則本昂大
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スポーツ 2023年09月13日 15時30分
楽天・則本、ロッテ・荻野の打撃を軽視?「ヒットはまだしも本塁打は…」敗戦招いた被弾に球界OBが苦言
野球解説者・笘篠賢治氏(元ヤクルト他)が、12日放送の『プロ野球ニュース 2023』に生出演。楽天のプロ11年目・32歳の則本昂大にまつわる発言が話題となっている。 番組で笘篠氏は楽天が「3-5」で敗れたロッテ戦など、12日に行われたプロ野球6試合を複数選手の名を挙げながら解説。その中で、この日先発を務めた則本が試合終盤に見せた投球を問題視した。 12日の則本は1回裏にいきなり1点を失うも、その後2~6回裏まではロッテ打線を無失点に封じる。ところが、「3-1」と楽天2点リードで迎えた7回裏に味方のエラーも絡み無死一、二塁のピンチを招くと、2死一、三塁となったところで荻野貴司に逆転の1号3ランを被弾。この回限りで降板となった則本は「7回4失点(自責1)・被安打7・四死球0」で今季6敗目を喫した。 >>楽天・辰己が則本に「なんか悪いことしたんか」不倫報道を揶揄? お立ち台発言にスタンド騒然、「茶化すことじゃない」と反発も<< 勝負の分かれ目となった7回裏2死一、三塁の場面について、笘篠氏は「真ん中のカットボール、僕はカットボールというよりは甘いスライダーに見えました」、「その甘いボールを、1打席目もスライダーをレフト線に打ってるんですけど、初球から積極的に打った」と絶好球を見逃さずに捉えた荻野を称賛。 一方、則本に対しては「ここまでまだ今シーズン1本も本塁打を打っていない荻野君とはいえ、やっぱり最悪のケースは常に考えておかなきゃいけませんよね」、「ヒットで1点差というのはまだしも、本塁打は絶対ダメなケースですよね。その中でスッと(ストライクを)取りにいったカットボールなのか、スライダーなのか。これはやっぱり注意すべきだったんじゃないかなと。打たれた後で後悔してるんじゃないかなと思いますよね」と、初球から安易にストライクを狙うべきではなかったのではと苦言を呈した。 笘篠氏の発言を受け、ネット上には「どうぞ打ってくださいって言わんばかりの甘い球だった」、「ど真ん中に浮いた変化球はさすがに荻野のこと舐めすぎ」、「多少投げミスしても長打は無いって油断してたようにしか見えなかった」、「ストライク欲しいならちゃんとコースに投げるべきだ」といった同調の声が寄せられた。 12日の試合後には「抑えたかった。実力不足。悔しいです」と後悔をにじませたという則本。痛恨の被弾で敗れたチームは2位ロッテとのゲーム差が4、3位ソフトバンクとのゲーム差が2.5に広がっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年12月29日 11時00分
楽天選手が先輩に「なんか悪いことしたんか」爆弾発言でスタンド騒然! 2021年物議を醸したプロ野球選手のお立ち台コメント
今年3月26日に開幕し、11月27日の日本シリーズ終了をもって全日程を終えた今季のプロ野球。セ・リーグはヤクルト、パ・リーグはオリックスとどちらも昨季最下位の球団がリーグ優勝を果たし、両球団の対決となった日本シリーズではヤクルトが20年ぶりの日本一を飾る結果となった。 連日行われた試合では選手のプレーを中心に様々な事柄がファンの話題となったが、そのうちの一つが活躍選手による試合後のお立ち台コメント。一般的にはプレー中の心境やファンへのメッセージといった内容を口にする選手がほとんどの中、発言内容が物議を醸してしまった選手もいる。 楽天・辰己涼介は4月7日西武戦で「4打数2安打・3打点」をマークし、先発・則本昂大のシーズン2勝目をアシスト。その則本の投球について試合後のお立ち台で質問を受けた辰己は、「なんか悪いことしたんかなっていうぐらい気合入ってたんで、僕ら野手がしっかり点取ってあげて勝たせてあげたいというふうに思ってました」とコメントした。 