笘篠賢治
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スポーツ 2023年09月13日 15時30分
楽天・則本、ロッテ・荻野の打撃を軽視?「ヒットはまだしも本塁打は…」敗戦招いた被弾に球界OBが苦言
野球解説者・笘篠賢治氏(元ヤクルト他)が、12日放送の『プロ野球ニュース 2023』に生出演。楽天のプロ11年目・32歳の則本昂大にまつわる発言が話題となっている。 番組で笘篠氏は楽天が「3-5」で敗れたロッテ戦など、12日に行われたプロ野球6試合を複数選手の名を挙げながら解説。その中で、この日先発を務めた則本が試合終盤に見せた投球を問題視した。 12日の則本は1回裏にいきなり1点を失うも、その後2~6回裏まではロッテ打線を無失点に封じる。ところが、「3-1」と楽天2点リードで迎えた7回裏に味方のエラーも絡み無死一、二塁のピンチを招くと、2死一、三塁となったところで荻野貴司に逆転の1号3ランを被弾。この回限りで降板となった則本は「7回4失点(自責1)・被安打7・四死球0」で今季6敗目を喫した。 >>楽天・辰己が則本に「なんか悪いことしたんか」不倫報道を揶揄? お立ち台発言にスタンド騒然、「茶化すことじゃない」と反発も<< 勝負の分かれ目となった7回裏2死一、三塁の場面について、笘篠氏は「真ん中のカットボール、僕はカットボールというよりは甘いスライダーに見えました」、「その甘いボールを、1打席目もスライダーをレフト線に打ってるんですけど、初球から積極的に打った」と絶好球を見逃さずに捉えた荻野を称賛。 一方、則本に対しては「ここまでまだ今シーズン1本も本塁打を打っていない荻野君とはいえ、やっぱり最悪のケースは常に考えておかなきゃいけませんよね」、「ヒットで1点差というのはまだしも、本塁打は絶対ダメなケースですよね。その中でスッと(ストライクを)取りにいったカットボールなのか、スライダーなのか。これはやっぱり注意すべきだったんじゃないかなと。打たれた後で後悔してるんじゃないかなと思いますよね」と、初球から安易にストライクを狙うべきではなかったのではと苦言を呈した。 笘篠氏の発言を受け、ネット上には「どうぞ打ってくださいって言わんばかりの甘い球だった」、「ど真ん中に浮いた変化球はさすがに荻野のこと舐めすぎ」、「多少投げミスしても長打は無いって油断してたようにしか見えなかった」、「ストライク欲しいならちゃんとコースに投げるべきだ」といった同調の声が寄せられた。 12日の試合後には「抑えたかった。実力不足。悔しいです」と後悔をにじませたという則本。痛恨の被弾で敗れたチームは2位ロッテとのゲーム差が4、3位ソフトバンクとのゲーム差が2.5に広がっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年10月22日 20時30分
元ヤクルト・古田氏が「野村監督に反抗したのお前ぐらい」と絶句? その後のキャリアにも影響か、笘篠氏が現役時代の造反劇を明かす
野球解説者の古田敦也氏(元ヤクルト監督)が21日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、同・笘篠賢治氏(元ヤクルト他)がゲスト出演。現役時代に元プロ野球選手・監督の野村克也さん(元ヤクルト監督他)との間にあったトラブルを明かしネット上で話題となっている。 >>野村克也さんに「ブタ、タヌキ」と暴言を吐いた真相は? 新庄剛志氏、日本ハム時代の驚きの秘話を明かす<< 今回の動画には古田氏、笘篠氏、飯田哲也氏(元ヤクルト他)、宮本慎也氏(元ヤクルト)と4名のヤクルトOBが出演し、現役・ヤクルト時代の思い出をテーマにトーク。その中で、笘篠氏はヤクルト本拠地・神宮球場に併設されている球団クラブハウス内の食堂で、野村さんの叱責を無視して激怒させたという話を語った。 具体的な日時は不明だが、ある日食堂内で食事をとっている最中に野村さんにしかられたという笘篠氏。