近藤健介
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スポーツ 2023年08月20日 17時00分
ヌートバーと同じ股間直撃選手「熱も出た」全治1か月? 侍ジャパン同僚もダメージの大きさを証言
セントルイス・カージナルスでプレーする25歳の外野手・ヌートバー。16日(日本時間17日)に見舞われたアクシデントに多くのファンの心配が集まった。 ヌートバーは同戦5回裏2死一塁の打席で、ワンバウンドした自打球が股間付近に跳ね上がり直撃。本塁ベース上へ崩れ落ち悶絶した後、一度はプレーを続行するも6回表の守備中に交代に。翌17日(同18日)、下腹部の挫傷により10日間の故障者リストに入ったことが報じられた。 ヌートバーは3月のWBCで侍ジャパンのリードオフマンとして優勝に貢献したことをきっかけに、日本国内での人気が大きく上がっている選手。大会後に迎えた今季も、離脱前時点で「90試合・.283・12本・39打点」と好成績をマークし注目を集めていた。ネット上のファンからは好調続く中での負傷への落胆と共に、故障の重さを心配する声も高まっている。 >>侍ジャパン・ヌートバー、栗山監督に「何言ってんだお前!」と詰め寄り? WBC韓国戦、先発起用巡る裏話明かし驚きの声<< 「野球では投手、捕手、内野手は強い打球にさらされることから、股間にファールカップを着用してプレーに臨むことが一般的。一方、外野手は内野陣に比べて強い打球は飛んでこないことから、カップを着用する選手は少ないとされています。今回のヌートバーも痛がり方を見るにカップは着用していなかったものと思われますが、目に見えないほどの速さの自打球に下から突き上げを食らったわけですから、相当なダメージが生じたとしても不思議ではないのでは」(野球ライター) ヌートバーとWBCで共闘した近藤健介(ソフトバンク)は2019年1月6日放送の『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系)に出演した際、捕手を守っていた時代(2012-2016/当時日本ハム)にしばしば経験した股間への打球直撃について「下からの突き上げ、これ一番痛い」、「直接当たることあるんですけど、それよりそっち(突き上げ)の方が痛かったです」とコメントしている。カップを着用していた近藤がここまで言うことを考えると、ヌートバーの痛みは想像を絶するレベルだったようだ。 また、同番組では2012年~2017年にかけメジャーでプレーした青木宣親(現ヤクルト)が打球直撃後の“後遺症”について証言してもいる。青木はカンザスシティ・ロイヤルズ時代の2014年5月末の試合で、右翼ファールグラウンドへ落ちる打球にスライディングキャッチを試みるも、ボールは青木のグラブをかすめ股間に落下。悶絶しながらもプレーを続行したが、青木によると試合後は「腫れましたね。その後ちょっと熱とかも出て」といった症状に襲われたという。 青木はその後6月21日(同22日)に軽度の肉離れを理由に15日間の故障者リストに入ると、翌7月18日(同19日)にスタートする後半戦からの復帰を予定したが、同僚の故障により同月11日(同12日)に復帰。20日間の離脱を強いられた肉離れについて、青木は「痛みって下りてくるので、多分それが原因ですね」と、股間への打球直撃がきっかけだと説明しスタジオの驚きを誘っていた。 近藤、青木の話を総合すると、最短10日間での復帰は厳しい状況とも言えそうなヌートバー。自身初の規定打席到達(502打席、現在は388打席)も射程圏内なだけに、負傷が深刻なレベルに至っていないことを願うばかりだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年06月07日 19時30分
DeNA・牧の好調、大谷翔平も貢献?「何か盗もうと真剣に…」WBC同僚・近藤が意外な光景明かす
