ごっつええ感じ
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芸能ニュース 2023年06月29日 23時00分
吉田ヒロ、『ごっつええ感じ』出演なくなった理由明かす 波乱万丈の人生を出版化プレゼン、板尾創路もエール!
お笑いタレントの板尾創路が28日、都内で行われた「吉本興業×ブックオリティ『出版チャレンジ塾プレゼン大会』」に出席。同世代の芸人である吉田ヒロにエールを送った。 >>全ての画像を見る<< 「出版チャレンジ塾」は、吉本興業とブックオリティが「新しい才能の発掘」を目的に、吉本に所属する全タレントから本気で本を出したい人を募り、出版までをプロデュースするプロジェクト。今回の応募には芸人だけでなく、アイドル、文化人、アスリートなど172人が応募した。 この日は、出版関係者を前にしたプレゼンが行われ、30名の参加者が、一人10分の持ち時間内で、作成した企画書や一部原稿をもとに「自分が本当に出したい本」のプレゼンテーションや質疑応答を行った。板尾はプロジェクト・オブザーバーとして会場に登壇。参加者にエールを送った。 プレゼンでは吉田がリモートで参加し、「ぼくのママはおばあちゃん」と題したエッセイの企画をプレゼンした。現在、吉本新喜劇で活躍する吉田はNSCの2期生で、今年芸能生活40周年を迎える。自分の幼少期の特殊な体験について、周りの芸人から以前より「ドラマ化したら」「本を出したら」と勧められていたこともあり、自分を「ママ」として母親のように育ててくれたおばあちゃんの思い出エピソードを書いたエッセイ本を出版しようと思いついたという。 吉田は「祖母を『ママ』だと思って育っていた幼少期」があると説明。だが、ある時、「自分の生まれた時の姓名と今の姓名がまるっきり変わっていることに気がついた」と話す。吉田には本当の母親が別にいたが、男性と駆け落ちしてしまい、自身はその母親の存在すら知らなかったとのこと。祖母が母親代わりになって吉田を育ててくれたと告白し、「昨年、(実の)母が亡くなったこともあり、この封印していた話を表に出してもいいんじゃないかと思った」と話す。 吉田は「辛い環境下で育っても、幸せな人生をここまで送れて来たのはおばあちゃんのおかげ」と述べ、「辛い環境下にいる人たちに、元気を持って頑張って欲しいという気持ちを綴るような内容にしたい」と意気込みを述べ、プレゼンの最後は自身のギャグ「眉毛ボーン!」で締めて会場を笑わせた。 吉田はこのプレゼンの中で、ダウンタウンの「ごっつええ感じ」に出演時のエピソードも紹介。同番組に出演しなくなった理由が、「スタッフと水が合わずに、僕だけごっつ悪い感じだったから」とも回顧する一幕があった。板尾は「手応えを感じさせる内容が多かった」と今回の芸人たちのプレゼンについて感想を述べつつ、同世代の芸人である吉田に対しても、「同世代の芸人さんにも出版する機会が与えられたらいいなと思います」とエールを送っていた。(取材・文:名鹿祥史)
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芸能ニュース 2020年11月08日 14時00分
『まっちゃんねる』で思い出される、ダウンタウンの伝説番組『ごっつ』が終了した本当のワケ
ダウンタウンの松本人志を代表する番組と言えば、『ワイドナショー』(フジテレビ系)が挙げられるだろう。10月24日に放送されたスペシャル番組『まっちゃんねる』も、ネット番組『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』(Amazon Prime Video)の地上波バージョンとして放送するなど話題となった。往年の名物番組『一人ごっつ』シリーズを彷彿とさせるといった声も聞かれた。さらに、『人志松本のすべらない話』シリーズも人気が高い。しかし、かつて松本とフジテレビは険悪な関係に陥ったことがある。 >>CM共演が話題のダウンタウン、過去CMではガチ不仲が垣間見える?<< 90年代のフジテレビでダウンタウンの冠番組と言えば、コントを主体とする『ダウンタウンのごっつええ感じ』であった。1991年12月にスタートした番組は、改編期でもない97年の11月2日に突如最終回を迎える。その原因となったのが野球中継だった。