プロ野球
-
スポーツ 2022年10月18日 11時45分
巨人、大久保コーチ就任で選手の練習意欲が向上? 前任時代に猛威振るった“真の武器”にも期待か
“らしくない”オフになりそうだ。5年ぶりのBクラスに低迷した巨人がコーチ人事を大幅に刷新、新任5人、復帰3人、配置転換12人と、計20人が入れ替わった。しかし、ジャイアンツ球場での秋季練習は暗くなっていないのだ。内に秘めたものはあるはずだが、練習の雰囲気はむしろ明るい。新入閣の打撃コーチが“明るいキャラ”で浸透していたからだろうか。 >>ソフトB、ドラ1公表は巨人への牽制? 下馬評とは異なる指名戦略を打ち出したワケ<< 大久保博元打撃チーフコーチがチームに合流したのは10月16日だった。 「コーチの控え室も雰囲気が変わりました。練習終了後、コーチ同士で話をすることはよくあります。選手の状態が話題になるので、心配するあまり、だんだん暗くなってしまうんです。でも、秋季練習中の巨人は笑い声も聞こえてきて」(球界関係者) 合流2日目の17日、大久保コーチはティー打撃練習のトスを上げるなど精力的に動いていた。 300球連続のトス。休憩ナシでの300スイングはプロでも結構キツイ。「打て!」「これも!」と、大久保コーチは選手がヘバリかけて来たのを見計らって檄を飛ばす。黙々とバットを振らされるよりも、明るく励ましてもらった方が良い。 「明るさは大久保効果」とも言えるが、パ・リーグ出身のプロ野球解説者が興味深い話もしてくれた。 「大久保コーチはキャッチャー出身。西武、楽天で『捕手目線』がどれだけ攻撃面に活かされたか…」 どういう意味かと言うと、大久保コーチは西武コーチ、楽天指揮官だったころ、対戦チームの投手の配球を見抜くのに長けていた。その分析が終わると、自軍の攻撃前に円陣を組み、「ボールカウント先行の時は必ずこの球種が来る、あの変化球を狙え!」と、具体的な指示を出していたそうだ。その的中率は“ほぼ100%”――。 「特に西武コーチ時代がそうでした。西武が円陣を組むと、対戦チームは配球パターンを急に変更しなければならなかった」 2022年の巨人のチーム打率は、リーグワーストの2割4分2厘。新ヘッドの阿部慎之助コーチ(兼バッテリー)、打撃担当になった亀井善行コーチの3人で攻撃陣を立て直すわけだが、「元捕手同士、阿部ヘッドとも意見が合いそう」(前出・球界関係者)との声も聞かれた。 「野手陣は良い雰囲気で再スタートが切れたみたい。阿部、大久保、亀井の3コーチはみんなクリーンアップを任させてきたので、いわゆる1・2番タイプのバッターを教えられるのかどうかがちょっと心配です」(前出・同) チーム打率はリーグワーストだが、総本塁打数は163本。21年も169本を放っているので、一発の脅威は失われていない。打線が繋がらなかったのが敗因であり、課題は1・2番タイプのバッターの底上げだ。 「ホームランバッター以外の打者を育てることができるのかどうか、大久保コーチの真価が問われる場面です」(前出・同) 今季の敗因をコーチ刷新による来季への期待論にすり替えることがなければ、300本連続のティー打撃も報われるはずだ。(スポーツライター・飯山満)
-
スポーツ 2022年10月17日 21時30分
日本ハム・堀の故障情報に「成績からは分からなかった」驚きの声 来春キャンプにも黄信号? 秋季練習後コメントが物議
2017年のプロ入りから日本ハムでプレーし、今季までに「213登板・12勝16敗70ホールド8セーブ・防御率4.51」といった通算成績を残しているプロ6年目・24歳の堀瑞輝。17日に伝えられた故障情報がネット上で話題となっている。 報道によると、堀は秋季練習に参加した16日に取材に対応したが、その中で今季5月から左肩痛を抱えていたことを明かす。同時に「ちょっとでも痛みがあったら結局かばっちゃう。今はしっかり治す方向で、何とか来年に間に合うようにしたい」という思いの下、現在まで1カ月以上ノースロー調整を続けていることも口にしたという。 >>日本ハム・新庄監督の指示を「気持ち悪い」とバッサリ? チーム改革続く中、問題となった選手たちの態度<< 堀は今季セットアッパー・抑えとして41試合に登板したが、「1勝5敗11ホールド5セーブ・防御率5.82」と数字は今ひとつ。3・4月は防御率「1.93」と安定した投球を見せたが、5〜9月は「7.30」と数字が大幅に悪化。また、この期間は3度(6月9〜20日、7月28日~8月25日、9月21日~シーズン終了)登録を抹消された。 