ソフトバンクの球団公式Twitterが6日に投稿した動画に、同チーム所属のプロ12年目・29歳の近藤健介が登場。動画内での発言が話題となっている。 今回の動画で近藤は同日から3連戦を戦うDeNA所属で、3月に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で共闘したプロ8年目・29歳の今永昇太、プロ3年目・25歳の牧秀悟の2名について大会中の思い出などを話した。その中で、近藤は今大会を機に牧のイメージが変わったという話を明かした。 牧は2020年ドラフト2位でDeNA入りした強打の内野手で、昨季までに「272試合・.302・46本・158打点」といった数字をマーク。WBCでは「6試合・.200・2本・2打点」と少し安定感を欠いたものの、試合前の円陣・試合中の声出しなどでチームの士気を上げるムードメーカーとして優勝に貢献した。 >>大谷翔平、開幕前に同僚を一喝?「優勝できるわけない」 球界OBも驚愕、栗山監督が明かした日本ハム時代の裏話が話題<< その牧とはこれまで接点はあまりなかったが、大会前の壮行・強化試合中(2月25日~3月7日)に仲良くなり何度か食事にも行ったという近藤。日時は明かさなかったが、大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)、宮城大弥(オリックス)を交え4人で食事に行く機会もあったというが、こうした場で話をする中で牧に対し「真面目っすね。ムードメーカー的な感じはありますけど」という印象を抱いたという。 近藤は続けて「打撃練習とか、翔平のを一緒に見てる時も何か盗もうと真剣に見てる」と、グラウンド内でも野球に真摯な姿勢が見受けられたとコメント。「会ってイメージが結構変わった選手の一人かなという印象」、「映像でしか見たことなかったですけど、『ムードメーカーとして面白くワイワイやってるのかな』と思ってましたけど、いざゲームになったり大会始まるとちょっと違う姿が見れた」と、それまでのイメージと違ったと振り返った。 近藤の発言を受け、ネット上には「牧は陽気なお調子者のイメージだったから意外」、「大谷の打撃にヒントを見出そうとする姿勢は向上心があっていい」、「今季打ってるのもこうした経験があってこそなのかも」といった驚きの声が寄せられた。 今季の牧は開幕直後こそ不振に苦しんだもののその後復調し、6月6日終了時点では「51試合・.279・10本(リーグ2位タイ)・36打点(同2位)」と本塁打・打点の2冠を射程に捉えている。大谷を筆頭とした他球団の一流選手とグラウンド内外で過ごした経験をしっかり生かしているようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について福岡ソフトバンクホークスの公式Twitterよりhttps://twitter.com/HAWKS_official
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スポーツ 2023年04月22日 11時00分
侍ジャパンメンバーが苦しむ“WBC後遺症”、ソフトB・近藤も致命的問題? 首位打者争いの裏で起こっている異変
3月8~22日にかけ行われ、侍ジャパンが2009年大会以来の優勝を果たしたWBC。世界一に大きく貢献し、大会後も好調を維持している選手の一人がソフトバンクのプロ12年目・29歳の近藤健介だ。 近藤は1次ラウンドから決勝戦までの全7試合で「2番・右翼」を任され、「.346・1本・5打点」と好成績をマーク。大会終了後に迎えたシーズンでも「12試合・.333・2本・10打点」(18日試合前時点)と首位打者を争うほどのハイアベレージを残している。 近藤は日本ハム(2012-2022)でのプレーを経て、昨オフに7年総額50億円(推定)の条件でソフトバンクにFA移籍。現時点では大型契約にふさわしい働きを見せているといえそうだが、一部からは三振数の悪化が不安視されている。 >>WBC、森保監督始球式で一部客に「日本の恥」と批判! 中継カメラに映った問題行動が物議<< 日本ハム時代の近藤は通算3990打席に立ち、喫した三振は567個(三振率.142)。昨季も396打席で45三振(.114)とさほど数字がかさんでいなかった。 ところが、ソフトバンク1年目の今季はここまで53打席に立ち15三振(同.283)と早くも昨季の3分の1に到達。4月14日・楽天戦では、自身初となる1試合4三振を喫したことも大きく報じられた。 「今季は昨季以前に比べて大幅に三振が増えている近藤ですが、シーズン前に行われたWBCが大きく影響している可能性は考えられます。