春季キャンプ
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スポーツ 2020年02月14日 11時10分
オリックス、紅白戦は田嶋&荒西&山崎福&張が好投も投手陣に明暗…
オリックス春季キャンプ第3クール最終日▽13日 宮崎・清武SOKKENスタジアム紅白戦(6回制)白6-3紅 オリックスは13日、春季キャンプ第3クール最終日を迎え、紅白戦を行った。 今回は、紅白ともに先発ローテーション候補の6投手が2イニングずつ登板するとあって、投手陣の仕上がり具合に注目が集まる紅白戦となった。 白組先発の田嶋大樹、紅組先発の荒西祐大は、ともに2回を無失点に抑える好投。西村徳文監督は「きょう荒西が悪くなかったので、23日のオープン戦先発、3イニングで行こうと本人に伝えます。(荒西は)いいというか、それだけ期待しているということですよね。田嶋は3番手に来てもらいたい」とコメント。ここまで安定を見せている田嶋は、このまま行けば山岡泰輔、山本由伸とともに開幕ローテーション入りする可能性が高い。荒西は「(向かっていく姿勢を) 去年の終盤から、そういうのが見えていて、紅白戦でも維持してくれている。そういうものを出して打たれるならば、大丈夫ということですよね」と西村監督の評価が高いことから、対外試合の内容を見て判断することになりそうだ。 2番手は白組のK-鈴木が2回3失点、紅組の榊原翼が2回6失点の大乱調。榊原は2度目の登板でいずれも結果を残せなかったが、西村監督は「次がないわけではない」と語り、榊原にまだチャンスを与える考えを明らかにしており、榊原も「球は来ているので、あとは気持ちの問題。切り替えます」と前を向いた。もともと尻上がりに調子を上げる選手だが、今年は投手も野手も仕上がりが早い選手が多いのも事実。榊原は焦らず次回の登板に向けて調整し、今年も開幕ローテーションに食い込んでもらいたい。 野手では、西浦颯大が前回の紅白戦から4打席連続安打の大アピール。西村監督は「西浦は前回も2本打って、きょうも打っているわけですから。選手も必死に取り組んでくれている」と高評価。この日、“らしい”バッティングを披露した後藤駿太とのレギュラー争いが過熱するだろう。西浦は「今は球が見えている」と話しており、今後は課題を一つずつクリアしていくとのこと。 3番手は白組が張奕、紅組は山崎福也がそれぞれ登板し、2回を無失点に抑えた。張はローテーション候補に踏みとどまり、ロングリリーバーとしても期待が出来る福也は、四球が目立った前回とは違って、力みのないピッチングで、テンポの良さが目立っていた。次回の紅白戦は天候を考慮して、16日の予定を前倒し、15日の朝10時から行われる。 (どら増田)
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スポーツ 2020年02月13日 11時35分
巨人、レギュラー争いに“伏兵”が出現? 打撃・走塁で高評価、導入が検討される新制度にも影響か
良い意味で、原辰徳監督のチーム構想が崩れつつあるようだ。育成2年目の外国人選手、イスラエル・モタ外野手が紅白戦(2月8日)でも快音を響かせ、支配下登録はもとより、「レフトか、一塁のポジションで一軍戦に出場するのではないか?」なんて声も上がっていた。 「首脳陣の評価も高いようですね。打つだけではなく、走塁面でも。紅白戦・第二打席で左翼線上に運び、躊躇なく、二塁まで走りました。アウトにはなりましたが、その積極性が高評価につながりました」(取材記者) 右の大砲候補、伏兵出現といった感じで、モタの奮闘ぶりが各紙でも伝えられていた。しかし、巨人ファン、社会人、学生野球の間では、ちょっとした有名人でもあったのだ。昨季の巨人三軍戦、主に育成選手で戦う社会人・学生とのプロ・アマ交流試合で、モタはケタ違いの本塁打を見せつけてきた。筆者も偶然、モタの左翼方向への一撃を見たことがあるが、日本人選手には打てないその飛距離と打球の高さは圧倒された。 もっとも、アマチュアのピッチャーにはケタ違いのパワーを見せつけても、昨季の二軍成績は「やや苦戦」といったところだった(22試合1本塁打)。