ただ、今回本人が明かす前に、堀が左肩痛を負っているという発表・報道は特にナシ。加えて、7月には「9登板・1勝0敗1ホールド4セーブ・防御率0.00」と故障をほとんど感じさせないような好成績をマークしてもいた。 堀が明かした故障情報を受け、ネット上には「えっ、シーズン中にそんな怪我してたの!?」、「数ヶ月間故障を我慢して投げてたのか、そんな素振りなかったのに」、「成績からは分からなかったな、7月はかなりいい数字だったし」、「なんとか間に合わせたいって…これ結構な重傷じゃないか?」といった驚きの声が相次いだ。 堀の故障が注目を集める中、一部からは同僚・伊藤大海の起用法に影響する可能性もあるのではと指摘も上がっている。今季の日本ハムは堀を含め8名がセーブを記録するなど抑えを固定できなかった事情もあり、新庄剛志監督は最終盤の9月26、28日に先発・伊藤大海を抑えに抜擢。伊藤は2試合で「0勝0敗1セーブ・防御率0.00」と適性を見せたが、来季先発、抑えのどちらで起用されるかはまだ決まっていない。ネット上には「堀の回復次第では伊藤の抑え継続もありそう」、「堀に加えて宮西(尚生/9月に左肘手術)も故障中だし、伊藤抑えじゃないと勝ちパ苦しいのでは」といった意見も散見される。 新庄監督からも「来年に向けて、しっかり治して」と心配の言葉をかけられたという堀。秋季練習・キャンプ、自主トレと、来春キャンプまでの調整期間でどこまで回復に努めることができるだろうか。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2022年10月17日 19時30分
中日・ブライト、試合後コメントに「大事なのはそこじゃない」と批判も 打撃改造の手応え明かすも厳しい声相次ぐ
16日に行われ、中日が「7-3」で勝利したフェニックスリーグ・日本独立リーグ選抜戦。「5番・指名打者」で先発した中日ドラ1・23歳のブライト健太の試合後コメントがネット上で物議を醸している。 ブライトは「0-1」と1点ビハインドの3回裏2死一、二塁に同点のタイムリー左安を放つと、「6-1」と5点リードの5回裏無死にも左安を打ちマルチ安打をマーク。フェニックスリーグでは3試合連続安打、通算打率も「.333」と好調をキープしている。 試合後に取材に応じたブライトは「思い通りのスイングではありませんでしたが、悪い時なりの打撃はできました」と手ごたえをにじませる。同時に「鵜飼のようなホームラン打者を見て、自分はまずは率を残せる打者にならないと生き残れないと思いました」と、打率重視のスタイルを模索していることも明かしたという。 >>中日・立浪監督、京田の処遇に批判「嫌がらせだ」 実戦参加希望も無視? 秋季練習後コメントが物議<< ドラ2・23歳の鵜飼航丞はブライトにとって外野レギュラーを争う同期のライバルだが、今季はプロ初本塁打を含め4本塁打(59試合出場)をマークし、フェニックスリーグでも13日・ロッテ戦(2ラン)、15日・西武戦(ソロ)でそれぞれ一発を放つなど長打力に磨きをかけつつある。その同期の姿を見たブライトは長打力よりも、巧打力で張り合った方がポジション争いで分があるのではと判断したようだ。 ブライトの発言を受け、ネット上には期待の声が上がったが、それ以上に「大事なのはそこじゃない、ちゃんと稼働できる体作りの方では」、「何が問題か分かってるか? 変えなきゃいけないのは打撃うんぬんよりも故障体質だぞ?」、「いくら打てるようになっても、今季みたいにすぐ故障してるようじゃレギュラー奪取は無理だと思う」といった指摘が相次いだ。 「ブライトは大学4年だった2021年にリーグ戦・大学選手権で計5本塁打を放った実績を買われドラフト1位指名を受けましたが、今春キャンプ中に左手首を痛めると、その後も右肩痛(3月、8月)、左太もも裏肉離れ(4月、5月)と故障が頻発。けがのせいでシーズンを通して一軍には呼ばれず、二軍でも『46試合・.211・3本・10打点』と今ひとつでした。体の動かし方や柔軟性に問題がある可能性も考えられますが、ファンの中にはこの故障体質の改善を最優先にしないと、どれだけ打撃が向上しても出場機会は得られないのではという意見も見られます」(野球ライター) 今季セ・リーグ最下位に沈んだ中日は、チーム打率がリーグ4位(.247)、得点数(414得点)、本塁打数(62本)が6位と深刻な貧打に苦しんでいるのが現状。その分、打撃でのアピールがポジション奪取につながりやすい状況ともいえるが、ブライトは今後けがなく元気にアピールを続けることができるのだろうか。文 / 柴田雅人