最初はプレー面についての叱責だったため素直に聞き入れていたが、その内に野村さんは笘篠氏の家族のことなどプライベートの部分も責めてきたという。 自身のみならず家族にまで矛先を向けられた笘篠氏は「野球と関係ないやんけ!」と内心いら立ちを募らせると同時に、「頭沸騰しだしてヤバい」とこれ以上話を聞いていると怒りで我を忘れかねないと危惧。そのため、そこからは野村さんの????責を完全に無視して食事をし、食べ終わると食堂のスタッフに「おばちゃん! かつ丼最高やったわ!」とお礼を述べてすぐにその場を立ち去ろうとしたという。 この振る舞いを受けた野村さんから「コラ待て笘篠! ワシが喋ってんのに!」と怒鳴られたという笘篠氏。ただ、この叱責も心の中で「そんなん知るかボケェ!」と思いながら無視して食堂を出たと語った。 笘篠氏の発言を受け、ネット上には「監督の指導を目の前で無視し続けるって度胸あり過ぎだろ」、「ノムさんに態度で刃向かうってめちゃくちゃ生意気だな」、「これはノムさんも悪いだろ、家族にまで口出しするのはさすがに失礼過ぎる」と驚きの声が寄せられている。 一方、「笘篠がヤクルト時代に干され気味だったのはこれが原因か?」、「トラブルがいつの話か次第だけど、ノムさんがガン無視されたことを根に持った可能性はありそう」、「下手に反抗したことで野村監督に見限られたんじゃないか」と、笘篠氏のキャリアへの影響を推測するコメントも複数挙がった。 「笘篠氏は現役時代にヤクルト(1989-1997)、広島(1998-1999)でプレーし『628試合・.254・19本・105打点・418安打』といった通算成績を残した打者ですが、プロ1年目の1989年は『120試合・.263・5本・27打点・113安打』といきなりレギュラーをつかみ新人王を獲得。しかし、野村さんがヤクルト監督に就任した1990年以降は6年間で1シーズン(1991年/112試合)しか100試合以上の出場がないまま、1997年日本シリーズ前に戦力外通告を受けチームを追われています。こうした経緯もあってか、一部ファンの間では笘篠氏は反抗的な態度をとったことで野村さんに干されたのではないかという見方も浮上しています」(野球ライター) 動画内では当時一連の流れをそばで見ていたという古田氏から、「野村監督に面と向かって反抗したのお前ぐらいやで」と言われてもいる笘篠氏。野村さんにとっては、他の選手とは異なる態度を見せた笘篠氏が反乱分子のように見えていたのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について古田敦也氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCbf6IAYfPy8CwHVgcHbxmNw
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スポーツ 2020年11月11日 17時00分
ヤクルト・奥川、一軍レベルの状態では無かった? 平松氏らOBも指摘、初黒星のデビュー戦で浮上した課題とは
元大洋で野球解説者の平松政次氏と元ヤクルトで野球解説者の笘篠賢治氏が、共に10日放送の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)に生出演。ヤクルトのドラフト1位ルーキー・19歳の奥川恭伸の課題を指摘した。 今回の番組内で両氏は、同日に行われヤクルトが「3-7」で敗れたヤクルト対広島の一戦を解説。その中で、同戦でプロ初登板・初先発を果たすも「2.0回5失点・被安打9」と打ち込まれ、プロ初黒星を喫した奥川の課題を語った。 番組に電話で生出演した平松氏は、奥川について「(今日見た感じでは)コントロールは心配ない」と、この日の与四死球数が0だった点を評価。その上で、「あとはどう球速を伸ばすか、ノビをつけるかといったところが今後の課題」と、ストレートの質をどこまで上げられるかが課題だと指摘した。 