目下、その前哨戦と位置付ける『ASIスコットランド女子オープン』(8月13日〜)への参戦準備中だが、彼女がクリアしなければならないのは、新型コロナウイルスの感染防止策だけではないようだ。
「今季、シブコはスイングの軌道をマイナーチェンジして臨んでいます。そのための筋トレも行いましたが、新しいスイングが合わなかったらしく、ここまで微調整を続けてきました。全英の雰囲気に近いスコットランドオープンに出て、現地でいろいろと試してみるつもりなんでしょう」(スポーツ紙記者)
スイングの調整だけではない。“秘密の作戦”も空振りに終わっているという。
「7月の国内ツアー『資生堂アネッサレディス』も中止になりました。昨年、同ツアーを制したシブコは、優勝の副賞として同社の化粧品100万円分を贈られました。それをお母さんや妹にも分けて、大変喜ばれたそうなんです」(同)
今年も“つやつや作戦”と称し、副賞のゲットを狙っていたというのだが、残念ながら大会が中止となってしまったのだ。
「主催者側も、日程を変えるなどギリギリまで調整していましたが、結局は断念せざるを得ませんでした。このことは、前年覇者のシブコにとって“スケジュールだけ押さえられて身動きが取れず、思うような練習ができなかった”ことを意味しています」(専門誌記者)
一方、副賞を分けてもらった妹の暉璃子(アマチュア)も、日本女子オープン出場をかけた地区予選で惜しくも敗退。「シブコの妹」ということで注目され、余計なプレッシャーがかかっていたことは想像がつく。
「世界トップクラスの選手たちが、コロナ禍で今季の主要大会への出場を見送っている。全英でシブコは、前年覇者の上に“数少ないスター”なので、世界中のメディアが注目する。二度目の全英は自分との戦いになりそうです」(同・記者)
妹の二の舞いにならなければいいが…。