-
-
スポーツ 2022年10月17日 18時30分
DeNA・宮本、無念の構想外も上がり目アリ? ファームで無双のスピードスターにかかる期待
16日、日曜の昼過ぎ。ここまで発表のなかったベイスターズから、来シーズン構想外の一報が届いた。 そのリストの中には、5年目の外野手・宮本秀明の名前も含まれていた。宮本はルーキーイヤーの2018年、当時のアレックス・ラミレス監督から「何か持っている」と称され、開幕一軍チケットをゲット。俊足を武器に代走で盗塁を積み重ね、4月25日には初ホームラン。翌日にはスタメンでまたもやホームランを放つなど、“走れて長打もある”ルーキーとして、一気に名を上げた。しかしプロの壁は厚く、5月21日に登録抹消。21試合出場、打率.160、2ホームラン、4盗塁の成績で1年目を終え、シーズン後半には内野手から外野手としての活路を見いだしていた。 その後2年間はファーム暮らしが続いたが、三浦大輔監督就任から再び陽が当たり始め、2021年は35試合に出場。今シーズンはスタメン起用も6試合、ルーキーイヤー以来のホームランも放つなど、チャンスをものにするかと思われた。しかしチームには楠本泰史、関根大気、神里和毅と外野手の左バッターが多く存在し、8月13日に登録抹消されてからは一軍に戻ることななかった。 しかし腐ることなくファームでは結果を残した。規定打席には到達していないものの、打率.347、ホームラン5本、OPSは驚異の.977。俊足を生かしたツーベース10、スリーベース4、盗塁も16と無双状態。昨年のファーム成績が打率.247、ホームラン2の平凡な数字から大幅アップしたことからも、まだまだ伸びしろはあるとみる。 「勝っても負けても残ってくれる方に“今日もありがとうございました”の気持ちを込めて」とファンを大切にするナイスガイは、父は野球、母は陸上と実業団で活躍した両親を持つスポーツ家系のサラブレッド。オフも横須賀のDOCKで練習に勤しんでいることからもまだ現役希望が濃厚で、社会人出身のプロ5年目ながら、まだ26歳とピークはこれから。ベイスターズ以外のユニフォームを身にまとい、さっそうとダイヤモンドを駆け巡る姿がまた見られると信じている。取材・文・写真 萩原孝弘
-
スポーツ 2022年10月17日 17時30分
オリックス中嶋監督「チャンピオンチームにもう一回チャレンジしたい」22日からヤクルトと日本シリーズ
パ・リーグ連覇のオリックス・バファローズと、クライマックスシリーズファーストステージで、埼玉西武ライオンズを2連勝で倒してファイナルステージに上がって来た福岡ソフトバンクホークスとの短期決戦が、12日から大阪・京セラドーム大阪で行われ、アドバンテージの1勝を含む3勝1敗で、2年連続の日本シリーズ進出に王手をかけていたオリックスが15日、中川圭太のサヨナラタイムリーで勝利を収めて、クライマックスシリーズ優勝とともに日本シリーズ出場を決めた。セ・リーグも連覇した東京ヤクルトスワローズが日本シリーズ出場を決めており、2年連続で同じ組み合わせとなった。 オリックスの中嶋聡監督は「まず連覇、そして日本一をめざしてやってきたわけですから、その舞台に立てるというのは嬉しいことだと思います」と語ると、昨年に続き、今年もサヨナラで日本シリーズ進出を決めたことには「そうやって言われたら縁起悪いみたいですけど…… 本当にいい勢いのつく勝ち方で行けるのかなと思います」と苦笑い。 2日の仙台での優勝に続いて、今回は京セラドーム大阪で5回宙を舞ったが、「京セラドーム大阪で胴上げというのはなかなか見せられなかったものなので、満員の中でしてもらった胴上げはまた違った気持ちでした」と感慨深げな表情を浮かべていた。 第4戦の先発は山岡泰輔だったが、「本当に良く投げました。後半調子が上がらない時期があったのですが、今日この日にしっかり合わせてくれて。ボールが当たったので心配しましたけれど、本当によく投げてくれたと思います」と高評価。吉田正尚の特大ホームランでは、監督も両手でガッツポーズをしていたことを指摘されると、「だめですか?」と二回繰り返してから「試合の中では先制したいというのはもちろんありますので、それがいい形で取れて、喜び爆発ですね」と中嶋節も爆発。 最後を決めた中川をどういう思いで送り出したのかという問いには「誰か決めてくれと思っていたので、圭太がきっちり決めてくれてほっとしたというか、すごく嬉しかったですね」と話していた。