大勢
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スポーツ 2023年09月22日 15時30分
巨人・大勢に「このままでは使えない」 球界OBが止まらない失点を不安視、二軍での調整不足も悪影響か
野球解説者・高木豊氏(元大洋・横浜他)が22日、自身の公式YouTubeチャンネルに動画を投稿。巨人のプロ2年目・24歳の大勢にまつわる発言が話題となっている。 今回の動画で高木氏は19~21日にセ・パで行われた試合について、セの巨人対阪神戦(両チーム1勝1敗)から1カードずつ順に振り返った。その中で、21日の試合に登板した大勢の投球を不安視した。 大勢は「5-0」と巨人5点リードの9回裏に2番手として登板したが、先頭・ミエセスにいきなり5号ソロを浴びる。さらに、続く大山悠輔に二塁打を打たれると、佐藤輝明にも21号2ランを被弾。「0.0回3失点・被安打3」と1死も取れないままあえなく降板となった。 >>巨人・原監督に元監督ブチギレ?「なんで中途半端で使う」若手投手運用に苦言、二軍塩漬けよりはマシと指摘も<< 前回登板の17日・ヤクルト戦(1回1失点)に続いて失点を喫した大勢について、高木氏は「このままではセーブシチュエーションでは使えないということ。(だから)中川(皓太)がしっかりしないといけないということ(になる)ね」と発言。元々守護神を任されていた大勢は右上肢コンディション不良による離脱(6月30日~9月15日)を機にその座から外れ、現在は同僚・中川が代役守護神を務めているが、現状では大勢を守護神に戻すのは厳しいと指摘した。 また、同氏は「こういう打たれ方をすると8回にも使いづらい。だからもっと前倒しで大勢を使ってみるとか。もう試す時期じゃないんだけども、ちょっと大勢のこの状態では使えない」とコメント。セットアッパーなど勝ちパターンでの起用も困難とした上で、ビハインド時など楽な場面で投げさせることで復調を促す他ないのでは主張した。 高木氏の発言を受けては、ネット上にも「確かに今の大勢は使うのに怖さしかない」、「1勝の重みが違うポストシーズンじゃ尚更起用しづらいな」、「そもそも一軍昇格のタイミングが早すぎたのでは」、「もう少し二軍で調子見極めてればこんなことにはならなかったのでは」といった同調の声が寄せられた。 大勢は9月10日の二軍・ヤクルト戦(1回無失点)で実戦復帰したが、同戦と13日・ロッテ戦(1回2失点)の2試合しか二軍登板が無いまま一軍へ昇格している。これも一軍での不振の一因と見られているが、一軍首脳陣はレギュラーシーズン残り8試合でどのように大勢を運用していくのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について高木豊氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/@takagiyutaka4045
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スポーツ 2023年08月20日 11時00分
故障中の巨人・大勢、今季全休すべき? 原監督は早期復帰望むも、CS争いに潜む重大リスクは
16日終了時点でセ・リーグ4位(51勝52敗1分)に位置する巨人。3位・DeNA(1.5ゲーム差)とCSを争うチームの痛手となっているのが、プロ2年目・24歳の大勢の故障離脱だ。 大勢はプロ1年目の2022年から守護神を務め、昨季は「57登板・1勝3敗8ホールド37セーブ・防御率2.05」をマーク。しかし、今季は「24登板・2勝0敗1ホールド14セーブ・防御率3.00」と調子が上がらない中、6月30日に右上肢(腕および手)コンディション不良を理由に登録抹消。8月15日の報道では徐々に回復はしているものの、まだ実戦復帰のめどは立っていないと伝えられている。 大勢が不在の間、原辰徳監督ら首脳陣は中川皓太を筆頭に複数のリリーフに9回を任せるも、代役守護神として立場を確立した投手はおらず。16日・中日戦では、同点の9回裏に登板した船迫大雅がサヨナラ打を浴びるなど苦しい状況が続いている。 >>巨人・原監督、菅野にブチギレ?「明らかに見放してる」マウンドでの表情が話題、試合後の評価も放棄<< 原監督は8月14日に応じた取材の中で「よくリリーフも頑張っていると思うけどね。彼(大勢)の存在は、やっぱり大きいっちゃ大きい」と、大勢の早期復帰を望む旨を口にしたことが伝えられている。