ドラマ『半沢直樹』(TBS系)の破竹の勢いが止まらない。第7話(8月30日OA)の世帯平均視聴率が24・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を叩き出し、全7回がすべて世帯視聴率20%超えを記録した。右肩上がりの視聴率と共に急上昇を続けているのが、堺の出演料だ。
「TBSサイドも折れたようです。上層部も仕方がないという声が大半を占めたようで、男優の中で初めて地上波ドラマGP(ゴールデン&プライム帯)枠で1本500万円にランキングされたんです」(事情通)
ちなみに、平成になってから1本500万円超えを達成したのは、『ドクターX』(テレビ朝日系)でお馴染みの米倉涼子1人だけ。
「今回は事務所の意向に応えた形です。シーズン3も含んだギャラ提示なので、TBSとしては決して損な金額になっていないはずです」(芸能プロ関係者)
事実上のギャラトップに躍り出た堺。しかし、堺はドラマ視聴率には一切関心がないという。
「視聴率が20%を超えてもリアクションは同じです。『分かった』の一言だけです。結果を聞いても喜んだりはしない。しかも、演出などの立場あるスタッフにはハッキリモノを言うが、若いADなどに対しては常に低姿勢。しかも、『高視聴率が取れているのは、君たちのおかげだから…』と時間ができると自ら話しかけてくるんです。まるでドラマの半沢が、そのまま堺に乗り移ったのではないかと思ってしまほどなんです」(制作関係者)
最終回まで残すこと3話(コロナ禍で計9話になる可能性もあり)。当然、気になるのは『半沢直樹』シリーズの第3弾の行方だ。そもそも、7年前に放送された『半沢直樹』の第1弾の最終回はハッピーエンドで終わらず、まさかの左遷を言い渡されたところでジ・エンド。今回のシーズ2も似たような大ドンデン返しが待っているという。
「シーズン2の最後ですが、破綻寸前の巨大航空会社・帝国航空の再建を任された半沢を阻もうとする江口のりこ演じる白井国交相に、収賄疑惑と不倫スキャンダルが持ち上がるんです。一気に逆転という運びになる。シーンは変わって銀行頭取室。一瞬、3年後のテロップが入っているので半沢が頭取になったかと錯覚するのですが…。満面に卑屈な笑みを浮かべながら頭取室に入って来たのは、香川照之演じる取締役・大和田です。椅子にふんぞり返ったまま『半沢君、ここに行ってもらうよ。期待しているから』と紙切れを放り投げる。そこには『東都テレビ局に出向を命ず』と記載されているんです」(事情通)
最終回の数字も倍返し?