実際、サヨナラを決めた際、中嶋監督は中川と抱き合って喜んでいる。 盤石なリリーフ陣に関しては「盤石かどうかはわからないですけど、経験のないとよく言われているピッチャー陣が、ああいう場面でしっかり投げてくれたというのは非常に大きいことですし、ウチの強みでもありますし、そこに関しては信頼していました」と労った。 日本シリーズでは再びヤクルトと対峙することについて、「昨日先に決まっていましたので、相手はわかっていました。昨年やりましたけど負けていますので、やり返したいと思いますし、チャンピオンチームにもう一回チャレンジしたいと思います。さっき言ったように、この舞台に立つことが目標だったので、これからしっかり考えて選手全員でその舞台を思いっきり楽しんで、思いっきりチャレンジしていきたいと思います」と今年は日本一を目標に挑んでいく。 この日、京セラドーム大阪は今季最多の33717人の満員御礼となったが、「本当によく入っていただいて、そういうところでこういうゲームを見せられたというのは嬉しいですし、もっともっと熱い試合をしてもっともっと入ってもらえるようにしたいと思います」とかなり力になったようだ。日本シリーズは22日に、東京・明治神宮野球場で開幕。ヤクルトとオリックスで4戦先勝した方が日本一となる。(どら増田 / 写真・Rinco)
-
-
スポーツ 2022年10月17日 16時30分
阪神・岡田新監督、会見コメントに期待の声「あの頃から成長してる」 前政権の過ちを反省? 来季の継投構想が話題に
16日に就任会見を行った阪神・岡田彰布新監督。同日に伝えられた会見中のコメントがネット上で話題となっている。 報道によると、岡田新監督は来季の継投の構想についての質問に対し、本格的な人選は来春キャンプ・オープン戦を終えてからになると回答。その上で「今は3人じゃ無理。(2007年に)勝ちパターンで藤川に10連投させたけど、(今の時代に)そんなんやったら何言われるか分からない」、「4人、5人(の中)で、1人、2人きょうは休んでとかね。今そんな感じでしょ」と、勝ちパターンは固定ではなく日替わりで起用する旨を口にしたという。 >>阪神助っ人に岡田元監督が酷評!「ボロクソ言われるのも当然」致命的弱点指摘にファン納得、獲得自体がミスと指摘も<< 岡田新監督は第1次政権(2004-2008)時代にジェフ・ウィリアムス氏(現阪神駐米スカウト)、藤川球児氏(現野球解説者)、久保田智之氏(現阪神二軍投手コーチ)の3名からなる勝ちパターン、いわゆる“JFK”を軸としたリリーフ陣を構築。在任5年でAクラス4回(リーグ優勝1回)、Bクラス1回を記録した。 ただ、2007年に藤川氏を10試合連続で起用したり、久保田氏をプロ野球記録となる90試合に登板させたりと主戦リリーフの酷使も目立っており、この影響からかウィリアムス氏(2009年に左肩故障、オフに退団)、久保田氏(2009年に右肩、2014年に右肘を故障し同年限りで引退)ら故障者も頻発。こうした過ちが第2次政権でも繰り返されるのではと心配するファンも少なくなかった。 岡田新監督のコメントを受け、ネット上には「リリーフは柔軟に起用してくれそうでちょっと安心」、「酷使が目立ったあの頃からは確実に成長してる」、「前政権みたいな無茶な継投するんじゃ…って思ってたけど杞憂に終わりそうだな」、「15年前の酷使を反省して今のやり方を取り入れようとしてるのは好感が持てる」、「現チームはJFK級とまではいわんが、いいリリーフは数揃ってるから上手くやりくりしてほしい」といった期待の声が上がった。 多くのファンが“再来”を恐れているリリーフ酷使だが、当時10連投を経験した藤川氏も過去にイベント・インタビューなどで過酷な体験談を語っている。藤川氏によると連投が6試合目を超えたあたりから、試合前練習も満足にできないほど心身両面で強く疲労を感じるように。また、最終盤の9、10連投目では「マウンドに上がった時にはもう大汗でしたからね。『またマウンドに立ってる…』(みたいな心境)」と投球前から既にいっぱいいっぱいの状態だったという。 湯浅京己(59登板・2勝3敗43ホールド・防御率1.09)、浜地真澄(52登板・1勝3敗21ホールド・防御率1.14)、岩崎優(57登板・1勝6敗11ホールド28セーブ・防御率1.96)など、力のあるリリーフを複数擁している現在の阪神。こうしたリリーフ陣を岡田新監督がどう活かしていくのかは今後も要注目といえそうだ。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2022年10月17日 11時00分
