ミステリー 2021年10月03日 23時00分
1日に15個、石の涙流す少女がインドに登場!奇妙な涙を流す少女たち
先日、インドである日突然「石の涙」を流す少女が現れたという報告があった。 今から2カ月ほど前、インド北部のウッタル・プラデーシュ州カンナウジのガディヤ・バリダスプール村に住む15歳の少女に、目から小石のようなものがこぼれ落ちるという奇妙な症状が出始めたという。家族によれば、左目から出てくる石は日に10~15個。彼女が石の涙を流す一部始終は動画にもなっている。少女のまぶたの左上にできたしこりのようなものを家族がマッサージすると、目から小石らしきものがこぼれ落ちてくるというものだ。現代の医学ではあり得ない症状だとして医師たちも困惑しているとか。 >>100人以上の村人はどこへ消えたのか?「ロアノーク島植民地集団失踪事件」に科学のメスが<< なお、目から石がこぼれるという症状は過去にも報告されている。2014年にはイエメンで、当時12歳の少女が同様の症状を訴えて話題になった。イエメンの衛星テレビチャンネルAzalが放映したYouTubeの映像では、医師が彼女の目から落ちた石を小さな箱に集めている様子が映し出されていた。ここでも医師は既知の病気とは思えず、この現象を説明できないという見解を明らかにしている。なお、少女のいる村では彼女が悪魔に呪いを受けたに違いないといううわさが立ち、軽い騒動になったという。 2016年には中国で、とある女性が7年間も石の涙を流しており、原因を突き止められず治療に至らなかったとして自国の医療機関を訴えるまでに至ったという。こちらの事例については、まぶたの下にこぶができる結膜炎の異常が考えられるとのこと。最近では2019年にアルメニアの女性が、1日に50個ものクリスタルの涙をこぼしたと主張する事例があった。 1990年代に大きな話題になったのは、レバノンの「水晶の涙を流す少女」だ。1996年3月、当時12歳の少女が学校で授業を受けている最中に目に違和感を覚え、こすってみたところ目から水晶のかけらが出てきたというのだ。 その後、家族に事情を話している時に再び水晶が落ちてきた。父親は彼女をクタウラ市に連れて行き、眼科医のアラジ博士に診てもらうことにした。しかし、2週間ほど検査を受けたにもかかわらず原因は分からなかった。アラジ博士は少女の目から流れ出た物体が本物の結晶であることを証明し「この現象を科学的に説明することはできない。これは神の仕業としか考えられない」と述べたという。このニュースは世界的に大きく報じられ、少女の治療法を発見できた人物には5万ドルの賞金が出るという話も出たのだが、それから数カ月経って少女の「水晶の涙」は治まってしまったという。 あまりにも唐突に治ってしまったレバノンの事例だが、後に懐疑主義者の一人ジョー・ニッケル氏が「クリスタルの涙を流す」トリックを見破った。それは下まぶたを引っ張って袋状にし、小さなクリスタルの破片が収まるようにするというもの。実際に彼はカメラの前で「クリスタルの涙」を実演してみせた。このことから、おそらくレバノンの事例は親が少女の目の中にガラスを仕込み、「奇跡」を演出した一種の詐欺に近いものだったのではないかと考えられている。 果たして今回のインドの事例ではどういった結論が出るのか。続報が気になる。(山口敏太郎)参考記事Doctors baffled as girl cries stone tears, shedding 15 rocks per day(dailystar)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/doctors-baffled-girl-15-cries-25063083A Girl in India Appears to Mysteriously Cries Stone Tears(mysterious universe)よりhttps://mysteriousuniverse.org/2021/09/a-girl-in-india-appears-to-mysteriously-cries-stone-tears/12 Year Old Girl Cries Crystals! – Facts Analysis(HOAX OR FACT)よりhttp://www.hoaxorfact.com/pranks/12-year-old-girl-cries-crystals.html