(2022年3月場所/現平幕)、霧島(2023年7月場所)の5名が新大関として場所を迎えている。 ただ、この中で期待通りといえる成績を残したのは朝乃山(12勝3敗)、御嶽海(11勝4敗)の2名のみ。貴景勝(3勝4敗8休)、正代(3勝2敗10休)、霧島(6勝7敗2休)の3名は故障休場を強いられいきなりカド番に転落している。 大関は「2場所連続優勝、またはそれに準ずる成績」をマークすれば横綱に昇進できるが、逆に2場所連続で負け越した場合は関脇に転落するシビアな位置で、当然ファンからの期待や重圧は大きくなる。また、本場所では期待の表れとして多額の懸賞金がかけられるため、これを狙う他力士からのマークも厳しくなる。こうした状況の中で期待に応えようと場所前調整で入れ込み過ぎること、本場所では勝ちを意識し過ぎて力むことなどが苦戦の一因と見られている。 豊昇龍としては貴景勝ら3名のような故障休場、カド番転落は何としても回避したいところだが、そのためには強引な取り口を控えることが必要不可欠。豊昇龍はかねて宮城野親方(元横綱・白鵬)らから、無理な体勢から力任せに投げを繰り出すことが多いとして問題視されている。2023年1月場所では9日目・若元春戦で、土俵際で投げを打った際に左足首を負傷するアクシデントもあっただけに、不利な体勢を覆すよりもどう有利な体勢に持っていくかを意識した方がよさそうだ。 また、相手のペースに巻き込まれないような冷静さも求められているといえる。豊昇龍は7月場所千秋楽・伯桜鵬戦で、仕切りから睨んできた伯桜鵬を睨み返すと、取組では相手を組み止めたところから強烈な右上手投げを見舞い勝利している。格の違いを見せつけた形だが、故障や変化を食らうリスクを考えると、相手の挑発には乗らずに落ち着いて相撲をとる方が無難ではないだろうか。 7月24日の優勝一夜明け会見では「この先、まだまだ上の番付(横綱)があるので。そこに向けて一生懸命稽古して、自分を信じて上までいきたい」と口にしたことが伝えられている豊昇龍。来たる9月場所では、横綱昇進を期待させるような成績を残すことができるのだろうか。 文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年08月14日 11時00分
大谷翔平、兄だけでなく姉も話題に! トーテン藤田が意外な交流明かす、栗山監督とのつながりも?
ロサンゼルス・エンゼルスでプレーし、日々日米のファンを沸かせているプロ11年目・29歳の大谷翔平。7月31日、その大谷の“兄”がSNS上で話題となった。 きっかけとなったのは、通信販売事業などを手掛ける会社『夢グループ』に所属する歌手・保科有里のSNS投稿。保科は同日までに、自身の公式X(旧Twitter)アカウントに『夢グループ』石田重廣社長、トヨタ自動車東日本で野手コーチを務める大谷の兄・龍太さんとの3ショットを投稿。合わせて、「ヤバい、 ヤバい、 ヤバい、大谷翔平さんのお兄さん 身長187センチ。かっこよすぎです」、「トヨタ東日本にて社会人野球をされてるとか。モテるでしょうねぇ」と興奮まじりの文章を記した。 この保科の投稿を受け、ネット上では龍太さんの爽やかなルックスなどに注目が集まった。龍太さんがあまり表舞台に登場しないことも話題が大きくなった一因といえるが、大谷は過去に“姉”もメディアで話題となったことがある。 >>大谷翔平、開幕前に同僚を一喝?「優勝できるわけない」 球界OBも驚愕、栗山監督が明かした日本ハム時代の裏話が話題<< 「大谷にとって龍太さんは7歳年上の兄ですが、2歳年上の姉・結香さんもいます。2020年4月には、大谷の母校・花巻東高校の関係者と同年1月に結婚したこと、結婚式では日本ハム時代(2013-2017)の大谷の恩師として招待された栗山英樹氏(当時日本ハム監督)が乾杯の音頭をとったことなどが伝えられました。ただ、一般人ということもあってか、これ以外には結香さんについての報道はほとんどありません」(野球ライター) 表舞台に出ることがほとんどない結香さんだが、その結香さんと意外な接点があることを過去に公言しているのがトータルテンボス・藤田憲右。藤田は2023年7月8日放送の『中居正広のプロ野球魂~やっぱり野球ってすげぇな!