則本は自身の不倫が原因で昨年離婚していたことを一部週刊誌が前月末に報じていたため、ネット上は「これ則本の不倫報道いじってるよな?」、「軽々しく茶化すようなことじゃない」と騒然。また、辰己の発言を受けてはスタンドの現地ファンからもどよめきが起こっていた。 >>楽天選手が先輩に「なんか悪いことしたんか」爆弾発言でスタンド騒然! 2021年物議を醸したプロ野球選手のお立ち台コメント<<https://npn.co.jp/article/detail/200012572 古巣ファンを煽っているのではと物議を醸したのが、6月3日に米マイナーを自由契約となり、同10日に巨人復帰した山口俊。山口はNPB復帰後初登板・初先発に臨んだ同月23日・DeNA戦で、「5.2回1失点・被安打5」と試合を作り復帰後初白星をマーク。試合後、2シーズンぶりのNPB登板の感想について聞かれた山口は「もっとヤジが多いのかなと思ったんですけど、すごく温かい応援ありがとうございます」と、予想以上にファンから厳しい声を浴びなかったという旨を語った。 山口は横浜・DeNA時代(2006-2016)にファンからしばしば投球へのヤジやブーイングを浴びせられ、2014年にはストレスからか円形脱毛症を発症した過去がある投手。そのため、ネット上では「昔ボロカス言われてたことを未だに根に持ってるのか?」と、前述の発言は過去の経験を踏まえたDeNAファンへの皮肉なのではとみるファンも少なくなかった。 >>巨人・山口のお立ち台コメントにDeNAファン激怒「煽りとしか思えない」 古巣相手にNPB復帰星も、過去の恨みは未だ根強い?<<https://npn.co.jp/article/detail/200014277 山口とは逆に、自軍ファンを皮肉ったようなコメントを口にし話題となったのが阪神・西勇輝。10月6日・DeNA戦で先発を務めた西は、「6回無失点・被安打7」と粘りの投球でシーズン6勝目をマーク。試合後のヒーローインタビューでは、同戦最大のピンチだった4回裏無死二、三塁を無失点で切り抜けた投球について質問を受けた。 すると、西は「見てる人が全員『2点はとられるだろうな』という雰囲気だったので、そこを逆手にとって気持ちを(入れて)投げていきました」と、失点を覚悟するスタンドの雰囲気で逆に奮起したとコメント。西は同戦前時点で後半戦7登板はいずれも失点、そのうち6登板は3失点以上と不安定な投球が続いていた背景もあり、ネット上には「冷たい視線を送ってた現地ファンを皮肉ってるな」と驚きの声が寄せられた。 >>阪神・西の試合後コメントに驚きの声「あからさまにファンを皮肉ってる」 観客の冷たい視線に奮起? 矢野監督は気合の投球を評価<<https://npn.co.jp/article/detail/200016608 発言内容によっては、上記3名のようにプレー以上に注目が集まるケースも少なくないお立ち台コメント。来シーズンはどのようなコメントがファンの話題を呼ぶことになるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年04月08日 19時30分
楽天・辰己が則本に「なんか悪いことしたんか」不倫報道を揶揄? お立ち台発言にスタンド騒然、「茶化すことじゃない」と反発も
7日に行われた楽天対西武の一戦。「6-3」で楽天が勝利したが、試合後の楽天・辰己涼介のコメントがネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 同戦に「1番・中堅」でスタメン出場した辰己は、3回表に放った3号ソロを含め「4打数2安打・3打点」をマーク。先発で「7回2失点・被安打7」と好投した則本昂大に白星をつける活躍を見せた。 問題となっているのは、試合後のヒーローインタビューで飛び出たコメント。インタビュアーから則本の投球について聞かれた辰己は、「なんか悪いことしたんかなっていうぐらい気合入ってたんで、僕ら野手がしっかり点取ってあげて勝たせてあげたいというふうに思ってました」と回答。