その他 2023年06月09日 22時30分
アルコールいろいろ ~函館からの何かしら~ バルブレア編
最近ウイスキーブームとよく聞きますが、ブームだと困るんですよねぇ。。。一過性のものですと本来の場を荒らされた感が強くなるのでブームではなく文化に育てていきたいところです。にしてもウイスキーは数あるお酒の一ジャンルですからね。世の中には美味いお酒がまだまだ有るはずですし、これから新しく生まれて来る事でしょう。さて、前置きが長くなりましたが、今回紹介しますのは《BALBLAIR/バルブレア》です。まぁ結局ウイスキーの紹介なんですけどもwではざっくりと歴史を見てみましょう。古い蒸留所なので色々ありますwこの蒸留所の創業は1790年。ハイランドで2番目に古い蒸留所です。1872年に事業拡張の為現在の場所に移転。1911年から1947年に資金難により閉鎖されております。1941年に売りに出される。1948年地元の弁護士ロバート・カミングが買収、その後プルトニー蒸留所も入手。1955年にプルトニー蒸留所をハイラム・ウォーカー社に売却、その後1970年にバルブレア蒸留所も売却。1988年 ハイラム・ウォーカーはアライド・ライオンズに買収されアライド傘下のアライド・ヴィントナーズと合併、アライド・ディスティラーズ(Allied Distillers)となる。1994年 アライド・ライオンズはペドロ・ドメクと合併しアライド・ドメク(Allied Domecq)となる。1996年 バルブレアはインバー・ハウス・ディスティラーズ(Inver House Distillers)へ売却される。2001年 パシフィック・スピリッツ(Pacific Spirits)がインバー・ハウス社を買収。2006年 タイ・ビバレッジ(Thai Beverages plc)傘下のインターナショナル・ビバレッジ・ホールディングスがパシフィック・スピリッツを買収。現在もバルブレアはプルトニー、スペイバーン、ノックデューと共にタイ・ビバレッジの傘下にあります。一時期はバランタインのキーモルトとして有名で、入手し辛かったのですが、こんな歴史が有ったんですねぇ。。。余談ですが、2012年に公開されたケン・ローチ監督の《天使のわけまえ》の撮影場所としても使用されました。カンヌ国際映画祭で審査員賞を取ってます。この映画、何故か予告編だけAmazon primeで見れますw別にお金出しても良いので見れるようにして欲しいです。めっちゃ観たいですw味もしっかりしているしノンピートなので初心者にも安心して進められる一品です。意外に呑んでない方も多いのでこれを期に一度お試しください。本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。監修Bar ADDICT