救援防御率リーグ最下位(3.90)の現状を考えると当然の思いといえるが、ファンの中には「いや、このまま今季終了した方がいい」、「残りも全休してコンディションのケアに充てるべきだ」といった、逆に離脱長期化を望む意見も見られた。 「大勢は昨季新人ながら守護神としてフル回転しましたが、今季は3月に行われたWBCメンバーに選出されたため例年以上に早いペースでの調整に。また、大会終了後もほとんど休養がないままシーズンに突入しています。昨季~WBCまでに溜まった疲労が抜けきれていないことも不振、故障の一因とされていますが、残りシーズンも無理はさせずに二軍調整に努めさせる方が長い目で見ればプラスになるのではという見方もあるようです」(野球ライター) 大勢の一軍復帰時期は未定だが、仮に9月復帰とすると、激化するCS争いを勝ち抜くために3連投、回またぎなどフル回転を求められる可能性がある。病み上がりの状態でこのような起用法を行った場合、故障再発で再離脱というリスクも高まりかねない。 また、大勢はプロ入り前の大学時代に右ひじの炎症、右ひじ疲労骨折と2度利き腕を故障した過去がある。復帰を急いだ場合は今季の故障のみならず、過去の古傷が悪化する展開も考えられる。 残りシーズンの勝利を優先して大勢を復帰させるのか、来季以降のキャリアを考え無理はさせないのか難しい判断を迫られている原監督。どちらの判断を下すのかもCS争いの行方を左右しそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年07月18日 11時00分
巨人の好調リリーフ陣、後半戦で崩壊? 球界OBが不安要素指摘、広島戦の大炎上は前兆か
野球解説者・江川卓氏(元巨人)が13日、自身の公式YouTubeチャンネルに動画を投稿。巨人のリリーフ陣にまつわる発言が話題となっている。 今回の動画で江川氏は17日までのシーズン前半戦がまもなく終わるセ・リーグ6球団について、球団ごとに総括や展望などを話した。その中で、現在リーグ4位(40勝39敗1分)の巨人について、後半戦からリリーフ不調に苦しむ可能性を指摘した。 今季の巨人は5月の救援防御率が「6.14」を記録するなど序盤はブルペンが不安定だった上、6月30日には守護神・大勢が右上肢のコンディション不良で抹消されるアクシデントも発生。ただ、迎えた7月は13日試合前時点で月間防御率「0.91」と安定している。 >>巨人・高梨、阪神戦後のSNS投稿に「煽ってんのか」と批判 近本に死球も反省の色ナシ?<< 巨人リリーフ陣の現状について、江川氏は「大勢さんがいない分もうまくやってる」と奮闘ぶりは評価。ただ、「そのしわ寄せは必ずきます。みんなへばるので」と、今後の戦いの中で反動が来ると指摘した。 江川氏は続けて、「3試合に1回投げればいい投手も3試合に2回投げなきゃいけない状況でギリギリ耐えてるので。(加えて)これから暑くなりますから」とコメント。大勢の穴埋めで登板機会がかさんでいること、これから夏場に入りグラウンド内外で体力が奪われることからリリーフ陣が調子を落とすとみているようだ。 また、同氏は「1年間経験のある投手というのはなかなか、若い人は難しい」と、シーズンを完走した経験を持つリリーフが少ないことも不安要素に挙げた。 江川氏の発言を受け、ネット上には「確かに今のリリーフ陣は上振れすぎな感じはある」、「今月は4カード連続で延長戦やってるしかなり疲れはあるはず」、「台風とかの中止分で9月が長期連戦になったりしたら耐えられなさそう」、「なんなら今日の広島戦が崩壊の始まりっぽくて怖い」といった心配の声が寄せられた。 巨人は13日・広島戦で、「1-1」と両チーム同点の延長11回表にリリーフ陣が大量5失点を喫し敗戦している。同戦を機に江川氏が懸念した通りの展開に陥るのか、それとも大勢が復帰するまで粘るのか。優勝・CS争いの行方を左右するポイントの一つになりそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について江川卓氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/@egawasuguru
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スポーツ 2023年06月30日 11時30分
巨人・原監督、復調の起爆剤にドラ1浅野を電撃指名? 大勢の早期復帰は望み薄、助っ人補強も難航か