WBCに参加した選手たちは大会に合わせて調子のピークを持っていき優勝に貢献したわけですが、その反動からかシーズンに入ってから故障(山川穂高、山田哲人ら)や不振(村上宗隆、中村悠平ら)に陥る選手が相次いでいます。3月28日にチームに合流した際に『疲労感はすごい』と語っていた近藤も、状態が完全には戻り切っていないとしても不思議ではありません。また、メジャーの審判が裁くWBCはNPBとはストライクゾーンの広さが異なるとされており、大会中には村上が『ゾーンがアウトコースに広かったり、高めに広かったり、まだつかめていないところがあります』とコメントしたことも伝えられていますが、この点も三振増に関係している可能性はあるのでは」(野球ライター) “WBC後遺症”が出ているという見方ができそうな近藤だが、一部からは他にも本拠地が変わったことが影響しているのではという意見も上がっている。近藤は昨季まで両翼100メートル、中堅122メートル、外野フェンス5.75メートルの札幌ドームを本拠地にプレーしていたが、今季からは両翼100メートル、中堅122メートル、外野フェンス4.2メートルの福岡PayPayドームがホーム球場に。本塁打を打つハードルが下がった分、スイングが大振りになっているという可能性も考えられそうだ。 18日試合前時点では打率はリーグトップ、三振はリーグワーストタイと対照的な近藤。打率を維持したまま三振を減らすことが一番理想だが、試合を重ねる中で修正していくことはできるのだろうか。文/ 柴田雅人
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スポーツ 2023年03月28日 20時50分
侍ジャパン・近藤、WBCシャンパンファイト抜け出した理由明かす 「早くあったまろう」切実な事情に驚きの声
ソフトバンクの球団公式Twitterが28日に投稿した動画に、同チーム所属で侍ジャパンメンバーの近藤健介が登場。動画内での発言が話題となっている。 今回の動画で近藤は侍ジャパンが2009年大会以来の優勝を果たしたWBC(8~22日)について、大会を戦った感想や裏話などを話した。その中で、近藤は優勝後のシャンパンファイトを一足先に抜け出したワケを明かした。 侍ジャパンは「3-2」で勝利した22日の決勝・アメリカ戦後に優勝を祝うシャンパンファイトを開催したが、近藤とダルビッシュ有(シカゴ・カブス)の2名は途中でその場を抜け出し一足早くシャワーを浴びていた。終了後の写真撮影時にこのことに気付いた同僚たちは、一旦バスタオル一枚で会場に戻ってきた近藤に冗談交じりにブーイング。その後、両名は服を着直して会場に戻ってきた。 >>元巨人・上原氏、WBC優勝の侍ジャパンへ忠告「僕は失敗した」 大会後に待ち受ける問題指摘、自身もキャリア最悪級の不振に<< 各報道でも映像と共に取り上げられていたこの件について、近藤はまず「ビックリするくらい冷たかったんですよ。キンキンに冷えてて」と説明。シャンパンファイトやビールかけは選手の体に配慮し常温の酒を用いるのがセオリーだが、今回用意された酒はかなり冷やされていたという。実際、シャンパンファイトの生中継では酒と氷が一緒にケースに入っていることが確認でき、その氷を村上宗隆(ヤクルト)や岡本和真(巨人)が周囲にまいている様子も映っていた。 また、試合終了後の近藤は大会を制した安堵感などから一気に疲れが出ていたとのこと。そんな中、シャンパンファイトで冷たい酒を浴びたことで「今もちょっと鼻声なんですけど体調悪くなって。『風邪じゃねえか?』みたいな」と急激に体調が悪化したという。 「ちょっと早くあったまろう」という思いでその場を抜け出し風呂場に向かったところ、既にダルビッシュが入っていたため「あ、いいのかな」と思い自身も入ったという近藤。この後同僚たちから呼び戻されることになるわけだが、近藤は「警備員もなんかテンパってて。外国の方なんで何言ってるか分かんないんですけど、僕とダルさんに『早く行け!』みたいな感じだった」と呼びに来てくれた警備員もかなり慌てた様子だったと笑い交じりに振り返った。 近藤の発言を受け、ネット上には「シャンパンファイト中に体調悪くなってたとは知らなかった」、「あの上裸姿の裏にそんな切実な事情があったとは」、「気になって祝勝会の録画見直したら大量の氷で酒冷やされてる…」、「近藤より先に行ってたダルも寒さに耐えられなかったのか?」といった驚きの声が寄せられた。 近藤は全体練習が行われた28日からチームに合流している。同日の報道では風邪の様子は見られなかったが「疲労感はすごいっすね。足が重いっす」と語ったことが伝えられている。大会の“後遺症”はまだ残っているようだが、31日の開幕戦までに状態を整え直すことはできるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について福岡ソフトバンクホークスの公式Twitterよりhttps://twitter.com/HAWKS_official