来日2年目のこのキャンプで、その成長を見せつけたようである。 「キャンプ後半、一軍は沖縄に移動しますが、現時点ではモタも連れて行くようです。オープン戦で結果を出せば、支配下登録も見えてきます」(前出・同) 雨天で室内練習となった12日、年俸150万ドル(約1億6000万円)の助っ人、ジェラルド・パーラが、打撃練習中のモタにアドバイスを送っていた。ポジションを奪われかねないライバルへの助言。パーラの人柄か、それとも、元メジャーリーガーの余裕か…。 「モタ、育成出身のメルセデスなどもそうですが、全球団の育成選手は練習熱心。日本人の育成選手も同様です」(ベテラン記者) 覇者・ソフトバンクがそうであるように、育成から這い上がってくる選手が多いチームは強い。打つ、走る、肩の強さなど一芸に秀でた選手を獲って育てていくという育成枠は、これからのプロ野球界にとっても必要なシステムだろう。 しかし、こんな見方もできる。モタのような練習熱心な選手を見ていたら、コーチたちは「試合に出してやりたい」と思うだろう。モタに刺激を受けた二軍選手も発奮するだろうから、こちらにもチャンスを与えてやりたい。試合数は限られている。その時、どうなるのか? 「選手会は『出場機会の少ない選手』のチャンスを広げるため、現役選手のドラフト会議(ブレークスルードラフト)の導入を訴えています。目下、指名対象選手の基準を巡って、経営陣との話し合いが続いており、草案作りにも苦労しています」(前出・同) せっかく育てた若手が他球団に奪われてしまうなんて事態にもなりかねない。たしかに、“飼い殺し”は良くない。とは言え、ここまで育ててきた首脳陣の気持ちを考えると…。若手選手、育成枠選手の成長を単に喜ぶだけの時代ではないようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年02月11日 11時30分
櫻井・京山らが着々と成長! DeNA、次世代のピッチングスタッフを担う若手高卒投手陣
ベイスターズ期待の高卒ピッチャー陣が、着々と成長を遂げている。8日に沖縄・宜野湾で行われた紅白戦には、活きのいい若手がマウンドで躍動した。 主に一軍メンバーが揃う白組の先発として起用されたのは、高卒3年目の櫻井周斗。昨年中継ぎとして一軍デビューを果たした左腕は、今シーズンから先発としてローテーション入りを狙う。この試合はやや制球に難があり、2回2失点との結果に終わったが、いの一番に先発に抜擢されたことは期待の表れと言える。 昨年12月初旬、メジャーリーグ屈指の理論派、シンシナティ・レッズのトレバー・バウアーが、横須賀にあるベイスターズのファーム施設「DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKA」を訪れた際には、積極的に質問。「身体の使い方やパワーカーブの投げ方」を伝授され、「目から鱗でした」と目を輝かせていた姿は印象深かった。「ベイスターズのピッチャー陣にない、元阪神のピアース・ジョンソンのようなパワーカーブ」を完全にマスターすることが出来れば、高校時代に現日本ハムの清宮幸太郎から5打席連続三振を奪った伝家の宝刀スライダーと、145キロ超のストレートのコンビネーションで、開幕ローテーションの座を奪って欲しい。 対する紅組の先発は高卒4年目の京山将弥。一番レベルの相手に向かって、2回1フォアボール無失点と、ほぼパーフェクトに近いピッチングを披露。2018年には6勝を挙げたが、昨年は勝ち星はなくやや足踏みした印象だが、本人も「何かを変えないといけない」と実感し、「今永さんからの誘い」で、アメリカにある最先端トレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」で「身体の使い方や理想的なフォーム」を手に入れることに着手。この日の結果を見ても、この時期に145キロ以上のストレートを投げ込めるなど、着々とスキルアップに繋がっているようだ。 他にも、昨年支配下を勝ち取った高卒3年目の中川虎大も、球威十分のストレートで押しまくり2回を無失点。6年目の飯塚悟史、2年目の勝又温史と共に1回を無失点の好投を見せるなど、順調な仕上がりが目立っていた。 近年ベイスターズのローテーションは、大卒ピッチャーがほとんどを占めている状況。彼らの背中に追いつき追い越すことで、理想的でスムーズな世代交代が可能となる。近未来のベイスターズは彼ら高卒生え抜き組が担っていく。 文 ・ 写真/萩原孝弘