番組に生出演した笘篠氏は、平松氏の後に話を受け「(ストレートが)甘く、高くいってしまうと打たれる確率も上がる。だからといってコントロール中心で小さくまとまってほしくはない」、「『この真っすぐを前には飛ばさせないぞ!』というようなレベルの高いところ(ストレート)をめざしてほしい。(同戦では)球速をアップして、ここぞの時にはもっと腕を振ってとかいろんな課題が出たと思う」とコメント。平松氏と同じく、今後はよりストレートを磨くべきだとの見解を示している。 >>ソフトバンクのヤクルト山田FA獲得、「“刺激”としては年俸が高すぎる」?池田氏の見解が物議、「福岡に来るわけない」の声も<< 今回の放送を受け、ネット上には「打たれること自体はいい経験だろうけど、確かに球速が出てなかったのは不安」、「高校時代はもう数キロスピード出てたんだけどなあ」、「こまごまとした怪我が続いてたし、まだまだ本来の力が出せるようなコンディションではないのかな」、「マー君(ヤンキース・田中将大)はデビュー戦の炎上を経て大投手になった、奥川も良かった点、悪かった点を整理して飛躍のきっかけにしてほしい」といった反応が多数寄せられている。 「今回話題に上がった奥川は高校時代に最速158キロ、プロ入り後も最速154キロと150キロ超えのストレートが持ち味の速球派投手。ただ、今回の試合では最速148キロにとどまり、ランナーを背負いクイックで投げた時は130キロ台まで球速が落ちていました。プロ入り後の奥川は右ひじの炎症や上半身のコンディション不良など故障が続く中慎重に調整を重ねていましたが、おそらくはまだ一軍デビューできるような状態ではなかったのでしょう。それでも今回初の一軍マウンドに立たせた首脳陣は、奥川にプロの洗礼を浴びさせて現在の自身の力量や足りない点をしっかりと認識することを期待したのかもしれません」(野球ライター) 試合後、「今日の試合の反省点を生かして、来年以降に活躍できるように頑張ります」と敗戦を糧にすることを誓っている奥川。平松氏、笘篠氏が指摘したストレートを含め、この日の投球で出た課題に今オフどこまで取り組めるかが来季以降の成績を左右しそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年10月14日 17時00分
楽天・三木監督に不満噴出「則本の好投が台無し」 試合後もノーコメント、勝敗を分けた松井温存に賛否
13日に行われた楽天対ロッテの一戦。試合は「4-3」でロッテが勝利したが、同戦で楽天・三木肇監督が見せた采配がネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、「3-2」と楽天1点リードで迎えた8回裏に見せた采配。この回、楽天は2番手右腕・牧田和久が先頭・加藤翔平に二塁打を打たれ、さらに後続に左打者が4人続くというピンチの状況を招く。しかし、三木監督は左腕・松井裕樹にスイッチする選択肢もある中、牧田を続投させ継投策はとらず。結果、牧田は2死三塁から暴投で同点を許してしまった。 その後の牧田はさらなる失点は許さず8回を投げ終えるが、チームは続く9回裏に井上晴哉にタイムリー二塁打を打たれサヨナラ負け。8回に許した同点が、結果的に勝敗に響く形になった。 三木監督の采配を受け、複数の球界OBが出演するTV番組やメディア上でコメントしている。同日放送の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)に生出演した元ヤクルト・笘篠賢治氏は、番組内で「(松井を)出し惜しみ、使わずに終わった。これは悔いの残る継投」とコメント。無死二塁となった段階で松井を投入するべきだったのではないかと指摘した。 元横浜・佐々木主浩氏は、14日の『日刊スポーツ』(日刊スポーツ新聞社/電子版)の記事内で「代打から4番安田まで左が続く可能性のある場面で、なぜ松井を使わないのか」、「松井を余らせて負けるのは見ていてとても不思議だった」とコメント。