巨人ファームは“話題”がいっぱいだ。右太股裏の肉離れで離脱した坂本勇人、守護神・大勢はコンディション不良、ビーディはシート打撃に登板し、ドライチ・浅野翔吾の「一軍合流説」も浮上。堀田賢慎のリリーフ転向、ベテランの長野久義、松田宣浩、中島宏之は今…。 6月29日、二軍施設のジャイアンツ球場では東北遠征を終えた一軍メンバーの一部も合流し、各自が「それぞれの練習メニュー」を行っていた。 「大勢を一軍に合流させるようです。出場登録するかどうかは当日の様子を見て原辰徳監督が判断するそうですが」(関係者) しかし、遠征回避後の様子を聞いてみると、「4日間、ノースローだった」という。投内連携プレーなどの「投手陣の全体練習」では元気そうだったが、よ~く見てみると、スパイクを履いていない。アップシューズのままだ。これは体調がイマイチな選手が負担軽減のためにやる手段で、30日の復帰登板は「ない」と見るのが妥当だろう。 >>ロッテ・佐々木朗希、WBCで共闘の大勢に「かわいい」巨人公式YouTubeに登場、再会シーンの“イジリ”が話題<< また、30日から始まる阪神3連戦で一軍の試合前練習に合流させるのが、浅野だ。 「一時期、浅野を一軍戦に合流させる話も出ていました。二軍戦とは言え、フル出場させてもらえるようになりましたし、外野守備が上手くなったと二岡智宏二軍監督も話していました」(スポーツ紙記者) とは言え、二軍の成績表を見てみると、打率2割3分3厘、本塁打3、打点14、盗塁4。対戦投手に力負けする場面は減ったが、阪神投手には太刀打ちできないだろう。今回は一軍の雰囲気、試合前の調整法などを知る“体験”となりそうだ。 こうしてみると、チーム力を底上げするプラス材料は「無い」に等しい。いや、当面は守護神不在となる以上、巨人は戦力ダウンすると見た方がいい。 契約目前と思われたWBCパナマ代表メンバーで、元ナショナルズ傘下マイナーのリリーバー、アルベルト・バルドナードとの交渉についても、何も聞こえてこない。 その影響だろう。救援転向後、5試合連続無失点のビーディがシート打撃に登板する時、複数のチームスタッフが集まり始めた。 「特例2023で登録を抹消されていました。ノースローでの調整が続いていたため、いきなりのシート打撃登板を懸念する声も聞かれましたが、問題なさそうでした。ビーディの一軍復帰は早そう」(前出・同) 長野、松田、中島のベテラン勢はファーム戦でも声を張り上げている。特に松田は若手が得点好機でヒットを放つと、自分のことのように喜んで出迎えていた。 上昇気運を掴みかけたのに連敗したチームの雰囲気を好転させるには、外部補強よりもベテランの明るさが必要なのかもしれない。 「浅野が一軍合流したら、注目の新人が来たということで、チームは盛り上がるかもしれません」(前出・球界関係者) 原監督は東京ドームに呼び寄せる大勢、浅野にどんな言葉をかけるのだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2023年05月31日 20時40分
ロッテ・佐々木朗希、WBCで共闘の大勢に「かわいい」巨人公式YouTubeに登場、再会シーンの“イジリ”が話題
巨人の球団公式YouTubeチャンネルが31日に投稿した動画に、ロッテのプロ4年目・21歳の佐々木朗希が登場。巨人のプロ2年目・23歳の大勢への発言が話題となっている。 動画では5月30日の巨人対ロッテ戦前に、3月のWBCで共闘した両者が久しぶりに再会する様子に密着。まず握手を交わした後、両球団広報による2ショット写真撮影に応じた。 写真撮影終了後、佐々木はニヤついたような表情を浮かべながら「すごい活躍で」と大勢を称賛。これを聞いた大勢は「誰が言ってん!(そっちも)球速すぎやろ」とツッコんだが、佐々木は「それだけですか?」、「あんま話すことなかったです」と一転して“塩対応”になり両広報の笑いを誘った。 >>ロッテ・佐々木朗希、WBCで激変?「これだけ頼れる投手いない」首脳陣も感心、“投手4冠”の裏でメンタルが進化か<< 続けて、巨人広報から「ずっとWBCの時一緒に?」と質問された佐々木は「ロッカーが隣なんですよ。(自分が)14、(大勢が)15で」と答えたところで、「ね?」と言いながら大勢に視線を向ける。大勢も佐々木を見ながら「ね!」と返したが、これを受け佐々木は「かわいい」と笑顔で大勢をいじった。 この後、再度2ショット撮影に応じたが、その最中に佐々木の印象について聞かれた大勢は「後輩(年下)には思えない投球をしているなといつも拝見しております。