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スポーツ 2020年02月10日 12時00分
張本勲氏、巨人・石井コーチのトレーニングに「意味がない」キャンプを訪れて注意すると予告
9日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏が巨人・石井琢朗一軍野手総合コーチが考案した練習法を全否定したことに批判が集まっている。 番組では、2月1日からスタートしたプロ野球春季キャンプの様子を取り上げる。その中で、今年から巨人の一軍野手総合コーチに就任した石井コーチが、ティーバッティングに異なる重さのボールを3種類用意し、10球ずつ打ち込む練習や、100円ショップなどで販売されているピンホールメガネを着用し、目を見づらくした状態でバント練習するなどした様子が放送された。 これを見た張本勲氏は「意味ないよ。石井コーチはね、私が認めてる指導者の一人なんですが、こういう練習は意味ない。同じ球を何十回何万回何十万回打って初めて効果が出るんですよ。ほかの球打ってどうします? ほかの球は投げてこないんだから、相手は」と苦言を呈す。 さらに、ピンホールメガネについても、「それと100円ショップの。安いからいいけども、あんなものメガネかけてバント? 目を集中する? 必要ないよ、必要ない。しっかり見て、それでバントを練習する。今度キャンプ行きますから、言っておきます」とコメントし、「無意味」と断言する。 ダイエーで監督・阪神、楽天でコーチを務めたゲストの田淵幸一氏は「集中力を高めるにはいいかもしれない」とした上で、「コーチってのはね、いろんなことをね、導入したいんですよ。成功すれば『これが良かっただろ』と言える」と分析した。 張本氏の「ダメ出し」に視聴者の反応は厳しく、「新しい練習方法にすぐ文句を言う。せめて石井コーチに意図を聞いてからにしてほしい」「全く意味がないと言うことはないと思う」「新しいことに不寛容すぎる」と異論が噴出する。 ただし、「確かに意味はなさそう」「普通の練習に時間を割いたほうがいいような気はする」「気分転換には良さそうだけど…」と、張本氏の意見を支持する声も出た。 元横浜の石井コーチは広島とヤクルトでコーチを務め、その指導力を買われ、「縁もゆかりもない」巨人に入団した。巨人はOBや新聞記者がやたらと「口を出す」球団。かつて程ではないにしても注目されており、意図しない形で取り上げられてしまった様子。口うるさいOBを黙らせるには、コーチとして結果を出すしかない。
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スポーツ 2020年02月10日 11時59分
阪神、鳥谷の後釜は42歳の福留? 過去2年の主将経験、その裏で次期リーダーと目される“コミュ力抜群”の若手も
「鳥谷ロス」により、矢野阪神にビミョ~な変化が見えてきた。 2月8日、中日と練習試合が行われた。同点で迎えた9回、“新リーダー候補”の一人である北條史也が会心の一撃を左中間スタンドに放り込み、チームを勝利に導いた。 「同学年の木浪聖也とショートのレギュラー争いをしており、負けられないという意地もあるようです」(現地入り記者) 阪神OBを始め、大阪方面で活動しているプロ野球解説者の多くから聞かれたのは「北條はもっと出来る」の声。走攻守に優れ、入団当初から将来を嘱望されてきた選手である。なぜ改めて、北條に注目が集まったかというと、長く阪神を牽引してきた鳥谷敬氏の退団を受け、「新リーダーになるのでは?」とも期待されていたからだ。 「北條の周りには常に人が集まってくるというか、リーダー的な資質も持った選手です。通常、ピッチャーはピッチャー同士、野手は野手同士で固まることも多いんですが、北條は投手陣のグループにも自分から飛び込んでいきます」(阪神OB) そんな新リーダー候補の言動だが、このチームを勝利に導いた練習試合の前日、こんなことがあったそうだ。 