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スポーツ 2023年01月30日 19時30分
ソフトB・近藤が柳田に苦言「ちゃんとしてください」 東京五輪での裏話明かし話題、苦手なセンター守備WBCで再来か
29日放送の『夢空間スポーツ』(FBS福岡放送)に、ソフトバンクのプロ13年目・34歳の柳田悠岐がVTRで登場。スタジオに生出演した同僚のプロ12年目・29歳の近藤健介が苦言を呈してきた過去を明かし話題となっている。 番組では近藤が視聴者から寄せられた質問に答える形でトークしたが、その途中でチームの主将・柳田、正捕手・甲斐拓也からのビデオメッセージがそれぞれ紹介される。その中で、柳田は2021年東京五輪前に故障を抱えたことについて近藤が苦言を呈したことを明かした。 >>元横浜・高木氏、日本ハム最下位を断言「どこに勝つの?」 近藤流出の穴は埋まらない? 補強の効果も今一つか<< 柳田と近藤は2021年7~8月に行われた東京五輪に侍ジャパンの一員として参加し、柳田はセンター、近藤はレフトとしてチームの金メダル獲得に貢献した。ただ、柳田は五輪直前の7月17日・オールスター第2戦で右脇腹を故障し、同19日からの強化合宿では数日別メニュー調整をしいられるなど大会前はコンディションが不安視されていた。 大会前の強化試合(7月24日・楽天戦、25日・巨人戦)では本職レフトの近藤、ライトの鈴木誠也(当時広島/現シカゴ・カブス)が急遽中堅を守るなど、外野の布陣に少なからず影響を及ぼした柳田の負傷。このことについて、柳田は近藤から「ちょ、ホンマギータさんちゃんとしてくださいよ。僕がセンターで出んといけんじゃないですか」と当時クレームをつけられたことを笑い交じりに暴露。スタジオの近藤も「ハハハッ」と声を上げながら笑顔を浮かべた。 柳田が暴露した近藤の苦言について、ネット上には「近藤がそんなにセンター嫌がってたとは知らなかった」、「当時はセンター未経験(公式戦出場ゼロ)だったから、国際試合でそんな重責は担えないって感じてたのか?」、「近藤は守備じゃなく打撃型の選手だから、なおさらチームに迷惑かけかねないって思ったんだろうな」といった驚きの声が寄せられた。近藤は強化試合・楽天戦で打球の目測を誤り二塁打を許すミスを犯すなどセンター守備は今ひとつだったが、本人もこうなることを予想して柳田に注文をつけたようだ。 一方、ファンの中には「WBCでも同じ状況なりそうだけど大丈夫なのか」といった指摘も少なからず上がっている。侍ジャパンは3月のWBCに向け近藤、鈴木、吉田正尚(ボストン・レッドソックス)、ラーズ・ヌートバー(セントルイス・カージナルス)、周東佑京(ソフトバンク)の5名を外野手として選出。ただ、メジャー組3名は大会直前まで合流できない可能性が強まっている。 その場合強化合宿(2月17~27日)、強化試合(2月25~26日、3月3~4日)に参加する外野手は近藤、周東の2名のみとなるが、東京五輪前と同じようにセンターを守らなければいけない展開になるのではと心配しているファンも少なからずいるようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年01月27日 16時05分
元横浜・高木氏、日本ハム最下位を断言「どこに勝つの?」 近藤流出の穴は埋まらない? 補強の効果も今一つか