これを受けたスタンドからはどよめきが起こっていた。 >>楽天フロントが監督に無断で選手を二軍送りに? 大久保氏の暴露にファン激怒、変わらぬ体質に懸念も「またコーチに逃げられる」<< 辰己のコメントを受け、ネット上には「これ則本の不倫報道いじってるよな?」、「まさかお立ち台でそのことに触れるとは思わなかった」、「真顔でしれっと爆弾発言しててびっくり」といった反応が多数寄せられている。 一方、「軽々しく茶化すようなことじゃない」、「則本の元奥さんのこと考えたら笑いにするのは違うと思う」、「辰己のことは嫌いじゃないんだけど、この発言はとても受け入れられない」といった否定的なコメントも複数見受けられた。 「この試合で2勝目を挙げた則本ですが、自身の不倫が原因で2013年に結婚した妻と昨年離婚していたことを一部週刊誌が3月末に報道。また、この不倫・離婚によりチーム内に不協和音が生じているとも伝えられています。その則本は辰己を『守備の人』などといじりつつもかわいがっているといい、辰己も昨年のお立ち台で『先輩じゃなかったら泣かしたろうかなと思った』といじり返すなど仲の良さをうかがわせています。ですので、今回の発言は辰己なりに則本に気を遣った結果飛び出た可能性もありますが、笑い話にするようなことではないと不快に思ったファンも少なからずいるようです」(野球ライター) 試合後の報道では、辰己のコメントに対する則本の反応は特に伝えられていない。渦中の右腕は後輩のコメントをどのような気持ちで聞いていたのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年11月19日 17時00分
FA残留のヤクルト・山田に「不良債権になりそう」懸念の声? 歴史的な長期契約を手放しで喜べないワケは
2010年ドラフト1位でヤクルトに入団し、今シーズンまでのプロ10年で「1058試合・.293・214本・635打点・1153安打・176盗塁」といった数字を残しているヤクルトの28歳・山田哲人。19日、その山田が今季取得した国内FA権を行使せず残留する見通しとなったことを複数メディアが報じた。 報道によると今季終盤から山田と交渉を重ねてきた球団は、「7年総額35億円+出来高」という大型契約を提示すると同時に、宣言残留も認める方針を伝えたとのこと。これを受けた山田は熟考を重ね、今季終了後も球団と複数回話し合いの場を持った上で18日に契約に合意したという。 山田は前述の成績をはじめ本塁打王1回(2015)、盗塁王3回(2015-2016,2018)、リーグMVP1回(2015)、トリプルスリー3回(2015-2016,2018)といった実績を残している球界トップクラスの二塁手。今オフのFA市場で最大の目玉とされ、以前から巨人、ソフトバンクといった球団が獲得に名乗りを上げることも確実視されていたため、FA権を行使するか否かは大きな注目を集めていた。 >>ソフトバンクのヤクルト山田FA獲得、「“刺激”としては年俸が高すぎる」?池田氏の見解が物議、「福岡に来るわけない」の声も<< 山田の残留報道を受け、ネット上には「絶対出ていくって覚悟してたから残留は本当に嬉しい」、「球団はよく頑張って誠意を見せてくれた、この調子で他のFA勢(小川泰弘、石山泰稚)の引き留めも全力を挙げてほしい」、「7年後は35歳だから、生涯ヤクルトもかなり濃厚な形になったな」といった反応が多数寄せられている。 一方、「7年はさすがにリスクが大きい、不良債権になりそう」、「成功例がほとんどない7年契約はギャンブル過ぎないか」と懸念の声も複数見受けられた。 「今回山田が結んだ7年契約は、ソフトバンク・松中信彦(2006-2012/総額45億円規模)、楽天・則本昂大(2019-2025/総額21億円規模)、ソフトバンク・柳田悠岐(2020-2026/2020-2023は年俸5億7000万円からの変動制、2024-2026の契約内容は2023オフに決定)と並び日本人選手としては歴代最長タイの長期契約。