プーチン大統領
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社会 2023年06月26日 22時00分
「おぐらが斬る!」ワグネルのモスクワ進軍の理由と、世界に恥をさらしたプーチン
プリゴジン氏率いる民間軍事会社「ワグネル」が、突如戦場を放棄、首都モスクワへ向けて進軍を開始した。ワグネルはウクライナ領の激戦地バフムトから、ロシア領のロストフ州に進軍、さらに北上、ボロネジ州へと向かい、ボロネジ州にあるすべての軍事施設をあっという間に占拠した。その後も北上しモスクワを目指していた。この異常事態にプーチン大統領は、ロシア国民に向け緊急演説を行い「ワグネル」と直接名指しはしないものの「これは裏切りである」として、ロシア軍や治安部隊に鎮圧を命じたのだ。ここに割って入ったのが、ベラルーシのルカシェンコ大統領だ。おそらくプーチン大統領からの依頼だろうがプリゴジン氏と電話会談を行い、プリゴジン氏は「流血を避けるため」として進軍をやめた。いったい何が起こっていたのか? ワグネルはわずかな時間でモスクワまで200キロの地点まで進軍した。これは、ロシア軍がほとんど無抵抗のまま進軍を許したということでもある。現在、ロシアの正規軍は、ウクライナ東部の最前線で戦闘中だから、持ち場を離れることができなかった。そしてロシア国内の軍も、ワグネルを阻止するだけの戦力を用意できなかったということだ。「ワシントン・ポスト」によると、プーチン大統領は少なくとも24時間前に、この反乱を知っていた」と報道している。プーチンは、チェチェンのカディロフ将軍を、ワグネルに当たらせようとしたが、間に合わなかったという報道もある。ワグネルもチェチェンの軍隊も、ロシアの正規軍ではない。もしこの両軍が激突していれば、どうなったことか。そして実質、ワグネルの進軍を止めたのはベラルーシのルカシェンコ大統領と、ワグネル創設者のプリゴジン氏の電話会談だ。つまり、正規軍ではなく外国の軍や外国人に仲介を頼まねばならないほど、プーチン大統領の影響力は弱くなっているのだろう。それもワグネルは国ではない。民間企業の反乱に、ルカシェンコという外国の大統領に、仲裁してもらわねばならないとは。そしてプリゴジン氏は、本来なら国家反逆罪のはずなのに無罪放免だ。プーチンは世界に恥をさらしたことになる。プリゴジン氏の反乱理由は、ワグネルなど40ある民間軍事会社が、6月1日にロシア国防省に吸収される予定を阻止することにあった。もし吸収されれば、プリゴジン氏はワグネルを失うことになる。ワグネルはアフリカなどの政情が不安定な国々に、軍事支援を行っている。そういう国では、えてして汚職など不正が横行しているもので、ワグネルはそれらの国の鉱山や石油などの、利権に侵入して利益を出してきた。プリゴジン氏がワグネルを失うということは、その利権や利益も失うことなのだ。プリゴジン氏も追い詰められていたということだろう。プーチン大統領は、これまで裏切り者を許さなかった男だ。この記事を書いている時点で、プリゴジン氏の消息は不明である。隣国のベラルーシに向かうと思われているが・・・プロフィール巨椋修(おぐらおさむ)作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。
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社会 2023年06月11日 21時01分
「おぐらが斬る!」ウクライナ・ダム決壊でクリミア半島の戦況が変わる