「ライバルの木浪とどっちがショートの守備につくかで、ジャンケンをしたそうです。木浪が勝ったので、スタメン・ショートを譲り、北條は指名打者。試合途中からショートの守備に入りました」(前出・現地入り記者) ジャンケンで決めたと聞くと、レギュラー争いの緊張感がないような…。性格的にまだ子どもみたいなところもある。とは言え、チーム内でギスギスするのも宜しくない。どちらが“正遊撃手”で勝利しても、同じチームの一員としてやっていこうと思っているのだろう。 しかし、当面の間、チームリーダーは北條ではなく、福留孝介が務めていくのではないだろうか。 「早出特打ち、ランニングなど42歳とは思えないほど精力的に動いています」(前出・同) 鳥谷氏もそうだった。寡黙に練習に打ち込み、後輩たちがその姿を見倣っていたが、「福留はちょっと違う」という。同じ外野手の若手である高山俊が打撃ケージに入ると、自らバッティングピッチャーを買って出る。「右肩の筋トレ」と笑って、100球以上を投げ込む。そして、ボール拾いなどのインターバルの時に「高めのボールを打つ時に…」と、技術的なアドバイスも送っていた。居残り練習にしても、中堅どころに「もう終わりか?」と声を掛け、いっしょにやらせていた。プロ野球解説者がこう続ける。 「福留は17年から2年間、チームの主将を務めました。その間、必ず言っていたのが『トリ(鳥谷氏)の負担を少しでも減らせたら』でした。昨季から主将役を若い糸原に譲り、自分は後方からチームを見守っていました。投手陣は藤川球児がまとめていますが」 糸原も先輩が多いからか、遠慮している感がある。内野ノックで声を出しているのは、大山か、北條。自身は二塁の定位置を守るのに必死だからだろう。 鳥谷が退団し、存在感が増したのが福留だ。北條がまだオトナになりきれず、糸原が遠慮している間、福留に“リアルリーダー”を務めてもらうしかない。今年のトラは、“福留のチーム”に変貌しつつある。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年02月06日 17時30分
【DeNA】一軍キップは誰の手に!?熾烈を極めるベイスターズのキャッチャー争い
ベイスターズ捕手の闘いが熱い。現在、沖縄・宜野湾で行われている一軍キャンプには、昨年オフに4年契約を結んだ伊藤光を筆頭に、7年目の嶺井博希、5年目の戸柱恭孝、3年目の若手・山本祐大の4名が選出されている。 正捕手候補1番手は伊藤光。オリックスから2018年シーズン途中にトレード移籍でベイスターズに加入すると、昨シーズンは開幕から正捕手の座を奪取。7月30日に骨折で離脱するなどのアクシデントもあったものの、84試合出場、打率.254、ホームランは自己最多の8本と活躍した。不遇だったオリックス時代の鬱憤を晴らすべく、「勝つために全力を尽くしていきたい」と決意している。 ただ、伊藤も故障がちな点や、得点圏打率の低さ、セ・リーグで最低だった盗塁阻止率などの課題もある。嶺井はオフにホークスの松田宣浩とのグアム自主トレに帯同し、レベルアップを図った。セールスポイントでもある積極的で、意外性のあるバッティングに磨きをかけ、目標に掲げた「100試合出場」を達成したいところだ。 戸柱は奄美の秋季キャンプから「走り方」の変更に着手し、下半身、上半身を連動させることを課題に挙げていた。高い技術のフレーミングを駆使したキャッチングと共に、昨年後半に見せていた勝負強いバッティングをアピール出来れば、キャッチャーとして唯一の左打ちのアドバンテージもあるだけに、出場数も増して行くことであろう。 弱冠21歳の山本は、強肩を武器に勝負したい。上記3人の盗塁阻止率は、一番高い嶺井でも.280と、付け入る余地はある。バッティングもファームではあるものの.255と、2年目のキャッチャーとしては十分な数字を残した。8月28日には一打サヨナラ、2死満塁の場面、最後の野手として登場し、見事にライト前にヒットを放つなど、“持ってる”男だけに期待も大きくなる。 ファームには、オリックスから出戻りの高城俊人も控えており、ルーキー時代の濱口遥大と専属バッテリーを組んでいたことから、再び起用されることも予想される。パ・リーグの野球を経験し、キャッチャーとしての深みが増している点も加味すると、一気に割って入ることも不思議ではない。 シーズン通して1人のキャッチャーがマスクを被り続けることは、ラミレス監督の采配や、球界のトレンドを鑑みても考えにくい。ベイスターズのキャッチャー陣は一長一短ある個性派揃いだけに、まずは開幕一軍争いに注目してみたい。取材・文 ・ 写真/萩原孝弘