オールスター直前SP』(テレビ朝日系)に出演した際、出演者が大谷について話す中で「大谷選手のお姉さんの結婚式に出たことある」と告白しスタジオをざわつかせた。 藤田によると、大谷が日本ハム時代のある年、花巻東高校が創立記念式典を開催。学校側は大谷をゲストとして招くと同時に、野球を知らない一般生徒のために司会をタレントにお願いしたいと考え、トータルテンボス(藤田・大村朋宏)の2人を司会としてゲストに呼んだという。 そこで両名は花巻東高校野球部監督と仲良くなり、その縁で2人ともに結香さんの結婚式に招待されたという。「大谷家はもちろん全員出席してて。大谷選手はお兄さんもいる。もちろんお父さんもいる。全員(身長が)デカいんですよ」と当時を振り返った藤田に、番組出演者のカンニング竹山は「大谷家全員見た人そんなにいないよね?羨ましいなあ」と驚きの表情を浮かべていた。 「一般人である家族はもちろんのこと、大谷本人もプライベートは謎に包まれています。メジャーに移籍した2018年以降も、現地メディアやパパラッチが動向を追っているようですが大した成果は上げられていないようです。こうした状況もあり大谷、あるいは家族のプライベートを見てみたいとファンの好奇心が高まっている面もあるのでは」(同) 今年は3月のWBCで侍ジャパンを世界一に導き、迎えたシーズンでは早くもMVP当確といわれるほど投打で活躍している大谷。本人だけでなく家族が話題になるのも大スターの証といえそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について保科有里の公式Xアカウントよりhttps://twitter.com/yurihoshina
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スポーツ 2023年08月13日 17時00分
巨人・菅野、大不振もたらす深刻問題? 原監督呆れた阪神戦でも露呈、二軍再調整も必要か
8日に行われ、巨人が「6-7」で敗れた阪神戦。敗戦投手になったのはプロ11年目・33歳の菅野智之だった。 菅野はこの日1、2回表にそれぞれ1点ずつを失うと、3回表も2死一、三塁のピンチを招いたところから、投手・西純矢にタイムリーを打たれ3失点目を喫する。この直後、原辰徳監督が投手交代を決断し菅野は降板となったが、後を受けた今村信貴が塁上の走者2名を還したため、最終的な投球成績は「2.2回5失点・被安打7・四死球3」となった。 試合後の報道では原監督が「皆さんに任せます。あんなんは」と報道陣に評価を丸投げしたことが伝えられた菅野。ネット上のファンからも呆れ声が上がったが、菅野が期待を裏切ったのは8日に限った話ではない。 >>巨人・原監督、菅野にブチギレ?「明らかに見放してる」マウンドでの表情が話題、試合後の評価も放棄<< 今季の菅野は右肘痛、コンディション不良により今季初登板が6月11日・ソフトバンク戦と大幅に遅れたが、この試合では5回2失点で今季初勝利をマーク。しかし、同戦から8日までの8登板では「2勝5敗・防御率4.14」と大きく黒星が先行。7月17日・ヤクルト戦では「0.1回6失点・被安打6」と大炎上を喫している。 菅野は昨季までに通算117勝を記録し、沢村賞2回(2017-2018)など数々のタイトルを獲得してきた大エースといえる存在。それだけに、今季の不振はチームにとっても相当な痛手となっているが、その理由については直球に生じている異変が影響しているという見方もある。 菅野は最速156キロのストレートと多彩な変化球を武器にこれまで打者を抑えていたが、今季8登板では最高球速が145~151キロと伸び悩んでおり、直球の被打率も「.300」と今一つの数字になっている。 本人もこのことを自覚しているのか、8日・阪神戦では全74球のうち直球は15球のみ。ツーシーム、スライダー、フォークといった変化球を中心に投じたが、直球を控えたことで狙い球を絞られたのか被安打、四死球ともにかさむ形となった。 「野球ではどんな剛速球投手でも、年齢と共に球速が低下することが一般的。30代中盤の菅野も、年齢による衰えは確実に出てきていると考えるのが自然でしょう。また、今季序盤に故障離脱していた点を踏まえると、投球フォームやリリースポイントに狂いが生じ直球の質に影響しているという可能性もあるのでは」(野球ライター) 直球で打者を押せないため変化球が多くなる、変化球狙いの相手を抑えるため常に際どいコースを攻めざるを得なくなるという悪循環に陥っている菅野。