秋山拓巳
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スポーツ 2023年08月03日 12時10分
中日戦の球審、石川三振判定に「どこがストライクだ」と批判 本人も呆然、その後の打席にも悪影響?
2日に行われ、中日が「3-1」で勝利した阪神戦。「4番・三塁」で先発した中日のプロ4年目・22歳の石川昂弥が見せた態度が話題となっている。 注目が集まったのは、「1-1」と両チーム同点の3回裏2死でのこと。打席の石川は、阪神先発・秋山拓巳がフルカウントから投じた直球を見送る。この球は高さは石川の膝元付近、コースもベース板の左端スレスレとかなり際どく、捕手・坂本誠志郎もミットを上方向に動かす、いわゆるフレーミング(際どい球を審判にストライクと判定させるための捕球技術)を行っていた。 石川はこの球をボールと判断し一塁へ歩きかけたが、球審はストライクと判定し見逃し三振をコール。これを聞いた石川は「えっ?」と言わんばかりに球審の方を振り向き立ち止まったが、球審は特にリアクションは見せずにその場を離れる。石川も約3秒その場に立ちつくした後、一塁側の自軍ベンチへ戻って行った。 >>清原和博氏、解説中にビシエドを嘲笑?「馬鹿にしてるのか」と批判、中日戦終盤の言動が物議<< この石川の態度を受け、ネット上には「今の石川、明らかに判定に納得行ってなさそう」、「球審の判定にそこまでゴネるタイプじゃないのに」、「本人としては四球だって確信があったんだろうか」、「ベンチ帰る時もうつむき加減だったし、かなりガッカリしてるな」といった驚きの声が上がった。 また、中には「いやいや、今の球のどこがストライクなんだ」、「コースは微妙だったけど、高さは石川の膝下でゾーン外だろ」、「捕手もミット動かしてたしボールだと思ったんだが…」、「誤審と言われても文句は言えないようなジャッジだった」といった判定への不満も見られた。 この日の石川は、1回裏2死一塁の第1打席では右前打を放ったが、その後3回裏2死の第2打席は見逃し三振、5回裏1死二塁の第3打席は左飛、7回裏2死の第4打席は右飛とノーヒットに終わっている。もともと今季成績は「78試合・.246・10本・32打点」(2日終了時点)と少し確実性に欠けているが、2日の試合については第2打席の見逃し三振で感覚が狂った部分もあったようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年02月15日 11時00分
阪神・矢野監督、実戦突入は早すぎた? キャンプ序盤から変わらない致命的な弱点とは
一番肝心なものが忘れられていた。 阪神キャンプはシート打撃に秋山拓巳投手が登板するなど、レギュラークラスもかなりペースを上げてきた。 「すでに阪神は対外試合を3試合も行っています(2月14日時点)。何人かの若手野手がチャンスをもらって試合に出ていますが、もうそろそろ、主力クラスがスタメンで出て、4打席に立つことになりそうです」(在阪記者) 阪神は対外試合を2月8日に行ったように、他球団と比べ、実戦に入るのが早い。投手陣もハイペースで仕上げており、一見、順調そうだが、そうではなかった。 >>阪神・矢野監督が佐藤を説教「お前にとってもよくない」 物議を醸した怠慢プレーの裏側明かす、監督側の問題の指摘も<< 「センターライン」ができていない。それも、キャンプ序盤に見た時と何も変わっていないような…。 「昨季盗塁王で、後半戦、ショートのレギュラーを掴んだ中野拓夢が下半身のコンディション不良で二軍スタートとなりました。一軍昇格の話はまだ出ていません。セカンドの糸原健斗もコロナ感染で調整が遅れています」(プロ野球解説者) 捕手、二塁手、遊撃手、中堅手。このセンターラインを守る選手を固定しなければならない。中野、糸原のアクシデントはキャンプインする前から分かっていた。しかし、チーム作りの第一歩、必須事項であるはずのセンターラインがグラついたままなのだ。 「対外試合は木浪聖也が頑張っていました。熊谷敬宥、小幡竜平、高寺望夢らも途中出場などで試合に出ていましたが」(前出・在阪記者) 木浪らが交代で二遊間を守っている。つまり、キャンプ序盤によく見られる「控え選手がチャンスをもらった」の状態から何も変わっていないのだ。 チーム関係者や阪神情報に詳しいプロ野球解説者たちの話を総合すると、矢野監督は新主将・坂本誠志郎を使う“正捕手交代”も視野に入れていた。その通りだとすれば、チームの骨幹と言えるセンターラインにおいて、レギュラーが決まっているのは、「中堅の近本光司だけ」となる。 阪神は昨季まで4年連続で失策数が12球団ワーストだ。