ただ、松中は7年間で計109本塁打と金額と全く釣り合わない成績に終わり、則本は今季までの2年で計10勝と早くも先行きに暗雲。また、今季『.342・29本・86打点』と好成績だった柳田も現在32歳のため、契約後半の成績下落は避けられないのではと危惧されています。球団がリスク承知で7年契約を提示したことが山田への大きな誠意となったのは確かでしょうが、実際に契約に見合った成績を残せるか疑問に思っているファンもいるようです」(野球ライター) 過去の7年契約選手の中で松中は4年目終了後のオフに球団が5年目以降の条件を見直せる内容だったため減俸されているが、則本は7年全て、柳田も最初の4年間は年俸が出来高などで増えることはあっても減ることはない契約内容だと伝えられている。今回の山田も途中で契約を見直す条項があるとは伝えられていないため、契約期間中に年俸が減ることはないとみられる。 今季は「.254・12本・52打点」と、初めて規定打席に到達した2014年以降ではキャリアワーストの成績で終わっている山田。長期契約がスタートする来季、契約に見合った成績を残すことはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年11月13日 21時30分
「何今の球?」ロッテ・細川が衝撃を受けたのは松坂・千賀ではない? “あり得ない”プレーをもたらした投手とは
元楽天監督で野球解説者の大久保博元氏が12日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、今シーズン限りで現役を引退したロッテ・細川亨がゲスト出演。楽天・則本昂大から受けたという衝撃を明かした。 >>ロッテ・細川、“ベニー首投げ事件”の裏話を告白「引っ張っても全然動かなくて…」同僚がドン引きした衝撃の光景とは<< これまで西武(2002-2010)、ソフトバンク(2011-2016)、楽天(2017-2018)、ロッテ(2019-)でプレーした40歳の細川は今回の動画で、プロ19年間で受けた投手の中からすごいと思う投手ベスト3を挙げ、それぞれの選手との思い出についてトーク。その中で、2017年から2018年にかけ共に楽天で戦った則本の名を挙げ、バッテリーを組んだ際のエピソードを披露した。 動画内で具体的な日時は明かしていないが、ある試合で則本とバッテリーを組んだ細川。楽天でプレーしていた時点で約15年のキャリアを誇り、キャッチングや配球といった守備面で定評があった細川だが、この試合中に「(プロ人生で)初めてストレートが捕れなかった」ことがあったという。 細川は続けて、「球速だけでみたら152、3キロで普通に捕れる球だけど、初めて(ミットで)つかめずにポロっと落とした」、「(ミットの芯から外れた部分で)パクってつかんでしまったり、変化球とかなら分かるけど(ミットの芯に)バチンって当たったのに落とした。『何今の球?』って(呆然とした)」と落球の状況を説明。球筋が大きく変化するわけではないストレートを、誤った捕り方をしていないのに捕りこぼすことはまずあり得ないことだといい、過去に西武・松坂大輔、ソフトバンク・千賀滉大といったエース級の投手とバッテリーを組んだ時もこのようなことはなかったという。 そのストレートはストライクのコースだったが、捕りこぼしたことでボールと判定されてしまったという細川。次の球で見逃し三振を奪った後に「ノリごめん」と謝罪すると、則本から「亨さん、あんなの捕ってくださいよお~」と注文をつけられたと笑い交じりに語っていた。 この他にも細川は西武時代に「えっ?」とあっけにとられたというある投手の考え方や、「お前のフォークなんなの?」と驚いた現役投手について動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「キャッチング凄く上手かった細川が捕れないって相当なストレートだな」、「球速なら松坂、千賀も則本とそんなに変わらないけど、捕りこぼしたのは一体なぜなんだろうか」、「則本は球のスピンが凄いって聞いたことあるからもしかしたらそれが理由なのかも」といった反応が多数寄せられている。 