阪神・藤浪のメジャー志望、黒幕がいる? 交渉手腕には定評も、移籍可否は西の去就次第か
岡田彰布氏の阪神監督就任の会見が開かれた(10月16日)。「初仕事はドラフト会議」とも言われていたが、その前に決断しなければならないことがある。藤浪晋太郎のポスティングシステムによるメジャーリーグ挑戦を認めるかどうか、だ。 関西圏で活躍するプロ野球解説者が、こう言う。 「阪神がポスティングシステムを容認した前例はあります。2006年オフの井川慶投手です。でも、当時は井川を送り出す見返りとして、30億円前後の譲渡金が阪神に入ってきました。ポスティングシステムのルールも変わり、阪神からすれば、失うものの方が大きい。井川も米球界挑戦の意向を球団に相談してから3年くらいが経過して、ようやく認められましたし…」 今オフの挑戦を認めるとしても、「即決とはならない」と予想していた。 >>阪神・藤浪、岡田政権では外される? 村上の一発に沈んだCS、解説で酷評連発<< しかし、こんな情報も交錯していた。 「藤浪も言っていましたが、世界と戦ってきた他競技のアスリートと話をして刺激を受けたようです。ただ、『環境を変えてみないか?』とけしかけた人物もいて、その人がそのまま代理人を務めるとも聞いています」(球界関係者) 仮に「X氏」としよう。X氏は過去、複数の日本人選手のメジャーリーグ移籍をサポートしてきた。トップクラスのメジャーリーガーを抱えており、米球界では「日本球界通」としても知られている。 「現在のポスティングシステムによる譲渡金は、選手の契約総額によって変わってきます。金額が高くなれば、阪神に入ってくる譲渡金の額も大きくなります」(前出・同) X氏は“強気な交渉”でも有名だ。本当に代理人を務めるのであれば、阪神も納得できるような大型契約をまとめてしまうかもしれない。 「去年の契約更改の席で打ち明けたというから、藤浪自身はそれなりの準備はできていると思われます」(前出・プロ野球解説者) 実際に興味を示しているメジャー球団もあるようだが、駐在スカウトではなく、現地関係者に問い合わせてみると、必ず返ってくるのが、「逆に教えてほしい。そんなスゴイ逸材がどうして伸び悩んだのか?」の声。目下、駐日スカウトのまとめたレポートを分析している最中なのだろう。 「10月15日(現地時間)、スポーツ専門サイト『コール・トゥー・ザ・ペン』が、究極のジョーカーとなるかもと藤浪のことを紹介していました。複数のメディアが伝えていましたが、内容はどこも同じです。大谷翔平と同学年で、ともに将来が期待されていたこと、近年は不振だったことなど」(米国人ライター) 気掛かりな情報もある。その「コール・トゥー・ザ・ペン」が、<リリーバー向きだろう>とも報じていた。 近年、藤浪は先発ローテーションを守りきれていない。そのため、「獲得はギャンブル」の雰囲気もあるという。 「国内FA権を取得した西勇輝が残留するのなら、藤浪の挑戦を認めるのでは?」(前出・球界関係者) メジャーリーグに行きたいだけなのか、それとも、本来の先発投手として、再起の場を米球界に求めるのか…。藤浪は岡田監督と話し合ってから決断すべきだ。(スポーツライター・飯山満)
-
スポーツ 2022年10月16日 11時00分
広島戦の審判、監督の猛抗議に逆ギレ?「お前が退場せえ!」ファンも怒り CS阪神戦・原口への不可解判定以前にも問題
12日に行われ、阪神が「1-7」で敗れたクライマックスシリーズ・ファイナルステージ第1戦のヤクルト戦。試合結果以上に話題となったのが一塁塁審・山路哲生審判の判定だった。 山路審判は2回表無死二塁、低めのフォークに手を出しかけるも手首は返さず我慢した阪神・原口文仁のハーフスイングを、バットは止まっていないと判断し空振り三振をコール。矢野燿大監督は試合後に「あれは振ってないでしょう」と不満をにじませ、ネット上にも「手首返ってないのにスイング判定は酷すぎる」、「審判誰だと思ったら誤審で緒方キレさせた奴かよ」と呆れ声が相次いだ。 >>阪神、今岡氏入閣で中村のFA獲得実現?「また不安要素増えた」動向に怯えるロッテファン相次ぐ<< 原口への不可解な判定が物議を醸した山路審判だが、過去には不可解な判定を1度ならず2度連発した上、抗議してきた監督を退場処分としてファンからバッシングを受けたことがある。 騒動が起こったのは、2017年4月19日・広島対DeNA戦。