「各局のジャニ担が顔を合わせると、話題はいつも同じです。『TOKIOの次はどのグループ?』、あるいは『次にジャニーズを飛び出すのは誰?』と言った話です。すべてのテレビ局がGP帯にジャニタレを起用していますから、少しでも情報を早くゲットできれば、スポンサーに対する対応策が取れるんです」(芸能プロ関係者)
ちなみに、ジャニーズ事務所が公式見解として長瀬の独立話をテレビ局に報告したのは、退所がネットで正式発表(7月22日)される2日前。事実を知った編成や営業幹部らは、その場に頭を抱えてしゃがみこんでしまったという。
「スポンサーに対しては、公式報道の前に伝えるのが義務なんです。最悪の場合、数千万円の違約金を課される場合もある。日本テレビなどは手越祐也の独立騒動でペケを喰らっている。『世界の果てまでイッテQ!』は同局の看板コンテンツです。スポンサーは莫大なCM料を支払っている。タレントの独立話を後から聞かされるなんて、絶対にありえないんです」(同)
ここ数年、ジャニーズ事務所からの退所者は後を絶たない。
「2017年にSMAPの香取慎吾、草彅剛、稲垣吾郎ら3人が独立した。翌年9月にはタッキー&翼の今井翼、12月に関ジャニ∞の渋谷すばる。さらに、昨年9月には同じく関ジャニの錦戸亮…そして、今年3月には中居正広が独立している」(放送作家)
そして、6月には前述したNEWSの手越がジャニーズ事務所と袂を分かった。今後も退所予備軍はウジャウジャいるという。
「俳優として国際的な活動を始めた山下智久、関ジャニからはもう1人、大倉忠義。この2名は限りなく危ない」(ジャニーズ事情通)
ジャニーズ事務所に対するテレビ界の不信感も、最高潮に達しているそうだ。
「若手スタッフからは『一つの芸能プロに依存するテレビ制作の在り方を基本から見直すべき』との意見が出ています。何かジャニーズに構造的な歪がでているとしか思えません」(同)
その理由は――。
「ギャラですよ。実はジャニーズで年収2000万円を超えているのは以外にもごくわずか。いまの時代、仮にジャニーズを退所しても、ネットでサロン経営すれば、年収1000万円超えは確実なんです。そのことにジャニタレも気付き始めている」(業界消息筋)
ジャニーズの崩壊は始まったばかり。