野球解説者・高木豊氏(元大洋・横浜他)が26日、自身の公式YouTubeチャンネルに動画を投稿。今季の日本ハムについて見解を示したが物議を醸している。 今回の動画で高木氏はゲスト出演した野球解説者・岩本勉氏(元日本ハム)と共に、今季の日本ハムの展望や伸びしろアリと見込む選手などを話した。その中で、日本ハムは今季も最下位に低迷すると断言した。 >>元日本ハム・有原のソフトB入りに「古巣への義理はないのか」怒りの声 上沢の来オフ米挑戦にも悪影響?<< 日本ハムは昨季、新庄剛志監督が「1年間のトライアウト」と戦力育成・見極めを最優先する方針を掲げたこともありリーグ最下位(59勝81敗3分)に。迎える今季は「優勝しかめざさない」と、一転して勝利を第一とするスタンスで臨むことを公言している。 だが、高木氏は「優勝予想は最下位だよ」、「どこに勝つの? ソフトバンクに勝てるか? 優勝なんか行けるか? コンちゃん持ってかれてるんだぞ?」と主張。絶対的主力・近藤健介をFAで引き抜いたソフトバンクをはじめとしたパ他球団に勝つイメージが見えないとして最下位を予想した。 高木氏は続けて、「牙抜かれてるんだから。誰が新しい牙になるかっていうのを探してるわけだから」と、近藤の後釜もまだ目星がついていない段階ではと指摘。その上で「今年変わるとは思えないよ。だけど今年1年かけて大事に、厳しく育てる。そうなってくると開花していったら、日本を代表する(レベルになれる)打者たちがいる」、「これが育った時に庄具ができる」と、清宮幸太郎(23歳/昨季18本塁打)、万波中正(22歳/14本)ら若手打者が育ちきってから勝負をかけるべきではと語った。 高木氏の発言を受け、ネット上には「キャンプもOP戦もまだなのに最下位に決めつけるのは早すぎる」、「去年は確かにドベだったけど、今年もそうなるかはやってみないと分からないだろ」、「1年かけて育てるっていうのはもう去年やってるんだが」といった批判が寄せられた。 ただ、ファンの中には「計算できる新戦力もそういないし厳しいのでは」といった指摘も上がっている。日本ハムは今オフFAやトレードなどで8名を獲得しているが、その中で主戦といえるのはオリックスからFA獲得した捕手・伏見寅威のみ。このこともあり、最下位からの急浮上は厳しいとみているファンも少なからずいるようだ。 昨季は優勝したオリックスとは16.5ゲーム差、5位ロッテとも9ゲーム差と大差をつけられての最下位だった日本ハム。今季この差を埋めることは果たしてできるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について高木豊氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/@takagiyutaka4045
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スポーツ 2023年01月15日 11時00分
日本ハム、故障体質の田中を人的補償に選んだワケ 昨季終盤の復調以外に、杉浦の存在も判断に影響?
昨年12月12日にプロ12年目・29歳の近藤健介がソフトバンクにFA移籍し、人的補償選手の人選に注目が集まっていた日本ハム。白羽の矢を立てたのはプロ7年目・28歳の田中正義だった。 日本ハムは1月11日、近藤の人的補償として田中を獲得したことを球団公式サイトで発表。「ストレートの強さに魅力を感じますし、新天地で力を発揮してほしいです」と期待する稲葉篤紀GMのコメントも合わせて掲載されたが、ファンの間からは否定的な意見が少なからず上がった。 >>元日本ハム・有原のソフトB入りに「古巣への義理はないのか」怒りの声 上沢の来オフ米挑戦にも悪影響?<< 田中は創価大学時代に最速156キロを武器に通算20勝(31試合)をマークし、2016年ドラフトでは広島、巨人、日本ハム、ソフトバンク、ロッテの5球団が1位指名。抽選で当たりクジを引いたソフトバンクに入団した。 しかし、プロ入り後は右肩違和感(2017)、体調不良(2018)、右肩張り(2019)、右肘痛(2020)、右肩痛(2022)とほぼ毎年離脱が続いており、昨季までに「34登板・0勝1敗2ホールド・防御率4.25」と勝利はゼロ。ほとんど実績がない中で人的補償に選ばれたことはファンだけでなく本人も予想外だったようで、ソフトバンク球団公式サイトを通じて「連絡を受け正直驚きましたし、まだ心の整理はついていません」と驚きのコメントを出している。 田中はプロでの34登板は全てリリーフとしての登板だったが、日本ハムは加入後の投球を見てから先発、リリーフどちらで起用するか決定するとみられている。