一塁塁審を務めていた山路審判は6回裏1死の場面で、遊ゴロを放つ間に一塁を駆け抜けた広島・田中広輔にアウトをコール。これを受け田中は両手を広げるジェスチャーで不満をあらわにし、後を追うように緒方孝市監督もベンチを飛び出し山路審判に抗議した。 中継では緒方監督の抗議後にリプレー映像が流れたが、田中はDeNA遊撃手・倉本寿彦の送球が一塁手・ロペスの目の前でバウンドした直後の時点でベースに到達していた。ただ、緒方監督は15秒ほどで抗議を終えすぐにベンチに下がるなど、この判定についてはある程度不満は抑えていた。 しかし、この後7回裏2死一、二塁で、山路審判は再び不可解なジャッジを下す。この場面では打席の小窪哲也が高く跳ねる遊ゴロを放つ間に一塁にヘッドスライディングするも、山路審判はアウトと判定。緒方監督は即座にベンチを飛び出し、ものすごい剣幕で何かをまくしたてながら山路審判に接近。場内は大きなどよめきに包まれた。 中継では緒方監督の抗議中、6回裏と同じようにリプレーが流されたが、映像にはロペスの捕球よりも早く小窪の左手がベースに到達する様子がはっきりと映っていた。ただ、山路審判はこのジャッジについて緒方監督から1分半ほど猛抗議を受けたところで、抗議を超える暴言があったとして退場を宣告。場内からはさらにどよめきが起こり、ネット上にも「自分がやらかしたくせにあり得ん」、「ふざけるな! お前が退場せえ!」と批判が殺到した。 緒方監督が現役時代も含め初の退場を食らい、試合も「0-4」で完封負けと踏んだり蹴ったりだった広島。当時はまだリクエスト制度導入前(2018年から導入)だったため、山路審判の不可解判定に“泣き寝入り”を強いられる形となった。 退場処分を受けた緒方監督は一晩で気持ちを切り替えたようで、翌日試合前のメンバー表交換時に、同戦では球審だった山路審判と笑顔を交えながら握手。ただ、同日はNPBコミッショナーが緒方監督に厳重注意、制裁金10万円の処分を科したことを発表した一方、山路審判には特に処分は下らなかったこともあり、場内のファンからはブーイングが上がっていた。 年齢は43歳と審判全体で見ればまだ中堅だが、一部からは「動体視力や判断力が衰え始めているのでは」という指摘も上がっている山路審判。原口への不可解判定も5年前の騒動のように、今後怪しいジャッジが出るたびに蒸し返されることになりそうだ。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2022年10月15日 17時30分
西武、正捕手・森のFA慰留は厳しい? 新天地候補はオリックス・巨人か、今オフ屈指の大物の決断は
クライマックスシリーズから日本シリーズへと盛り上がりを見せるプロ野球。しかし、この時期のもう一つの大きな関心事であるストーブリーグも、すでにその熱は高まり始めている。 今オフ、各球団の多くの主力選手のFA移籍が噂されてきている中で、大きな注目を集めているのが西武の森友哉だ。 今季、プロ9年目で国内FA権を取得、2019年には首位打者、MVPを獲得し打線の軸として、リーグ優勝の原動力となった。正捕手としても西武を支え、攻守で核となりチームを支えた。今シーズンは4月に右手人差し指を負傷し、約2か月の戦線離脱を余儀なくされ、打撃成績も精彩を欠くこととなった。 しかし、現在27歳とプレーヤーとしての成長過程である年齢もあることからも、その価値は揺らいでいない。すでにオリックス、巨人、DeNAなどが候補として有力視されており、特に、リーグ連覇を果たしたオリックスや、「強打の捕手」を求める巨人による獲得競争が予想されている。 球界屈指の打撃センスを誇るキャッチャーであるだけに、環境が変わることでどんなパフォーマンスが見られるか、今後への期待を寄せるファンも少なくない。 一方で、懸念されるのが現所属の西武の弱体化だ。 今季は熾烈を極めたパ・リーグペナントレースで3位に食い込み、3シーズンぶりにクライマックスシリーズ出場を果たすもソフトバンクに連敗を喫し、2022年シーズンの戦いを終えている。 これまで、西武からのFA流出のケースが多いことは周知の事実であり、1993年の制度導入以降、チームの顔となった多くの主力選手がFA宣言により退団してきている。近年では、増田達至や中村剛也などが「宣言残留」を果たしているものの、現在も選手流出というイメージが拭いきれていない。今オフは森に加え、外崎修汰もFAでの移籍が囁かれており、メディアやファンもその動向を注視している。 昨年の最下位からAクラスへと巻き返すこととなった今シーズンだが、6年間指揮を執った辻発彦監督が退任。来季からは松井稼頭央新監督の下、新たにチームが生まれ変わる大きな節目となるシーズンだ。 長年に渡り不動のレギュラーとして「扇の要」を担ってきた森。今オフの主役となるであろう27歳の決断は、復活を期す西武球団の今後を大きく左右するといっても過言では無い。(佐藤文孝)
