プロ野球
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スポーツ 2022年10月20日 18時30分
DeNA・山下、今季限りで現役引退…個性派の元気者の決意にファン涙
来シーズンの構想外が発表される10月。ファンにとっては毎年つらい知らせが届くこともある時期である。 ベイスターズからも7人の選手が非情宣告を受け、その中には8年目の外野手・山下幸輝の名前も含まれていた。 2015年はルーキーながら開幕一軍キップをつかみ、同期の倉本寿彦と共に開幕スタメンを果たすかと思われるほど評価され、2年目には62試合に出場。勝負強いバッティングとマルチポジションを守れる内野手として期待されていた。18年には5月31日の楽天イーグルス戦で、抑えの切り札・松井裕樹からサヨナラヒットを放ちお立ち台に登場。ヒーローインタビューでは、プロ野球史上でも一番の涙の量と思われる号泣で今でもベイスターズファンの語り草となっているが、19年は一度も一軍に上がることはなかった。 20年には髪を金髪に染め上げるなど心機一転し、ファームで結果を残すと一時期は代打の切り札的存在として活躍。弾ける笑顔、大きな声。打席で喜怒哀楽を前面に押し出し、ピッチャーと対峙する姿は大きなインパクトを残した。しかし直近2年間は思うような結果は残せず、今年は夏場からファームでも出場はなくなる状況だった。 山下は球団を通じて「今シーズン限りで引退することを決断いたしました。横浜DeNA ベイスターズに入団し8年間本当に熱いご声援ありがとうございました。ドラフト会議にて横浜DeNAベイスターズから指名された瞬間は今でも鮮明に覚えています。ファンの皆さまには直接ご挨拶できずに申し訳ない気持ちですが、本当に感謝しています。そして、何より最後まで自分をサポートしてくれた監督、コーチ、球団スタッフ、選手の皆には感謝してもしきれないです」と熱い気持ちをコメント。「これから先の事はまだ決まっていませんが、自分らしく新たな夢に向かって挑戦していきたいと思っていますので、温かく見守っていただけたらうれしい」とあいさつした。 三浦大輔監督も「悩んで悩んで出した結論。一軍でもガッツのある熱いプレーを見せてくれました。次の道でも幸輝らしく頑張ってくれたらなと思います」と第二の人生にエールを送った。 「代打で一軍で一年間!代打で一軍で一年間!」と念仏のように唱えながらティーバッティングを繰り返した秋季キャンプから早一年。その思いは遂げられなかったが、喜怒哀楽を思い切り表現する山下幸輝のプレースタイルは、ファンの心にいつまでも焼き付いている。取材・文・写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2022年10月20日 17時30分
オリックス・マッカーシー帰国で、今季の助っ人外国人野手は全員帰国! 日本シリーズは日本人打線で勝負
オリックス・バファローズは19日、ジョー・マッカーシー外野手が同日、アメリカに帰国したと発表した。マッカーシーはクライマックスシリーズ・ファイナルステージに同行していたが、出場登録はされなかった。 マッカーシーは2015年ドラフト5順目(全体148位)でメジャーリーグのレイズに入団した左投げ左打ちの外野手兼一塁手。2019年からはジャイアンツに所属し、今季はレンジャーズとマイナー契約を結んでいた。メジャーでは通算4試合の出場にとどまり結果は出なかったが、傘下のマイナーリーグでは通算660試合に出場し打率.269、通算45本塁打、246打点、OPS.805をマーク。昨季は3Aで75試合に出場し15本塁打、打率.305、OPS.926の好成績をマークしていた。 福良淳一GMが貧打に悩むチーム事情から「チーム状況を考えたら、やっぱり長打力。ピッチャーが頑張っているときに早めに手を打たないと、というのがあって獲得することにした」と球団が獲得に動いた経緯を説明している。外国人野手は来日2年目のラベロ、新外国人のバレラがいずれも期待に応えられず、その時期に吉田正尚、杉本裕太郎、T-岡田といった日本人の主砲も欠いていたこともあってマッカーシーの長打力に期待していたのだ。 「新しい挑戦にワクワクしている」というマッカーシーは「自分は粘り強いバッターだと思うので、何とか打てるようにしたいのと、あとは守備の方でも貢献できるんじゃないかと思っている」と語り、守備では「レフト、ライト、ファーストは自信がある」と話していたが、59試合に出場し、打率.225、4本、19打点と期待には応えられず。ただ長打力があり足が速いという利点があり、先に帰国した2年目のラベロ、1年目のバレラとは違いクライマックスシリーズ期間中も練習には参加していた。 外国人投手は、セットアッパーとしてハマったワゲスパック、シーズン序盤はセットアッパーとして終盤は先発としてチームに貢献したビドル、シーズン中に159キロをマークしたバルガスは残留しており、野手が全員帰国したことになる。近年のオリックスはなかなか外国人に当たりがないだけに、来シーズンこそは計算できる外国人野手を獲得してもらいたい。 22日から開幕する日本シリーズは日本人打線でヤクルトに挑む。(どら増田 / 写真・Rinco)
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スポーツ 2022年10月20日 14時55分
ソフトB・藤本監督のドラフト方針に「リスク高すぎ」と批判 即戦力投手熱望も、使い物にならずクビの可能性大?
