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各社とも“瀧ルール”が標準になりそうな映画界

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提供:週刊実話

 女優の吉永小百合(75)が主演する映画「いのちの停車場」(来年公開)の撮影現場会見が11日、都内で行われたことを、各スポーツ紙が報じた。

 同作には、今月8日に大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕された伊勢谷友介容疑者(44)が出演。

 伊勢谷容疑者の出演シーンの扱いが注目されたが、製作・配給元である東映の手塚治社長(60)は、同容疑者の出演シーンについてカットせずに公開することを発表。

 その根拠について、「上映は有料であり、鑑賞の意思を持ったお客さまが来場して鑑賞するクローズドなメディア。テレビとは違う」、「作品と個人とは別という見解のもと、作品を守るという判断をした」と説明しという。

 また、吉永は「こういうことを乗り越えて、また、撮影の現場に帰ってきてほしいと今は思います」と心境を明かした。

「菩薩ような吉永さんに心労を与えた伊勢谷容疑者だけに、映画業界からは追放となりそうだ。とはいえ、伊勢谷容疑者が主要キャストで吉永さんとの共演シーンが多かったら、対応は変わっていたかもしれない」(映画業界関係者)

 東映といえば、昨年3月に薬物事件で逮捕されたピエール瀧が出演していた映画「麻雀放浪記2020」を出演シーンをカットせずに予定通りに公開に踏み切った。

「その後、強制性交罪で公判中の新井浩文被告が出演していた『台風家族』も再編集なしで放送。再撮は無駄な経費が発生するし、見たくない人は見なければいいだけなので、今後、各映画会社では“瀧ルール”が標準になりそうだ」(芸能記者)

 映画人たちの「作品に罪はない」という思いがそういう流れにしたかもしれない。

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