8回頭から松井を起用する選択肢があった中それをせず、さらにその後も使わないまま負けたのは理解に苦しむと苦言を呈した。 >>CS望み薄の楽天、今オフに激震が?囁かれる“本命監督”の存在、石井GMも再び冷酷発言か<< 同戦の三木監督に対しては、ネット上にも「則本(昂大/7回2失点)の好投を三木監督が台無しにしたって印象しかない」、「観てても牧田続投は疑問だった、加藤に打たれたところで松井に代えていれば良かったのに」、「加藤を含めたら5人連続左だったし、最初から松井起用じゃダメだったのか?」といった反応が多数寄せられている。 一方、「シーズン途中にリリーフに回された松井と開幕からずっとリリーフの牧田じゃ信頼度が違うだろ」、「批判してる人は松井の被打率左の方が悪いの知らないのか?」といったコメントも複数見受けられた。 「ファンやOBから使うべきだったと三木監督に指摘や苦言が寄せられている左腕の松井ですが、今シーズンの松井は先発10試合で『3勝3敗・防御率3.66』と思うように結果を残せないまま、10月1日からリリーフに配置転換されている投手。また、左右の被打率を見ても右が『.244』、左が『.281』と左の方が悪い数字となっています。一方、牧田は開幕からここまでリリーフ一本で『43登板・1勝1敗21ホールド・防御率1.71』といった成績を残しているブルペン陣のエースですので、三木監督の続投判断は必ずしも間違っているわけではないと考えているファンもいるようです」(野球ライター) 今回の牧田続投、松井温存の理由について、三木監督は特にコメントはしていない。そのため、一部からは「打たれたのは結果論で割り切れるけど、せめて一言ぐらい説明はしてほしい」といった反発も挙がっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年10月02日 20時30分
広島・鈴木の3番起用、笘篠氏・高木氏が反対? “4番固定”を主張も、「代役の松山も頑張ってる」と反発も
元ヤクルトで野球解説者の笘篠賢治氏と元横浜で野球解説者の高木豊氏が、共に1日放送の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)に生出演。広島・鈴木誠也の3番起用に疑問を呈した。 今回の放送で両氏は、同日に行われ広島が「3-5」で敗れた広島対巨人戦について解説。その中で、同戦で鈴木が「3番・右翼」で起用されたことに言及した。 >>「野球人生が終わった」広島・鈴木が絶望! 緒方監督も悲痛、フェンス激突が招いたキャリア最悪の負傷劇<< 鈴木は今シーズン開幕から出場全試合で4番を務めていたが、9月28日対DeNA戦から10月2日のヤクルト戦も含め、5試合連続で3番として先発。打順変更については広島・佐々岡真司監督が「一番いい打者の打席数が増えるから」と語ったことが伝えられているが、9月の月間打率が「.265」とバットが湿っていることを受けての決断という見方も強い。 番組に生出演した笘篠氏は、鈴木の打順変更について「僕は『4番・鈴木誠也』があってこそのカープだと思うので、鈴木の打順をずらすことはあまりしてほしくない」とコメント。本塁打(19本)、打点(52打点)はチーム1位、打率(.293)もチーム2位の数字を残している鈴木を4番から動かすべきではないと苦言を呈した。 笘篠氏は続けて、「本来3番を打つ西川(龍馬)が(故障で)いないので、今(首脳陣は)試行錯誤しているところだと思うが、『4番・鈴木』あっての両サイドをどう固めていくかという形は崩さないでほしい」と発言。鈴木の打順を4番から動かすことよりも、その前後の3、5番をどうするか決める方が先ではないかと指摘した。 同じく番組に生出演した高木氏は、笘篠氏が話し終わった後に「自分も鈴木は4番が一番似合う男だと思う。だから早く(4番に)戻れるように調子を上げていってほしい」と同調している。 