20日に行われるドラフト会議で、内野手のイヒネ・イツア(愛知・誉高校)を1位指名することを公表しているソフトバンク。19日に伝えられた藤本博史監督のコメントがネット上で物議を醸している。 報道によると、藤本監督は同日に行われた球団スカウト会議終了後に取材に対応。その中で、2位以下の指名方針について「投手の即戦力をお願いしました。(先発、中継ぎに)限らず、すぐ一軍で使える投手ですね。そこは前もってお願いしています」と、即戦力投手の確保をフロントに要請していると明かしたという。 今季首位オリックスとゲーム差なしの2位で優勝を逃したソフトバンクは、チーム防御率がリーグ3位(3.07)、先発防御率が同4位(3.28)、救援防御率が同2位(2.72)と投手陣、特に先発陣が振るわず。加えて、今オフは今季まで7年連続2ケタ勝利中のエース・千賀滉大の海外FA権行使・メジャー挑戦が決定的とも伝えられている。 >>ソフトB・甲斐の態度に「一気に嫌いになった」と批判 止まないバッシングに反抗? サヨナラ負け直後の“ガムクチャ”が物議<< 藤本監督のコメントを受け、ネット上には「投手補強は急務だから獲れる限り獲ってほしい」と同調の声が上がったが、中には「即戦力はドラフトよりも助っ人・FA補強で確保した方が確実性高いと思うんだけど」、「公言続出するぐらい不作の年なのにその方針はリスク高すぎだろ」、「無理やり頭数揃えたけど、誰も役に立たず数年で全滅するのがオチでは?」といった否定的なコメントも少なからず見られた。 ソフトバンクはクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ・オリックス戦(10月12~15日)で「1勝4敗」と敗退し今季終戦となったが、翌16日に今オフ大型補強に乗り出す見込みと複数メディアが報道。同日から20日までにロッテ・オスナ、阪神・西勇輝といった他球団主力投手の調査報道もいくつか出ているが、こうした外部補強に注力する方が効果はあるのではと首をかしげているファンもいるようだ。 「今年のドラフトは数カ月前の段階から、例年に比べ指名に値する実績・素質を持つ選手が少ない、いわゆる“不作ドラフト”だと度々報じられています。また、各報道では指名競合を回避するためドラ1を事前公表する球団も相次ぐのでは指摘されていましたが、実際に19日時点では12球団中9球団がドラ1を公表(重複球団はゼロ)。このうち5球団が、一般的に即戦力として扱われる大学・社会人投手をドラ1に選んでいます。ただでさえ即戦力投手の指名候補自体が少ない上、他球団のドラ1公表でさらに選択肢が狭まっているわけですが、こうした状況で即戦力投手を確保しにいくのはかなりの困難も予想されます」(野球ライター) 一部からは「外部補強の見通しが絶望的だからドラフトに頼らざるを得なくなってるのでは?」という見方も上がっているソフトバンク。藤本監督の意向通りに投手を手厚く確保するのか、20日午後5時からのドラフト会議は要注目だ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年10月20日 11時05分
阪神、ドラ1指名最後まで決まらず?「絶対即戦力って気持ちはない」岡田新監督は育成ドラフトを示唆か
10・20ドラフト会議。主役は岡田彰布新監督だ。 19日夕方、中日、東京ヤクルトの順番で1位指名選手が公表された。ドラフト会議前に9球団が1位入札選手名を明かすのは異例のこと。あるスカウトの言葉を借りれば、「今年は即戦力系の選手が少ない」という。どの球団も指名重複による抽選、外れた時のリスクを恐れ、あえて公表することで他球団を牽制し合っているわけだ。 >>阪神・藤浪のメジャー志望、黒幕がいる? 交渉手腕には定評も、移籍可否は西の去就次第か<< 「ドラフト当日に決めるDeNAはともかく、阪神は完全に出遅れてしまいました。岡田監督がスカウト会議に合流したのは19日ですよ。まあ、その前に資料は送られていましたが」(球界関係者) 「補強ポイント」では、意見が別れることはなかったそうだ。1位候補を一本化できなかったのだ。 「右打ちの野手、外野手でなくても良いから将来性の高い選手を獲ろう、と。将来性と言うと高校生をイメージするかもしれませんが、阪神の場合は、そうではないんです。大学、社会人の選手を含めて検討します」(前出・同) 高松商高・浅野翔吾外野手、大阪桐蔭高・松尾汐恩捕手、天理大・友杉篤輝内野手らを軸に当日決定する。 忘れてはならないのが、岡田監督の契約期間。2年契約だ。