勉強になります」と真面目に回答。一方、大勢の印象を聞かれた佐々木はまたしても「かわいい」と口にし、大勢も「おおっ」と言いながらまんざらでもない表情を浮かべていた。 佐々木の発言を受け、ネット上には「大勢のこと終始いじってて笑った」、「急によそよそしくなったりかわいい呼ばわりしたり面白い奴だな」、「大勢の方が先輩なのに完全に友達感覚やん」、「WBC通じてめっちゃ仲良くなったのが伝わる」と面白がる声が寄せられた。 「佐々木は以前から同僚や他球団の先輩相手のユーモラスな言動がたびたび話題になっています。直近では5月28日・ソフトバンク戦中に自軍ベンチ内で、同僚のプロ6年目・30歳の西村天裕のあごひげをニヤニヤしながら触っている様子が中継カメラに映り話題となりました。今回絡んだ大勢とはWBC期間中に親交を深めたようで、3月24日には巨人の球団公式インスタグラムが『#大勢を可愛がっていただき #ありがとうございました』といったハッシュタグと共に、佐々木が大勢のほおを両手で挟みながら笑みを浮かべる2ショット写真を投稿しています」(野球ライター) 今季は31日試合前時点で佐々木が「6登板・4勝0敗・防御率1.18」、大勢が「16登板・1勝0敗1ホールド9セーブ・防御率2.81」といった数字を残している。お互いに主戦投手として稼働する中、今回の再会はいいリフレッシュになったようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について読売ジャイアンツの公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/@user-zn6gu7oi7p読売ジャイアンツの公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/yomiuri.giants/
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スポーツ 2023年05月18日 11時00分
巨人の中継ぎトレード補強、オリックス側が持ち掛けた? 投手コーチ陣が獲得価値アリと判断か
巨人のクローザー・大勢に「ヘンなウワサ」が流れていた。一部メディアも伝えていたが、「クセを掴まれたようだ」という。 その真偽はともかく、「大勢ピンチ」の情報は巨人ベンチに不安感を与えていた。それを印象づけたのはゲームセットの瞬間だった。 5月17日、巨人がヤクルトに勝利した。大勢にセーブポイントが付いたように、1点差で何とか逃げ切った一戦だった。 >>巨人・原監督、マウンド上で平内を説教?「明らかに怒ってる」ヤクルト戦での行動が話題、ベンチにも責任アリと指摘も<< その大勢が1点を奪われ、かつ同点のランナーを一塁に背負った9回裏二死一塁の場面だった。 ヤクルト・青木宣親の打ち損じた打球を、ショートの坂本勇人が掴む。一塁に送球し、アウトのジャッジがされる。ゲームセットとなった瞬間、ヤクルトの高津大臣吾監督がベンチを飛び出した。 「高津監督は引き揚げようとする審判団を睨みつけました。審判団もそれに気づいていましたが、目を合わせようとしませんでした。高津監督も諦め、クラブハウスに引き揚げたんですが」(関係者) 高津監督が審判団を睨みつけたのは、取材エリアからも見えていた。 前出の関係者によれば、大勢が青木に投じた「最後の一球」がおかしいと言うのだ。大勢は一塁走者にいったん目線を向けてから打者・青木に投じたが、高津監督の眼には「静止時間が短すぎる。ボークでは?」と映ったそうだ。 それを確認・抗議できなかったわけだが、「巨人バッテリーが意図的にやったみたい。静止時間が超短い、ギリギリのラインで」 と、指摘する声も聞かれた。 真相は分からない。しかし、大勢は投球モーションのスピードを変えて相手バッターのタイミングを外すピッチャーではない。17日の試合を見たプロ野球解説者がそう言う。 「(広島戦で)2戦連続でセーブ獲得に失敗しています。16日の同カードでも最後は大勢が締めましたが、走者を出しています。17日はソロアーチを浴び、さらに四球で走者を出しました。“変則モーション”で誤魔化したと見られても仕方ありません」 巨人救援陣の不甲斐なさは、これまでも指摘されてきた。大勢に繋ぐ「8イニング目を投げるリリーバー」が不安要素とされていたが、大勢までコケたらかなりヤバイ状況になる。 奇しくも、同日の試合前、オリックスのリリーバー・鈴木康平と内野手の廣岡大志のトレードが両チームから発表された。 