「業務提携しているエージェントに、日々、当たり散らしているそうです。『仕事が決まらない? エージェントが手を抜いているからじゃないの?』などと、連日のように責めているのだとか。すでに1人は仕事がきつくて辞めてしまったという話です」(業界事情通)
人気ドラマシリーズ『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』(テレビ朝日系)で平均視聴率20%超えを連発し、周囲の期待に応えてきた米倉。本人も独立を発表すれば、さばききれないほどの出演オファーが殺到すると高をくくっていたようだ。
「企画書を手にしたNHK、日本テレビ、TBS、フジテレビの編成関係者らの行列ができると想定し、マネジャーの人数を増員したそうです。だが、実際のオファーはゼロ件でした」(広告代理店関係者)
なぜ、NHKや民放キー局は米倉をすぐに起用しないのか――。その理由は3つあるという。
「1つは新型コロナによる収録中止と放送延期で、新たな企画は進まないし、決まらないのです。企画が通らない以上、枠も取れない。結果、スポンサーもいないから制作費が出ないのです」(芸能プロ関係者)
皮肉なことに、2つ目の要因は女優としての技量がネックになっているようだ。
「米倉は何をやっても『ドクターX』の大門未知子なんです。米倉が一番恐れていたことが現実になりました」(放送作家)
最後は今や日本一高いギャラだ。コロナ禍でスポンサーが付かない民放局には払えない額なのだ。
「1本500万円。これはあくまでも『ドクターX』価格で、テレ朝だから成立した話なんです。コロナ禍で民放各局はどこも青色吐息の状態。かといって、ギャラ500万円という実績を自ら打ち壊すことはできない。ギャラ=女優のプライド&キャリアだからです」(同・関係者)
あまりにも意外だが“私、失敗しないので”は風前のともしびだ。