チーム再建を託されたが、5年連続でのリーグワースト失策数をカウントした守備難と、今季25度の完封負けを喫した打線のテコ入れをするとなれば、当然、即戦力が欲しい。 19日のスカウト会議前、岡田監督は、こう語っている。 「絶対即戦力って気持ちはないんだけど、今年に限ってはね。育てるって意味合いが強くなると思う。そういう選手(の指名)が多くなる可能性はありますね」 また、阪神には“ヘンな伝統”がある。上位指名した高校生野手がチームの中核選手まで育たない、と。確かに、阪神の高校卒の主力バッターがすぐに思い浮かばないが…。 「新庄(剛志=現日本ハム監督)がいるじゃないかって? 彼は5位指名だったし。人気球団だから、1位指名ともなると、精神的にもいろいろと大変なんだと思います」(在阪記者) 将来性の浅野、松尾を指名できたとしても、彼らがトラのヘンな伝統を打破した時に、岡田監督はいないかもしれない。 さらに加えて、「星占いかなんかが良かったら引こうかな(笑)」と取材陣を笑わせていたが、岡田監督も高校卒の上位指名選手がなかなか育たない実情は知っているという。 「チーム改革として、高校卒の野手教育にも着手するつもり」(前出・同) やらなければならないことが山積みだ。 第一次政権で、岡田監督は鳥谷敬を育て上げた。周囲の反対を押し切ってショートのレギュラーポジションを与え、攻守で失敗しても使い続けた。その後、ショート歴代最長のフルイニング出場667試合を打ち立て、長くチームを支えたが、彼は“大学卒入団”である。 「新庄の才能に気づいていた当時の二軍首脳陣が試合で使い続け、試合後も居残り練習をさせていました」(ベテラン記者) “意中の選手”を引き当てた後、岡田監督は鳥谷式で育てるのか、球団主導による新庄型を選択するのか…。岡田監督にとって、今年のドラフトは“見返りの少ないもの”となりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年10月19日 17時30分
オリックスが5年目の西村凌を自由契約! 楽天戦では松井裕樹から決勝打を放ちCS同行も来季契約ならず
オリックス・バファローズは18日、西村凌外野手と来シーズンの契約を結ばないと通告したと発表した。西村は自由契約となる。去就は未定。 今シーズンは8月30日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦(宮城・楽天生命パーク宮城)で、9回2アウト一、二塁の場面で打席に立つと、東北楽天のクローザー松井裕樹から逆転タイムリーツーベースを放ち、チームの勝利に貢献。これが今シーズン初ヒットだったことも話題になった。 西村は決勝打の気持ちについて「ここまで自分の中で悔しい思いもたくさんあったんですけど、チャンスを頂いた中で、なんとか次につないでやるぞという気持ちでしたし、なんとか1本出てくれてよかったです!相手はいい投手なので、甘いところに来たら逃さないようにという思いで打席に立っていました。外野も前に来ていたので、打った瞬間、よっしゃ!と思いましたし、素直にうれしかったです!毎日、毎日が自分にとっては大事な日々なので、引き続き変わらずに全力で頑張っていきたいと思います!」と力強く語っていた。 8月は2試合出場で打率.222、9打数2安打2打点、9月は出場10試合で打率.154、26打数4安打4打点をマーク。外野手が不足していたこともありスタメン起用も多く、もともとキャッチャー出身のため肩も強い。また足も速い選手で守備範囲は広かった。そのため、今シーズンは最終戦まで一軍に同行。クライマックスシリーズでも一軍に同行し、日本シリーズに向けて、17日も京セラドーム大阪で練習する姿が目撃されていた。 ファームでは打率.303、89打数27安打、2本塁打、11打点をマークしている。26歳とまだ若く、本人が現役続行を表明すれば興味を示す球団があるだろう。2017年に社会人野球のSUBARUからオリックスにドラフト5位で入団した西村。5年間で108試合に出場、打率.192、5本、23打点と数字は残せなかったが、長打率は.308をマークしており、失策もルーキーイヤーに2つ記録しただけである。 優勝には欠かせない試合で貢献した選手。新天地での活躍を期待したい。(どら増田)
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スポーツ 2022年10月19日 15時30分
中日・立浪監督、投手ドラ1意向明かし批判「来年も最下位か」 積年の課題解決は絶望的?