今回の放送を受け、ネット上には「確かに多少の不調でコロコロ変えるのはあまり印象良くない」、「今まで任せてきた4番をこうも簡単に取り上げると本人のモチベーションにも関わりかねない」、「3番、5番を固められればマークが分散されるから、4番に置いたままでも復調は望めるのでは」といった反応が多数寄せられている。 一方、「そこまで4番起用を推す意味が分からない、具体的な理由も特に言ってないし」、「去年は3番でも打ってたし、4番に固執する必要は無いのでは?」、「代役の松山も頑張ってるし、無理に戻す必要性は感じられない」といった反発も複数見受けられた。 「1日までに3番で4試合に出場した鈴木は、ここまで『.143』とまだあまり快音は聞かれず。ただ。昨シーズンは3番として31試合に出場し『.333』と3割超えの打率をマークしていますので、ここから数字が上がってくる可能性は十分にあるといえます。また、現在鈴木の代わりに4番に座っている松山竜平も1日までの4試合で『.313』としっかり機能しているため、4番復帰について考えるのは時期尚早ではないかと考えているファンもいるようです」(野球ライター) 長らく「4番・鈴木」で戦った結果、1日終了時点で「33勝46敗8分・勝率.418」とセ・リーグ最下位に沈む広島。来期以降の戦いも見据え、「3番・鈴木」を試し続けるのも一手なのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年08月30日 11時00分
ヤクルト捕手が「なに走っとんねんコラ!」と激怒! 連続死球で報復し退場、“不文律破り”が招いた乱闘劇
25日に神宮球場で行われたヤクルト対巨人の一戦。試合は「8-4」で巨人が勝利したが、試合結果以上に話題となったのが巨人の“不文律破り”だった。 問題となったのは、「7-2」と巨人5点リードの8回表に飛び出たプレー。この回巨人は8点目を奪いなおも1死一、二塁のチャンスを迎えると、ここでダブルスチールを敢行し1死二、三塁に。球界には大差でリードしているチームは試合後半のバントや盗塁を慎むべきという不文律があるが、お構いなしとばかりに次の9点目を狙いにいった。 同戦でテレビ解説を務めた元ヤクルトの笘篠賢治氏が「この展開の中で重盗は非常に(疑問)」、「巨人はあまりそういったところでヤクルトに刺激を与えない方がいい」と苦言を呈し、ネット上でも賛否両論となったこの重盗。一方、一部では「報復死球が無かったのは幸いだった」、「これで報復があったらもっと騒ぎになっただろうな」といったコメントも見られた。 >>巨人ファン「何が暗黙の了解だ」と激怒 元ヤクルト・笘篠氏「ヤクルトに刺激を与えない方がいい」解説に批判噴出<< 今回のように不文律が破られた場合、破った側のチームの選手が報復死球を受けるケースは少なくない。また、過去には報復死球がきっかけで乱闘にまで発展した試合もある。 2007年4月19日、神宮球場で行われたヤクルト対横浜(現DeNA)の一戦。同戦は横浜が初回にいきなり6点を奪うと、その後6回までに4点を追加し計10得点。一方のヤクルトは6回まで無得点と横浜が圧倒的に優位の状況で試合が進んだ。 事件が起こったのは、「10-0」と横浜10点リードのまま迎えた7回表。この回横浜は1点を追加しなおも2死一塁の状況で、一塁ランナーの石川雄洋が二盗を敢行。すると、捕手を務めていたヤクルト選手兼任監督・古田敦也は「何走っとんねんコラ!」と激怒。さらに、マウンドの遠藤政隆も同様の思いだったのか、打席の内川聖一の背中に直球を直撃させた。 明らかな報復行為に球場がどよめく中、内川は痛みに悶絶しながらも一塁へ。しかし、ヤクルト側の怒りは収まらなかったのか、続く村田修一にも危険な球を投じた。内川には直球をぶつけたが、村田にはすっぽ抜けたカーブのような球を頭部に直撃させた。 すると、横浜側も堪忍袋の緒が切れたのか、ベンチから選手・コーチが飛び出しマウンド上の遠藤の元へ。これを見たヤクルト側の選手・コーチもマウンドに殺到し、両チームは押し合いへし合いの乱闘に発展した。 しばらくして乱闘が沈静化した後、審判団は遠藤に危険球退場を宣告。