-
-
スポーツ 2022年10月15日 11時00分
中日・京田に「もう教えるのやめる」立浪監督が強烈発言? 今季最後まで続く冷遇、ファンからは同情も
10日から二軍本拠地・ナゴヤ球場で秋季練習をスタートさせている中日。同日に伝えられた中日のプロ6年目・28歳の京田陽太の“放任”はネット上で話題となった。 立浪監督は同日に応じた取材の中で、秋季練習では京田本人と話し合った上で調整を一任させることにしたと説明。ただ、京田はフェニックス・リーグへの参加を志望していたことが9月末に伝えられていたこともあり、ネット上には「雑に扱うくらいならフェニックス行かせろよ」、「今年の京田は1年通してずっと不遇だな…」といった否定的なコメントがみられた。 >>中日・立浪監督、京田の処遇に批判「嫌がらせだ」 実戦参加希望も無視? 秋季練習後コメントが物議<< 京田はプロ1年目の2017年から正遊撃手として台頭した主力の一人だが、今季は「43試合・.172・3本・8打点」とキャリアワーストの数字で終了。成績だけを見ても散々だが、それ以上に立浪監督から受けた処遇が物議を醸した1年だった。 2022年5月4日・DeNA戦では、試合中の懲罰交代・二軍降格決定が話題となった。京田は同戦前時点で打率「.157」と不振を極めており、迎えた試合も空振り三振、打球後逸と攻守に精彩を欠く。すると、立浪監督から5回表にベンチに下げられると、そのまま名古屋・二軍への強制送還を指示された。 試合後に応じた取材の中でこの処遇を明かした立浪監督は「もう戦う顔をしていないんで外した」と、京田には闘志や覇気が感じられなかったためと説明。さらに、10月2日・広島戦後に行った今季総括の中では「チームを締めるために、刺激を入れるためにも京田をああいう形にした」と、チームの雰囲気を引き締める意味合いも込めていたと明かしている。 8月11日・巨人戦では、本職ではない守備位置で使われた結果、痛恨ミスを犯すという憂き目に遭った。京田はこの日、同僚・滝野要が新型コロナ陽性で抹消されたことにより急きょ二軍から昇格。ただ、本職の遊撃には7月中旬ごろから土田龍空が台頭していたこともあったのか、立浪監督はそれまで一軍では1試合も守ったことがない二塁で京田をスタメン起用した。 ただ、京田は1回表2死三塁で巨人・中田翔のゴロを捕りきれず(記録は中安)タイムリーとしてしまった上、打撃でも「2打数無安打」と振るわず、結局6回裏に代打を出され交代。試合後、立浪監督は「ミスが出たのは自分が二塁で使ったこともある」と京田の二塁起用は采配ミスと認めたが、ぶっつけ起用でこうなることは予測できたはずと不満を抱くファンも少なくなかった。 突然の二塁起用で苦労を強いられた京田は、数日後の同月16日に自身もコロナ陽性が判明し、昇格からわずか5日で抹消と新たな苦境に見舞われる。ただ、この間は「2試合・3打数無安打」と調子の良し悪しを判別できるほど出場機会を与えられたわけではなかったため、回復後は一軍復帰しそれなりにチャンスを与えられるのではという見方も少なくなかった。 ただ、立浪監督は8月16日からシーズン最終戦の10月2日まで京田を一軍に呼ばずシーズンが終了。先の見えない二軍暮らしがモチベーションに影響したのか、この間の京田の二軍成績は「15試合・.180・0本・0打点」とサッパリだった。 「京田を厳しく扱っているとして今季度々物議を醸した立浪監督ですが、元々は素質を高く評価しています。2021年春季キャンプで臨時コーチを務めた際は『今年も京田が2割4分だったら俺もうクビだわ。俺もう人に教えるのやめる』と、冗談交じりではありますが成績次第でキャリアを懸けてもいいという旨を口にし話題に(同年の京田は.257)。就任後も『今うちのチームで143試合、遊撃でずっと試合に出られる体力があるのは京田しかいない』と、今季開幕当初は打率1割台に沈む京田を我慢して起用していました。その後5月から突き放したような起用に一転するわけですが、これは決して京田のことを見限ったわけではなく、何とか奮起してくれないかという期待の裏返しでは」(野球ライター) 今季はほとんどいいところがなかったが、昨季までは打率.250、本塁打4本、打点30~40前後をおおむねキープしていた京田。正遊撃手としての復活を期待するファンは多いが、来季は立浪監督に重用されるような活躍を見せることはできるだろうか。 文 / 柴田雅人