6日に発生したウクライナのダム決壊は、いまだロシア軍がやったのか、ウクライナ軍がやったのか、どこかの武装組織の仕業なのか、はたまた自然に決壊したものなのかはわかっていない。日本のマスコミは「ロシアがやった」ことにしたいようだが、もう少し様子を観たほうがいいだろう。さて、このダムはドニプロ川の水を溜めるためのもので、このカホフカ貯水池は琵琶湖の3倍ほどあり、日本の生活用水1年分の量をまかなえるほど大きなものだ。ウクライナ政府によると、ダム決壊の影響で、日本の耕地面積の10分の1に当たる土地が利用できなくなり、灌漑システムへの被害総額は1兆4000億円、ヘルソン州南部の農業が回復するまでには10年以上かかるのではと言われている。誰がやったにせよ、ウクライナ軍はドミプロ川の西側に兵力を集めており、決壊で被害を受けたのはロシアが実効支配している川の東側だが、洪水で水浸しになったため、大規模反転攻勢も大きく遅れざるを得ないのが実情。つまりどちら側にとっても、いまのところ得はないようだ。そしてもう一つ心配されているのが、クリミア半島の水問題だ。クリミア半島の水は、決壊したダムから供給している。その量はクリミア半島で使われる水の85~90%にも及ぶ。この決壊で半島が砂漠化し、農業は壊滅するかもしれない。当然生活用水も相当制限せざるを得ない。さてこのクリミア半島、2014年にロシア軍が侵攻してきて以来、ロシアが実効支配しているわけだが、侵攻以前から6割以上が親ロシア派というよりロシア人なのだ。ロシア軍がクリミア半島を侵攻したとき、大した抵抗もしなかったのはそういう事情もあったのだ。よってクリミア半島の住人はいまでも、そのほとんどがロシア人として普通に生活している。ゼレンスキー大統領は盛んに「クリミアはウクライナの土地である」と、クリミア奪還を主張しているが、もし奪還に成功しても、ウクライナ政府がこの半島を治めるのはとても難しいだろう。もし仮にこの半島をウクライナが取り戻したとしても、すぐに親ロシア派の政党や武装勢力ができて、紛争地帯になるかも知れない。そんな土地だからNATO諸国の中には「戦争が長引くし統治も難しいので、クリミアにはこだわるな」と思っている国も多い。プーチンにしてもクリミア半島は、黒海の制海権のための最重要地。これまで以上の犠牲を払ってでも手放せない地域となっている。とはいえウクライナ軍にしても、クリミア半島には軍事施設が200以上あり、このクリミア半島からウクライナに攻め込んでいるという背景もあるから、是が非でもこの半島を叩きたいところ。今回のダム決壊はクリミアのロシア軍にとって大きなダメージとなるはずだ。誰がやったかは不明だが、ダム決壊はクリミア半島の戦況にも変化がありそうだ。プロフィール巨椋修(おぐらおさむ)作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。
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社会 2023年05月22日 11時45分
『サンモニ』評論家が「プーチンを増長させたのは日本」と持論、疑問の声相次ぐ G7の結束に批判も
21日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、評論家の寺島実郎氏が「ロシア・プーチン大統領を増長させたのは日本」など日本政府を批判したことに、一部視聴者から疑問の声が上がった。 広島で開催中のG7を取り上げた後、ウクライナのゼレンスキー大統領が参加する予定であることが紹介される。意見を求められた寺島氏は「日本人の思慮深さが問われてるなと思います。法の支配に基づく国際秩序っての掲げてね、ロシアを締め上げるんだっていうところで、結束を固めようっていう流れが見えてるわけですけども、平和のための結束っていうのがですね、実は世界を二極に分断する方向への結束みたいなことになって来ている」とG7が結束してロシア問題に対応しようとしていることを批判する。 さらに、「主催国である日本の自覚。われわれの責任感。筋道通して考えてみたらわかります。そもそも今回のウクライナ問題のきっかけは、 2014年のクリミア半島のプーチンによる分離併合だったでしょ。ところがその後、わずか6年半前ですよ、2016年の12月にプーチンが山口にやって来てですね、北方四島だって興奮してたわけでしょ。その5月に伊勢志摩サミットってのがあったんで。要するに、プーチンを増長させたのは日本だ」と突然、日本政府を批判。 >>広島の道路舗装に「無駄な公共事業」G7向けた岸田総理の見栄? 森永卓郎氏が猛批判<< そして、「ウクライナに対して日本は全くメッセージを送らなかったんですよね。つまり、クリミア分離併合に対して動かなかったわけです。