「今回細川が松坂、千賀以上と評した則本のストレートですが、球速をみると松坂が最速156キロ、千賀が同161キロ、則本が同159キロとそこまで大きな差はありませんので、捕りこぼしの理由は球の回転数にある可能性があります。実際、これまでの報道などによると則本のストレートの回転数は1秒間で42回転とMLBのトップ投手にも匹敵する数字だといい、回転数に比較して揚力も大きくなるため打者から見るとボールの軌道が浮き上がって見えるとのこと。ですので、細川が捕球する際に思い描いていた軌道と、実際に則本が投げたストレートの軌道が違ったことが捕りこぼしにつながったという見方もできるのではないでしょうか」(野球ライター) これまで楽天(2013-)一筋で活躍し、最多奪三振のタイトルを5回(2014-2018)獲得している則本。相手打者だけでなく、味方の細川もストレートに手を焼いたという逸話に驚いたファンも多かったようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について大久保博元氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCKa1VlSq1WwdSQWv4JFdgxg
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スポーツ 2020年09月12日 11時00分
ダイエー投手がベンチを両手で殴打!「利き手はやめろ!」女房役が絶叫、600万円を失った球団激怒の負傷劇
4日に楽天生命パークで行われた楽天対オリックスの一戦。試合は「4-3」で楽天が勝利したが、試合結果以上に話題となったのが楽天・則本昂大の途中降板だった。 同戦に先発した則本は3回を投げ2失点と不安定な立ち上がりを見せたが、ここから中盤戦という4回表に交代を告げられた。則本は3回裏の自軍攻撃中に4回に向けベンチ前でキャッチボールを行っていたが、報道ではその3回裏の最中にベンチ裏で転倒して右手を切ったため降板したと伝えられた。ただ、怪我の程度については不明のまま則本は翌5日に登録抹消されており、さらにチームの伊藤智仁一軍投手チーフコーチが長期離脱の可能性を示唆していることも報じられている。 今シーズンここまで5勝を挙げているエースのアクシデントに、ネット上には心配の声が多数寄せられた。一方、3回裏にキャッチボールを行う則本は右手の甲、具体的には人差し指と中指の第3関節あたりから流血していたため、「転倒してあそこを切るっておかしくない?手のひらとかなら分かるけど」、「昔の杉内みたいに何かものを殴った可能性もあるな」といったコメントも見られた。 コメントに挙がっている「杉内」は、ダイエー・ソフトバンク(2002-2011)、巨人(2012−2018)でプレーした左腕・杉内俊哉。39歳となった現在は巨人二軍投手コーチを務めているが、ダイエー時代の2004年に試合中にベンチを殴打し怪我を負ったことがある。 >>王監督に「死んでお詫びしろ」 主力選手も涙ながらに語った、ダイエーファン激怒の“生卵事件”とは<< 2004年6月1日、福岡ドーム(現福岡PayPayドーム)で行われたダイエー対ロッテの一戦。同戦に先発した当時プロ3年目・23歳の杉内だが、2回までに7点を失うなど大乱調。早々に相手に主導権を明け渡す不本意な投球となった。 事件が起こったのは、2回表が終了した直後。ベンチに戻った杉内は自身の不甲斐ない投球に怒りが抑えられなかったのか、身に着けていた帽子とグローブを壁や地面にたたき付ける。さらに、それだけでは収まらず、利き手である左手をベンチに振りかざした。 この様子を目の前で見ていた捕手・城島健司は、「利き手はやめろ!」と杉内を制止。しかし、杉内は城島の言葉に耳を貸すことなく左手でベンチを殴り付け、直後に右手でももう一発ベンチを殴った。 