フォーム調整や走り込みなどを行い、直球の威力を取り戻すことが不振脱却のカギといえるだろう。 8日終了時点で3位・DeNAと0ゲーム差の4位に位置するチームとしても、CS争いが激しくなろうとする中、現状のまま菅野を一軍で起用し続けることはリスク大といえる。それならば今二軍に落とし、9月の最終盤に間に合うように再調整させるのも一手ではないだろうか。 8日の試合を終えた段階で、レギュラーシーズンは残り45試合となっている巨人。原監督が残り試合で菅野をどう扱っていくかもCS争いを左右しそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年08月13日 11時00分
大相撲、豊昇龍に続きサラブレッド大関誕生?「琴櫻」のしこ名復活へ、“3代関取”琴ノ若に立ちはだかる壁は
豊昇龍、大栄翔、若元春の3名が揃って大関とりに挑んだ大相撲7月場所。豊昇龍(12勝/優勝)が成功、大栄翔・若元春(どちらも9勝)が失敗と明暗分かれた中、次の大関候補に名乗りを上げたのが25歳の小結・琴ノ若だ。 7月場所の琴ノ若は9日目終了時点では「5勝4敗」と星が伸び悩んでいたが、10日目~千秋楽に6連勝を記録し「11勝4敗」に。自身4度目となる敢闘賞を受賞し、9月場所では新関脇昇進が濃厚とみられている。 一部報道では9月場所好成績で優勝なら、一気に大関昇進の可能性もあるという見方もされている琴ノ若。霧島山改め2代目霧島、豊昇龍に続く3場所連続の大関誕生が大いに期待されるところだが、琴ノ若はその豊昇龍と同じく、名力士の血を引く“サラブレッド”として知られている。 >>豊昇龍、優勝なければ大関になれなかった?「厳しすぎないか」審判部長が高いハードル設けたワケは<< 豊昇龍は叔父に朝青龍氏(元横綱)を持つが、琴ノ若は父に先代琴ノ若(元関脇・現佐渡ヶ嶽親方)、祖父に故・琴櫻(元横綱/先代佐渡ヶ嶽親方)と豊昇龍を凌ぐほどの血筋を持っている。2015年11月場所で初土俵を踏み、2019年7月場所で新十両に昇進したが、親、子、孫の3世代で関取が誕生したのは角界史上初のケースだったという。 琴ノ若は十両昇進前までは「琴鎌谷」というしこ名だったが、十両昇進を機に父のしこ名を継ぎ「琴ノ若」に。また、今後大関に昇進した際には、祖父のしこ名「琴櫻」を襲名予定であることも過去に伝えられている。 関取になった琴ノ若は十両で4場所連続勝ち越しをマークし、2020年3月場所で新入幕。同年9月場所に一度十両に転落したものの、翌11月場所で返り入幕を果たして以降は幕内の座をキープ。2023年1月場所では新三役・小結に昇進し、同場所から7月場所まで4場所連続勝ち越しと役力士に定着している。 関取になる前は少し停滞していた期間もあったが、十両昇進後は順調な成長ぶりを見せている琴ノ若。仮に9月場所後に大関昇進となれば、翌11月場所は祖父が引退した1974年7月場所以来、約50年ぶりに「琴櫻」が番付に復活することになる。オールドファンにとっては胸が熱くなる展開といえるが、もちろん実現に向けてのハードルは低くはない。 特に明確な障壁といえるのが横綱・大関陣との戦い。9月場所は順当なら1横綱(照ノ富士)・3大関(貴景勝、霧島、豊昇龍)が出場見込みだが、琴ノ若は対照ノ富士は過去5戦全敗、対大関陣は貴景勝が「3勝5敗」、霧島が「2勝6敗」、豊昇龍が「2勝10敗」と全員に負け越している。 好成績での優勝は具体的には15戦全勝、14勝1敗といったハイレベルな数字を指すものと思われるが、これをクリアするには当然横綱・大関陣からの勝利も必須。得意の右四つにどう持ち込むかといった工夫はもちろん、先場所故障休場を強いられている照ノ富士(腰椎椎間板ヘルニアと腰椎椎体終板障害)、貴景勝(両膝半月板損傷)、霧島(右肋骨骨挫傷)の3名に対しては故障箇所を狙ったしたたかな相撲をとるのも一手だろう。 5月場所後に霧島、7月場所後に豊昇龍と相次いで新大関が誕生したことには悔しさも抱いていたという琴ノ若。来たる9月場所、自身も後に続くような成績を残せるのか要注目だ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年08月12日 11時00分