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スポーツ 2020年02月05日 11時50分
ロッテ・佐々木、来週にも実践デビュー? キャンプで判明の“特異体質”、首脳陣も育成プランを上方修正か
令和の怪物・佐々木朗希の育成プランが“上方修正”された。キャンプ後半も一軍帯同、2月13日にもブルペン入り――。怪物の弱点は体力面だった。長時間の練習、ハードメニューのトレーニングを積んだ経験がないことから、「他の高卒指名選手よりも持久力がない」とされていた。昨夏の甲子園大会後のU-18大会でも血マメができて投げられなかったが、「故障しやすい」とも言われていた。そんな“繊細な怪物”を故障させずにキャンプを終えることが、千葉ロッテ首脳陣の最重要課題だった。 「ノックなどの本格的な練習が始まる前にキャッチボールをしますよね。そのキャッチボールは『5分で切り替えろ』と、佐々木に指示していました。キャンプ序盤の様子を見て、その時間を8分まで延ばして大丈夫そうだと判断されました」(球界関係者) キャッチボールが5分…。プロアスリートのウォーミングアップとしては物足りないくらいだが、首脳陣は心配そうに見守っていたという。 投手出身のプロ野球解説者がキャンプにおける肩の作り方を教えてくれた。 「キャンプ序盤から前半に掛けて、一度大量な投げ込みをします。200球以上投げる日を設けるんです。そこで、肩周辺の筋肉がパンパンに腫れ上がってくる感じになり、その翌日以降も100球前後の投げ込みをします。痛みはあります。でも、そういう無理をする時期が作らないと、肩周辺の筋肉は強くならないので」 故障とは違う筋肉の痛み、そんな風に自分を追い込んでペナントレースの長丁場を戦う筋肉を作り上げていくのだという。 こういう話を聞かされると、佐々木のキャッチボール時間が延長された程度では、佐々木の体はもっと鍛え上げていかなければならないことが多いようだ。 しかし、上方修正とはキャッチボールの時間延長のことだけではなかった。 「基礎体力を作るため、走り込みや下半身に負荷を掛ける運動をやっています。そこで分かったのは、佐々木の筋肉は柔らかく、関節の稼働域も大きいということ。疲れやすい体質のようですが、回復も早い」(前出・球界関係者) 千葉ロッテの一軍は2月14日にキャンプ地・石垣島を離れ、沖縄本島に移動するスケジュールだ。そこで対外試合をこなしていく予定で、試合出場のない選手は球場施設を使って練習をするつもりでいた。 佐々木は石垣島(二軍)に残し、体力強化を続けさせる予定だったが、もう少しの間、一軍に帯同させることになったのだ。 「一軍選手が試合前にどんな練習をしているのか、なせ、その練習をやってから試合に臨むのかを教えるためです。練習時間は短くなりますが、飲み込みも早いので、ひとまず経験させるべきと決まりました」(前出・同) オトナの一軍選手の中に入っても動じないハート、そして、一軍の打球の速さをベンチから見せておこうという狙いだ。 「13日のブルペン投球次第ですが、疲れが溜まっていないようなら、顔見せ程度ですが、テスト登板も井口監督の視野に入っています」(スポーツ紙記者) テスト登板とは言え、実現すれば、ファンは大喜びするだろう。その結果次第では、未完成でも「実戦登板」が育成プログラムに加わるかもしれない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年02月03日 17時30分
【DeNA】球春到来!「2位から1位になるため」5年目のラミレス・ベイスターズが沖縄で始動!
