その他 2023年08月08日 21時30分
アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ エンプレス編
今回ご紹介しますのは《EMPRESS1908/エンプレス1908》です。こんな成りをしておりますが《ジン》で御座います。こちらカナダで作られているジンで、《インディゴジン》と副名称がついております。ジーンズでよく聞くインディゴです。インディゴブルーって奴ですね。その名の通りこのジンは「青色」でございます。パッと見た目は一瞬怯む色ですが、合成着色料の類は使用しておりません。この青の正体は《バタフライピー/蝶豆花》と言い、他に配合されているボタニカルも全て天然素材となっております。このジンが出来た経緯としては、カナダにある《ヴィクトリア蒸溜所》と、アフタヌーンティーで有名なヴィクトリア州の老舗ホテル《ザ・フェアモント・エンプレス》が共同で開発しました。ここのホテルで出しているハウスブレンドティーがバタフライピーの花を使用している名物のお茶であり、その名物をジンに転換したと言う事です。ちなみに《1908》は《ザ・フェアモント・エンプレス》の創業年です。さて、このジンの最大の特徴である「インディゴブルー」にトニックを加えると「淡いピンク色」へ色が変化します。色が変化する秘密は、ボタニカルで使用しているバタフライピー由来のアントシアニン色素にあります。はじめはアルカリ性溶液のため青色ですが、そこにトニックやライム、グレープフルーツなどを加えて酸性にすることでアントシアニン色素が反応し、淡いピンク色へと変化します。リトマス試験紙の実験ってありましたよね? あれですあれwちなみに使用されているボタニカルは以下の通りとなってます。1.ジュニパーベリー2.フェアモント・エンプレス・ブレンドティー3.グレープフルーツピール4.コリアンダーシード5.バタフライピーブロッサム6.ローズペタル7.ジンジャールート8.シナモンバークとなっております。全体的に華やかで優雅な印象があります。決して色物なお酒ではありませんので何処かで見かけたら是非お試しくださいませ。先ずはジントニックから!カクテルメインのバーでしたらオリジナルカクテルも作ってもらえると思います。こんな面白いアイテムを見逃す訳がないwww楽しんでください。本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。監修Bar ADDICT