20日に予定されるドラフト会議に向け、18日に神宮球場で行われた東都大学野球3試合を視察した中日・立浪和義監督。同日に伝えられたコメントがネット上で物議を醸している。 報道によると、立浪監督は視察終了後に取材に対応したが、その中で「今のところ投手でいきたいなと考えています」と投手をドラフト1位指名する意向を明かす。また、「1番人気は東芝の吉村投手になると思う。ローテーションが担える投手」と、社会人・東芝の吉村貢司郎を最有力候補に挙げたという。 吉村は10月7日に行われた練習試合・ヤクルト戦で「3回無失点・被安打3・7奪三振」と快投を見せたことなどで評価を高めている投手。立浪監督も即戦力投手になれると大きな期待を寄せているようだ。ただ、報道では他球団と競合する可能性も加味し、社会人・鷺宮製作所の小孫竜二、沖縄大の仲地礼亜といった他の有力投手もドラ1候補にリストアップしていることも伝えられている。 >>中日首脳の総括コメントに「誰のせいだ」と批判 貧打に苦しんだ立浪監督を激励、当事者意識ゼロと物議<< 投手確保を最優先とする意向を示した立浪監督だが、ネット上には賛同の声以上に「今のチームにドラ1枠を投手に割く余裕なんかないだろ」、「最優先で必要なのは即戦力投手じゃなくて長打力のある打者では?」、「この調子じゃ来季も貧打地獄継続か…」、「外部補強に目途ついてるのか? そうじゃないのに投手重視なら来年もまた最下位か」といった否定的なコメントが寄せられた。 中日はリーグ5位に終わった昨季、チーム防御率3.22(リーグ1位)、先発防御率3.37(同2位)、救援防御率2.92(同1位)と投手力はリーグトップクラス。一方、野手陣はチーム打率.237(同6位)、得点数405(同6位)、本塁打数69(同6位)と深刻な貧打にあえいだ。 また、最下位に沈んだ今季もチーム防御率(3.28)、先発防御率(3.46)、救援防御率(2.93)がいずれもリーグ2位と投手は奮闘、打線はチーム打率(.247/リーグ4位)、得点数(414得点/同6位)、本塁打数(62本/同6位)全て低迷と“投高打低”はほぼ変わらず。こうした現状の中、なぜ野手ではなく投手をドラ1で取りにいくのかと不満を抱いているファンも少なからずいるようだ。 「中日は打線が振るわなかったことを重く見たのか、昨オフドラフトでは本指名6名中5名が野手でした。迎えた今季はドラ2・鵜飼航丞が一軍で4本塁打と爪痕を残し、現在行われているフェニックスリーグでもドラ1・ブライト健太が3割以上の打率をマークするなど台頭の兆しを見せています。立浪監督はこうした現有戦力が成長すれば貧打解消は十分可能と判断した上で、投手指名で現チームの長所をさらに伸ばそうと画策しているのでは。また、立浪監督は10月11日に球団オーナーに今季終了の報告を行った際、今オフの助っ人野手補強の了解を得たことを明かしたことが伝えられていますが、こうした外部補強にめどが立ったことから投手指名に傾いているという可能性も考えられます」(野球ライター) 「最終的には野手か投手か明日決めます」と、19日に行われる球団編成会議で最終決定を下すという立浪監督。当初の意向通り投手でいくのか、それとも一転して野手ドラ1に切り替えるのかは要注目だ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年10月18日 20時45分
阪神、ロッテ中村のFA獲得は消滅か?「調査結果微妙だったのか」落胆相次ぐ電撃トレードの背景は
16日に岡田彰布新監督が就任会見を行うなど新体制に移行している阪神。18日に球団が発表した補強情報がネット上で話題となっている。 球団公式サイトはこの日、プロ4年目・27歳の齋藤友貴哉、プロ8年目・29歳の江越大賀の2名を日本ハムに放出し、代わりにプロ9年目・27歳の渡邉諒、プロ8年目・26歳の高濱祐仁が加入する交換トレードが成立したことを発表。トレードを伝える報道では右打ちの野手を探していた阪神と、投打に高い潜在能力を誇る選手を欲していた日本ハムの思惑が一致し成立に至ったと伝えられている。 >>阪神、岩貞のFA慰留は絶望的? 昨オフにあった権利行使の前兆は<< 阪神が日本ハムから獲得した渡邉、高濱はどちらも内野手で、渡邉は今季までに「447試合・.257・28本・145打点」、高濱が「128試合・.252・8本・44打点」といった通算成績をマーク。高濱はこれまで規定打席に到達したシーズンはないが、渡邉は2019~2020年に2年連続で規定打席をクリアしており、2019年には11本塁打を放っている。 