原監督絶賛の戸郷、来季大不振? 過去に菅野・今永が大苦戦、熱投連発に潜む重大リスクは
3日に行われ、巨人が「2-1」で勝利したヤクルト戦。試合結果以上に話題となったのが、巨人のプロ5年目・23歳の戸郷翔征の球数だった。 この日先発の戸郷はヤクルト打線を1点に抑えていた中、7回表の投球中に球数が100球に到達。球界では100球到達をめどに投手交代が行われることも多いが、戸郷は8回表も続投し球数127球に。さらに、味方が1点を勝ち越し迎えた9回表のマウンドにも上がり、149球目で3アウトを奪い完投勝利を収めた。 試合後には原辰徳監督も「このところ見ない光景。世界の常識(投手分業制)がある中で、先発完投がファンの方も魅了されたと思う」と称賛したことが伝えられた戸郷の熱投。149球は今季のプロ野球では最多の球数となったが、消耗による悪影響を心配する見方も少なくないようだ。 >>巨人・元木コーチ、戸郷は「エースとは呼べない」 厳しいノルマに驚きの声、菅野にはノーコメントで不満も<< 今季の戸郷は3日終了時点で「16登板・10勝(リーグ1位)2敗・防御率2.43」といった数字を残しているが、16登板中14登板で球数100球以上を投げている。これもあり、今季の総球数もリーグトップの1869球(1登板平均約117球)となっている。 戸郷は順当に行くと残りシーズンで8登板すると見込まれているが、球数のペースが変わらないと仮定するとレギュラーシーズン終了時の球数は約2800球に。また、チームがCS・日本シリーズに進出した場合は3000球に到達する可能性も出てくるが、球界ではこのラインに到達した選手が翌年故障に見舞われたケースが少なからず存在する。 2018年にシーズン・CSで3242球を投げた巨人・菅野智之は、翌2019年に腰痛により3度の登録抹消を経験。球威・制球にも深刻な悪影響が出たようで、シーズン防御率が前年より1点以上も悪化(2.14→3.89)した。 菅野が苦しんだ2019年にCS込みで3028球を投げたDeNA・今永昇太も、2020年はシーズン5勝と前年(13勝)の半数以下で終了。また、シーズン終盤の10月には左肩のクリーニング手術を受け、2021年の一軍初登板が5月下旬までずれ込んでいる。 「球数3000球については科学的な根拠があるわけではありませんが、菅野、今永のケースを見ても、投手に非常に大きな負担や疲労が生じることは確かといえます。今季はWBC参加のため足早の調整を強いられ、シーズンでも7月のオールスターに選出されまとまった休みが得られなかった戸郷にも深刻な事態をもたらす可能性は決して否定できません」(野球ライター) “デッドライン”ともいえる球数3000球に近づいている戸郷だが、首脳陣は疲労を考慮してか、前半戦ラスト登板となった7月13日から中13日空けて後半戦初先発させるなどしている。残りシーズンも戸郷の状態を見つつ、柔軟に登板間隔を設けることが3000球回避のカギとなるだろう。 また、首脳陣は戸郷登板時も、なるべく球数がかさまないように慎重に起用する必要もある。戸郷は可能な限り長くイニングを投げたい意向が強いようで、3日の149球完投も自身が続投を志願したためと伝えられているが、戸郷の将来のために時にはブレーキをかけるのも大事な仕事ではないだろうか。 プロ入りした2019年終盤から一軍に台頭し、現在はエースとしてフル回転している戸郷。このまま順調なキャリアを送るのか、それとも故障・不振で低迷を強いられるのかは首脳陣にもかかっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年08月11日 21時00分
大谷翔平、全長2M“等身大”バスタオル登場! フェイス用など全5サイズ、日本橋西川にて先行発売
