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盟主復活となるか 巨人戦ネット契約「5年延長」100億円

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提供:週刊実話

“盟主復活”なるか!?

 スポーツ専門動画配信サービスのDAZNが8月25日、Jリーグと放映権契約を一部変更したと発表した。新型コロナの感染拡大により一部の試合が行われず、中継する側には大きな痛手となっていたが、契約内容を見直したことでJリーグ中継は生き残ったわけだ。しかし、それ以上に衝撃的だったのは、その流れで出たDAZN日本・中村俊社長の言葉。「巨人と5年契約を結び直した」と伝えたのだ――。

「DAZNがプロ野球中継に力を入れ始めたのは、昨年からです。1年契約と聞いていました。新たに5年とは、まさに大型契約と言えるでしょう」(スポーツ紙記者)

 プロ野球の巨人戦中継が視聴率低下を理由に、地上波のゴールデンタイムから消えて久しい。その後、球界全体が巨人人気にぶら下がっていた経緯を反省し、特にパ・リーグが「TV放映料よりもチケット収入」と方向転換を図り、エンターテインメント化に向け様々な経営努力を続けてきた。

「プロ野球中継は、衛星放送で変わりました。『見たい人はお金(契約料)を払って』となったわけですが、衛星放送局の1局が巨人戦中継を独占しているわけではありません。どの球団の中継もそうですが、巨人でいえばCS放送のGタスがあり、ほかにもWOWOW、スポーツ専門チャンネルと契約者数の獲得を争っています」(同)

 DAZNが巨人に支払う配信権料は年間20億円超とも言われている。この収益は対戦する各球団にも振り分けられるはずだが、これが巨人にとって“全国区人気”を取り戻す契機になるかもしれない。

「ネット社会となり、テレビ離れが進んでいます。若者は自分の好きな番組や映画、そして、YouTubeなどをスマホで楽しんでいます」(関係者)

 そんなネット社会を生きる若者の選択肢に、「巨人戦」が加わったようだ。

「巨人が力を入れているのは育成です。育成枠で選手を集めるだけでなく、他球団で素質が花開かなかった選手を覚醒させ、『再生のチーム』になることを目指しています。5年100億円超の新たな資金を元手に、練習環境とスカウト網の拡充を狙うのかもしれません」(同)

 盟主というと、かつては「江川問題」「新リーグ構想」などワガママをゴリ押しするイメージもあった。育成と共存の「新盟主像」を構築できるか。

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