2月1日、日本プロ野球界のお正月とも言える、キャンプインの日が今年もやってきた。 5年目となるベイスターズ・ラミレス監督は、1月下旬に行われたスタッフミーティング後の囲み取材で、一軍のキャンプについて「今年はサプライズは余りない。一軍メンバーは大体が主軸になります」と明かしていた通り、順当なメンバーとなった。 サプライズとは言えないものの、1軍には先発期待の櫻井周斗と、ドラフト2位の坂本裕哉が選ばれた。層の薄い左の中継ぎ陣候補としては、昨年は不本意なシーズンとなった砂田毅樹、昨年シーズン開幕直前にトレードされ、オフにはメキシコリーグに参戦した濵矢廣大の左腕が選出。左腕王国のベイスターズの、更なる新戦力となれるのかも関心が寄せられる。 反対にオーストラリアンベースボールに武者修行していた大貫晋一、一皮剥けたい飯塚悟史や京山将弥、伸び盛りの阪口皓亮ら、右腕は軒並み2軍スタートとなった。昨年1軍のピッチングコーチを務めていた三浦大輔氏が、2軍監督として配置転換されたこともあり、同じ右ピッチャーとして“番長のDNA”を受け継がせるべく、その指導力にも期待したいところだ。 野手陣はセンター定着を狙う神里和毅、復活にかける梶谷隆幸や、筒香嘉智の直系の後輩乙坂智、右の大砲細川成也ら、外野手が6人と多く選出。内野手登録のネフタリ・ソトや、新外国人のタイラー・オースティン、更には今季からキャプテンを務める佐野恵太も外野も守れることもあり、筒香のメジャー移籍でぽっかりと空いた穴を狙うサバイバルレースにも注目が集まる。 ラミレス監督は5年目の長期政権となることもあり、「経験もあるので、やるべきことはわかっている。リラックスして挑みたい」と自然体で行くと強調。また、「ブラストモーション、トラックマンといった最近のテクノロジー使って、チーム全体を向上させていく」と、理論派のラミレス監督らしい一面も覗かせた。「2位から1位になるために」。この一点にターゲットを絞ったベイスターズ。悲願のペナント奪取に向け、戦いが始まった。取材・写真・文 /萩原孝弘
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スポーツ 2020年02月03日 12時10分
張本勲氏「キャンプで目立つ選手は活躍できない」と持論も物議 「結果を出している選手も」反論も
2日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏がプロ野球選手の自主トレーニング、キャンプについて独自の見解を示し、物議を醸すシーンがあった。 番組では、プロ野球各球団の春季キャンプを取り上げ。日本ハム・中田翔や西武・森友哉が金髪でキャンプに臨んでいることが紹介される。 さらに、今季何かと注目されることが予想される「令和の怪物」こと千葉ロッテマリーンズ・佐々木郎希(大船渡高校)についても、カメラマンや報道陣でごった返す中、「厚底シューズ」を履き長距離走に励む様子が放送された。 また、「平成の怪物」で、今季埼玉西武ライオンズに復帰した松坂大輔も「西武キャンプは松坂一色」と取り上げる。この様子を見た張本氏は「プロ野球選手は自主トレとキャンプで目立つ選手は活躍できない傾向がある」と持論を展開。 関口宏が「あ?目立っちゃいかん?キャンプで。へー」と少々不満そうな声を上げると、張本氏は「そうそうそう、やっぱり面白いから記事になるんだけど、やっぱりスポーツ選手は内容だから、数字だから。キャンプで1年の計が決まるから、しっかり練習してもらいたいわね」とコメントした。 このコメントに、「取り上げているのはメディア。選手は頼んで見てもらっているわけじゃない。的外れだ」「そんなことはない。多くの人に注目されるためにはアピールも必要だし、結果を出している選手もいる」「今は野球だけをやっていればいい時代じゃない」「キャンプだけで1年が決まるとは思えない」とツッコミや反論が相次ぐ。 一方で、「一理ある。キャンプはしっかり打ち込んだ選手が結果を出す」「ふざけている練習はやっぱりだめだと思う」などと、意見を支持する声もあった。 佐々木のように、キャンプ期間中自分の意図しないところで一挙手一投足注目を浴び、ストレスを感じる選手は多く、日本ハム・斎藤佑樹のように戸惑い、結果を出せない選手もいる。 一方で、松井秀喜氏や大谷翔平など、注目されてもしっかりと結果を出す野球選手が大勢いることも事実。そのようなこともあり、目立った選手を活躍できないと一緒くたに結論づけてしまうことを暴論と感じた人が多かった。