その時の外務大臣が岸田さんだったわけですよ」「日本の役割と責任の中で、しっかりとこのサミットっていうものを認識しましょうねっていうのは僕、大事なポイントだと思いますよ」などとコメントした。 G7主催国の日本を批判した上、「プーチンを増長させたのは日本」とした寺島氏に、一部視聴者から「全く的外れで意味不明。何を言っているのかわからない」「酷すぎる発言。事実に基づいているとも思えない」「平和のための結束ではないのか」「中国・ロシアの側から物を言ってる」「どう考えるかは自由だが、公共の電波で流す内容ではない」などと批判の声が上がる。 一方で、「言いたいことは理解できる」などと理解の声も少数ながら出ていた。
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社会 2023年05月10日 22時05分
「おぐらが斬る!」ロシアパレード旧式戦車1両のみ 弱体化するプーチンの権力
モスクワで開かれた対ドイツ戦勝記念パレードで、兵士の行進のあと登場したのは。第二次世界大戦で使われた旧式戦車「T-34」1両のみであった。これにはさすがに驚いた。ロシア地上軍の主役は戦車なのだ。昨年のパレードでは最新鋭戦車「T-14アルマータ」など20両。それが今年は骨とう品のような戦車がたった1両。これまであった戦闘機の飛行ショーもなかった。このパレードはロシアの現状をよく物語っている。ロシアの地上軍がいかに弱体化しているかを隠し切れず、全世界にさらしてしまったのだ。さらに祝典前日になって急遽呼ばれたのが、旧ソ連諸国の首脳たちだ。元々キルギスは招待されていたが、今回はカザフスタン・アルメニア・ベラルーシ・ウズベキスタン・タジキスタン・トルクメニスタンと、7か国の首脳が出席した。パレードで旧型戦車1台のみというのは、ロシア国民に「最新鋭の戦車たちはウクライナで活躍していて大変なんだ」というメッセージ。旧ソ連諸国の首脳たちが急に呼ばれたというのも「ロシアは孤立していない」というアピールと言われているが、とても成功したとは思えない。去年の軍事パレードは28の都市で行われていたが今年はわずかに5カ所であった。そして今回、愛国心に訴える重要行事「不滅の連隊」が中止になった。これは第二次大戦やウクライナで亡くなった兵士の遺影を掲げ行進する国民行事のようなものだ。しかし中止。中止の理由は「テロなどが相次いでいるので安全のため」だという。だが、本当の理由は、ウクライナでの戦死者があまりにも多いため、厭戦気分を煽らないようにするためだと言われている。パレードの縮小も、安全のためだというが、もしかしたら先日起こったクレムリンへのドローン攻撃は、パレード縮小の言い訳をするための自作自演であった可能性が高い。もし自作自演でなかったら大失態であるはずだ。しかしショイグ国防相もゲラシモフ参謀総長も誰も罰せられていないのだ。ただ自作自演説も憶測に過ぎない。いまやクレムリンへの攻撃は、反体制派も含めてどこの誰がやってもおかしくないのだ。どうもプーチン政権はクレムリン攻撃を大々的に報道する気はないらしく、しかし完全にシャットアウトするでもなく、すごく中途半端な状態のままだ。今回のパレード縮小からはロシアの苦しさが垣間見える結果となったがそれだけではない。民間軍事会社ワグネルとロシア軍部との対立は、明らかになりワグネル創始者プリゴジンが「ロシア軍が弾を送ってくれないから撤退する」と発言。結局撤退は取りやめたようだが、このゴタゴタぶりをおさめることができないほど、プーチンの権力は弱くなっている。侵攻当初、プーチンの権力がこれほど弱くなると誰が想像しただろうか。2024年3月、ロシアの大統領選が行われるが、プーチンの胸中はいかばかりか。プロフィール巨椋修(おぐらおさむ)作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。
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社会 2023年03月31日 22時01分
プーチンの凋落 中露首脳会談の失敗 ロシアは中国に支配される?