同年9月28日に放送予定だった「ごっつ」のスペシャルが、野球中継に差し替えられたのだ。この試合はフジと関係の深いヤクルト・スワローズの優勝が決定する試合だった。これは吉本興業や松本への事前通告がないもので、これに松本は激怒し、当初はフジのすべての番組を降板すると申し出た。ただ、話し合いの末、音楽バラエティ番組である『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』と、深夜番組の『一人ごっつ』シリーズは継続となった。 そもそも、松本の怒りは野球中継への無断差し替えだけではなかった。それまでも、セットの作り込みの甘さなどスタッフの態度に不満を募らせており、野球事件が決定打となったと言える。松本は、スタッフとの信頼関係を何よりも重んじる。『ワイドナショー』でも、2017年5月に、宮崎駿監督の発言として紹介されたネット情報が間違っていたことが分かると、次に同様の問題を起こした場合は降板も辞さないと発言している。松本の仕事に対するプロ意識は、それだけ高いと言えるかもしれない。
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芸能ニュース 2020年10月25日 07時00分
ダウンタウンとの伝説番組は「財産でもあるけど…」 ほんこん、衝撃的自著の第2弾でも「間違っていることは言うてない」
お笑い芸人のほんこんが著書『コロナと国防ーちょっと待て、こんな日本に誰がした!ー』(ワニブックス)を出版した。 ほんこんは関西ローカルの情報番組にレギュラー出演するようになってから、政治問題などに関する積極的な発言が話題を集めるようになっている。昨年も『日本のミカタ – ボク、この国のことを愛してるだけやで!』(ワニブックス)を出版。国内外の政治問題に鋭く切り込み注目を集めた。 >>全ての画像を見る<< お笑い芸人でありながら、政治的な発信をすることにリスクはないのか。ほんこんに本書に込めた思いや、政治の発言をするようになった経緯などを聞いてきた。ーー前回の『日本のミカタ』もそうですが、今回のような政治についての本を出すきっかけは何だったのですか。 ほんこん:ワニブックスさんからお誘いをいただいたんです。僕から出すと言うたんではないですよ。スタッフの方がYouTubeなんかで、レギュラー番組での僕の発言を聞いたりしていたみたいで、「言うてることが正論です」って。「売れるか?」って思ってたけど、1回目の本を出したら、増版してね。そろそろ第二弾をって話がきたんです。僕としてはやりがいは感じていますよ。間違っていることは言うてないし。ーー思想が合う、合わないはさておき、芸能人が政治的発言をすることにアレルギーを感じる層も一定層いますから、ほんこんさんのような実績のあるタレントがこういう内容の本を出すのは非常に勇気のある行動だなと思いました。 ほんこん:芸能人が政治に発言することは別にいいと思っていますよ。でも薄っぺらい内容だとダメだと思います。例えば政権批判とかは誰でもできるんです。批判だけでなく、ほめるところはほめろよとか、他の人の発言に対してそんなことを思うことはあります。僕が政治にモノを言うスタンスとかは、最近変わったとか、そういうこともないです。昔からおかしいことはおかしいと言っていましたし。テレビでタレントが政治にモノを言うことに対し、批判的に捉える風潮は、この国が成熟できていない証拠でしょうね。戦後教育が悪かったんちゃいます?(笑)テレビではスポンサーが嫌がるとかで、できにくい環境はありましたけど、今はネットがあって、それがテレビと対等な存在になっている。ネットなどを通じて発言していく人は今後もっと増えていくと思いますよ。ーー今の政治や世間の風潮に対し、怒りを投げるような内容のものが多い気がします。ほんこんさんは今の日本のどんな面に怒りを感じているのでしょう。 ほんこん:ニュースで報道されていることがすでにおかしいでしょ。それはちゃうやろって思うことが多いんですよ。ダブルスタンダードなことも多く、信用できない。だから違うことに対して違うと言うてるだけです。ーー自分の政治的な考えを述べることで、批判にさらされる局面もあると思います。タレントは人気商売ですから、それを怖く感じることはありますか。 ほんこん:ない。