すると、この直後から両手が赤く腫れ上がったため、杉内は途中降板し病院へ直行。検査の結果「両手の第5中手骨骨折」で全治3カ月と診断され、結果的に同年はレギュラーシーズンで一軍に復帰することはできなかった(ポストシーズンでは復帰)。 「6-13」で敗北した試合後、当時の王監督は「こういうことはあってはならない。何のために選手をやっているんだ。絶対にやってはならない」と杉内に激怒。また、球団も「罰金100万円(後に600万円に増額)・謹慎10日」という重い処分を科すなど、杉内の一時の怒りは多方面に波紋を広げることとなった。 負傷直後に「ばかなことをした」と後悔したことも当時伝えられた杉内だが、2018年9月12日の引退会見の中で知られざるエピソードを明かしている。杉内によると、負傷直後は自責の念に強く駆られていたというが、報道陣の前で激怒した王監督が裏で「杉内はそういう闘志がある」と熱い気持ちについては買ってくれたとのこと。「また次のチャンスを与えようとしてくださった。そのおかげで今の僕があると思う」と当時を振り返り王監督に感謝した杉内は、現役17年間で142勝を挙げるなど投手として大成している。 今回の則本の件は負傷時の詳細が明かされていないため、杉内と同じようにベンチを殴ったかどうかは定かではない。ただ、則本は闘志を全面に出した投球を持ち味とする投手のため、熱い気持ちがあだとなった杉内と重ね合わせたファンも多かったようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年02月23日 17時30分
楽天・則本、右ひじ手術からの完全復活へ “生涯楽天”を表明の右腕、話題の新球も手応え十分か
「新球」が早くも話題を呼んでいる。 東北楽天の則本昂大が2月16日の阪神との練習試合において、習得中であるナックルカーブを投じ、打者3人を抑えている。「実戦でなければ分からないこともあるので、確認できてよかった」とコメント、開幕へ向け、手ごたえをつかんでいる。 昨年は右ひじ手術の影響から、登板数はわずかに12、プロ初年度より6年間続いていた二桁勝利数も途絶えた。チームもAクラスに留まれたものの、本人のみならず不本意な1年となったことは明らかだ。 その結果も踏まえ、今季は楽天投手陣にとっても大きな転機を迎える年でもある。指揮官が代わり新たな体制となる中で、自身の復活はもちろん、多くの意味で重要な一年となりそうだ。 FAにより長く先発として活躍した美馬学が移籍、チームにはベテラン涌井秀章が加入した。また、メジャー経験者である牧田和久も加わり、さらに今季より松井裕樹が先発へと転向する。陣容も大きく変わる中、先発陣の先頭に立つべき則本の役割は大きい。同じく昨年不調に終わった岸孝之と共に、両投手の成績がそのまま楽天の2020シーズンの浮沈を決定付けることは間違いないだろう。 2013年のリーグ制覇、そして日本一を知る数少ない存在としても、チームの中心としての活躍は多くのファンが望んでいることも確かだ。そして昨年の契約更改で明らかとなった、大型契約(2018年から7年)は、チーム内での則本の立ち位置を示す意味でも興味深いものがある。FA等により各球団の主力の移籍が当たり前となった昨今、「生涯楽天」という意思の表れに他ならない。 そのためには、何よりも今シーズンの復活が必要だ。チームを優勝に導くカギは、則本の右腕が握っている。磨きをかけている「新たな刀」であるナックルカーブを武器に、再起を期す。 あの力強いマウンド姿が戻ってくるならばチームの躍進は成され、そしてその先にこそ、則本昂大が「ミスター楽天イーグルス」と呼ばれるにふさわしい存在となる日が訪れる。(佐藤文孝)
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楽天・則本、ロッテ・荻野の打撃を軽視?「ヒットはまだしも本塁打は…」敗戦招いた被弾に球界OBが苦言
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