阪神のトレード発表を受け、ネット上には「右の内野手を一気に2人獲ったのは予想外」と驚きの声が上がったが、中には「内野の2枚獲りは辛い、これで中村のFA獲得はかなり薄くなった」、「2人に罪は無いんだが、中村に比べたら完全に期待外れだ」、「中村に行く気無さそうなのは残念だが…もしかして獲得調査の結果が微妙だったのか?」といった、ロッテのプロ8年目・30歳の中村奨吾を引き合いに出した落胆のコメントも少なからず見られた。 中村は2015年のプロ入りからロッテでプレーし、今季までに「991試合・.255・74本・378打点」をマークしたチームの正二塁手。今季4月に国内FA権を取得しており、18日時点ではまだ権利行使の可否は明らかにしていないが、宣言なら複数球団が獲得に乗り出すのではと動向が注目されている選手だ。 「今季二塁手の最多出場が糸原健斗の63試合とレギュラーが不在の阪神にとって、過去にベストナインを1回(2021)、ゴールデングラブ賞を2回(2018,2021)獲得している中村はうってつけの存在。加えて、地元は阪神のお膝元である兵庫、出身大学は岡田新監督と同じ早稲田大学、2018~2021年にかけ共にロッテで戦った今岡誠氏(元ロッテ一軍ヘッドコーチ)が入閣見込みと阪神とのゆかりも複数あることから、獲得に動くことを期待しているファンも多数いました。ただ、今回二塁も守れる内野手を2名トレード獲得したことにより、中村の獲得に動く可能性はかなり低くなったといえます。水面下で中村の獲得調査を進めるも感触が思わしくなかったことで、二塁手はトレードでまかなう方針にかじを切った可能性もあり得るのでは。また、プロ野球球団にとって最も戦力が補強できる場であるドラフト前にトレードが行われるのは珍しいケースですが、今のうちに二塁のテコ入れにめどをつけておくことで、他ポジション選手の指名を行いやすくしたかったという意図も考えられます」 (野球ライター) ため息をつく阪神ファンが多かったことの表れか、Twitterでは一時「中村奨吾」というワードがトレンド入りした阪神のトレード補強。渡邉、高濱のどちらか、あるいは両方ともブレークすれば“中村待望論”も消えると思われるが、果たして両名は来季以降活躍を見せることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年10月18日 19時30分
ソフトB・藤本監督、柳田への発言に批判「下手したらパワハラ」 昨オフに続き意向を無視? 主将続投熱望も厳しい声
今季「117試合・.275・24本・79打点」といった数字を残したソフトバンク主将でプロ12年目・34歳の柳田悠岐。18日に伝えられた藤本博史監督のコメントがネット上で物議を醸している。 報道によると、藤本監督は所用で本拠地・福岡PayPayドームを訪れた17日に取材に対応したが、その中で「本人は『(来年は)しない』と言っていたけど、説得します」と主将続投を渋っている柳田に説得を試みる意向を明かす。秋季練習初日の24日に予定される面談で打診を行うとした上で、「『うん』と言うまで監督室から出さないから。絶対に『無理です』って言うの分かっているから。そこを何とかね」と何としても続投させたい旨を口にしたという。 >>ソフトB・柳田、三振直後に審判批判?「そんなこと言っていいのか」最終打席で見せた表情が物議<< 主将はグラウンド上でのプレーはもちろん、グラウンド外の言動・練習姿勢でもチームを鼓舞・牽引する重要な役職。ただ、設置がルールで義務付けられているわけではないため、指揮官の意向次第で廃止されるケースもある。ソフトバンクも工藤公康前監督(現野球解説者)が全選手に主将並みの自覚・責任感を持たせることを理由に、2019年シーズンから主将制度を廃止していた。 藤本監督は新指揮官に就任した2021年11月、同年4位に沈んだチームをまとめ上げ牽引する存在が必要として、2022年シーズンからの主将制度の復活と、絶対的主砲・柳田の新主将就任を決断。当時の報道によると、柳田はそれまで主将とは無縁だったことから当初は難色を示したといい、翌12月の契約更改後会見でも「断れなかったです」と渋々主将就任を受け入れたことを明かしていた。 ただ、迎えた2022シーズン、柳田はグラウンド内外で主将の役割を全う。マジック1で迎えた今季最終戦の10月2日・ロッテ戦前には「3時間死ぬ気でやろう。駄目だったら全部俺のせいで、こんなん(キャプテンマーク)破り捨ててやる。俺のせいにしろ。死ぬ気でいくぞ」と同僚に檄を飛ばしたことも話題となった。 しかし、チームはこのロッテ戦を落としオリックスに今季のリーグ優勝をさらわれると、クライマックスシリーズ(CS)・ファイナルステージ(10月12~15日)でもオリックス相手に「1勝4敗」で敗退。