「フジとしても、石原の主演でこんなにも視聴率が取れないとは思っていなかったはず。当初は15%以上は確実と踏んでいたようです。人当たりのいい石原も、現場で厳しい顔をしているともっぱらです」(テレビ雑誌編集者)
今作に対しての局の力の入れようはハンパではなかった。今年2月、薬剤師にスポット当てた「本邦初のドラマ」として、主演の石原だけを発表。他のキャストは後回しにするなど、「薬剤師・石原」だけを大々的に宣伝し、注目を集めた。
「当初の予定は4月スタート。ところが、コロナ禍で7月開始に変更された。その間も宣伝を繰り返し、“薬剤師の仕事とは何か?”とあおりまくった。しかも、ドラマは院外薬局ではなく、院内薬局を描くというもの。世間一般は院内薬剤師というのは知られていないだけに、いやが上にも盛り上がりました」(芸能ライター)
そんな超期待のドラマだったが、視聴率は裏腹。8月27日放送の第7話までで、二桁だったのは初回と第4話のみ。今のところ平均視聴率は9.7%。10%割れも十分に考えられる。
「内容にリアルさがないんです。みんなが知らない仕事とはいえ、誰が見ても薬剤師の仕事ではないと思う。それほど作りがヒドい」(前出のテレビ雑誌編集者)
主人公の石原は、キャリア8年目の院内薬剤師・葵みどりを演じる。新人薬剤師の相原くるみ役には、女性人気もある元『乃木坂46』の西野七瀬。薬剤部副部長・瀬野章吾役で田中圭も出演している。
「とにかく、あり得ない仕事のオンパレード。葵が相原を連れて、医師のように各ベッドを回診し、薬の状態を聞く。患者の自宅に忍び込み、使用薬を探し回る。意識不明の患者への投薬を、葵が医師に進言する。相原が患者の処方に相談に乗るなど、医師や看護師もゴチャ混ぜにしたような演出なのです。薬剤師が処方薬を決めるなんて絶対にない」(医学系ライター)
ドラマは各メディアでも酷評されており、“本邦初”というのは完全に看板倒れ。あまりに逸脱した行為が目立ち、むしろ薬剤師を貶めていると評判だ。
「もはや数字的にも続編ナシといわれている中、あるウワサが浮上しています。石原も責任を感じているようで、視聴率10%割れとなれば懺悔と出直しの意味で、次こそは“セクシー露出”を覚悟しているとか。大期待をさせて視聴者を裏切ったのですから、自ら責任を取るしかない。人気回復のために“汚名返上”は必須でしょう」(前出の芸能ライター)
モンモンとする我らの下半身に、エロスの処方箋を期待したい。