ファンの多くは“故障体質”を理由に厳しい視線を注いでいるが、球団は稲葉GMもコメントしている「ストレートの強さ」に上がり目を感じたようだ。 田中は昨季3月に右肩痛、8月に新型コロナに見舞われた影響で5登板にとどまったが、「0勝0敗1ホールド・防御率0.00・四死球0・奪三振6」と失点はゼロ。また、5登板全てで最速150キロ以上の球速をマークしている。本人は昨年12月2日の契約更改後会見で「自分の足で歩いているような感覚がようやくつかめてきた。着実に課題を詰めれば、来年しっかりやれるんじゃないか」と手ごたえを口にしたと伝えられたが、日本ハム側も使えるレベルまで持っていけると踏んだようだ。 また、田中と同じく故障しがちだったプロ10年目・30歳の杉浦稔大の立て直しに成功した経験も獲得判断に影響した可能性はある。杉浦は2013年ドラ1としてヤクルト入りするも右肘靭帯断裂(2014)、右肩痛(2015,2017)、腰痛(2016)と故障が続き、通算33登板にとどまっていた2017年7月に日本ハムにトレード移籍。日本ハム側は2017年に一軍起用せずリハビリを優先させ、2018年(3登板)、2019年(14登板)も肩のコンディションを見ながら杉浦を慎重に起用した。 すると、杉浦は2020年に「17登板・7勝5敗1セーブ・防御率3.13」とキャリアハイの白星をマークすると、翌2021年には「56登板・3勝3敗1ホールド28セーブ・防御率2.96」と抑えとして大活躍。2022年は「16登板・3勝6敗・防御率5.27」と振るわなかったものの、杉浦のように長い目で運用すれば田中もブレークの余地は十分あるといえそうだ。 交渉権を逃した2016年ドラフトから約7年越しに田中を獲得する形となった日本ハム。かつて大学ナンバーワンと呼ばれた右腕を大化けさせることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について北海道日本ハムファイターズの公式サイトよりhttps://www.fighters.co.jp/福岡ソフトバンクホークスの公式サイトよりhttps://www.softbankhawks.co.jp/
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スポーツ 2022年12月13日 11時15分
日本ハム、来季は二刀流選手が“複数”誕生? 新庄監督は「大谷ルール」で近藤流出を穴埋めか
フリーエージェント権を行使した日本ハムの近藤健介がソフトバンク移籍を決断した(12月12日)。通算打率3割7厘、6年連続出塁率4割強を誇るバットマンの選択は「パ・リーグの勢力分布図も変えた」と言っても過言ではないだろう。 「今オフ、ソフトバンクの執念のようなものを感じます。千葉ロッテが残留交渉を進めていたクローザーのロベルト・オスナも獲りました。新外国人選手も獲り、さらに前阪神のジョー・ガンケルとも交渉中です」(プロ野球解説者) >>日本ハム・新庄監督、近藤を“構想外”に? ドラフト後TVで漏らした起用方針が物議、FA慰留不調の表れか<< 世代交代の過渡期にあり、若手の成長を補うための大補強だ。 しかし、「優勝しか狙わない」と言った日本ハム・新庄剛志監督はどうなるのか? 近藤喪失は大きい。ソフトバンクには「人的補償」を求めてチームを再構築していくことになるが、明るい情報もないわけではない。パ・リーグはルール改定を検討していた。それも前向きに――。 「プロ、アマ合同の日本野球規則委員会で『指名打者制』(以下=DH)のルール改定が議案に上がっています」(球界関係者) 日本のDH制も、メジャーリーグに倣って、通称・大谷ルールに変更すべきかどうかが協議されるそうだ。 その日本野球規則委員会が開催されるのは、12月13日。近藤喪失が決まった翌日というのも、「変更の気運」みたいなものが感じられる。 「ルール変更が決まれば、日本ハムはその恩恵を受けます。いや、DH制を採用しているパ・リーグの6球団において、恩恵を受けられるのは日本ハムだけです」(前出・同) 「大谷ルール」とは、1人2役が可能となるもの。大谷が先発登板する試合では「投手兼DH」として出場していたが、投手降板後も「DH」として試合に出続けることができる。 この新DH制がメジャーリーグで採用されたのは、2022年。