原辰徳監督がリリーフ陣の補強を急いだような雰囲気だが、こんな指摘も聞かれた。 「いや、仕掛けてきたのはオリックスの方です。『内野手がほしい』と言ってきて。阿波野秀幸チーフ投手コーチはウエスタン・リーグで、久保康生巡回投手コーチがパ・リーグで鈴木を見たことがあり、イケると判断したようです」(球界関係者) その鈴木の一軍合流は6月になるという。ここまで一軍登板ナシ、ファーム12試合(18回3分の1)に投げ、防御率は5点台だが、17奪三振を奪っている。「1イニングで一つの三振を獲る」とも解釈できる。1イニングを三者凡退に抑えてくれるリリーバーが出現しないことには、巨人の浮上は難しい。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年09月20日 11時20分
巨人・大勢、直球主体の投球スタイルに変貌?「痛い思いをした」原監督がきっかけを示唆
やはり、投球の基本は「ストレート」だ。 9月19日の巨人対DeNA戦が始まったのは、午後2時。どこの球場でもそうなのだが、施設内のテレビにオンエアされているのは自軍の試合中継だ。 しかし、同日の東京ドームは違った。同時間にスタートした「埼玉西武対東北楽天」にチャンネルを切り替えている者もいた。 理由は“元同僚”内海哲也のラスト登板、引退セレモニーが行われるからである。 「球団を介して正式に阿部慎之助作戦兼ディフェンスチーフコーチも労いのメッセージを送っていますからね」(スポーツ紙記者) >>巨人・阿部コーチが選手に失言で「信頼関係壊れる」と批判 絶好機潰したDeNA戦の本音が物議<< 打者一人、限定登板だった。そのラスト登板は“セレモニー”ではなかった。 東京ドームの巨人関係者も驚いていたが、内海はキャッチャーのサインに首を振った。投じた球数は全部で5球、うち2度も首を振って、「球種」を変えさせた。 「5球ともストレートでしたね」(関係者) 速球派の投手ではなかったはず。ストレートにこだわったのは、何故か? これはセレモニーの行われたベルーナドームにいた取材陣を介しての二次情報だが、内海は「オール・ストレート」となったことを質問され、 「緊張で、変化球でストライクゾーンに行く気がしなかった。打たれてもいいから、変化球でボールカウントになるよりは直球で勝負したかった」と、答えていたそうだ。 変化球で逃げるよりも、ストレートで勝負した方がマシ――。 その“ダンディズム”が東京ドームのマウンドでも再現された。9回、最後のマウンドに上った大勢がDeNA・佐野恵太に「ストレート勝負」を挑んだのだ。 「佐野は大勢との前回対戦で、決勝点となる18号ソロを放っています」(前出・スポーツ紙記者) 156キロの剛球は、右翼席まで弾き返された。2打席連続での被弾ということになるが…。 その後は3者凡退に仕留めたものの、課題は残った。 「大勢はヤクルト・村上宗隆にもホームランを打たれています。『左バッター対策』が必要」(プロ野球解説者) しかし、ここ最近の大勢はピッチングスタイルが変わった。スライダー、フォークなど勝負どころでは変化球を使っていたが、ストレート主体になってきた。 考えられることは、「勤続疲労」。同日が53試合目の登板である。首脳陣が3連投を回避させてきたとは言え、長丁場のペナントレースは初めてだ。変化球主体の“逃げのピッチング”しかできない日もあったのではないだろうか。 「村上に打たれたホームランは、NPB日本選手タイとなる55本目。相当悔しかったみたい。ストレート主体になったのは、その直後です」(前出・同) 試合後、原辰徳監督は「良いバッターに対してちょっと痛い思いをし、チャレンジしたということでしょう。そこがまだ自分は少々力量を上乗せする必要が…」と、成長に期待した。 34セーブ目、新人最多の「37」まであと3セーブと迫った。ホームランを食らった佐野に前回対決と同様、ストレート勝負を挑んだ意気込みはセーブ記録以上の価値がある。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年09月13日 11時00分
巨人3位争い脱落? 守護神・大勢が炎上した本当の理由、快挙達成の野手陣にも致命的問題アリ