チームの骨幹が出来上がっていないのに、対外試合とは…。 前出のプロ野球解説者が、矢野監督の考え方をこう予想する。 「ペナントレース本番まで、まだ1か月以上あると考えているのでしょう。と言うことは、二遊間は中野、糸原を予定しており、2人を脅かすような活躍を木浪たちに期待しているのだと思います」 ノンビリ構えすぎている感もしないではないが。中野の調子が上がって来ないようなら、かなりヤバイのでは? また、木浪たちがアピールできていないのも気掛かりだ。 「阪神は人気チームであり、興行的な目的で対外試合も早めに始めなければなりません」(前出・同) 矢野監督は例の「辞める発言」で、不退転の決意を表明した。しかし、「藤浪が、佐藤が」といった投げる、打つのシンプル野球ではペナントレースを勝ち抜けないことは分かっているはずだ。「新外国人選手の来日遅延でクローザーも流動的です。候補者は何人もいますが」(球界関係者) 実戦突入は早くても、チームの骨幹作りは遅延。矢野監督はキャンプの雰囲気を一変させなければならない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年11月17日 20時30分
今季の阪神、MVP投手は西ではなく秋山?「規定投球回には足りなかったが…」中西元コーチの主張に賛否
元阪神投手コーチで野球解説者の中西清起氏が、16日放送の『虎たまプレミアム』(ABCラジオ)に生出演。自身が選ぶ今季のチームMVP投手を発表した。 今回の放送で中西氏は、自身が思う今季の阪神におけるMVP選手を投打それぞれ1名ずつ発表し高評価だった点などについてトーク。その中で、今季先発として「18登板・11勝3敗・防御率2.89」の成績を残した秋山拓巳を投手のMVPに選んだ。 >>元巨人・笠原氏がファンに「ガタガタ言うな」阪神・藤川本人も呆れ、引退登板の“三振回避”を巡る議論に苦言<< 今季の秋山の投球について、中西氏は「規定投球回には足りなかったが、11勝して貯金を8個作った」とコメント。秋山は今季の投球回数が112イニングと規定投球回(120イニング)にはわずかに届かなかったが、投球回数が少ない中で8個の貯金を作った点を評価した。 中西氏は続けて、「(今季は)インサイドのボールをうまく使っていた。どちらかというと外(のボール)が7〜8割の投手だが、インサイドのボールを使って(相手打者に)外のボールを絞りづらく、踏み込みづらくした」と発言。今季の秋山は得意コースである外角への投球を最大限生かすため、あえて内角を積極的に攻め相手打者に意識させるなど投球の変化が見受けられたと指摘した。 これまでの秋山は外角へのコントロールは良かった一方で相手打者の内角、具体的にはひざ元や胸元へのコントロールは少々甘かったという中西氏。「(今季は)そこをきっちりコントロールできたのが大きかった」と、内外角の投げ分けを身に付けたことが好成績につながったと語っていた。 今回の放送を受け、ネット上には「勝ち星も防御率も文句ない数字だから納得の選出」、「与四死球数(四球12個・死球0個)低かったし、今年はとにかくコントロールが冴え渡ってたな」、「巨人相手になかなか強かった(1勝1敗・防御率2.57)から、来季はこの調子で巨人キラーになってほしい」といった反応が多数寄せられている。 一方、「西の方が数字良いけど中西さん的には秋山なのか」、「西の名前は特に挙げてなかったけど、そんなに秋山の方が評価高いのか?」、「西に比べて前年とのギャップが大きかったのが理由なのかな」といった、同僚の西勇輝を引き合いに出したコメントも複数見受けられた。 「秋山と西は今季勝ち星こそ11勝で同数ですが、防御率、投球回数、奪三振数、QS数などの数字はいずれも西の方が上。こうした数字だけを踏まえれば西の方がチームMVPにふさわしいという見方もできますが、前年からの貯金増加数でいうと西が4個、秋山が7個と、秋山が西を2倍近く上回っています。西は昨年も2ケタ10勝を挙げる活躍を見せていますが、一方の秋山は当時プロ8年目・26歳だった2017年に12勝を挙げるも、翌年以降は5勝、4勝と今一つの成績に終わった投手。中西氏は秋山が過去2年の不振を乗り越え、首脳陣にとってうれしい誤算となった点も高く評価しているのかもしれませんね」(野球ライター) 秋山の貢献もあり、チーム防御率(3.46→3.35)、先発防御率(3.90→3.38)のどちらも昨年から数字が改善した阪神。昨年の今頃は一部から「終わった」という声も挙がっていた秋山の復活を、中西氏も心強く思っているのかもしれない。文 / 柴田雅人
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