MLB30球団でその恩恵を受けたのはエンゼルスだけだったので「大谷ルール」と呼ばれるようになったのだが、日本ハムは今秋のドラフト会議で、投打の二刀流で活躍していた矢澤宏太(日体大)を指名している。 この時点で「23年大谷ルール採用」の話は出ていなかった。しかし、日本ハムは“大谷の古巣”らしく、矢澤を二刀流で育成していくことを“公約”している。 矢沢の「先発投手兼DH」が可能となれば、選手層の薄い日本ハムの救世主ともなってくれるはずだ。 「新庄監督は来季8年目の左腕、上原健太にも打撃練習をさせています。あと、加藤貴之も高い打撃センスを持っています。高校、社会人時代は打者として試合にも出ていました」(地元メディア) 新庄監督は「大谷ルール」に活路を見出してくるのではないだろうか。 何人かの日本ハム関係者に聞いたところ、人的補償では外野手か投手を優先的に選択していくという。「優勝」のため、チーム編成をまたゼロから作り直さなければならないが、何かを仕掛けてくるのは間違いない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年12月12日 21時30分
ソフトB・リチャード、日本ハムに人的移籍? 新庄監督の過去発言にも再注目、近藤FA加入で憶測相次ぐ
11月8日に海外FA権行使を球団に申し入れ、オフの動向が注目されていた日本ハムのプロ11年目・29歳の近藤健介。12日、ソフトバンクが獲得を発表したと複数メディアが報じた。 獲得を伝える報道によると、交渉解禁日の11月11日から獲得交渉を行ったソフトバンクは、近藤に6年総額35億~40億円に上る大型契約を用意。複数回の交渉の末、近藤はソフトバンク入りを決断し、12月12日までに元所属の日本ハム、争奪戦を展開していたオリックス、西武、ロッテにそれぞれ断りを入れたという。 近藤はプロ1年目の2012年から今季までに「1014試合・.307・52本・446打点・1016安打」といった通算成績をマークし、最高出塁率2回(2019-2020)、ベストナイン3回(2018,2020-2021)とタイトルも複数獲得している日本ハムの看板打者。新天地となるソフトバンクでも左翼レギュラー、クリーンアップを任されるものとみられている。 >>日本ハム・新庄監督、近藤を“構想外”に? ドラフト後TVで漏らした起用方針が物議、FA慰留不調の表れか<< 近藤のFA移籍決定を受け、ネット上には「契約内容凄いな、柳田(悠岐/ソフトバンク/推定年俸6億2000万円)級の年俸じゃないか」などと驚く声が寄せられた。一方、中には「人的補償はリチャードあたりが有力候補になりそうだな」、「リチャードはプロテクト外なら選ばれそう、近藤の穴を埋めるポテンシャルはあるし」、「タイプ的には清宮、万波あたりと同じだし、リチャードも育成できるだろって考えたとしてもおかしくはない」といった、人的補償はリチャードになると推測するコメントも見られた。 リチャードは2018年のプロ入りからソフトバンクでプレーし、今季までに「57試合・.173・10本・25打点」といった通算成績を残している23歳の内野手。集中力が1試合通じて持たない、打席の結果に一喜一憂し過ぎるなど精神面に課題があるが、チームの主砲・柳田をしのぐほどのパワーを持つと素質はソフトバンクトップ級と評価されている。 日本ハムは清宮幸太郎(今季は129試合・.219・18本・55打点)、万波中正(100試合・.203・14本・40打点)ら“当たれば飛ぶ”タイプの打者が今季一軍に定着している。そのため、日本ハム側は同じタイプのリチャードについても一軍戦力への育成は十分可能と判断し、近藤の穴埋め候補として白羽の矢を立てる可能性はあるとみるファンは少なくないようだ。 また、こうしたファンの間からは「新庄は去年欲しいって言ってるし、もしリスト漏れならリチャードいくだろうな」、「リチャード獲得したかったって公言してる新庄は間違いなく欲しがりそう」、「新庄の気持ちが1年経っても変わってないなら、近藤の人的はリチャードの線が濃厚になるな」といった、新庄剛志監督の過去の発言を思い返す声も上がっている。 「日本ハムを率いる新庄剛志監督は昨年11月14日放送の『サンデースポーツ』(NHK総合)の中で、『ソフトバンクのリチャード君は欲しいなと思いました。