1年前、プーチン大統領がウクライナに侵攻したとき、いまのようになるとは夢にも思わなかっただろう。やることなすこと失敗続きなのだ。この前の中露首脳会談も大失敗であった。マスコミの多くは、中国がロシアに寄り添ったとか、連携を強化したとか報道しているが、会談を読み解いていくと、ロシアの思惑は全敗といっていいほどで、プーチンの顔色はまったくさえなかった。習近平は首脳会談の冒頭で、「ロシアは来年、大統領選挙が行われるが、ロシア国民が必ずあなたを支持すると私は信じている」と語ったのだ。まるで「おまえ本当に選挙は大丈夫なんだろうな」とも、内政干渉とも取られかねない発言に対して、プーチンは何も言い返せなかった。ウクライナ侵攻がはじまってから、プーチンの習近平への態度は明らかに変わった。習近平だけではなく、友好国代表への態度も変わった。昨年9月、ウズベキスタンで行われた上海協力機構(SCO)首脳会議でも、これまで見下すような態度であった旧ソ連構成国の代表に平身低頭の姿勢が目立っていた。もはや戦争前の堂々とした態度はなくなり、何か媚びるような、あるいはすがるような態度に変化してきたのだ。今回、習近平との会談直前に、岸田首相がインドのモディ首相と会談。岸田首相がG7に招待すると、モディ首相は即答で参加する意向を示した。プーチンにしてみれば、インドがロシアから遠のいていくような気分であっただろう。今回、プーチンが一番欲しかったのは中国からの武器支援であった。しかし習近平は、会談後ロシアへの具体的な軍事支援について何も語らなかった。おそらく軍事支援を断ったのであろう。これだけでも中露首脳会談は失敗である。さらにいまヨーロッパは経済制裁で石油や天然ガスを買ってくれなくなった。そのため余った石油や天然ガスを買い支えていたのが、中国とインドだが、中国へさらにモンゴル経由のパイプラインを増やそうと計画をしていたが、今回習近平はそれも断ったらしい。習近平としては、石油や天然ガスをロシアに依存しすぎるのを警戒し、他の国からの輸入を増やすつもりらしいのだ。プーチンとしては、中国に石油などを依存させることで、ロシアの存在感を高めたかったのだが、これもうまくいかなかったことになる。今回の中露首脳会談では、ロシアの主張はほとんど通らなかった。むしろこのままでは中国に支配されかねない状態であることがあらわになった。そのせいかどうか、中露共同声明で「核兵器を自国領土の外に配備すべきではない」としておきながら、数日後に、プーチンはベラルーシに戦術核兵器を配備することで合意と、共同声明違反ともとれる発言をした。現実的にはベラルーシに核兵器を置いたところで、ウクライナ戦争が特に有利になるわけではない。すでにウクライナ国境近くにクルスク空軍基地とロストフ空軍基地があるからだ。よってただ口だけのハッタリであると思われるが、これはプーチンのせめてもの抵抗であるのかもしれない。それほどいまロシアは西側諸国だけではなく、中国からも圧迫されているのだ。プロフィール巨椋修(おぐらおさむ)作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。
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社会 2023年03月30日 22時01分
捏造文書・しゃもじ・まんじゅう、他にもやることあるんじゃない?
いま日本や世界は問題山積だ。でも国会では高市早苗大臣が8年も前に放送法についてのことを、言った・言わないとか。捏造だ・捏造じゃないとか。ウクライナに岸田首相が「しゃもじ」を持っていったのはいかがなものかとか。首相の後援会で「まんじゅう」にG7のマークをつけたのは政治利用だ、いやそうじゃないとか。正直多くの国民にしてみれば、「それも大事かもしれないけど、他に議論するべきことがあるんじゃない?」と思っている人が大半ではないだろうか。国民の多くは、岸田さんがウクライナに【必勝しゃもじ】を持って行ったことをダサいとは思っていても、国会で議論するようなことかと失笑している。しゃもじについては、立憲民主党の泉代表が「(必勝しゃもじは敵をめしとる(飯とる)という意味があるが)今のウクライナに『もっと戦え』『必ず勝て』というメッセージを送るのか」とか、ある野党議員などは「必勝しゃもじは、日露戦争で戦地に向かう兵士が厳島神社へ奉納したものがはじまり。そのことをプーチンが知ったら気を悪くするんじゃないか」などと、ピンボケ発言をする人もいた。いまもウクライナでは、血が流れているのだ。首相の後援会でG7のマークもしかり。なんで国会で「おまんじゅう」や「しゃもじ」の話で盛り上がっているのか。岸田首相がウクライナに行っている同時期に、習近平とプーチンは会談し、21日中露共同声明として「核兵器を自国領土の外に配備すべきではない。外国に配備された核兵器は撤収しなければならない」とした。しかし1週間もたたない25日にプーチンは、ベラルーシに戦術核兵器を配備することで合意。