「お前なんかテレビ出てくんな」って言う人もおるけど、「俺、今全国ネット出てないやろ」って(笑)。発言することで右やろ左やろって騒ぐ人もいるけど、それはその人が勝手に決めてるだけ。俺は愛国心者やぞって。愛国心者が右って言われるのはこの国だけやぞって。自分が自分の考えをしっかり持っていたらええって、そう思っていますよ。ーータレントとしての今後10年に対しては、どんなふうにビジョンを思い描いているんですか。政治発言が目立つことで今後のほんこんさんの方向性も変わってきたりするのかなと思うのですが。 ほんこん:たまたま飲食店を自分でやっていたりするんですけど、老後のことを考えていますよ。そういう方向性とかビジョンに関しては受け入れ先があって初めて成立するんですよ。若い子も次から次へと出てくるし。これからのことは分からへんよ。ーーお笑いに関しては、若いお笑い世代とのアプローチの仕方の違い、ギャップなどを感じることはありますか。 ほんこん:僕らが小さい時に年配の人を見て拒絶していたように、今の子には今の子の価値観があると思いますよ。でも今の子は飛び抜けて面白い子がいるわけでないし、大丈夫かって思うところはあります。僕らの時はとんねるずさんやウッチャンナンチャンさん、ダウンタウンさんがいて、勝ちたいなって戦っていた。命がけで勝負していましたよ。今面白くてもお前ら10年後戦えるかって。俺は10年後もやってるよって。そういう思いはあります。第7世代とか言いますけど、みんな仲良しこよしでやっていて、お笑いの世界は一寸先は闇やぞって。俺らの頃は(ライバル意識から)殺伐としていた部分はあったけど、それがあったから面白かったと思っているんです。まあ、今の子は器用やなとは思いますけどね。ーーダウンタウンと『ごっつええ感じ』(フジテレビ系)をしていた頃は、他の芸人に対して常にライバル心を持っていた? ほんこん:ありましたよ。周りの芸人のネタ見て、これうち勝ってるわって。ダウンタウンさんと共演してコントやってたので、ダウンタウンさんが全国的人気になって嬉しいだけじゃなくて、自分たちまで認められたって気になってたんでしょうね。ーーほんこんさんとなじみの深い、そのダウンタウンさんにはどんな感情を持っていたんですか。 ほんこん:自分が素人の時にダウンタウンさんを見て、めっちゃおもろいなって。絶対売れるわって。たけしさん、さんまさん、タモリさんが既にテレビで人気でしたけど、その次の時代をつくっていくのやなと。ぶっちぎりだと思っていましたよ。ーー『ごっつええ感じ』でダウンタウンさんと当時、様々なコントに挑戦することで、ほんこんさんも全国区のタレントとして一気に知名度が上がりました。あの番組が終わった時はどんな気持ちだったんですか。 ほんこん:終わったのは困ったけど、悲観的な気持ちはなかったですよ。残念やけど、これから俺頑張らなって気になれましたし。あの番組は松本人志さんの番組。おんぶに抱っこしてもらってるところあったし「ここからやな、俺の勝負は」って思いました。楽させてもらってたんです。あの番組しかなかったところはあったから金入ってけえへん、どないしよって。そういうのは困りましたけどね(笑)。番組が終わって平成11年1月のギャラは忘れもせえへんわ。たった11万円ですよ(笑)。ーーその後はダウンタウンさんとではなく、ほんこんさんとして独り立ちしていった。その頃の心境はどんなものだったんですか。 ほんこん:若い頃にダウンタウンさんと一緒にさせてもらった。それは財産でもあるけど同時に借金にもなってしまったのかもね。それがあったから出遅れた部分もあったんちゃうかって。本来は自分らでやっていかないといけなかったんです。関わっていなかった人は、それはそれでキャリアを積んでいたわけですから、自分もそういうふうにやっていかないとって。もちろん、喪失感はありましたよ。だって、今でもあの頃のコント見て、面白いことやってたなって思いますもんね。ーー今回の本はダウンタウンさんに送ったんですか。 ほんこん:いや、誰にも送っていないです。今田(耕司)、東野(幸治)には渡しましたけど。板尾(創路)さん?板尾さんにも送っていないです。だって多分、板尾さん、こういうの興味ないやろうから(笑)(取材・文:名鹿祥史)
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