この結果に責任を強く感じたのか、柳田はCS敗退が決まった15日の試合後に「力不足は感じた。そういう器じゃなかったかなと感じている」と自らを責めるコメントを残していた。 その柳田の続投を強く望む藤本監督に対し、ネット上には賛同の声が上がったが、それ以上に「本人がしないって言ってるならそれを尊重すべきでは?」、「意向を無視するのはダメ、下手したらパワハラになりかねないぞ」、「就任自体も渋ってたのに、さらに続投ってなったらモチベに関わりかねない」、「続投は考え直すべき、傍から見る限り相当ストレス抱えてそうだったし」といった否定的なコメントも見られた。 「これまでの野球人生で初となる主将の役割を懸命にこなした柳田ですが、慣れない立場でチームを引っ張ることによる重圧・ストレスは大きかったのか、今季は2012年以来10年ぶりに打率.280を割るなどらしくない成績に。また、柳田はプレー中の表情が豊かなことで知られていますが、今季はネット上のファンの間から表情が険しい、暗いという心配の声も少なからず上がっていました」(野球ライター) 「選手がみんな柳田を慕っているからね。ひと言言ったらみんなが『ワーッ』となる」と、一言でチームがまとまるほど人望が厚いことを理由に柳田にこだわっているという藤本監督。少なからず弊害もあった主将の立場を、柳田が来年も務めることは果たしてあるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年10月18日 17時30分
オリックスが増井浩俊を自由契約!「セーブ王」獲得を目標にFA移籍も、先発再転向を経て今季は勝ち星なし
オリックス・バファローズは17日、椋木蓮投手、増井浩俊投手、富山凌雅投手、中村勝投手と来季の契約を結ばないと発表した。トミー・ジョン手術を行った昨年のドラフト1位の椋木と、これからトミー・ジョン手術を受ける富山は育成契約を結ぶ方針。増井と中村は自由契約となる。 北海道日本ハムファイターズから「セーブのタイトルを取るために」2017年オフFA宣言し、オリックスに移籍した増井。2018年シーズンでは、メジャーリーグに移籍した平野佳寿に代わるクローザーとして、63試合に登板。35セーブをマークしたが、タイトルは獲得できず、翌2019年は53試合に登板したが救援失敗も目立つようになり、18セーブ止まり。2020年には4年ぶりに先発に復帰。昨年は13試合に先発も3勝止まり。今季は2試合に先発し、7年ぶりに勝ち星がつかなかった。史上初の12球団からの白星&セーブという記録も交流戦のヤクルト戦で敗れたため達成はならなかった。 しかし、中嶋聡監督が「よく投げました」と評価した試合がある。チームが優勝争いを繰り広げる中、負けられない試合だった9月16日の北海道日本ハムファイターズ戦に先発。「悔いの残らないピッチングをしたい」と話していたベテランは、4回1/3を2失点の内容だった。チームは勝つことができなかったが、初回から150キロのストレートをちゅうちょなく投げ込む姿は、先発モードではなく、かつてのクローザーモード。「こんな大事な最終盤のところで投げさせてもらうので、全部出し切りたい。まさか自分がここで投げさせてもらえるとは思わなかったので、こういう大事なところで使ってもらえることは意気に感じて、ホントに悔いが残らないように、今シーズンの全部を出せるように頑張りたい」と話していた通り、熱のこもったピッチングを見せた。マウンドを降りる増井には多くの拍手がスタンドから送られていた。 今後の去就はまだ分からないが、人格者ということもあり、山本由伸や山岡泰輔、近藤大亮、黒木優太など慕っていた若い選手も多かった。それだけに、他球団が興味を示すのかが注目される。(どら増田)
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スポーツ 2022年10月18日 15時30分
日本ハム・近藤、新庄監督に反発しFA宣言? オリックス・ソフトBが引き抜くか、権利行使報道に早くも諦めの声