と、共同声明違反ともとれる発言をした。習近平はメンツを潰された形である。一方、台湾の馬英九前総統が中国本土を訪問し、また蔡英文総統は、グアテマラとベリーズ訪問の前に、アメリカに行きと帰りに寄りマッカーシー下院議長と会談する。習近平にしてみれば、プーチンにはコケにされるわ、蔡英文総統は非公式とはいえ訪米するわで、いい気分であるはずがない。ということで、ウクライナとロシアだけではなく、東アジアの緊張度もひどく高まっている。そんなときに我が国の国会では「8年前の文書」だの「しゃもじ」や「まんじゅう」の話で盛り上がっていて平和ボケだなあと思ってしまうばかりだ。プロフィール巨椋修(おぐらおさむ)作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。
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社会 2022年08月31日 17時00分
「プーチン政権から毒を盛られたかな」ロシア政治専門家・中村逸郎氏、『めざまし8』での軽口が物議
ロシア政治専門家で、筑波学院大学教授の中村逸郎氏が、31日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)に出演。新型コロナウイルスに罹患した際の喉の痛みを、ロシア・プーチン政権に「毒を盛られた」と表現し、ネット上から疑問の声が集まっている。 この日、番組ではオミクロン株対応のワクチン接種の開始時期が、9月中に前倒しで調整されることを報じていた。 >>集中治療室に入るほど悪化した首相も 岸田首相がコロナ感染、話題になった世界の要人の感染<< その中で、中村氏は先月末に新型コロナウイルスに感染したことを報告。「一番痛かったのは喉がすごい痛くて。40.5℃の熱が出て。嘔吐して、結局入院した」と明かし、喉の痛みについて「丸3日間何も飲めない、食べられない状態で。点滴で凌いだんですけど」と明かした。 当初は軽症と診断されていた中村氏だったが、4、5日目に肺炎の症状が出始めたため、中等症になったとのこと。「体重が4キロ減って44キロになってしまって。私、本当にこのまま死んでしまうんじゃないかって思ったんです」と話していた。 その後も、中村氏は「僕、最初すっごく喉が痛くて」と繰り返し訴え。さらに「私、ロシアに入国禁止になっているんで、狙われてるじゃないですか、プーチン政権から。すごい喉が痛かったから、『あ、毒を盛られたかな』って」と冗談交じりに話していた。 しかし、この発言にネット上からは「さすがにこんなの冗談で言うことじゃない」「軽口が過ぎる」「こんなの放送しちゃだめでしょ…」「大使館から抗議されてもおかしくない」という疑問の声が集まってしまっていた。
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社会 2022年08月27日 17時00分
集中治療室に入るほど悪化した首相も 岸田首相がコロナ感染、話題になった世界の要人の感染
岸田文雄首相の新型コロナウイルス感染が明らかになった。首相は療養を続けながら、リモート会見を行うなど業務を続けている。 やはり、要人のコロナ感染は注目を集めやすいと言えるだろう。さらに時期や状況によってもその反応は様々だ。 >>現場の過酷さ訴える医療従事者に「人を責めるなら辞めてくれ」倉田真由美の投稿に批判集まる<< イギリスのボリス・ジョンソン首相は、2020年3月にコロナ感染が明らかに。当初は軽症だったものの、一時期は集中治療室に入るほど悪化した。この時期は日本でもタレントの志村けんさんが亡くなるなど、コロナは怖いウイルスといった認識があったため、より話題になった。さらに当時のイギリスは、ノーマスクなどコロナ対策を行っていなかった。ところが、感染後にジョンソン首相は政策を一転させ、コロナに伴う飲食店の時間営業など規制を行い、支持率を下げてしまった。 ブラジルのジャイル・ボルソナロ大統領も、2020年7月にコロナ感染が明らかに。ボルソナロ大統領は、コロナについては「ちょっとした風邪」といった楽観視する姿勢を示し、ブラジル国内のコロナ対策も積極的に行っていないと批判を集めていた。その後、議会からは「コロナ対応が不適切」であるとして、追訴請求を求める動きも生じている。 アメリカのドナルド・トランプ前大統領も在職中の2020年10月に、コロナ感染を発表。医療施設へ入院するもわずか3日で退院し、公務に復帰。退院を強行したとして物議を醸した。その後の大統領選では敗北してしまった。 こうした中で、コロナ感染をしていないとされるのが、ロシアのウラジミール・プーチン大統領だ。プーチン大統領は2021年9月に側近の感染が相次いだため、自主隔離を行った。翌10月には何度も咳をする姿がテレビで放送されるも、「風邪でありコロナではない」と否定した。実際に感染していないとすれば、自主隔離など危機管理意識の高さは評価されるかもしれない。