しかし、古田監督は村田への死球が避けられる球だったとして、審判に「お前常識持ってんのか?」、「何でお前らに敬語使わなアカンのや!」と言いたい放題。これらの発言が侮辱行為と判断され、自身も退場を宣告される羽目になってしまった。 試合はその後「14-1」で横浜が大勝したが、古田監督は試合後も「危険球は納得がいかない。村田が頭を下げなければ当たらない球だった」と怒り心頭。また、同戦は古田監督にとって通算2000試合目という記念すべきゲームだったが、「2000試合も出てるが、その中でワーストの試合になった」と現役生活で最低の試合だと口にしてもいる。 “大差で盗塁してはいけない”をはじめとした不文律は、劣勢に追い込まれた対戦相手に敬意を表するため、そして大勢が決した試合でいたずらに記録が作られるのを防ぐために形成されてきたとされている。こうした概念があるため、破った場合は相手チームに侮辱行為と捉えられやすく、その後の報復行為も招きやすくなっていると思われる。 今回巨人に不文律を破られたヤクルトは、その後特に報復死球などのアクションを起こしてはいない。球場外では物議を醸したが、球場内で大きな騒ぎに発展しなかったのは不幸中の幸いだったのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年08月26日 15時30分
巨人ファン「何が暗黙の了解だ」と激怒 元ヤクルト・笘篠氏「ヤクルトに刺激を与えない方がいい」解説に批判噴出
25日に行われたヤクルト対巨人の一戦。試合は「8-4」で巨人が勝利したが、同戦のテレビ中継で解説を務めた元ヤクルト・笘篠賢治氏の発言が物議を醸している。 問題となっているのは、「7-2」と巨人5点リードの8回表に飛び出た発言。この回巨人は無死二塁から大城卓三のタイムリーで8点目を奪った。その後1死一、二塁の場面でダブルスチールを敢行。結果的に点にはつながらなかったが、少しでもリードを広げようと積極的に攻勢を仕掛けた。 しかし、このダブルスチールを見た笘篠氏は「この展開の中で重盗は非常に(疑問)」、「(大差の状況で盗塁はしないというのが)野球界の中の暗黙のルールじゃないけどあるんですよ。(バッテリーも)もう(走者を)フリーにしてるわけですから」と発言。この場面でのダブルスチールは球界の不文律に反していると苦言を呈した。 笘篠氏は続けて、「巨人はあまりそういったところでヤクルトに刺激を与えない方がいい」、「ヤクルトの選手は明日以降、鬼の形相で戦ってきますよ」とコメント。巨人は次戦以降、“掟破り”に奮起したヤクルト相手に厳しい戦いを強いられるのではと推測していた。 >>ヤクルト・小川のノーノーで話題になった“最後の完全試合” 槇原が明かしたまさかの裏話も、長嶋監督を唸らせた26年前の大記録<< 笘篠氏の発言を受け、ネット上には「何が暗黙の了解だ、たかだか6点差が安全圏なわけないだろ」、「ヤクルトの逆転勝利数知らないんだろうな、じゃなかったらこんなこと言えるわけない」、「おかしいのは巨人じゃなくて、くだらない不文律を気にしてるあんたの方だよ」、「真剣にプレーしてる選手に失礼すぎる、もう二度と解説聞きたくない」といった批判が噴出している。 「球界には大差でリードしているチームは、試合後半にバントや盗塁をするのは慎むべきという不文律があります。不文律を破ったチームの選手が報復死球を受けるケースも少なくないので、もしかすると笘篠氏はその点も危惧して苦言を呈したのかもしれません。ただ、10点、15点差ならともかく6点差はまだ勝負が決したといえるような点差ではなく、実際に今シーズンもソフトバンクや楽天が6点差から逆転負けを喫しています。加えて、今シーズンのヤクルトがここまでセ・リーグトップの逆転勝利数(12回)を記録していることも踏まえると、巨人のダブルスチールはそこまでとがめられるほどの作戦では決してないと思うのですが…」(野球ライター) 試合こそひっくり返されなかったが、巨人は9回裏にヤクルトの追い上げにより2点を失っている。こうした経緯を見ても、6点差の状況でのダブルスチールはあながち間違いとは言えないのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年08月20日 17時00分
