「初回が22%。しかも第2話は、さらにその上をいく22・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。この快挙にTBS局内は、ちょっとしたお祭り騒ぎになりました」(テレビ局関係者)
TBS関係者が歓喜に沸くのも当然だ。当初、某大手広告代理店が実施した調査では、かなりの苦戦が伝えられていたからだ。
「放送から7年も経過している。しかも、コロナで放送が延び延びになり、視聴者をかなり焦らせたことで期待感を削いでしまったんです。おまけに初回放送前に2週に渡って放送された総集編の視聴率は思ったよりも跳ねず、微妙な空気感を醸し出していましたからね」(芸能プロ関係者)
しかし、いざ続編が始まってみれば、いい意味で期待を裏切られることになったのだ。
「東京中央銀行の営業第二部次長から子会社・東京セントラル証券の営業企画部長に転じた半沢直樹(堺)と、同行証券営業部長・伊佐山泰二(市川猿之助)の死闘が実によく描かれている。脇を固める役者も前シリーズと全く同じ顔触れ。これを見ないやつはアホですよ」(他局編成幹部)
そうした中、注目を集めているのが、主役を演じる堺だ。TBSから早速、出演料の改定プランについて申し入れがあったという。
「視聴率20%超えですからね。局としては、堺のやる気と役者魂に一番分かりやすく応えるのがギャラのアップです。現在、1本350万円〜。今回は100万円増しの450万円〜という金額を提示したそうです。当然、シーズン3も俎上に上ります。ここは、ケチるべきではないという上層部の判断です」(制作関係者)
このまま好調が続けば、“ギャラ倍返し”も夢ではなさそうだ。