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社会 2022年06月14日 12時00分
ウクライナ人YouTuber、プーチン大統領を貼ったワラを刀で切りで批判「度が過ぎてる」の声も
ウクライナ人ユーチューバーのサワヤン兄弟のサワが、巻き藁にロシアのプーチン大統領の写真を貼り、刀で切るという動画を公開し、ネット上から疑問の声が集まっている。 問題となっているのは、11日に公開された「プーチンに刀をプレゼントしてみた。」という動画。動画にはサワが、プーチン大統領の写真が貼られた巻き藁とともに登場。その手には短い日本刀のようなものが握られていた。 >>日本で活動するウクライナ人YouTuber「何をしたって言うんですか、俺たちが」リアルな訴えにファンも涙<< 無言のまま巻き藁の後ろに移動すると、写真を巻き藁にしっかりと巻きつけたサワ。それから体勢を整え、無言のまま巻き藁を居合切り。斜めに切られたプーチン大統領の写真にはモザイクが入っており、サワは「ふう」と息を吐いていた。 しかし、この動画のコメント欄には「度が過ぎてる」「日本の武術をこんな事のための使わないでほしかった」「挑発してる」「表現したいことは間違ってないと思うけど、日本の文化を用いないで欲しい」「この動画上げることがウクライナのためになると本気で思ってるの?」という批判的な声が多く集まっている。 依然、ウクライナへの軍事侵攻を続けているロシア。プーチン大統領を批判するサワヤン兄弟の発信には多くの支持が集まっていたが――。 「5月に千葉県内の神社で、プーチン大統領の顔写真を貼った藁人形が多数見つかった騒動の際、サワもユーチューブで反応。犯人ではないかとネット上から疑われたことを明かし、『僕は一切関係ございません』と否定。また、ご神木に藁人形を打ち付けることに対し、『よろしくない』と苦言を呈していました」(芸能ライター) サワは今回の動画の概要欄に「わら人形よりも刀派。」とコメント。ネット上からはこの行動に対し、「こういうことやるから疑われるのでは?」「こういう行為が藁人形やる人のこと刺激するんだよ」「藁人形の人の事批判できない」という厳しい声が集まっていた。 今回の行動は少々やりすぎだったようだ――。記事内の引用についてサワヤン兄弟公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/c/SAWAYANGAMES
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社会 2022年06月07日 17時00分
三浦瑠麗氏、プーチンわら人形問題に「個人的な不幸をかぶせてる」犯人像断定し疑問の声
7日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)で、ロシアのプーチン大統領の顔写真を貼り付けたわら人形が千葉県松戸市で複数見つかっている騒動を特集。番組に出演していた国際政治学者の三浦瑠麗氏が犯人像を断言し、ネット上から疑問の声が集まっている。 5月上旬から下旬にかけて松戸市内の神社の神木などにプーチン大統領の顔写真をつけたわら人形が10カ所近くで見つかっているこの騒動。わら人形は顔写真部分に五寸釘が打たれており、同一人物が打ち込んだ可能性もあるという。 >>玉川徹氏、ロシアは「旧日本軍そのものですよね!」発言で物議 「なぜ比較する?」疑問の声も<< この問題についてコメントを振られた三浦氏は、「損害を賠償請求すべきですよ。(犯人を)ちゃんと捕まえてね」と指摘。その上で、「ウクライナ侵攻で精神的に追い詰められている人は、当事者とか、あるいはその地域をずっと研究してる人もいますけど、誰もやらないですよね?」といい、「こういうことをする人間は、別に善意じゃないんですよ」と断言した。 三浦氏は犯人がこの行動に出た理由について「何かって言うと、要は自分の中にある黒い欲望とか、ドス黒いわだかまりみたいなもの」が行動原理になっていると説明。「個人的な、例えば離婚したとか仕事がうまくいかないとか財産がないとか、そういうものを勝手に、今のところニュースになってるプーチンにかぶせただけなんで」と断言していた。 さらに三浦氏は、「関係ないでしょ? 自分が何かされたわけじゃないのに」と言い、「単に社会的な興奮状態にあるだけで、その中でろくでもないやつが出てきて、ろくでもない迷惑なことをするってだけの話」と苦言。「ニュースになっちゃったから、これで犯人の方は『やった!』って思ってるでしょうね」と皮肉を言い放っていた。 しかし、この断定にネット上からは、「なんで断定するの?」「全部憶測」「心理カウンセラーなの?人の心まで分かるの?」「この戦争で会社が潰れたかもしれないじゃん」「生活に影響出てる人なんて日本にもたくさんいるでしょ」という批判的な声が多く集まっていた。
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