エンゼルスの大谷翔平のオリジナルタオルが、11日から日本橋にある『西川』店舗にて先行発売された。 >>全ての画像を見る<< 連日、その活躍ぶりが取り上げられ話題を集め続けている大谷。2017年には、常にベストパフォーマンスを発揮するために質の高い睡眠にこだわりを持つ大谷と、快適な睡眠をサポートする寝具メーカー『西川』がと睡眠コンディショニングサポート契約を結んだ。体に合った寝具の提供などを通じてコンディションをサポートしている他、大谷がセレクトしたデザインのコンディショニング・マットレス『エアー』を発売するなど、コラボアイテムも展開している。 今年4月には、大谷の等身大バスタオルを景品にしたプレゼントキャンペーンを実施。実施中は想定を大幅に超える応募が寄せられ、この大反響を受けて今回、商品として大谷のオリジナルタオルの発売が決定した。 ラインアップには、全長2メートルの等身大バスタオルをはじめ、フェイスタオルやミニタオルなど、夏の様々なシーンで活躍する全5サイズで展開。応援時にも役立つこと間違いないしのアイテムに注目だ。 11日より、日本橋西川にて先行販売がスタート。8月下旬からは、西川公式オンラインショップと全国の取り扱い店舗にて順次販売予定となっている。日本橋西川公式サイトhttps://nihombashi-nishikawa.com/西川公式オンラインショップhttps://shop.nishikawa1566.com/shop/default.aspx
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スポーツ 2023年08月11日 17時00分
巨人・坂本、遊撃はもう限界か 三塁コンバートには弊害? 中田・秋広は控え落ちの危機か
8日に行われ、巨人が「6-7」で敗れた阪神戦。「2番・遊撃」で先発した巨人のプロ17年目・34歳の坂本勇人の途中交代が話題となった。 同戦の坂本は「0-5」と巨人5点ビハインドの3回裏1死一塁、第2打席を迎えるところで中山礼都を代打に送られ途中交代に。3回表の守備中に右太もも裏を気にする仕草があったため、同箇所に何らかのアクシデントが発生したのではと見られている。 今季の坂本は6月24日~7月27日にかけ、右太もも裏肉離れにより一軍を離脱している。ファンの間では故障再発を心配する声と共に、守備負担減のためコンバートを望む意見も上がっている。 >>巨人・坂本が岡本の写真投稿、「オチ扱いやめろ」ファン爆笑 インスタ開設1日でフォロワー20万人突破!<< 坂本は一軍に台頭した2008年から、野手の中で最も守備負担が大きいとされる遊撃のレギュラーを張り続けているチームの絶対的主力。ただ、長年の負担に加え、既に30代半ばに突入している年齢による衰えもあるのか、近年は右手母指末節骨の骨折(2021)、左内腹斜筋筋損傷(2022)、右膝内側側副靭帯損傷(2022)、腰痛(2022)、右大腿二頭筋長頭肉離れ2度(2023)と相次いで故障に見舞われている。こうした経緯もあり、遊撃を務めるのはもう限界なのではないかと見ているファンも多いようだ。 「球界では遊撃の選手がコンバートする際は、同じ内野の一塁、二塁、三塁のいずれかに移ることが一般的。現在の巨人は一塁は岡本和真、二塁は吉川尚輝、三塁は門脇誠という顔ぶれですが、坂本はスローイングには定評があること、門脇が遊撃を守れることもあってか、ファンの間では三塁コンバートが最も適しているのではとの見方が多数派です」(野球ライター) 坂本は昨季までに首位打者(2016)、最高出塁率(2016)、最多安打(2012)といった打撃タイトルを獲得した実績を持っている。今季も故障離脱がありながら「.285・12本・35打点」とまずまずの数字を残しているが、三塁コンバートで守備負担が減ればよりハイレベルな数字を残せる可能性も十分だろう。 ただ、三塁コンバートには個人、そしてチームに関わるデメリットもある。まずは個人だが、三塁は遊撃に比べて打者、特に右打者の打球速度が速いため、打球との距離感や方向を瞬時に判断する必要がある。そのため、三塁守備に慣れるまでは失策数が急増してもおかしくはない。 また、チームとしては三塁に坂本が回ると、今季序盤に組んでいた一塁・中田翔、三塁・岡本の布陣が難しくなる。岡本は左翼も守れるためそちらに回せば同時起用は可能だが、そうすると今度はここまで主に左翼を任され、自身初の2ケタ本塁打を放っている秋広優人を外す必要が出てくる。好打者たちをフル活用できなくなることもコンバートの弊害といえるだろう。 今年1月には「遊撃だから全試合出られないとか、けがをしたとか絶対に言われたくない。どこのポジションでも全試合に出るのはすごく大変だが、コンバートした方がいいんじゃないとか、言われるのはすごく嫌だなと思います」と、遊撃への強いこだわりを口にしたことが伝えられている坂本。原辰徳監督が本人の意向を尊重し遊撃起用を続けるのか、それとも他ポジションへのコンバートを決断するのかは要注目だ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年08月11日 11時00分