原巨人の終盤戦の戦い方が厳しくなってきた。「優勝争いの圏外」となったチームは若手に出場機会を与え、来季以降に備えるものだ。 「クライマックスシリーズ(以下=CS)進出の可能性はまだ消えていませんから」(スポーツ紙記者) CSが導入された背景に「消化試合をなくすこと」もあった。Aクラスの3位争いのプレーオフ進出権が懸かれば、最後までベストメンバーで戦わなければならない。 なのに、原巨人はその「ベストメンバー」がグラつき始めたのだ。 「クローザーの大勢が心配です。2位DeNAとの3連戦(6~8日)が始まる前は、新人セーブ数の記録を更新させたいとチーム総出で大勢をサポートしていく雰囲気でしたが」(前出・同) 32セーブ。新人投手がマークした最多セーブ数は「37」。あと、5セーブだ。 原辰徳監督が大勢の「3連投解禁」を明言したのは、9月5日。しかし、その翌日のDeNA戦で救援に失敗してしまった。8日の同カードで“リベンジ”に成功したが、9日の中日戦でまたもや救援に失敗、「イニング途中で交代を告げられる」屈辱も味わった。 >>巨人・原監督の起用方針に「またぶっ壊す気か」と批判 守護神・大勢の3連投に潜む致命的リスクは<< 投手出身のプロ野球解説者がこう評する。 「疲れもあると思う。でも、抑えられなくなったのは『相手チームに覚えられたこと』です」 ここまで、50試合に投げてきた。イニング数もちょうど50回である。つまり、登板数は多いが、相手チームからすれば、まだ対戦していないバッターの方が圧倒的に多かった。また、“1イニングしか投げなかった”ので、データも集められなかった。 ペナントレースが終盤に差し掛かってくるに従って、対戦チームもようやく対応策が分かってきたというわけだ。 「新しい変化球を覚えたりするのは、オフの話。今季は配球パターンを変えるしかないと思う」(前出・同) これは、大勢が乗り越えなければならない課題でもある。 当然、守護神に不安要素があるとなれば、巨人の3位争いも厳しくなる。 「11日の広島戦で中田翔に一発が出たことで、巨人打線には『20本塁打』に到達した選手が5人となりました」(前出・スポーツ紙記者) 「本塁打20本強×5人」は2007年以来、球団史上4度目の快挙でもある。 だが、チーム打率は2割4分3厘でリーグワースト。総本塁打148本はリーグ2位だが、「G打線は打てない」の印象が強いのは、好不調の波が大きすぎるからだろう。 もっとラクな展開で大勢を投げさせてきたら、終盤戦で息切れすることもなかったのでは? 試合前の大勢の周りには、常に先輩選手がいる。「いじられキャラ」だというが、語り口調もソフトで性格も優しそうである。 「8月以降、同点で迎えた9回以降に大勢を投入する試合も目立つようになりました。1点でも取られたら、サヨナラ負けとなる場面には、勝ちゲームとは異なる緊張感があります」(前出・プロ野球解説者) ルーキーは先輩選手だけではなく、メディアやファンにも気を遣うことも多い。相手チームの研究もあるだろうが、ここに来ての息切れは、精神的なものではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年09月06日 20時30分
巨人・原監督の起用方針に「またぶっ壊す気か」と批判 守護神・大勢の3連投に潜む致命的リスクは
6日試合前時点で「47登板・1勝1敗8ホールド31セーブ・防御率1.74」といった数字を残している巨人のドラ1・23歳の大勢。同日に伝えられた原辰徳監督のコメントがネット上で物議を醸している。 報道によると、原監督は5日に応じた取材の中で「それ(2連投)が当たり前と思っていたら、小さな囲いの中で野球をやってるってことですよ。やっぱり太平洋に飛び出さなきゃさ」と、独特の表現を交えつつ大勢の3連投解禁を示唆。最終決定は桑田真澄一軍投手チーフコーチとの話し合い次第だが、大勢本人はフル回転の準備を進めているという。 巨人首脳陣は今季がプロとして初めてのシーズンである大勢の負担を考慮し、これまでは最大2連投、連投翌日はノースロー調整などかなり気を遣って守護神起用を続けてきた。ただ、チームは6日試合前時点でAクラス圏内まで2ゲーム差の5位と勝負どころを迎えていること、大勢本人にも最多セーブ(1位とは3セーブ差)のタイトル、新人歴代最多セーブ記録(37セーブ)の更新がかかっていることから3連投解禁に踏み切るようだ。 >>巨人・坂本、球審を凝視し呆然! 終盤戦の不可解判定が物議、直前にも怪しいジャッジ?<< 原監督の起用方針を受け、ネット上には「チームにとっても本人にとっても追い風になるのでは」といった期待の声が上がったが、中には「ただでさえ登板数かさんでるのに3連投までさせるのは故障リスク高すぎ」、「中川(皓太)で懲りずにまたリリーフぶっ壊す気かよ」と否定的なコメントも見られた。 