特別展
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レジャー 2023年08月18日 17時00分
サグラダ・ファミリア聖堂、完成型に驚く?『ガウディ展』、ルーツから壮大な構想、最新映像まで全網羅でスペインに行きたくなる!
東京国立近代美術館にて、『ガウディとサグラダ・ファミリア展』が開催されている。 >>全ての画像を見る<< アントニ・ガウディ(1852-1926)は、スペイン・カタルーニャ地方のレウスに生まれ、バルセロナを中心に活動した建築家。バルセロナ市内に点在するカサ・ビセンス、グエル公園、カサ・バッリョ、カサ・ミラ、サグラダ・ファミリア聖堂など世界遺産に登録された建築群は、一度見たら忘れることのできないそのユニークな造形によって世界中の人々を魅了し続けている。 開催されているガウディ展は、長らく「未完の聖堂」と言われながら、いよいよ完成の時期が視野に収まってきたサグラダ・ファミリア聖堂に焦点を絞り、この聖堂に即してガウディの建築思想と造形原理を読み解いていく。 同展では、まず第1章で若き日のガウディの活動と時代背景をたどる。続く第2章では、ガウディの創造の源泉を「歴史」「自然」「幾何学」の3つのポイントから探る。 そして第3章では、ガウディが31歳から73歳で亡くなるまで人生を捧げたサグラダ・ファミリア聖堂の建設プロセスや、ガウディの遺志を引き継いだ人々にも光を当てている。また、彫刻や光と色の効果、建物の音響効果にも工夫が凝らされた、総合芸術としてのサグラダ・ファミリア聖堂にも迫っており、高精細映像やドローン映像が駆使された、建設の最終段階に向かうサグラダ・ファミリア聖堂を最新の映像で味わうことができる。第4章では、世界と日本におけるガウディの需要の歴史や、現代の建築家に与えた影響を紹介している。 西欧のゴシック建築やスペインならではのイスラム建築、生まれ育ったカタルーニャ地方の歴史や風土などガウディのルーツから、図面や膨大な数の模型を作ることで構想を練り上げていったガウディ独自の制作方法や、建築・彫刻・工芸を融合する総合芸術志向も存分に体験できる。100 点を超える図面、模型、写真、資料に最新の映像をまじえて、ガウディ建築が多面的に網羅されている。 稀有な才能の建築家としてのイメージが強いガウディだが、印象的な言葉を残し、多彩な色彩感覚の持ち主だったことにも気づかされる。もしかしたら、サグラダ・ファミリア聖堂の完成型に驚く人もいるかもしれない。一度現地を訪れたことがある人も、いつか自分の目で見たいと思っている人も、その思いがより強くなる展覧会となっている。 入場は日時予約推奨、東京会場の開催は9月10日(日)まで。8月25日(金)以降は休館日なし、10:00~20:00まで開館(入館は閉館の30分前まで)。『ガウディとサグラダ・ファミリア展』https://gaudi2023-24.jp/東京会場:2023年6月13日(火)~9月10日(日)東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー滋賀会場:2023年9月30日(土)~12月3日(日)佐川美術館 ※日時予約制愛知会場:2023年12月19日(火)~2024年3月10日(日)名古屋市美術館
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レジャー 2023年07月10日 08時00分
超高精細8KCGで中尊寺金色堂を完全再現! トーハク特別展、現地でも不可能な堂内見学も
東京国立博物館で、2024年1月23日から4月14日まで、建立900年 特別展「中尊寺金色堂」が開催される。 >>全ての画像を見る<< 岩手県西磐井郡平泉町の中尊寺にある仏堂、国宝・中尊寺金色堂。東北地方に現存する最古の建造物で、中尊寺創建当初である平安時代後期の姿を今に伝えている。1124年(天治元年)、奥州藤原氏初代清衡(きよひら)公によって上棟され、数ある中尊寺の堂塔の中でもとりわけ意匠が凝らされていることで知られる。極楽浄土の有様を具体的に表現しようとした清衡公の願いによって、当時の工芸技術が集約され交流された仏堂だ。 同展は、2024年に建立900年を迎える中尊寺金色堂の、記念すべき節目の特別展。堂内中央に設置された須弥壇に安置される国宝の仏像11体が展示されるほか、かつて金色堂を荘厳していた国宝 「金銅迦陵頻伽文華鬘」をはじめとする工芸品の数々も登場する。 中尊寺金色堂は、建物内外を金色に飾り、螺鈿蒔絵の漆工技法を駆使した装飾が施された絢爛豪華な仏堂。この世の極楽浄土とも称され、奥州藤原氏の栄華を伝える一方で、同一族がいまなお眠る聖地でもある。日本の美と信仰との結節点である金色堂は、世界遺産に登録される平泉の文化遺産のシンボルとして世界中から注目を集めている。 同展では、この金色堂を超高精細な8KCGで迫力の原寸大再現。金色堂と堂内空間が、幅約7mの大型ディスプレイに映し出される。8KCGとは、NHKと東京国立博物館が共同で開発したデジタルアーカイブの手法で、まるで実物を写し取るかのように文化財が記録できる。金色堂も、現地ではガラスの外からの拝観しかできないが、同展では8KCGを使って仮想的に堂内を体験できる。900年のあいだ祈りをささげられてきた黄金に輝く圧倒的な空間が体感できる貴重な機会となる。
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トレンド 2023年06月19日 08時00分
メキシコ在住経験ありの上白石萌音がナビ!『古代メキシコ』特別展、「赤の女王」も初来日
16日から、東京国立博物館 平成館にて特別展「古代メキシコ ―マヤ、アステカ、テオティワカン」が開催されている。 >>全ての画像を見る<< 古代メキシコ文明に関する展覧会は、同博物館では1955年以来約70年ぶり。同展では、「マヤ」「アステカ」「テオティワカン」という代表的な3つの文明に焦点をあて、メキシコ国内とアメリカ以外で初めて公開されるマヤの「赤の女王(レイナ・ロハ)」の墓の出土品をはじめ、メキシコ国内の主要博物館から厳選した約140件を近年の発掘調査の成果を交えて紹介している。 古代メキシコでは、火山の噴火や地震、干ばつなど厳しい自然環境のなか、人々は神を信仰し時に畏怖しながら、王と王妃の墓、大神殿、三大ピラミッドなど各文明を代表する壮大なモニュメントを築いた。普遍的な神と自然への祈り、そして多様な環境から生み出された独自の世界観と造形美を通して、古代メキシコ文明の奥深さと魅力に迫る特別展となっている。 観光客にも人気の世界遺産「チチェン・イツァ」も有名なマヤ文明。暦や文字など高度な知識を有する王や貴族が中心となって、巧みに交易と戦争を繰り広げていた。その代表的な都市国家パレンケの黄金時代を築いたパカル王の妃とされるのが、赤い辰砂に覆われて見つかった、通称「赤の女王」。その墓の出土品が奇跡の初来日、メキシコ国内とアメリカ以外で初めて公開される。パカル王の息子と孫、ひ孫に関連する遺物もあわせ、200年にわたる王朝一族の物語が浮き彫りにされる。 赤の女王墓をイメージした展示空間には、壁画を基にした生前の女王の姿も。女王の装飾品は、真っ赤なマネキンにマスクや冠、胸飾りなどをつけて展示されている。 同展の音声ガイドは、メキシコ在住経験のある俳優・歌手の上白石萌音をメインナビゲーターに、人気声優・杉田智和が古代から呼びかける構成となっている。 特別展「古代メキシコ」は、9月3日まで開催される。展覧会公式サイトhttps://mexico2023.exhibit.jp/
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