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スポーツ 2020年02月03日 11時47分
巨人・菅野、”変則モーション”に手応えアリ? 九州で模索した新フォーム、女房役も絶賛する投球面の変化とは
原巨人は例年以上に短いこのキャンプで、先発ローテーションを再編成できるのか…。キャンプ2日目、エース・菅野智之がブルペンに入った。約30球、キャッチャーを座らせ、時折、変化球も混ぜるなど、気合の入った投球練習だった。早めの調整ができていた。そして、「新投球フォーム」の手応えも十分に感じていたようだった。 「菅野の隣で、新外国人投手のビエイラが投げていました。けっこう速いボールを投げていました。球団スタッフが測定したところでは150キロを超えていたそうです。前評判通りの剛速球投手だということは分かりましたが」 ライバル球団のスコアラーがそう評していた。 このビエイラは手薄な中継ぎ投手陣を補うために獲得された。しかし、メジャー通算1312安打のパーラ、原辰徳監督の期待も大きい右腕・サンチェス、先発ローテーション入りの実績を持つメルセデス、クローザーが予定されているデラロサもいる。「一軍に残れるのかなあ?」という立ち位置である。 菅野の次に一軍登録も厳しい外国人投手が目立つようでは、やはり、今季の巨人投手陣は「厳しい」と言わざるを得ない。 また、菅野の「新投球フォーム」だが、一部報道によれば、ブルペン投球のボールを受けた小林誠司捕手が「鋭角になったカーブの軌道」を称賛していた。しかし、昨季の菅野の不振は、直球の威力が落ちたことにある。その原因は長年の勤続疲労とされており、「新フォーム=剛速球の復活」となるかどうかは、オープン戦が始まるまでは分からない。 菅野に関して、こんな評価も聞かれた。 「左肩の開きがなくなったので、成果は期待できると思う」(プロ野球解説者) 新フォームは“変則モーション”と言っていい。下半身が制止したまま、上半身の腕だけを動かす。右手をグラブの中に入れ、前に出す。その両腕を胸のところに戻してから、左足を上げる。チーム関係者によれば、オフの間、九州のスポーツトレーニングの専門家を訪ね、菅野の体に適した動き方をいっしょに模索し、この新フォームに辿り着いたという。野茂英雄氏のトルネード投法、振りかぶった左足を胸まで上げるノーラン・ライアン元投手のように、野球少年がマネしたくなるようなカッコ良さはない。 しかし、小林捕手の「カーブが良くなった」というコメントに、敏感に反応する者もいた。メジャーリーグのスカウトだ。 「メジャーリーグではカーブが見直されています。打者のタイミングを外す緩急のカーブ、鋭角に曲がっていき、空振りを取るカープなど様々ですが、メジャーリーグで一流と称されるピッチャーは、みんなカーブを得意としています」(ア・リーグ中部地区スカウト) 菅野も今オフのメジャーリーグ挑戦がウワサされている。同スカウトによれば、カーブを武器にしつつある新しい菅野を「再調査しなければならない」と話していた。 巨人の弱点は、先発投手のコマ不足だ。メジャースカウトの評価を上方修正させることができればいいのだが…。連覇のカギは菅野の復活に掛かっている。(スポーツライター・飯山満)
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大抜擢! 巨人・原監督が先発入りさせる19歳、「行ける」と思わせたきっかけは
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