「球界では優勝、Aクラスを争うチームが1つでも星を拾う確率を高めるために、セットアッパーや守護神の3連投を終盤に解禁することはあります。ただ、3連投は投手にかかる負担が甚大で故障リスクも高いとされる策で、実際に故障・低迷に陥った投手も少なくありません。巨人では昨季3連投起用を3回こなしたセットアッパーの中川が勤続疲労の影響からか、今年に入り左胸負傷(1月)、腰痛(3月)と立て続けに故障に見舞われており、ここまで一軍はおろか二軍戦でも登板がない状況が続いています」(野球ライター) 中川の二の舞になると懸念するファンも少なくない大勢の3連投解禁。原監督の勝負手は果たしてどのような結果をもたらすのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年07月21日 11時05分
巨人、コロナ大量離脱よりも深刻な問題アリ? 発表直前の試合で露呈した不安要素とは
「球団発表がある」――。 7月20日の東京ヤクルト対巨人戦後、主要選手、監督たちのコメントを集めようと、神宮球場の一塁側と三塁側を慌ただしく行き来していた取材陣の足が止まった。 新型コロナウイルスの陽性判定者数の拡大。巨人情報に詳しい一部メディアは新たな判定者が複数出たことは掴んでいたそうだが、ここまで深刻な状況であったとは知らなかったようだ。 >>巨人戦、審判の判定に投手が両手を広げ猛抗議!「そんな怒るほどか?」異例の態度に疑問の声、当日は重い試合展開<< 「一日で40人の陽性判定者(球団スタッフを含む)が出るなんて…。次の中日戦は中止、いや、オールスターゲーム明けの最初のカードとなるDeNA戦(7月29日~)にも影響してきそう」(球界関係者) 両チームが練習を始める前、濃厚接触者として「特例2022」で出場登録を外されていた大勢、菊地大稀の陽性判定が発表された。 「二軍で複数の感染者が出たため、選手寮で暮らす大勢は『濃厚接触者』となりました。ひと足先に検査を受け、陽性の結果が出たわけです」(スポーツ紙記者) 試合前、“無症状”だった原辰徳監督以下首脳陣、選手、スタッフもPCR検査を受けている。「試合後の発表」とはその検査結果を指していたのだが、そこで、新たに38人の陽性判定者が伝えられたわけだ。 主力選手が多く含まれていたのは既報通りだが、中田翔、岡本和真、丸佳浩、北村拓己、大城卓三は20日のスターティングメンバーだ。 また、赤星優志、湯浅大も途中出場しており、判定者リストの中には18日先発の菅野智之も含まれていた。 「19日、主に二軍ですが、選手17人が判定を受けており、チーム全体で計57人。支配下選手69人のうち、27人が陽性となったので、影響は必至です」(前出・同) 関係者によれば、選手、首脳陣、スタッフの全員の再検査が予定されているという。新たな感染者がまた見つかれば、チームを編成できなくなる。 「原監督が心配です。20日の試合終了時点では陽性反応は出ていませんが、試合前、読売新聞東京本社で、山口寿一オーナーと対面しています」(前出・同) 面談とは、球界恒例行事である「オーナー報告」。前半戦の結果報告、今後のチームビジョンなどが伝えられたが、万が一となれば、その脅威は“読売グループ”にも広がってしまう。 20日のヤクルト戦を取材したプロ野球解説者がこう言う。 「ゲーム内容も良くなかったと思います。気になったのは、5回表、先頭の打者のメルセデスが出塁し、次打者・吉川尚輝の打球がイレギュラーして外野まで転がっていきました。一塁走者のメルセデスは三塁まで走れたのに、二塁ベース手前でスピードを落としていました。この時点では2対2の同点、『一つでも先の塁に』の姿勢を見せていたら…」 三塁コーチャーの元木大介ヘッド兼オフェンスチーフコーチは激しく腕を回し、「走れ」のシグナルを送っていた。 その後、後続のピッチャーたちが失点し、敗戦。22日以降の試合中止は止むを得ないが、その間、巨人は「闘争心の再構築」もしなければならない。(スポーツライター・飯山満)
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巨人・大勢に「このままでは使えない」 球界OBが止まらない失点を不安視、二軍での調整不足も悪影響か
2023年09月22日 15時30分
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故障中の巨人・大勢、今季全休すべき? 原監督は早期復帰望むも、CS争いに潜む重大リスクは