ソフトB・今宮に「怠慢プレーだ」批判の声 笘篠氏も苦言「最初のリードも狭い」、試合を分けた“ホームイン自重”
19日に行われたソフトバンク対ロッテの一戦。同戦に「2番・遊撃」でスタメン出場したソフトバンク・今宮健太のプレーが、ネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 問題となったのは、「2-2」と両チーム同点で迎えた3回表1死一、三塁の場面。勝ち越しのチャンスを作ったソフトバンクは、打席の川島慶三が詰まりながら三遊間へライナー性のゴロを放つ。打球はロッテの遊撃・藤岡裕大がグラブを目いっぱい伸ばしてなんとか捕球したほど際どい打球だったが、三塁ランナーの今宮は本塁に走らず三塁にとどまることを選択。結局この回は無得点に終わった。 すると、これ以降は両チームの投手陣がどちらも無失点のまま踏ん張り、試合は「2-2」のまま引き分けに。今宮が自重し取りにいかなかった1点が、結果的に試合結果を左右する形になった。 >>ソフトB・グラシアルに「二軍から上げるの早すぎ」の声 谷繁元監督も調整不足を危惧、一軍復帰戦の不振に心配相次ぐ<< 同日に放送された『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)では、出演した元阪神・片岡篤史氏や元ヤクルト・笘篠賢治氏ら球界OBが今宮の走塁にコメントしている。番組内で笘篠氏は「三塁ランナーは二遊間のポジショニングを見てるわけだから、『ワンバウンドになる』と判断してスタートを切れたはず。(加えて)最初のリードも狭い」、「ゴロにもいろいろな形があるが、今宮レベルなら(瞬時に判断して)簡単にスタートを切れなきゃいけない(場面だった)」と、ホームインを自重した今宮の判断はミスだったと苦言。片岡氏も「(自身も遊撃手の)今宮だったらかえらなきゃいけないプレー(だった)」と同調している。 今宮のプレーを受けては、ネット上にも「なんで本塁突入しなかったのか、もったいない走塁ミスだ」、「ゴロゴーで1点っていう状況で突っ込まなかったのは意味が分からん、怠慢プレーだと言われても仕方ないのでは」、「タラレバみたいな感じになるけど、今宮が突っ込んで1点もぎ取ってたら勝ててたよね」、「サインの有無は分からないけど遊撃が体勢崩してたし、サイン無しでも勝負するべきだったと思う」といった疑問や苦言が多数寄せられている。 「今回のような場面では、三塁ランナーは打球の方向を瞬時に判断しゴロならば本塁にスタートを切る、いわゆる“ゴロゴー”を敢行するのがセオリー。仮に本塁に突入できず三本間に挟まれた場合でもタッチされないように粘り、その間に他のランナーが進塁する時間を稼ぐというプレーが一般的です。川島の打球はハーフライナー性のゴロだったため今宮は判断が難しかったかもしれませんが、自身も遊撃手なのだから捕球・送球の難易度を即座に判断した上で、本塁突入を選択することは十分可能だったのではと主張するファンもいますね」(野球ライター) 同戦の今宮は初回に先制の6号ソロを放つなど、「4打数2安打・1打点」と打撃面では活躍を見せている。ただ、昨シーズンから数えて「9勝20敗」(同戦前時点)と大きく負け越しているロッテ相手に勝ちきれなかったとあって、走塁面の判断ミスに神経質になっているファンも少なくないようだ。文 / 柴田雅人
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楽天・則本、ロッテ・荻野の打撃を軽視?「ヒットはまだしも本塁打は…」敗戦招いた被弾に球界OBが苦言
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