欲しいなと思ってた瞬間に一軍に上がって、(本塁打を)7、8本打ってたので、あーこれはもう出してくれないな。でも分からない。一応は話を持っていってくれるかなみたいな』とリチャードを獲得したい意向があることを公言しています。ファンの間ではこの過去発言をもとに、日本ハムが今後ソフトバンクに人的補償を求め、ソフトバンクがプロテクト外とした場合はリチャードが補償に選ばれるのではいう見方が浮上しています。リチャードは次代の大砲候補と期待されてはいるものの、今季は『23試合・.159・3本・5打点』とほとんど結果は残せていないため、伸びしろが乏しいとソフトバンク首脳陣に判断されプロテクト外となる可能性も決してゼロとはいえません」(野球ライター) リチャードの人的移籍を予想するファンは多いようで、Twitterでは一時『リチャード』というワードがトレンド入りしている。予想通りにリチャードが選ばれるのか、それとも別の選手に白羽の矢が立つのか。今後の動向にも要注目だ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年11月22日 11時00分
森FA流出の西武、金銭補償を選択? 近藤獲得迫る裏で燻る不安要素は
「人的補償ナシ」って、本当か!? 日本ハムからフリーエージェント宣言(以下=FA)していた近藤健介外野手が“西武入団を決意”――。この一報が飛び込んできたのは、11月21日の正午過ぎ。新庄剛志監督には申し訳ないが、残留の可能性はかなり低いと言われていた。だから、新天地が決まったことへの驚きはなかった。 >>日本ハム・新庄監督、近藤を“構想外”に? ドラフト後TVで漏らした起用方針が物議、FA慰留不調の表れか<< しかし、この一報に“不可解な話”も重なってきた。 「近藤がソフトバンクと交渉するのって、今日(21日)じゃないか?」 各方面にソフトバンクとの交渉日を確認したところ、「21日午後、都内ホテル」で間違いなかった。 西武サイドに入団の返事をした後であれば、ソフトバンクの交渉者と会うのは“マナー違反”だ。 仮にFA権を行使した時点で、近藤に“意中球団”があったとしても、口外しないものだ。また、西武側が一回目の交渉で“内諾”をもらえたとしても、近藤が別球団との交渉を控えているのであれば、ヒミツ厳守となる。その徹底ぶりに関して言うと、西武は特に厳しい。 「近藤と西武が交渉したのは16日でした。近藤が『野球少年』時代にファンだった松井稼頭央監督も同席し、手応えがあったそうです」(スポーツ紙記者) 近藤は故障で今季は規定打席には届かなかったが、5年連続で出塁率4割超をマークしている。バツグンのバットコントロールと選球眼の良さを兼ね備えたスラッガーが「動く」となれば、「パ5球団による争奪戦」となったのも当然だろう。 「ソフトバンクは編成担当者だけではなく、藤本博史監督、長谷川勇也打撃コーチも東京入りしました」(関係者) 関係者によれば、ソフトバンクの交渉チームは21日の当日移動だったという。その途中で「西武入りの一報」を耳にした可能性もある。藤本監督は、どんな心境だったのだろうか。 また、近藤獲得に成功したとされる西武サイドから、こんな情報も聞かれた。 「西武は森友哉をFAでオリックスに奪われていますが、今回は人的補償でなく、金銭のみとなるようです。来年オフ、順調に行けば、山川穂高と源田壮亮がFA権を取得します。チームの主軸とも言える2人の慰留は絶対であり、大幅昇給を提示しなければなりません」(プロ野球解説者) 山川、源田の慰留のための“資金作り”である。 だが、近藤を喪失した日本ハムの出方も分からない。仮に日本ハムが「金銭のみ」としてきた場合、近藤の今季推定年俸は2億5000万円だから、西武は「80%の2億円」を支払わなければならない。オリックス入りが決まった森は、2億1000万円。80%でも1億6800万円だから、山川、源田の慰留資金として備えることはできず、逆にマイナスとなる。 「森を失って近藤を得た損金はともかく、走れる選手をオリックスから獲る作戦に切り換えるのでは?」(前出・同) こうしたカネの話を聞かされると、西武は近藤獲得の勝者とは言い切れないようだ。(スポーツライター・飯山満)
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