DeNA、空中分解の危機? 佐野を涙させた三浦監督の決断、球団OBも指摘する深刻リスクは
6日に行われたDeNA対阪神戦。「2-3」でDeNAが敗れたが、試合結果以上に話題になったのがDeNA・三浦大輔監督の代打策だった。 三浦監督は「2-3」とDeNA1点ビハインドの7回裏1死二、三塁の場面で、「1番・左翼」で先発していた主将・佐野恵太に代え楠本泰史を代打起用。好機で下げられた佐野はベンチ内で涙を浮かべ、試合後も「チームが勝つ可能性が高いものを選択して采配する監督の決断だったので、打者として悔しいという思いが一番です」と悔しさをにじませたことが伝えられた。 佐野は6日終了時点で『97試合・.257・8本・39打点』と今一つな上、7月の月間打率が『.224』、8月も6日までに『.150』と打撃不振が長引いている状況だった。三浦監督は今の佐野が結果を出す可能性は低いと考え代打を送ったようだが、佐野の反応に驚いたファンも多かったようだ。 >>DeNA・佐野にラミレス氏がエールも「1回二軍行くべき」の声も 不振長引きメンタルも限界か<< 「2017年のプロ入りからDeNAでプレーするプロ7年目・28歳の佐野は、長打・巧打を兼ね備えた打撃を武器に、ドラフト9位指名から一軍の主軸まで上り詰めた外野手。2020年には首位打者、2022年には最多安打を獲得しています。また、試合前ミーティングで雑学を披露し場を和ませる、雨天中止決定後にグラウンドでダンスを披露しファンを楽しませるなどムードメーカーとしてもチームに貢献しており、2020年からは主将も任されています。その佐野が人目をはばからず目を真っ赤にしていたことに、驚きやショックを抱いたという声もファンの間では見られます」(野球ライター) 佐野は6日の試合後には「来週も自分ができることと最大の準備は怠らずにこれまで通り、試合に入っていきたい」と前を向いたことも伝えられている。ただ、結果を出さないとまた代打を送られるという焦りなどがあれば、スイングに力みが生じますます球を捉えられなくなっていく可能性もゼロではないだろう。 さらに、球団OBの高木豊氏(元大洋・横浜)は佐野だけでなく、チーム全体にも悪影響が及びかねないと指摘している。高木氏は8月7日に自身の公式YouTubeチャンネルに投稿した動画内で、「佐野に代打を送ったとか勝負手を使ったんだけど、いろいろ勝負はしてるんだろうけども、結果が伴わないと不協和音になりかねない」と不安視している。 佐野は2019年オフにメジャーへ移籍した筒香嘉智(現米独立リーグ)が務めてきた主将、左翼、4番を翌2020年から一手に担いながら、同年から2022年まで3年連続で打率3割をクリアするなど期待に応えてきた絶対的主力。同僚からの信頼も厚い選手だが、その佐野を無下に扱うと、本人はもちろん他選手からの求心力も低下しチームが空中分解するという展開もあり得ない話ではない。 三浦監督は8日・阪神戦前、佐野への代打策について「結果については監督の責任」と改めて言及したといい、迎えた試合では「1番・左翼」で佐野をスタメン起用している。今後も起用を続けるにしても、1度二軍に落として復調を図るにしても、本人と話し合い信頼を強調するなどしてメンタルケアを行うのも一手だろう。 6日に試合に敗れたことで貯金がゼロになり、自力優勝の可能性も消滅したDeNA。三浦監督が今後佐野をどう扱っていくのかも、立て直しの成否を左右するカギになりそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について高木豊氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/@takagiyutaka4045
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