今季7月に海外FA権を取得し、今オフの去就が注目されている日本ハムのプロ11年目・29歳の近藤健介。18日、FA権を行使する見込みと報じられた。 近藤は今季最終戦の10月2日・西武戦後の報道では、権利行使の可否について「難しいですね。悩んでいます」と態度を保留したことが伝えられていた。ただ、18日の報道によるとその後熟考を重ねる中で、他球団からの評価を聞いてみたい気持ちが芽生えたという。 近藤はプロ入りした2012年から日本ハムでプレーし、今季までに通算で「1014試合・.307・52本・446打点・1016安打」をマーク。2019~2020年には2年連続で最高出塁率のタイトルを獲得するなど、球界屈指の巧打力・選球眼を持つ打者として名をはせている。 >>日本ハム・近藤、同僚の大ポカに怒り隠せず?「顔怖すぎ」の指摘も、タイムリー潰した守備妨害は試合にも影響か<< 球界ではFA権を行使するも交渉の末に元の球団に残る、いわゆる宣言残留に至る選手も少なからず存在する。ただ、ネット上の日本ハムファンの間では「終わった、行使に踏み切る時点で流出はほぼ確定だ」、「結構な高確率で出ていくだろうな、ハムで宣言残留したケースも最近はほとんどないし」、「勝ちにいかない新庄を見限って勝てる球団に行ってしまうのか」といった、早くも流出を覚悟するコメントが上がっている。 日本ハムはFA制度が球界に導入された1993年オフから2021年オフにかけ、所属選手がFA権を行使したケースが18回(17人)あるが、このうち宣言残留となったのは5回。2004年オフの奈良原浩(現楽天一軍内野守備走塁コーチ)を最後に、翌年以降は10回連続で権利行使選手が他球団へ流出している状況のため、今回の近藤についても悲観的な見方をしているファンは少なくないようだ。 「近藤はこれまでの報道ではチームに愛着を持つ一方、勝利への執念が人一倍強いことが伝えられています。今春キャンプ中には新庄剛志監督が2021年11月の就任会見で『優勝なんか一切めざさない』と宣言したことについて、『矛盾しているが、僕は勝ちたいので勝って笑って終われるシーズンにしたい』と異を唱えたことが伝えられたことも話題となりました。迎えた今季、チームは5位ロッテに9ゲーム差の断トツ最下位と新庄監督の宣言通りの結果となりましたが、これを受けた近藤が来季以降も厳しいと判断し、勝つ確率の高い球団への移籍に傾いたとしてもおかしくはないでしょう。FA報道では既にオリックス(2年連続リーグ優勝中)、ソフトバンク(2017~2020年まで4年連続日本一)といった近年勝っている球団が獲得調査に動いていることも報じられていますが、こうした球団に相応の待遇を用意されると日本ハムとしては太刀打ちできない面もあるのでは」(野球ライター) 報道で新天地候補に挙がっているオリックス、ソフトバンクはどちらも資金力豊富な球団で、近藤の本職である外野のポジションも枠は空けられる状況。近藤としては移籍に向けた障壁はほとんどないといえるが、果たして今オフどのような決断を下すことになるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ
巨人・阿部二軍監督が炎上投手に「全てぶっ壊した」怒りの酷評にファン驚愕! 2021年に頻発、物議を醸した指揮官の試合後コメント
2021年12月30日 11時00分
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スポーツ
楽天選手が先輩に「なんか悪いことしたんか」爆弾発言でスタンド騒然! 2021年物議を醸したプロ野球選手のお立ち台コメント
2021年12月29日 11時00分
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スポーツ
ソフトB・岩嵜の人的移籍、直前に“匂わせ”あった? 公開直後にスピード削除、同期・中村のSNS投稿に憶測の声
2021年12月28日 15時30分
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スポーツ
中日、又吉への慰留資金を出し渋っていた? 球団が苦悩する財政難は人的補償の人選にも影響か
2021年12月28日 11時05分
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スポーツ
悔しい2年間を糧に…! DeNA・佐野が思い描く理想の“キャプテン像"
2021年12月27日 17時35分
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スポーツ
西武・辻監督、平良への発言に疑問の声「不貞腐れるのでは」 守護神続投明言が物議、ブルペン事情から再考求める意見も
2021年12月27日 15時30分
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スポーツ
日本ハム・バーヘイゲン、メジャー流出の危機? 今季負け越しもスカウト陣は“修正能力”を高く評価か
2021年12月27日 11時00分
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スポーツ
日本ハム・上沢、新庄新監督からの“采配依頼”で大ブレーク? 浮き沈みの激しい投球から遂に脱却か