-
スポーツ
ロッテ・井口監督、不振続く平沢に“最後通告”? 来季に期待も「ラストだと思ってやってくれる」本音を漏らしたか
2021年12月21日 20時30分
-
スポーツ
元近鉄・金村氏、阪神・サンズの不正を暴露?「やっと言えるけど」ラジオ出演中の発言が物議、サイン盗み騒動を思い出す声も
2021年12月21日 15時30分
-
スポーツ
阪神・梅野、FA残留はやはり裏目だった?矢野監督がライバル坂本との併用制を継続する狙いは
2021年12月21日 11時00分
-
スポーツ
阪神・佐藤には「何も言わない」新井コーチの暴露に衝撃の声 入団当初から指導は控えていた? 大不振の原因と指摘も
2021年12月20日 20時35分
-
スポーツ
DeNA・三浦監督、今シーズンは「競争が少なかった」? オフの大型補強で戦力アップに期待
2021年12月20日 17時30分
-
スポーツ
中日・立浪新監督の発言に疑問の声「やる前から決めつけるのは違う」 オリ・山本に新球習得は不要? “無双ぶり”から賛成も
2021年12月20日 15時30分
-
スポーツ
広島・鈴木がマイナー行きに? 現地メディアが指摘、交渉遅延がもたらす最悪の事態を本人も危惧か
2021年12月20日 11時05分
-
スポーツ
ヤクルト・村上に「間違いなく俺のこと嫌い」 宮本氏がコーチ時代のスパルタぶりを明かす、素行面にも口を出し猛反発された?
2021年12月19日 11時00分
-
スポーツ
元西武・G.G.佐藤氏、松坂のせいでキャリアが狂った?「お前いい加減にしろ!」監督も激怒、プロ入り直後の大誤算を明かす
2021年12月18日 11時00分
-
スポーツ
元ロッテ里崎智也、「打たなければロッテが優勝」 今年のパリーグの優勝を決定づけたT-岡田のホームランを絶賛
2021年12月17日 23時00分
-
スポーツ
ソフトB・千賀「とんでもない選手になる」 オリ・紅林の覚醒に太鼓判、過去にも突然の“告白”で話題に
2021年12月17日 19時45分
-
スポーツ
ソフトB・和田の更改後コメントに驚きの声「相当なビッグマウス」 史上5人目の快挙達成を宣言、不甲斐ない先発陣への怒りも?
2021年12月17日 15時30分
-
スポーツ
巨人・松原、来季のレギュラーは安泰? 伝統の「9」番継承に安堵の声、「自覚をもって頑張って」前任者も更なる飛躍に期待
2021年12月16日 19時30分
-
スポーツ
DeNA・牧、目標の新人王ゲットならずも特別賞受賞!「来シーズンは優勝目指す」“レコードコレクター”は改めて決意
2021年12月16日 17時30分
-
スポーツ
ヤクルト・村上が柳に「ちょこまかするのやめて」 タイトル表彰式での堂々クレームに驚きの声、来季への撒き餌説も浮上
2021年12月16日 15時30分
-
スポーツ
ソフトB・泉、又吉のFA加入に「うわぁー」 更改後会見で漏らした本音に驚きの声、ブルペン枠争い激化を危惧?
2021年12月15日 19時30分
-
スポーツ
セ・リーグベストナイン、6度目選出のヤクルト山田哲人「来年もプロ野球界が盛り上がる熱い試合をたくさんしたい」
2021年12月15日 17時30分
-
スポーツ
中日球団代表、京田ダウン査定への発言に「過小評価し過ぎ」の声も 規定クリア継続は評価対象外? 今季の低調から納得も
2021年12月15日 15時30分
-
スポーツ
巨人、オリ戦力外打者の獲得検討は“ポスト亀井”のため? リーグ事情に逆行する補強戦略はリスク大か
2021年12月15日 11時20分
特集
-
少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
-
ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
-
-
Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
-
一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
-
株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分