2023年08月20日 11時00分
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巨人の好調リリーフ陣、後半戦で崩壊? 球界OBが不安要素指摘、広島戦の大炎上は前兆か
2023年07月18日 11時00分
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巨人・原監督、復調の起爆剤にドラ1浅野を電撃指名? 大勢の早期復帰は望み薄、助っ人補強も難航か
2023年06月30日 11時30分
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スポーツ
ロッテ・佐々木朗希、WBCで共闘の大勢に「かわいい」巨人公式YouTubeに登場、再会シーンの“イジリ”が話題
2023年05月31日 20時40分
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スポーツ
巨人の中継ぎトレード補強、オリックス側が持ち掛けた? 投手コーチ陣が獲得価値アリと判断か
2023年05月18日 11時00分
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スポーツ
巨人・大勢、直球主体の投球スタイルに変貌?「痛い思いをした」原監督がきっかけを示唆
2022年09月20日 11時20分
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スポーツ
巨人3位争い脱落? 守護神・大勢が炎上した本当の理由、快挙達成の野手陣にも致命的問題アリ
2022年09月13日 11時00分
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スポーツ
巨人・原監督の起用方針に「またぶっ壊す気か」と批判 守護神・大勢の3連投に潜む致命的リスクは
2022年09月06日 20時30分
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スポーツ
巨人、コロナ大量離脱よりも深刻な問題アリ? 発表直前の試合で露呈した不安要素とは
2022年07月21日 11時05分
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スポーツ
巨人・大勢、交流戦でも勢い衰えず?「何とお礼したらいいか」エース絶賛の投球で昨季王者も圧倒
2022年05月28日 17時30分
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スポーツ
巨人・桑田コーチ、大勢らを称賛も「それまで頑張ったのに無視か」批判も? 戸郷・高橋への“ノーコメント”が物議
2022年03月11日 15時30分
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スポーツ
巨人ドラ1・大勢に「とんでもない威力だ」驚きの声 先輩・鍬原のグローブを破壊? ソフトB戦前の練習動画が話題
2022年03月09日 19時35分
特集
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少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
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ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
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Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
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一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
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株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分