2021年12月25日 17時30分
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スポーツ
西武・源田、エゴサーチで憔悴? プレーにも影響していた“悪癖”、侍ジャパン・井端氏のアドバイスで成績向上か
2021年12月25日 11時00分
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スポーツ
西武・松坂、引退直前の告白に驚きの声 「イチローさんの顔は忘れられない」メジャー初対決での“初球カーブ”を今でも後悔?
2021年12月24日 20時30分
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スポーツ
ソフトB・古谷、窃盗発覚で更なる疑惑も?「いいお兄ちゃんのイメージだったのに」家族愛溢れる有望株の不祥事に衝撃の声
2021年12月24日 19時30分
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スポーツ
ヤクルト・高津監督、“三冠”獲得の村上を酷評?「功労者なのに厳しすぎ」疑問の声、後半戦の伸び悩みに不満か
2021年12月24日 15時30分
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スポーツ
広島・今村の引退はチーム大改革の序章か 他の3連覇メンバーも危うい? 球団フロントが苦悩する深刻な問題とは
2021年12月24日 11時00分
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スポーツ
日本ハム・鶴岡、西川との“不仲説”を完全否定?「あれはコミュニケーション」疑惑動画の真相告白、昨年の暴言騒ぎから疑問も
2021年12月23日 19時30分
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スポーツ
DeNA・今永、舞台挨拶で“投げる哲学者”らしいセリフ連発! ファンの前で来季のリベンジを決意
2021年12月23日 17時30分
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スポーツ
巨人・桑田コーチ、来季守護神に畠を大抜擢? 正守護神残留の裏で浮上するブルペン改革とは
2021年12月23日 11時00分
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スポーツ
ソフトB・松田、中日へ移籍の危機? 球団ワースト級の大減俸で人的流出説浮上、立浪新監督の意向にも合致か
2021年12月22日 15時30分
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芸能ニュース
日本ハム新庄監督「マネージャーがむちゃくちゃ」多忙で愚痴も? ド派手袴でイベント登壇!
2021年12月22日 12時30分
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スポーツ
阪神・藤浪、菅野との合同自主トレで“内角球”復活か 批判浴びるも過去の合体劇とは一味違う?
2021年12月22日 11時40分
特集
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少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
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ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
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Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
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一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
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株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分